「せっかくのゴールデンウィークなのに、また渋滞で半日つぶした…」。そんな苦い経験、毎年繰り返していませんか?混雑している観光地に疲れ果て、帰り道の渋滞でぐったりして、「来年こそは違う旅をしよう」と思いながら結局また同じ失敗をするという、悲しいループにはまり込んでいる方は多いはずです。でも、今年こそ変えられます。車があるなら、むしろ最強です。ちょっとした工夫と、知る人ぞ知る絶景スポットの情報さえあれば、2026年のゴールデンウィークは「人生で一番気持ちよかったドライブ旅」に変わります。
- 2026年GWの渋滞ピークは下り5月2日・上り5月5日に集中するため、出発時刻と日程の工夫だけで劇的に快適度が変わる。
- 車でしか行けない穴場絶景スポットが全国各地に点在しており、定番観光地よりも感動が深く混雑も少ない。
- 地域ごとの走行ルートとスポットを事前に把握して、渋滞を回避しながら最高の景色と体験を楽しめる旅が実現できる。
2026年GW渋滞の全貌と、車旅で賢く立ち回る方法

車の前で困っている人のイメージ
まず正直に言います。2026年のゴールデンウィークは渋滞が例年より深刻になります。NEXCO各社の公式発表によると、GW期間中の10km以上の渋滞発生回数は全国で375回に達する見込みで、前年比でおよそ2割増というデータが出ています。特に下り線のピークは5月2日(土)の朝6時から午後2時ごろ、上り線のピークは5月5日(火)の午後2時から夜8時ごろに集中する予測です。
たとえば、毎年渋滞の常連として名高い中央道・小仏トンネル付近では最大45kmの渋滞が予測されており、通常30分弱で通過できる区間が2時間以上かかるケースもあります。東名高速の大和トンネル付近、関越道の花園インター付近も同様で、下り線では朝6時台から渋滞がスタートします。
ではどうすれば車旅を楽しめるのか?答えはシンプルです。出発は午前6時より前に設定すること、そして移動日をピーク日よりも1〜2日前後にずらすことです。有給を使えない方でも、4月29日(水・祝)の昭和の日を活用して早めに出発し、連休後半を現地でのんびり過ごすプランが効果的です。車なら電車や新幹線と違って自分のタイミングで出発できますし、深夜0時から4時のETC深夜割引を使えば通行料金が30%オフになるというメリットもあります。GW期間中は休日割引こそ適用されませんが、深夜割引は生きているので、この時間帯をうまく使いましょう。
ルート選びにも工夫が必要です。東名高速が混雑しているときは圏央道経由で新東名に接続するルートが渋滞を大幅に回避できると言われています。新東名は設計速度が高く、6車線区間が多いため流れが安定しているのが理由です。中央道を使う場合、上り線は大月から国道20号(甲州街道)に降りるという選択肢も持っておくと心強いです。
北海道・東北エリアで車だからこそ行ける絶景スポット
神威岬(北海道・積丹半島)──積丹ブルーと断崖絶壁の圧倒的コントラスト
北海道でGWに行くなら、まず名前を出したいのが積丹半島の神威岬です。「積丹ブルー」と呼ばれる透明度抜群のエメラルドグリーンの海は、日本国内ではなかなかお目にかかれないレベルの美しさです。断崖絶壁の遊歩道を歩きながら、下に広がる濃いブルーの海を見下ろす体験は、写真や動画では伝えきれない臨場感があります。
GW時期はまだ夏の観光シーズン前。夏場に比べて観光客が格段に少なく、人混みを気にせず自分たちのペースで歩けるのが大きな魅力です。札幌から車で約2時間という距離感も、日帰りドライブにはちょうどよいです。ただし岬先端への遊歩道は風が強い日は通行止めになることもあるので、出発前に現地の気象情報を確認してから向かいましょう。
白金青い池(北海道・美瑛町)──SNS映えを超えた、本物の神秘
美瑛町にある白金青い池は、ミネラル分を含む地下水が作り出す不思議なブルーで知られています。水面に反射する空の色と組み合わさった景色は、同じ場所でも時間帯や天気によって全く違った表情を見せてくれます。GW時期は新緑が芽吹き始め、青と緑のコントラストが美しい季節です。
