自動車のフロントガラスにひびが入ってしまったとき、どんな対応が必要なのでしょうか?実は、ひび割れが軽微なものであっても放置しておくと、思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。この記事では、フロントガラスのひび割れに関する疑問に現役整備士が詳細にお答えし、どのタイミングで修理すべきか、修理費用の目安、DIY修理が可能かどうか、車両保険の活用方法までを徹底的に解説します。
フロントガラスにひびが入る原因とは?予防策も徹底解説

車について疑問を持っている人のイメージ
フロントガラスにひびが入る原因としては、主に外部からの衝撃が挙げられます。代表的なものは飛び石です。しかし、その他にも日常的な使用による注意不足や車両の不具合によってひびが生じることもあります。ひび割れの原因を理解し、事前に予防策を講じることが大切です。
飛び石による衝撃
飛び石は、道路に落ちている小石が車の走行中に跳ね上がり、フロントガラスに衝突することでひびが入ることが多いです。特に、高速道路や舗装が荒れた道を走行中に発生しやすく、ちょっとした小石でもガラスにひびを入れることがあります。
誤ったメンテナンスによるひび割れ
ワイパーゴムを交換する際に、誤ってワイパーアームでフロントガラスを叩いてしまうことがあります。このような場合、ガラスに小さなひびが入り、気づかないうちに広がってしまうこともあります。また、車両の部品の誤組み付けや、事故による車体の歪みもひび割れの原因となります。
ひびを予防するためのポイント
ひびを未然に防ぐためには、以下のポイントを守りましょう。
- 飛び石のリスクを避けるため、車間距離を十分に確保する。
- 荒れた道路や高速道路走行時には特に注意する。
- ワイパーゴムの交換作業時は、ガラスに無理な力を加えない。
- 定期的な車両メンテナンスで、ガラス周辺の部品の点検を行う。
ひび割れが発生した場合の対処法と修理方法
フロントガラスにひびが入った際、まずは修理の方法とタイミングを考える必要があります。軽度なひびであれば、急いで修理をしなくても大丈夫なこともありますが、大きなひびや走行に影響が出そうな場合は早急に対応するべきです。
走行に支障のないひびの場合
指先ほどの小さなひびが入った場合、走行しても大きな問題はありませんが、そのまま放置していると徐々にひびが広がる恐れがあります。特に、ガラスに強い風圧が加わる高速道路や悪路を走ると、ひびが拡大しやすくなります。こうした場合、ひび割れを防止するために応急処置を施すと良いでしょう。
応急処置としてのセロハンテープ
簡単な応急処置として、ひび割れ部分にセロハンテープを貼る方法があります。これにより、ひびに水や汚れが入るのを防ぎ、修理作業がスムーズに進むようになります。特にガラス専用の補修テープを使用することをおすすめしますが、一般的なセロハンテープでも十分効果的です。
自分で修理するか、業者に依頼するか
ひびの状態が軽度であれば、自分で修理キットを使用して修理を試みることができます。しかし、自分で修理した場合、後でプロによる修理ができなくなる可能性があるため、慎重に行動しましょう。自分で修理ができない場合やひびが大きい場合には、業者に依頼する必要があります。
フロントガラスの修理にかかる費用の目安
フロントガラスの修理にかかる費用は、ガラスの種類や車種、修理の方法によって異なります。大体の目安を把握しておくことは、安心して修理を依頼するために重要です。
修理費用の目安
軽度なひびの修理であれば、ガラスリペアキットを使用して自分で修理する場合、数千円程度で済みます。しかし、業者に依頼した場合、修理費用はおおよそ1万円前後が一般的です。ガラスの交換が必要になる場合は、車の種類やガラスの仕様に応じて10万円以上かかることもあります。
車両保険の利用について
フロントガラスのひび割れ修理に車両保険を使用することも可能ですが、免責金額が発生したり、保険等級が下がることがあります。保険を利用する前に、保険代理店や整備工場に相談し、保険料や費用に与える影響を十分に考慮することをおすすめします。
車検に通るかどうかは?フロントガラスのひび割れが問題になるケース
フロントガラスにひびが入った状態で車検を受けると、視界が妨げられることや安全性が損なわれる可能性があるため、車検に通らないことがあります。具体的な基準は明確ではありませんが、通常は500円玉以上の大きさのひびがある場合、車検には通らないと考えるべきです。
車検基準に関する注意点
車検では、フロントガラスのひび割れが運転者の視界を妨げる場合、通過しません。ひびが小さい場合でも、修理をしていないと車検に通らない場合があります。車検を受ける前に、整備工場でひび割れの状態をチェックしてもらい、修理が必要かどうかを判断してもらうことをおすすめします。
よくある質問
フロントガラスにひびが入った場合、修理しなくても問題ないのはどれくらいの大きさのひびまでですか?
一般的に、ひびが指先程度の小さなものであれば、走行に支障をきたすことはありません。ただし、長期間放置するとひびが広がりやすくなるので、早めに修理することが重要です。
自分で修理をする場合、どのようなリスクがありますか?
自分で修理する場合、修理箇所が後で業者に修理できない状態になることがあります。また、補修液が正しく塗布されなかったり、作業を間違えることでひびが広がる恐れもあるため、注意が必要です。
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まとめ
フロントガラスにひびが入った場合、まずはその状態を正確に把握し、適切な対処をすることが重要です。軽度のひびであれば、自分で修理を試みることができますが、大きなひびや走行に支障が出る場合は、業者に依頼することをおすすめします。また、車両保険を使用する際には、その影響を考慮し、適切に判断することが大切です。車検に通るかどうかも含めて、早めの対処がトラブルを防ぐ鍵となります。
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