車のオーバーヒートは突然訪れ、慌ててしまうことが多いですよね。エンジンが高温になると、故障だけでなく事故を引き起こす可能性もあるため、正しい対処法を知っていることが非常に重要です。ここでは、車がオーバーヒートした際に絶対にやってはいけない行動や、万が一オーバーヒートを起こしたときの最適な対処法を詳しく解説します。
オーバーヒート時に誤った対応をしてしまうことで、修理費用が高額になったり、事故を引き起こすリスクが増えます。冷静に行動するためには、知識と事前準備が不可欠です。本記事では、車オーバーヒートの予防と、発生時に試すべき適切な対処方法を伝授します。
オーバーヒート時に絶対やってはいけないこと5選

車について疑問を持っている人のイメージ
オーバーヒートを起こした際、どんな行動が車と自分をさらに危険にさらすのでしょうか?以下の行動は必ず避けるべきです。
エンジンがオーバーヒートしているのに運転を続ける
エンジンがオーバーヒートしているのに運転を続けるのは絶対にNGです。エンジンが過熱している状態で走行を続けると、ヘッドガスケットの破損やピストンの変形など、致命的なダメージが蓄積されていきます。目的地が近くても絶対に無理して運転を続けないようにしましょう。
そのためには、異常を感じた時点で速やかに安全な場所に車を停め、エンジンを停止することが最も重要です。急な判断がエンジンの寿命を守り、修理費用を抑えるカギとなります。
ボンネットを急いで開ける
オーバーヒートした直後のエンジンルームは非常に高温になっています。無理にボンネットを開けると、熱気や蒸気が噴き出し、やけどや目の損傷を引き起こす恐れがあります。少なくとも15分〜30分間は待機して、エンジンと冷却系統が冷えるのを待ちましょう。
この間、車内で安全を確認し、何も触らずに冷却が進むのを見守ることが最も重要です。無理に開けることは危険です。
熱を持ったエンジンに冷たい水を入れる
熱くなったエンジンに冷たい水を入れるのは絶対に避けましょう。急激な温度差で金属部品にひびが入ったり、エンジン内部にクラック(ひび割れ)が生じることがあります。また、冷たい水を注ぐことで冷却系統の劣化が早まり、さらに深刻な故障を招く可能性があります。
エンジンが冷めるまで待ってから適切な冷却水やクーラントを使い、慎重に補充することが重要です。
熱いエンジンに直接水をかける
熱くなったエンジンに水をかけて急冷しようとするのも危険です。急激な温度変化によりエンジンの金属部品が収縮し、破損や歪みが生じる恐れがあります。また、電装部品やセンサーに水がかかると、漏電や故障が発生する可能性もあります。
エンジンは自然に冷ますのが最も安全で、車体への負担を最小限に抑える方法です。
放置して再発の原因を見逃す
オーバーヒートの症状が収まったからと言って、放置しておくのは危険です。エンジンが冷却された後も冷却水の不足や、ファンベルトの損傷、ラジエーターの詰まりが原因で再度オーバーヒートを起こすことがあります。原因を特定し、必要な対処を取らないと、再発を招いてしまいます。
冷却が完了した後、車の状態を確認し、必要な修理やロードサービスを手配することをお勧めします。
車オーバーヒート対処法の基本ステップ
オーバーヒートを起こした際の基本的な対処法について、段階的に説明します。焦らず冷静に対応することで、車と自分の安全を守りましょう。
車を安全な場所に停車させる
オーバーヒートに気づいたら、まず最優先で行うべきことは、できるだけ安全な場所に車を停車させることです。高速道路では路肩、一般道では駐車場や路側帯が理想的です。
停車したらすぐにエンジンを停止し、熱の発生を抑えます。エンジンが冷めるまで無理に運転を再開しないことが大切です。
エンジンを冷やす
エンジンルームが高温になっているので、少なくとも15〜30分間は待機して、冷却を待ちます。この間に車内で涼しく過ごし、急いで開けたり触れたりしないようにしましょう。
冷却水のチェックと補充
冷却水が減っている場合は、エンジンが冷えてからラジエーターキャップを開け、適切なクーラントを補充します。水道水は絶対に使わず、市販のクーラントを使用することが推奨されます。
もし冷却水の補充で症状が改善しない場合、他の原因が考えられるため、専門家に相談するのが良いでしょう。
ロードサービスを依頼する
冷却水の補充後も症状が改善しない場合や、原因がわからない場合は、無理せずロードサービスを呼ぶことが賢明です。専門家の手を借りて、適切に車を移動させ、修理工場に運んでもらいましょう。
車オーバーヒートに関する疑問解決
オーバーヒートを予防する方法は?
オーバーヒートを予防するためには、定期的な車のメンテナンスが不可欠です。冷却システムの点検を定期的に行い、冷却水の補充、ラジエーターの清掃を怠らないようにしましょう。特に夏季や高温時期には、ウォーターポンプやサーモスタットの状態をチェックしておくことが重要です。
オーバーヒートが頻発する場合、車を買い換えるべきか?
オーバーヒートが繰り返し発生する場合、車の冷却系統に深刻な問題がある可能性が高いです。この場合は、修理を続けるよりも車の買い替えを検討した方が経済的です。特に車が古く、修理費用が高額になる場合、早めに専門家に相談し、最適な対応を取ることが大切です。
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まとめ
車のオーバーヒートに直面した際は、焦らず冷静に行動することが最も重要です。エンジンが高温になっている状態での運転は絶対に避け、まずは安全な場所に停車させてエンジンを冷やしましょう。その後、冷却水のチェックと補充を行い、改善しない場合は専門家に相談することをお勧めします。
オーバーヒートを予防するためには、定期的なメンテナンスと冷却系統のチェックが必要です。大切な愛車を守るために、適切な知識を持って行動することが、長期的な車の健康と安全につながります。


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