SNSで有名になったスポットではありますが、早朝や夕方は観光客がぐっと減って静かに景色を楽しめます。車があれば周辺の白ひげの滝や、パッチワークの丘として有名な丘陵地帯をセットで回ることができ、美瑛を一日かけてじっくり満喫するドライブプランが立てやすいです。
安比高原牧場(岩手県)──新緑の絨毯に広がる、のどかすぎる別世界
岩手県の安比高原牧場は、GW頃に牧草が鮮やかな緑に変わり、空と草原と牛たちが織りなす風景は、まるでヨーロッパの田園地帯のようです。牧場体験(乳しぼり・バター作り)ができるので、子ども連れには特に喜ばれます。高原の澄み切った空気を吸いながら、食べ物を持参してのんびりピクニックをするだけでも十分な非日常感があります。
東北自動車道を使えばアクセスしやすく、青森や秋田方面へのドライブ旅の途中に立ち寄るのもおすすめです。
関東・甲信越エリアで感動できる穴場絶景スポット
袋田の滝(茨城県・大子町)──日本三名瀑のひとつを人混みなしで独占する贅沢
栃木の華厳の滝、和歌山の那智の滝と並ぶ日本三名瀑のひとつ、袋田の滝。GW時期は新緑シーズンの真っ盛りで、滝の周囲を囲む木々が生き生きとした緑に染まり、水しぶきとのコントラストが絶品です。観瀑台から見る滝の迫力は、初めて見た人なら思わず声を上げるレベルです。
常磐自動車道経由でアクセスでき、東京方面からなら2時間半ほど。那須や日光に向かう車が多い中、大子町は比較的素通りされるエリアなので、GW中でも混雑感が少ないのが特徴です。観光後は大子温泉で日帰り入浴を楽しめるプランも組みやすく、一日で「滝と温泉」を欲張れる充実コースになります。
高遠城址公園(長野県・伊那市)──桜の名所が新緑の穴場に変わるGWの逆転劇
長野県の高遠城址公園は、桜の名所として全国に知られていますが、花見シーズンが終わったGW頃は打って変わって静かな時期を迎えます。約1,500本のコヒガンザクラが咲き誇った後の公園は、緑の葉が茂り城跡の石垣と組み合わさった風景が美しく、武田信玄ゆかりの歴史をゆっくり感じながら歩けます。
中央自動車道・伊那インターからアクセスでき、桜シーズンに比べて道が格段に空いているのも車旅派には嬉しいポイントです。伊那市街でご当地グルメのローメン(羊肉と太麺のB級グルメ)を食べてから向かうのがツウな楽しみ方です。
養老渓谷(千葉県)──首都圏から90分で別世界の緑と渓流
千葉県の房総半島奥地に広がる養老渓谷は、関東近郊でありながら手つかずの自然が残るドライブスポットです。渓流沿いのハイキングコースを歩くと、しだれる木々のトンネルと清流のせせらぎが五感を癒してくれます。大小の滝が点在し、写真好きならどこで立ち止まってもシャッターを切りたくなるような場所です。
アクアラインと館山自動車道を組み合わせれば首都圏から約90分でアクセス可能。渋滞を早朝に回避して出発すれば、午前中には現地でのんびりハイキングを楽しめます。周辺に温泉施設もあるので、散策後の疲れをその場で流して帰れるのも魅力です。
市貝町芝ざくら公園(栃木県)──28万株のピンクの絨毯が広がる驚きの絶景
栃木県芳賀郡にある市貝町芝ざくら公園は、4月中旬から5月上旬にかけて約18,000平方メートルの敷地を28万株もの芝ざくらが覆う、圧倒的なスケールの絶景スポットです。赤・ピンク・白・紫と色とりどりの芝ざくらが丘一面に広がる景色は、初めて目にした人なら必ず「え、ここ本当に日本?」と言いたくなる光景です。
那須や日光に比べると知名度が一段低いため、GW中でも比較的静かに楽しめます。北関東自動車道を使えばアクセスもスムーズで、GW前半(4月29日〜5月1日)に出発できる方は特におすすめです。
関西・中部エリアで車旅ならではの感動を味わえる場所
南紀白浜(和歌山県)──関西の隠れリゾートで青い海と温泉の最強コラボ
