冬の車中泊を快適に過ごすための最大の課題は「寒さ対策」です。外気温が氷点下に達する冬季の車内では、適切な保温対策を講じないと、夜間に車内が凍りつくような寒さになり、快適どころか命の危険を感じることもあります。これから紹介する7つの保温対策を実践すれば、車中泊初心者でも快適に眠れる冬の夜を迎えることができます。この記事では、特に「簡単に手に入るアイテム」や「実践的で効果的な方法」を紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてください!
車中泊の寒さ対策はなぜ重要なのか?

車中泊のイメージ
冬の車中泊で最も気をつけるべきは、車内の温度低下です。エンジンを切ると車内温度は一気に外気温に近づき、寝ている間に冷え込んでしまいます。特に注意すべきなのは、長時間車内にいると、低体温症や凍傷といった命に関わる危険が伴うことです。
例えば、JAFが長野県で行った調査によると、23時に車内温度25℃でエンジンを切った場合、翌朝7時には車内温度が-7℃にまで下がったとのこと。外の寒さがどれほど強いかがよくわかります。だからこそ、事前の準備と対策が欠かせません。
冬の車中泊に必須の7つの寒さ対策
寒さ対策は窓の断熱から始め、服装や車内の設備にまで幅広く対策を施す必要があります。それでは、どんな方法があるのか一つずつ紹介していきましょう。
窓ガラスの断熱で冷気をシャットアウト
車内に侵入する冷気の多くは窓ガラスからです。冷気が車内に入るのを防ぐために、まず窓ガラスをしっかりと断熱しましょう。特におすすめなのは、断熱シートやアルミシートを使って窓ガラスを覆う方法です。これらは100均でも手に入り、コストを抑えながらも十分な効果を発揮します。
足元から冷気が上がるのを防ぐ
ミニバンやワンボックス車の場合、特にスライドドア周辺から冷気が入りやすいです。ビニール袋やダウンジャケットをステップ部分に詰め込むだけで、冷気を遮断できます。ちょっとした工夫で、体感温度は大きく変わりますよ。
車内の底冷えを防ぐための厚手マット
床部分の冷気は思った以上に冷たいものです。車内で寝るときには厚手のマットを敷くことが非常に重要です。インフレーターマットやエアマットなど、キャンプ用品の中でも断熱性の高いアイテムを選びましょう。これで底冷えを防ぎ、質の良い睡眠を確保できます。
車内の温度を保つための暖房機器
車内で暖房を使いたい場合、エンジンを切っていても使える暖房機器を準備しましょう。例えば、ポータブルエアコンやシートヒーターなどのアイテムは、エンジンをかけずに車内を暖めることができます。特にポータブルエアコンは、寒い地域での車中泊には非常に重宝します。
服装はレイヤリングで体温調整
冬の車中泊で大切なのは、着るものを工夫することです。特に「レイヤリング(重ね着)」が重要です。3層に分けて着ることで、体温調整が簡単になります。また、首・手首・足首などの「3つの首」を温めることで、全身が暖かく感じられます。特にネックウォーマーや手袋、厚手の靴下は必須です。
暖かい食事と飲み物で体を温める
食事や飲み物も車中泊における寒さ対策には欠かせません。鍋料理やスープ料理など、温かい料理を摂ることで体の芯から温まります。さらに、ホットドリンクを頻繁に飲むことも大切です。コーヒーや紅茶、ココアなど、飲んだ瞬間に温まるものを選びましょう。
寝袋と布団の使い分け
冬の車中泊で最も重要なのは、寝袋の選び方です。特に寒冷地では、快適使用温度が低いタイプの寝袋を選ぶことをおすすめします。布団では冷気が隙間から侵入しやすいため、寝袋の方が断然優れています。ファスナーで温度調整ができるものを選べば、温度調整もしやすく、快適な睡眠を取ることができます。
車中泊保温に関する疑問解決
車中泊で暖房をつけっぱなしにしても問題ないか?
暖房をつけたまま寝るのは危険です。エンジンを切ってアイドリングを続けると、バッテリーが上がる可能性があります。また、車のマフラーが雪で覆われると、排気ガスが車内に逆流してしまうことがあり、一酸化炭素中毒を引き起こす危険もあります。暖房は使用せず、他の寒さ対策を施した方が安全です。
結露が発生しないようにするには?
車内が温かくなると、外気との温度差で結露が発生することがあります。結露を防ぐためには、エアコンの外気導入モードを使い、湿気を外に逃がすことが効果的です。また、ヒーターを稼働させて乾燥した暖かい空気を車内に送ることで、結露の発生を最小限に抑えることができます。
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まとめ
冬の車中泊を快適に過ごすための「保温対策」は、窓ガラスの断熱から始め、足元や床、寝袋に至るまで、隙間なく対策を施すことが重要です。服装や食事、寝具にも工夫を凝らし、寒さをシャットアウトする準備をしっかりと行いましょう。これらの対策を実践すれば、冬の車中泊も快適に楽しむことができます。
寒さ対策を忘れず、心も体も暖かく、冬の車中泊を満喫してください!
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