寒いし道路も混みそうだし…。そう思って「東京 冬 ドライブ」を検索したものの、「結局どこをどう回ればいいの?」とモヤモヤしていませんか?
せっかくの冬の休日やデートを、なんとなく近場をぐるっと走って終わりにしてしまうのはもったいないです。冬の東京周辺は、イルミネーション・夜景・温泉・グルメが一気に楽しめる、実は一年でいちばん「ドライブ映え」する季節でもあります。
この記事では、ただのスポット紹介ではなく、実際にそのまま使えるモデルコースと、失敗しないための準備・時間帯・装備までまとめて解説します。
読み終わるころには、「次の休みはここを、この順番で走ろう」と具体的なプランが頭の中にできあがるはずです。
東京冬ドライブが最高な理由と、ありがちな失敗パターン

車の前で困っている人のイメージ
まずは、なぜあえて冬に東京からドライブに出ると満足度が高いのか、そして多くの人がハマりがちな「失敗パターン」を整理しておきましょう。
冬の東京ドライブが最高な理由は大きく3つあります。
ひとつ目は、日没が早く夜景やイルミネーションを長い時間楽しめること。17時前後から一気に街が光り始めるので、夕方発でも十分に「夜ドライブ」が成立します。
ふたつ目は、空気が澄んで遠くの景色までクリアに見えること。首都高からの夜景や、少し郊外に出た先の星空、海や山のシルエットが夏とは別物の美しさになります。
三つ目は、イベントシーズンで特別な雰囲気のデートやおでかけにしやすいこと。クリスマス・年末年始・バレンタイン前後など、街全体が「特別仕様」になっているタイミングです。
一方で、失敗パターンもよくあります。例えば、
・下調べをせずなんとなく走り始めて、結局コンビニとファミレスで終わる
・人気イルミネーションだけ行って大混雑に消耗し、帰りは渋滞でぐったり
・防寒と装備が足りず「寒い」「疲れた」記憶だけ残ってしまう
こうなると「冬にドライブなんてもういいや…」となりがちです。
そこで次の章では、冬ドライブを「最高の思い出」に変えるための準備と考え方をまとめます。
出発前に必ず押さえたい冬ドライブ準備
東京 冬 ドライブを快適に楽しむカギは、「どこに行くか」と同じくらい「どう準備するか」です。とくに冬は、時間帯・装備・ルート選びで満足度が大きく変わります。
まずは、冬ドライブ前にやっておきたい準備の流れを、イメージしやすいように手順でまとめます。
冬ドライブ前の基本的な準備手順は次の通りです。
- 行き先と大まかなルートを決めてから、イルミネーションや立ち寄りスポットの営業時間を必ず確認します。
- 高速道路や主要道路の渋滞予測をチェックして、出発時間と帰宅時間の目安を決めます。
- ガソリン残量・タイヤの状態・ライト類・ウィンドウォッシャー液など、車の基本コンディションを点検します。
- 寒さ対策としてブランケットやホッカイロ、温かい飲み物を用意して、車内でも快適に過ごせるようにします。
- 山間部や凍結の可能性があるエリアへ行く場合は、スタッドレスタイヤやチェーンなど冬装備を準備します。
特にスタッドレスタイヤは「雪が降る地域だけのもの」ではないと考えましょう。東京近郊でも、秩父・箱根・奥多摩など標高が上がるエリアに行くなら、路面凍結は現実的なリスクです。少しでも「凍結しそう」と感じるルートなら、スタッドレス or チェーンは必須装備だと思ってください。
もうひとつ大事なのが時間の使い方です。
冬の東京発ドライブで「疲れた…」になりにくいのは、次のどちらかのパターンです。
・午前中から出て、温泉やカフェをゆっくり楽しみつつ、早めに夜景を見て21時前後には帰宅
・午後から出て、夜のイルミネーションと夜景をメインにし、深夜の渋滞を避けて遅くとも24時前には帰宅
どちらにしても、「昼~夕方のどこかでしっかりと休憩や食事の時間を組み込む」ことが大事です。
そこで次の章では、実際に使える東京発冬ドライブモデルコースを7つ紹介していきます。
東京発・冬の絶景ドライブモデルコース7選
ここからは、そのまま真似するだけで絵になる冬ドライブになるモデルコースを7つ紹介します。デートにも友だちとのおでかけにも使えるよう、所要時間や雰囲気を整理した一覧を最初に載せます。