和歌山県の南紀白浜は、関西からの車旅で一番「来てよかった」と思える場所のひとつです。白良浜の白い砂浜と透明度の高い海は、本州にあると信じがたいほどきれいで、沖縄に行けない人でも十分に感動できます。シュノーケリングや磯遊びはもちろん、崎の湯(千畳敷の崖上にある露天風呂)など太平洋を眺めながら入る温泉が複数あり、景色と温泉を同時に楽しめるのは白浜ならではの体験です。
阪和自動車道を使えば大阪方面から2時間強でアクセスでき、近くにはアドベンチャーワールドもあるので家族連れにも最適なドライブ旅先です。GW中は人気がありますが、白良浜以外の穴場ビーチも点在しているので、少し調べるだけでプライベート感の高い海を見つけられます。
ブルーメの丘(滋賀県)──ヨーロッパの農村に迷い込んだような体験型テーマパーク
滋賀県のブルーメの丘は、酪農テーマの体験型農業公園です。GW時期はバラやチューリップが見頃を迎え、花畑と牧場が組み合わさった風景がヨーロッパの農村そのものです。野菜の収穫体験、バギー、ゴーカート、トランポリンなど体験コンテンツが豊富で、小さな子どもでも大人でも飽きずに一日過ごせます。
USJや京都の定番観光地と比べると、GW中でもゆったりとした雰囲気が保たれているのが最大の特徴です。名神高速・竜王インターから近く、琵琶湖観光や信楽焼めぐりとのセットドライブコースとしても組み合わせやすい場所です。
御輿来海岸(熊本県・宇土市)──干潮時に現れる砂のアート、夕暮れの黄金色が絶景
熊本県の御輿来海岸(おこしきかいがん)は、干潮時に砂浜に自然が描く波紋のような砂紋が広がることで知られる神秘的なスポットです。夕暮れ時には金色の光が砂紋に反射して、まるで別の惑星にいるような幻想的な風景が広がります。地元の写真愛好家やカメラマンが集まるほどの絶景ですが、観光地として大々的に宣伝されていないため、全国区の知名度はまだ高くありません。
熊本市内から車で約30分という近さで、干潮のタイミングと夕陽の時刻を事前に確認してから訪れるのがポイントです。近くに新鮮な魚介類が楽しめる食堂もあるので、潮干狩りと海鮮料理をセットにした一日旅にもなります。
車中泊派・長距離ドライブ派が知っておくべき必須テクニック
道の駅を戦略的に使いこなす
車旅の強みのひとつが、全国の道の駅をフル活用できることです。道の駅は単なるトイレ休憩の場所ではなく、地元の新鮮野菜や特産品が格安で買えるスーパーであり、その地域の食文化を手軽に体験できる場所でもあります。GW期間中は多くの道の駅でイベントや地元グルメの屋台が出ることもあり、立ち寄るだけで旅の満足度が上がります。
車中泊を検討している方には、RVパーク(有料の車中泊施設)やオートキャンプ場との組み合わせがおすすめです。道の駅での車中泊はマナーやルールの問題もあるので、専用施設を使うことで安心して眠れる環境を確保できます。
出発前に必ずチェックすべき3つのアプリ
快適な車旅のために出発前に準備しておきたいのは、情報収集ツールです。渋滞リアルタイム情報はNEXCOの公式アプリ「ドラぷら」が最も精度が高く、10分単位で渋滞状況が更新されます。ナビには最新の地図データを使い、SA・PAの混雑状況や駐車場の空き情報も確認できるものを選びましょう。また、天気予報は1時間単位の精度が高い「ウェザーニュース」など専門アプリで確認し、突然の雨や強風によるスポットの通行止め情報にも備えておくことが大切です。
SA・PAの賢い活用と「渋滞中の過ごし方」を事前に準備する
渋滞が発生した時の車内の快適さは、旅全体の満足度に直結します。タブレットに動画をダウンロードしておく、子どもが飽きないよう1時間ごとに楽しみを用意する、腰への負担を減らすドライバー用クッションを用意するなど、渋滞を想定した準備が旅を救います。渋滞中に無理をして運転し続けるより、早めにSA・PAに入って休憩するほうが結果的に早く目的地に着けるというのは経験者が口を揃えて言うことです。
GWに車で行ける絶景スポット・日本旅行に関するよくある疑問
2026年のGWは何連休になるの?
