車の故障は、予期せぬトラブルの中でも特に焦りや不安を引き起こすものです。特に、故障した車をどうにかして移動させなければならないとき、どのように牽引すればいいのか分からない人も多いはず。けれども、車の牽引には確実に守らなければならないルールがいくつかあります。間違ったやり方をすると、事故を引き起こしたり、法律違反になる可能性も…。ここでは、安全に、かつ法律を守りながら車を牽引する方法を徹底的に解説します!さぁ、正しい牽引方法を身につけて、万が一の緊急事態にも慌てずに対応できるようにしましょう。
車牽引ロープの使い方とは?基本の手順をチェック!

車について疑問を持っている人のイメージ
車を牽引する際、まず押さえておくべきはその基本的な手順です。慌てて車を動かすのではなく、正しい方法で安全に進めることが大切です。
故障車のエンジンの状態を確認しよう
故障車のエンジンがかかっているか、確認することが最初のステップです。エンジンが動いていれば、ハンドルやブレーキも動作しますが、エンジンがかからない場合は、操縦が難しくなるため、レッカー業者に依頼するのが最も安全です。エンジンがかからない状態で牽引するのは、ハンドルが重くなり、ブレーキも効かなくなるため、十分な技術がないと事故を引き起こす可能性があります。
牽引ロープを取り付ける位置と方法
牽引ロープは故障車と牽引車を繋ぐために使いますが、ロープを取り付ける位置も非常に重要です。基本的に、故障車の牽引フックにロープをしっかりと取り付け、牽引車側も同様に固定します。ロープの長さは適切に保ち、たるませずに引っ張ることが重要です。
牽引ロープに布をつけて安全確認
牽引時には、ロープに0.3平方メートル以上の白い布を取り付ける必要があります。これは、周囲の車両に「牽引している」というサインを送るためで、これがないと法律違反になります。必ず布をつけて、安全を確保しましょう。
適切な間隔を保って牽引
牽引車と故障車の間は5メートル以内で維持することが法律で定められています。間隔が広がると、カーブや急な動きで故障車が大きく流れ、事故を引き起こす危険があります。特に高速道路では間隔が広がりやすいので、注意が必要です。
法定速度と走行のポイント
牽引時には、普通の運転と比べて気をつけるべき点がいくつかあります。特に速度に関するルールは厳格であり、事故を避けるためにも守るべきです。
牽引時の制限速度は時速30km
車を牽引する際の法定速度は時速30kmです。高速道路でも、牽引中はこの制限速度を守らなければならないため、速く走ることができません。速度を出しすぎると、牽引車が急に停止した場合、故障車が追突してしまう恐れがあるので、慎重な運転が求められます。
牽引ロープの張り具合に注意
ロープは常に張った状態を保たなければなりません。たるんだ状態で走行すると、ロープが地面に擦れたり、最悪の場合切れてしまったりする危険があります。適切な速度を保ちながら、ロープの張り具合に注意し、故障車に乗っている人も協力して調整しましょう。
下り坂での運転は特に慎重に
下り坂では、急ブレーキを踏まないようにすることが重要です。急ブレーキをかけると、牽引車が故障車に追突される危険性が高まります。坂道では特に注意して運転し、ブレーキの使用は必要最低限に抑えましょう。
車牽引ロープを使う上での注意点
車を牽引する際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを守らなければ、事故を起こしたり、法律違反になったりする可能性があるので、しっかり把握しておきましょう。
牽引免許の必要性
牽引車の総重量が750kgを超える場合、牽引免許が必要です。ただし、750kg以下であれば普通自動車免許で牽引することができます。牽引免許は特に大型車を牽引する場合に求められるため、事前に確認しておきましょう。
牽引できる長さと台数
牽引する際の最大長は25mまでです。これは牽引車と故障車を含めた長さです。また、車種によって牽引できる台数が決まっています。普通車の場合、1台までの牽引が可能ですが、特に大型車では台数に制限があるので注意が必要です。
高速道路での牽引は避けるべき
高速道路では、牽引車の運転が難しくなるため、故障車の牽引は基本的に行えません。万が一、高速道路で車が故障した場合は、必ずレッカー車を呼んで搬送してもらうことをお勧めします。
車牽引ロープの使い方に関する疑問解決
Q1: 牽引ロープが切れた場合、どうすればよいですか?
牽引ロープが切れてしまう前に、必ずロープの点検を行い、摩耗や傷がないか確認しましょう。もし切れてしまった場合は、新しいロープを使い、速やかに適切な方法で牽引を再開する必要があります。事故を避けるためにも、牽引ロープは必ず定期的にチェックしておきましょう。
Q2: 牽引中に事故を起こさないためにはどうすればいいですか?
牽引中の事故を避けるためには、速度を制限し、間隔を適切に保ち、急な動きを避けることが大切です。また、ロープの張り具合やブレーキの操作も注意深く行い、事前に計画的に運転しましょう。
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まとめ
車を牽引する際の正しい手順や注意点をしっかり把握することは、あなたと周りの安全を守るために欠かせません。急な故障時にも冷静に対応できるよう、今回ご紹介した内容をしっかり理解しておきましょう。もしも不安がある場合は、無理せず専門の業者に依頼することも選択肢のひとつです。安心して運転できるよう、車牽引ロープの使い方を身につけ、トラブルに備えてください。


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