以下の表では、それぞれのコースのざっくりした特徴をまとめています。
| コース名 | 主な魅力と雰囲気 |
|---|---|
| 丸の内イルミ&東京駅ラグジュアリーティー | 都心の夜景と上質なアフタヌーンティーが楽しめる大人デート向けコースです。 |
| 汐留〜お台場ベイエリア夜景ドライブ | レインボーブリッジと湾岸夜景を満喫できる王道ナイトドライブです。 |
| 新宿発 首都高C1ぐるっと夜景周遊 | 短時間で濃い夜景体験ができる初心者向け首都高ドライブです。 |
| みなとみらい&新横浜ホテルビュッフェ | 横浜夜景とホテルビュッフェで満足度が高い王道デートコースです。 |
| 箱根日帰り温泉と雪景色ドライブ | 冬ならではの温泉と山の景色が楽しめるリフレッシュコースです。 |
| 秩父星空&冬祭りライトアップ | 郊外ならではの星空とローカルな冬イベントが魅力の小旅行です。 |
| 房総半島・冬の海と日の出ドライブ | 海沿いの道と壮大な朝日を楽しめる非日常コースです。 |
ここからは、それぞれのコースを詳しく見ていきましょう。
① 丸の内イルミ&東京駅ラグジュアリーティーコース
都心でサクッと非日常感を味わいたいなら、丸の内イルミネーション+東京駅周辺のホテルラウンジで組むコースが鉄板です。
昼間は東京駅周辺に車を停めて、丸の内のショッピングや散策を楽しみ、夕方から一気にイルミネーションと夜景モードに切り替えます。
冬の時期は、東京駅近くのラグジュアリーホテルでクリスマスアフタヌーンティーなどの特別プランが出ることも多く、ドライブ×ティータイムという大人らしいデートができます。車は早めの時間に駐車場へ入れておき、徒歩で散策+帰りに夜の丸の内を車で一周する流れにすると、運転の負担も少なくてスマートです。
② 汐留〜お台場ベイエリア夜景ドライブ
ベイエリアの夜景をがっつり楽しみたい人におすすめなのが、汐留〜豊洲〜お台場をつなぐコースです。
スタートを汐留にすると、夕方に汐留の高層ホテルラウンジでアフタヌーンティーや早めのディナーを楽しみ、日没後にレインボーブリッジ方面へ向かうという流れが作りやすくなります。
ライトアップされた橋を渡りながら見る東京タワーや高層ビル群の光は、冬ならではのクリアさ。お台場では海沿いの公園に立ち寄って夜景を眺めたり、観覧車に乗ったりと、車から降りて楽しめるスポットも豊富です。
③ 新宿発 首都高C1ぐるっと夜景周遊コース
「遠くまで行く時間はないけれど、東京らしい夜景ドライブを味わいたい」というときは、新宿発の首都高C1周遊がおすすめです。
新宿や西新宿周辺で食事やカフェを楽しんだあと、夜9〜10時ごろの比較的空いた時間帯に首都高へ乗り、都心環状線をぐるっと一周します。
途中で見える東京タワー、ビルの谷間、川に映る光…。走っているだけで「東京ってすごいな」と感じる風景が続きます。運転に自信がない場合は、初心者が少し慣れてからチャレンジするルートとして考え、同乗者がナビをしっかりサポートしてあげると安心です。
④ みなとみらい&新横浜ホテルビュッフェコース
少し足を伸ばして横浜の夜景を楽しみたいなら、みなとみらい+新横浜のホテルビュッフェを組み合わせたコースが便利です。
日中にみなとみらいでショッピングや観光を楽しみ、夕方から観覧車やベイエリアのイルミネーションを堪能。その後、新横浜方面に移動してホテルのディナービュッフェでゆっくり食事をすれば、帰りは東名や第三京浜でスムーズに都内へ戻れます。
冬は街全体が光に包まれ、写真映えスポットも豊富。車を背景に写真を撮るのにもぴったりなエリアなので、カメラ好きにもおすすめです。
⑤ 箱根日帰り温泉と雪景色ドライブ
「せっかくなら温泉もセットで冬らしく楽しみたい」という人には、箱根方面への日帰りドライブが人気です。
朝〜昼の明るい時間に箱根に向かい、日帰り温泉やカフェを巡りつつ、夕方からは芦ノ湖周辺や山道から見える夜景を楽しむ流れが定番です。