2026年のゴールデンウィークは、5月2日(土)から5月6日(水・振替休日)までの5連休がメインです。4月29日(水・祝)の昭和の日も祝日ですが、4月30日と5月1日は平日のため、ここに有給休暇を取得できれば4月29日から5月6日までの最大8連休も実現できます。さらに5月7日(木)・8日(金)も有休を取れれば、土日と合わせて最大10連休になるカレンダー配置です。
車でGWに出発するなら一番おすすめの日時は?
最もおすすめなのは、5月1日(金)の深夜から早朝に出発するパターンです。5月2日の朝6時以降から渋滞が始まるため、深夜0時〜4時のETC深夜割引を活用しながら移動すれば、渋滞を回避しつつ高速料金も30%オフになります。有給が取れない場合は、5月2日の早朝5時台出発が現実的な次善策です。帰路は5月5日のピーク(午後2時〜夜8時)を避けて、5月6日の午前中に帰宅するか、あるいは5月4日の夕方前に帰路につくと比較的スムーズです。
車中泊をする場合、どこで泊まればいい?
専用施設としてRVパークやオートキャンプ場がおすすめです。RVパークは全国各地に整備されており、電源や水道が使えるところも多く、トイレの心配もいりません。道の駅での車中泊は禁止されているわけではありませんが、深夜のアイドリングや早朝のエンジン音など周辺への配慮が必要です。GW期間中は人気のRVパークやキャンプ場がすぐ埋まるので、今すぐ予約サイトで空きを確認することをおすすめします。
関東近郊で日帰り車旅に向いている絶景スポットは?
関東から日帰りで行ける車旅の穴場として特におすすめなのが、茨城の袋田の滝(常磐道経由で約2時間)、千葉の養老渓谷(アクアライン経由で約90分)、栃木の市貝町芝ざくら公園(北関東道経由で約1時間半)です。いずれも電車でのアクセスが不便なため、車で行く価値が特に高いスポットです。早朝出発で午前中に現地着、午後は現地でゆっくりして夕方に帰宅するプランが渋滞回避的にも最適です。
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近場の駐車場が満車だったらどうする?
車で行くときは、駐車場をどこにするか問題が常に付きまといます。
特に観光地や有名な場所ほど目的地に近い駐車場が限られています。なので、大体「満車」になっています。
せっかく来たのに、駐車場探すだけで20分や30分も時間を費やすのは時間がもったいないですよね?
そんなときは事前予約型の駐車サービスで確保しておくと、現地で焦る心配もありませんし、気持ちの余裕が生まれてより楽しい時間を過ごすことができます。
「akippa
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」など、スマートフォンから簡単に駐車場を予約できるサービスがあります。月極駐車場や個人の駐車スペースを手頃な価格で利用できるほか、コインパーキングの相場よりも安い駐車場が見つかるかもしれません。事前に予約すれば、駐車場の空き状況を心配せず、スムーズに目的地へ向かえるでしょう。
まとめ
2026年のゴールデンウィークを制するカギは、情報とタイミングの掌握にあります。渋滞のピーク日と時間帯を把握した上で、出発を朝6時前に設定するか、深夜の早朝移動を選ぶだけで、今年のGWは別物の旅になります。そして、定番の観光地から少し視点をずらすと、日本にはまだまだ素晴らしい絶景が眠っています。積丹の神威岬、茨城の袋田の滝、熊本の御輿来海岸、栃木の芝ざくら公園──これらはどれも、車があるからこそたどり着ける場所であり、初めて目にした瞬間の感動は保証します。
旅は計画8割、当日2割です。今日のうちに出発日・出発時刻・ルート・宿の予約を固めてしまえば、あとは当日を楽しみに待つだけです。宿泊施設は人気エリアの少し外側を狙うと空きが見つかりやすく、費用も抑えられます。ゴールデンウィークに車で行ける日本の絶景は、渋滞に怯えている人の手には届かず、準備している人だけのものです。ぜひ今年は、その「準備している人」の側に立って、最高のドライブ旅を楽しんでください。


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