車やEVのバッテリーについて、意外と知られていない事実がたくさんあります。「バッテリーの種類や容量はどう違うの?」「寿命を延ばす方法は?」そんな疑問にお答えするため、今回は車とEVバッテリーに関する知識を徹底的に解説します。これを読めば、バッテリーに関する悩みや不安を一掃できること間違いなし!驚くべき事実を学び、バッテリーの長持ち法をマスターしましょう。
車・EVバッテリーの種類とそれぞれの特徴

車のイメージ
バッテリーにはさまざまな種類があり、それぞれの役割や特徴が異なります。まずは、車やEVに使われる代表的なバッテリーについて見ていきましょう。
駆動用バッテリー
駆動用バッテリーは、車を走らせるための電力を供給する役割を持っています。特にEVでは、このバッテリーが車両の性能に直結するため、非常に重要な要素となります。現在、ほとんどのEVで使用されているのはリチウムイオン電池です。このバッテリーは、高出力を必要とするEVに最適な特性を持っています。リチウムイオン電池は、充電・放電が繰り返せる高い耐久性を誇り、効率的にエネルギーを蓄えることができます。
補機用バッテリー
補機用バッテリーは、車のライトやオーディオ、パワーウィンドウなど、エアコンやナビゲーションシステムなどの電装品に電力を供給します。通常、これには鉛蓄電池が使用されます。鉛蓄電池は低コストで安定した性能を発揮し、過酷な温度でも信頼性が高いため、補機用として広く採用されています。
バッテリー容量とその影響
EVバッテリーの容量は、車の走行距離やパフォーマンスに大きく影響します。容量を理解することは、EV選びで非常に重要です。
バッテリー容量の単位「kWh」とは?
バッテリーの容量は、通常kWh(キロワットアワー)という単位で表されます。これは、1キロワットの電力を1時間使用したときの電力量を意味します。簡単に言うと、バッテリーの大きさを示す指標です。例えば、バッテリー容量が大きいほど、車はより長い距離を走行できるとされています。
容量と走行距離の関係
容量が大きければ走行距離も増えるというのは一見常識ですが、実は単純に比例しません。例えば、日産のEV「サクラ」では、バッテリー容量が20kWhでも走行距離は180km(WLTCモード)に対し、容量40kWhの「リーフ」は322km(WLTCモード)となっています。容量が2倍でも走行距離が2倍になるわけではないため、実際には車の設計や使用状況によって違いが出ます。
EVバッテリーの寿命と劣化の原因
EVのバッテリーは、時間が経つと劣化していきますが、そのメカニズムを知っておけば寿命を延ばすことができます。
EVバッテリーの寿命
一般的に、EVバッテリーの寿命は8年または16万kmとされています。これは「新品時のバッテリー容量の70%程度に低下した状態」を指します。バッテリーが劣化してくると、走行可能距離が短くなったり、充電に時間がかかるようになったりします。
バッテリー劣化の主な原因
バッテリーが劣化する主な原因には次のようなものがあります。
- 高温環境60°C以上の温度でバッテリーが使用されると、化学反応が加速し、劣化が進みます。
- 満充電状態での長期放置バッテリーが満充電のまま放置されると、内部の化学反応が進み劣化を招きます。
- 完全放電状態での長期放置逆に、完全放電の状態が続くと、バッテリーが回復しにくくなります。
EVバッテリーを長持ちさせるための3つのコツ
バッテリーの寿命を延ばすためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。ここでは実践的なアドバイスを紹介します。
高速走行を避ける
高速道路での走行はバッテリーに大きな負担をかけ、温度が上昇しやすくなります。特に急加速や急ブレーキを避けることが大切です。適度な速度を守ることで、バッテリーの温度管理がしやすくなり、寿命を延ばせます。
急速充電は必要なときだけ
急速充電は非常に便利ですが、頻繁に行うとバッテリー内部が熱を持ち、劣化が進みます。日常的には普通充電を使用し、急速充電は長距離走行時など、必要なときだけにしましょう。
高温を避ける
夏の暑い日や直射日光を浴びることがバッテリーの劣化を加速させます。できるだけ車を日陰に停めたり、涼しい場所に駐車することを心がけましょう。また、日除けシートを使用して、車内の温度上昇を防ぐことも有効です。
車・EVバッテリーに関する疑問解決
Q1: EVのバッテリーが劣化した場合、交換は必須ですか?
バッテリーが劣化した場合でも、すぐに交換しなければならないわけではありません。多くのEVは、バッテリー容量が70%程度に低下しても十分に走行可能です。しかし、長距離走行を重視する方や、バッテリーの持ちを最大限に活用したい方は、早期に交換を検討することができます。
Q2: 鉛蓄電池はEVに使えませんか?
鉛蓄電池は、補機用としては広く使用されていますが、駆動用バッテリーとしては性能的に限界があります。リチウムイオン電池は、EVの高出力や長距離走行に必要な性能を提供できるため、駆動用バッテリーにはリチウムイオン電池が主流です。
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まとめ
車やEVバッテリーに関する知識を深めることで、より長く、より効率的にバッテリーを使用することができます。バッテリーの寿命を延ばすためには、適切な運転や充電方法、高温環境を避けるなど、いくつかの注意点を実践することが大切です。正しい知識を持ち、バッテリーの長寿命化を目指して、環境にもお財布にも優しいカーライフを送りましょう。


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