車中泊は旅の新たな楽しみ方として人気を集めていますが、意外にも多くのトラブルや危険が潜んでいることを知っている人は少ないかもしれません。旅行費用を抑え、自由な時間を楽しむために車中泊を選ぶ人が増えている一方で、その安全性には十分な注意が必要です。
この記事では、車中泊中に発生する可能性のある7つの危険なトラブルと、それらを回避し、安全に車中泊を楽しむための方法について解説します。これを読めば、車中泊をもっと快適に、安心して楽しむためのコツがわかります。
車中泊に潜む7つの危険とは?

車中泊の法律やマナーのイメージ
車中泊は一見、快適で便利な旅行方法に思えますが、実際には危険がいっぱいです。知らずに事故やトラブルに巻き込まれてしまわないために、どんなリスクがあるのかを事前に知っておくことが重要です。以下の7つの危険について、順に見ていきましょう。
エコノミークラス症候群のリスク
車中泊の際、長時間同じ姿勢でいることが多く、体が圧迫されたり、血流が悪くなったりすることがあります。これにより、エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)が発症することがあります。特に狭いスペースで寝ていると、血液の循環が悪化し、最悪の場合、命に関わる危険もあります。
一酸化炭素中毒の恐れ
寒い季節に車中泊をする際、エンジンをかけて暖房を使うことがありますが、その際に注意したいのが「一酸化炭素中毒」です。車の排気ガスは臭いがなく、知らぬ間に車内に充満することがあります。これにより、酸素が不足し、意識を失うことも。特に雪の降る地域では、マフラーが雪に覆われることで排気ガスが逆流しやすくなりますので、絶対にエンジンをかけっぱなしにしないようにしましょう。
車内の熱中症
車中泊をする際に注意すべきもう一つの危険が熱中症です。夏場に窓を閉め切ったまま車中泊をすると、車内がサウナのように暑くなり、熱中症を引き起こす原因になります。特に夜間でも気温が高くなることがあるため、十分に換気を行い、クーラーや扇風機を活用することが大切です。
防犯対策を怠ると盗難に遭う
車中泊中は、ドアをロックして窓を閉め切ることが基本ですが、ちょっとした不注意で盗難に遭うこともあります。貴重品を車内に放置しておくことは、盗難を招く原因となります。特に夜間や車を離れている間に、窓から見える場所に財布やバッグを置くことは避けましょう。
不審者によるトラブル
夜間に車中泊をしていると、不審者が近づいてくることがあります。特に女性の場合、車上荒らしやのぞきなどの被害に遭うことが多いため、十分な防犯対策が求められます。車中泊をする場所は人目がある場所や街灯がしっかりと設置されている場所を選ぶようにしましょう。
寝不足による注意力散漫
車中泊はホテルや宿泊施設のように十分な睡眠環境が整っていないため、長期間続けると慢性的な寝不足に陥ることがあります。寝不足は注意力を散漫にさせ、判断力が鈍るため、事故を引き起こす原因となることも。休息をしっかりと取ることが重要です。
車内での過剰な騒音や振動
車中泊をする場所によっては、周囲の騒音や振動が気になることがあります。特に車の走行音や周囲の人々の騒ぎが、安眠を妨げる原因となります。事前に静かな場所を選ぶことが、快適な車中泊のためには欠かせません。
車中泊を安全に楽しむためのポイント
車中泊にはリスクがつきものですが、事前にしっかりと準備し、注意点を守ることで、リスクを大きく減らすことができます。以下のポイントを押さえて、安全に車中泊を楽しんでください。
安全な駐車場所を選ぶ
車中泊はどこでもできるわけではありません。車中泊専用のRVパークやキャンプ場を選ぶことで、安全に泊まれる場所を確保することができます。また、管理人が常駐している施設を選ぶことで、不審者や盗難のリスクを減らすことができます。
車内の寝具を快適に整える
車内での睡眠が快適であることが重要です。シートをフルフラットにして寝るスペースを確保し、クッションや寝袋、マットレスなどを準備しましょう。車内がフラットでないと血流が悪くなり、体に負担がかかるため、快適な睡眠を確保するための工夫が必要です。
便利なアイテムを活用する
車中泊を快適にするためには、扇風機や電気毛布、ポータブルクーラーなどを活用しましょう。また、夏場には車内の換気をしっかり行い、冬場には窓からの冷気を遮断するためにカーテンを使うことが効果的です。
車中泊の期間を調整する
車中泊を長期間続けることは体調に負担をかけるため、無理をせず適宜休憩を取ることが大切です。必要であれば、宿泊施設を利用してリフレッシュすることもおすすめです。
車中泊トラブルに関する疑問解決
Q1: 車中泊の際、エンジンをかけっぱなしにしても大丈夫ですか?
エンジンをかけたまま車内で過ごすことは絶対に避けるべきです。排気ガスが車内に充満し、一酸化炭素中毒を引き起こす危険があります。暖房が必要な場合は、エンジンを停止させて暖房器具を利用するか、車外での暖房を検討しましょう。
Q2: 車中泊の際、女性が気をつけるべきことは?
車中泊をする際、特に女性は防犯対策を強化する必要があります。夜間は明るい場所を選び、カーテンを使って車内を見えにくくするなど、不審者対策をしっかり行いましょう。
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本記事では、車中泊の知識的なお話しをさせていただきました。
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まとめ
車中泊は非常に魅力的な旅行方法ですが、リスクも多く存在します。安全に楽しむためには、事前の準備と注意が欠かせません。この記事で紹介した注意点と対策をしっかり守り、快適で安全な車中泊を楽しんでください。


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