車の運転テクニックにおいて、どんなに経験を積んでも、毎回新たな発見があるものです。特にサーキット走行では、単なる速さを追求するだけでなく、自分自身の限界を知り、車との「対話」を深めていく過程こそが、真のドライビングスキルの向上につながります。この記事では、筑波サーキットでの実走行を通じて得た貴重な経験と、それに基づくドライビングテクニックの極意、そして車のセッティングについて解説します。これを読めば、あなたのドライビングスキルが劇的に向上すること間違いなしです!
サーキット走行を通じて学んだ「車との対話」の重要性

車について疑問を持っている人のイメージ
車を操るためには、単に速さを求めるだけでは不十分です。サーキットでの走行を重ねることで、車の挙動を読み解き、限界を探ることこそが本当の技術向上に繋がります。私が筑波サーキットTC1000で経験した走行を通じて、「車との対話」の重要性を再認識しました。
走行初日は曇り空で路面はドライでしたが、午後からは突然の大雨に見舞われ、路面状況が劇的に変化しました。こうした天候変化に対応することで、より深い運転技術を学ぶことができました。
「限界を知る」ことが最も重要
運転スキルを向上させるために重要なのは、常に限界に挑戦し、その限界を知ることです。私が1年以上にわたって設定した「難しいセッティング」の狙いは、車を極限まで操ることで運転技術を鍛えることでした。そのため、リアタイヤがなかなかグリップせず、アクセルを踏み込むタイミングに強い我慢が必要でした。しかし、この難しさこそが、最も大きな学びの源となりました。
車両セッティングの極意サスペンションからタイヤまで
運転技術が進化するには、車両のセッティングも重要な要素です。私が使用していたのは、MAZDA MX-5(NAモデル)という軽量なスポーツカーで、サスペンションやタイヤの選定が走行に大きな影響を与えました。特にサスペンションやタイヤ、LSD(リミテッドスリップデフ)のセッティングを工夫することで、車の挙動を予測しやすくし、より正確な操作が可能となります。
サスペンションとタイヤのセッティングの重要性
私が選んだサスペンションは、OHLINS PCVで、フロントとリアに16kgのスプリングを使用していました。このセッティングでは、車がリアを失いやすく、意図的に4輪すべてを同時に滑らせるように設定しています。このようなセッティングにすることで、車を自分の意図通りに操る練習ができましたが、普段使うには少々難易度が高いという現実もあります。
タイヤは、DUNLOP DIREZZAを選択しました。これもグリップを高めるためには非常に有効なタイヤですが、雨の中での走行ではその性能が一層重要になります。
雨の中で学ぶ!ドライビングスキルの新常識
午後からは、天候が一変して大雨となり、完全にグリップが効かない状態で走行することになりました。これこそが、サーキット走行の真髄を学ぶための貴重な時間でした。雨の中での運転は、車の挙動を読む力やアクセルとブレーキの微調整力を大きく鍛えてくれます。
雨の日のドライビングテクニック
雨の日のサーキット走行では、ブレーキが効かない、ハンドルが反応しないという状態が続きます。そんな中でも、車をコントロールするために必要なのは、アクセルとブレーキの「微分操作」です。特にABSがない車では、タイヤがロックすると車がスピンしてしまうため、ロック寸前の操作が求められます。この時、車がどれだけ滑っても冷静に対応する能力が問われます。
「曲がらない」「止まらない」状況での運転は非常に緊張感があり、でもそれが最も価値のある学びの瞬間となります。限界を知り、車の特性を理解することで、自分の技術が飛躍的に向上するのです。
車ドライビングテクニックに関する疑問解決
質問車のセッティングを変えた場合、どのようにドライビングテクニックが変化しますか?
車のセッティングを変更することで、車の挙動や反応が大きく変わります。例えば、サスペンションの硬さを変更すると、車の旋回性能や路面への追従性が変わり、特にコーナリング時に違いを感じることができます。タイヤのグリップ力やLSDの調整も、車がどれだけスムーズに曲がり、どのタイミングでアクセルを踏むかに影響します。自分の運転スタイルに合わせたセッティングを見つけることが重要です。
質問雨の日の運転で最も重要なポイントは何ですか?
雨の日の運転では、車の挙動が予測しづらくなります。特にタイヤがスリップしやすくなるため、ブレーキングのタイミングやハンドル操作が非常に重要です。スムーズなアクセル操作と、ロック寸前のブレーキ操作が求められます。また、車がスリップしないように意識的にスピードを抑え、無理のないライン取りを心掛けることが必要です。
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まとめ
サーキットでの走行は、ただ速さを求めるだけではなく、車との「対話」を深め、限界を知ることが最も大切だということを学びました。車両セッティングを工夫し、自分に最適なバランスを見つけることで、より正確な操作ができるようになります。また、雨の日や悪天候での走行を通じて、より深いドライビングテクニックが習得できました。これからも自分の技術を磨き続け、さらに「対話する走り」を実現するために、セッティングの見直しや新たな挑戦を続けていきます。


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