冬の車中泊は、しっかり準備しておかないと命に関わる危険が潜んでいます。寒さ対策を怠ると、どんなに便利な車であっても思わぬトラブルに見舞われることも。寒さが身にしみる冬の夜、快適に過ごすためには、どんなポイントに気を付ければ良いのでしょうか?今回は、車中泊初心者でもすぐ実践できる「冬の車中泊で気を付けるべき8つのポイント」をお伝えします。これで安心して冬の車中泊を楽しむ準備が整うはずです!
車内の断熱対策が命!冷気の侵入を防ぐ

車中泊のイメージ
冬の車中泊で最も重要なのは、まず車内を暖かく保つことです。外気温がマイナスになっている場合、車内の冷気を防ぐための断熱対策が必要不可欠です。これを怠ると、車内に冷気が入り込み、寝袋も結露で冷たくなり、体温が奪われてしまいます。
断熱対策としては以下を試してみましょう
- 窓に断熱シートを貼ることで、外気の冷たさをシャットアウトします。
- サンシェードやカーテンを使って車内の温度調節を行います。
- 車内にエアマットを敷くことで、床からの冷気を防げます。
服装のレイヤリングで寒さを防ぐ
寒さを感じたときに最も効果的なのは、服の重ね着です。車内での寝袋だけに頼っていては、寒さがひどくなったときに対処できません。体温を保つためには、服装のレイヤリングが重要です。
服装のレイヤリングで暖かさをキープする方法
- 肌に直接触れる部分は、速乾性のあるインナーを着る。
- 保温性の高いフリースやダウンジャケットを上に重ねる。
- 寒さが厳しい場合は、ネックウォーマーや手袋も活用して体温を逃がさないようにする。
車のエンジンをつけっぱなしにしない
冬の車中泊で避けたい最も危険なポイントの一つが、車のエンジンをつけっぱなしにすることです。車のエンジンをかけていると暖かく感じますが、実は排気ガスを車内に充満させてしまうリスクがあるため、大変危険です。
車中泊中のエンジン使用の危険性
- アイドリングでの車内温度管理は排気ガス中毒の原因になる。
- 雪や葉っぱで排気口が塞がれると、排気ガスが車内に逆流し、命の危険を伴うことがある。
- 静かなキャンプ場では、車のエンジン音が他のキャンパーに迷惑をかける場合も。
寝袋は冬用を選ぶ!3シーズン用では寒すぎる
冬の車中泊において、寝袋の選び方も非常に重要です。寒さに耐えられる寝袋を選ばなければ、寒さで寝られなくなり、体温が奪われる危険があります。
寝袋選びで気を付けるポイント
- 冬用の寝袋は最低温度設定をチェック。-10度やそれ以下に対応しているものを選ぶ。
- 寝袋の内側に暖かい衣類を着込んで、体温が逃げないようにする。
- 寝袋の下にエアマットや銀マットを敷くことで、地面からの冷気を防ぐ。
車内換気をしっかり行う
冬の寒さをしのぐために窓を完全に閉め切ってしまうことが多いですが、換気をしないと車内が湿気で充満し、結露やカビの原因になります。特に寝袋が湿ってしまうと、寒さで眠れなくなり、体調を崩す可能性もあります。
換気の重要性とその方法
- 車内の湿気を逃がすために、窓を少し開けて換気を行う。
- 換気をすることで、結露を防ぎ、寝袋や衣類が乾きやすくなる。
- 車のドアに換気用のネットをつけて、外からの冷気を防ぎつつ換気をする。
食材や飲み物の凍結対策
冬の車中泊では、食材や飲み物が凍ってしまうことがあります。特に飲み物や冷蔵が必要な食材は、外の冷たい空気にさらされるとあっという間に凍結してしまうので、保温や凍結防止の対策をしておくことが重要です。
食材を凍らせないためのポイント
- クーラーボックスを使う際は、寒さ対策として断熱材を追加する。
- 食材を新聞紙などで包み、保温効果を高める。
- 水分が凍らないように、あらかじめ暖かい場所に保管するか、ヒーターで温めておく。
ストーブを使用する際の注意点
車中泊の際に使うストーブは、使用方法を誤ると一酸化炭素中毒や火災の原因になりかねません。安全に使用するためには、換気をしっかりと行うこと、使用後は必ず消火することが大切です。
ストーブ使用時の安全対策
- ストーブの使用中は換気を必ず行い、酸素不足を防ぐ。
- 車内で使用するストーブは必ず一酸化炭素警報器を設置する。
- ストーブが倒れないように、安全な場所に設置する。
バッテリー切れを防ぐための対策
冬の車中泊では、寒さで車のバッテリーが上がってしまうことがあります。これを防ぐためには、事前にバッテリーの状態を確認し、予備のバッテリーやジャンプスターターを用意しておくと安心です。
バッテリー切れを防ぐためのポイント
- 車を使用しない時は、バッテリーが消耗しないようにしっかり管理する。
- 予備のバッテリーを携帯しておくことで、万が一の時にも対応できる。
- 車内での使用機器(ライトや電子機器)は必要最低限に抑える。
よくある質問
Q1: 車中泊中、車のエンジンをつけっぱなしにしても大丈夫ですか?
車のエンジンをつけっぱなしにするのは危険です。排気ガス中毒のリスクがあるため、エンジンは切り、他の暖房方法を利用しましょう。
Q2: 車中泊の際、寝袋はどんなものを選べば良いですか?
冬の車中泊には、-10度以下に対応した冬用の寝袋が必要です。寒さ対策として、寝袋の下にエアマットや銀マットを使用することもおすすめです。
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まとめ
冬の車中泊は、しっかりと準備をしておけば、寒さをしのぎながら快適に過ごすことができます。しかし、少しの油断が命に関わることもあるので、事前に注意すべきポイントをしっかりと押さえておきましょう。快適で安全な冬の車中泊を楽しむためには、適切な装備と準備が必要です。寒さに備えて、しっかりと対策をして、冬の車中泊を満喫してください!


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