冬は山間部の路面凍結の可能性があるため、スタッドレスタイヤもしくはチェーンは必須。無理のない時間帯に出発し、帰りは早めに山を降りてから休憩を挟みつつ都内へ戻ると、安心して楽しめます。
⑥ 秩父星空&冬祭りライトアップコース
「都心の光も好きだけど、星空やローカルな冬の空気も味わいたい」という人には、秩父方面が相性抜群です。
日中に秩父の街並みや神社を巡り、夕方以降は冬季限定のライトアップや夜祭り、そして郊外ならではの星空を楽しむ…という流れにすると、ちょっとした小旅行気分を味わえます。
都心より気温がぐっと下がるので、防寒対策はしっかりと。車内にはブランケットとホッカイロを常備し、温かい飲み物を用意しておくと、星空観賞も快適になります。
⑦ 房総半島・冬の海と日の出ドライブコース
夜から走り出して、海から昇る朝日を見に行くコースも、冬ならではのおすすめプランです。東京からアクアラインを使って房総半島へ向かい、早朝の海岸で日の出を迎えるという、少しストイックですが圧倒的に記憶に残るドライブです。
夜間走行が多くなるため、眠気対策と休憩計画がとても重要です。出発前にしっかり睡眠をとり、複数人で運転を交代できる体制だとより安心です。冬の海風は想像以上に冷たいので、防寒具は「やりすぎかな」くらいでちょうどいいと思ってください。
シーン別デート・家族・一人ドライブの楽しみ方
同じ東京 冬 ドライブでも、デート・家族・一人では楽しみ方が少しずつ変わります。ここではシーン別に、意識すると満足度が上がるポイントをまとめます。
カップルや夫婦のデートなら、「ちょっと贅沢」をどこか1つに入れるのがおすすめです。
ラグジュアリーホテルのアフタヌーンティー、夜景がきれいなバー、クリスマス限定のスイーツなど、どれか一つ「特別な体験」が入るだけで、ドライブ全体の印象が大きく変わります。
家族ドライブの場合は、移動時間を短めに、休憩を多めに取るのがコツです。子どもがいるなら、途中で遊べるパーキングエリアやサービスエリアの遊具、イルミネーションスポットなどを事前にチェックしておくと、「ただ乗っているだけで退屈」という時間を減らせます。
一人ドライブなら、音楽・ポッドキャスト・オーディオブックなど、自分だけの世界に浸れるコンテンツを用意しておくと最高です。冬の静かな夜道を、自分のペースで走りながら、今年を振り返ったり来年のことを考えたりする時間は、ちょっとした「移動する瞑想」のような贅沢になります。
また、どのシーンでも役立つのが持ち物の工夫です。ここで一度、冬ドライブにあると便利なアイテムを整理しておきます。
冬ドライブに持っていくと安心なアイテムは次のようなものです。
- 車内で体温を保てる膝掛けやブランケットは、同乗者の快適さを大きく高めてくれます。
- ホッカイロや手袋・マフラーなどの小物は、イルミネーション鑑賞中の寒さ対策として必須です。
- 温かい飲み物が入った保温ボトルや、軽いお菓子は、夜の休憩時間をほっとする時間に変えてくれます。
- スマホの充電ケーブルやモバイルバッテリーは、ナビや撮影に備えて必ず用意しておきましょう。
- 簡易のレインウェアや折りたたみ傘があると、急な天候変化にも落ち着いて対応できます。
こうした小さな工夫の積み重ねが、「寒かっただけのドライブ」と「快適で楽しかった冬の思い出」の差になっていきます。
東京 冬 ドライブに関する疑問解決
ここからは、東京 冬 ドライブを考えている人がよく抱く疑問に、Q&A形式で答えていきます。
Q. 東京発でもスタッドレスタイヤは必要ですか?
都心だけを走る場合、路面凍結のリスクは比較的低いですが、秩父・箱根・奥多摩など標高が高いエリアに行くなら必須と考えてください。
山間部の橋の上やトンネルの出入口などは、気温がそれほど低くなくても凍結しやすいポイントです。冬に郊外へ向かうなら、スタッドレスタイヤ+チェーン、最低でもどちらか一方は用意しておくと安心です。
Q. 夜の首都高ドライブは初心者でも大丈夫?
初心者でも走れますが、事前準備と時間帯選びが重要です。
まず、首都高C1を一周するルートを事前に地図アプリで確認し、分岐が多いエリア(例えば箱崎JCTなど)は頭の中でイメージトレーニングをしておきましょう。
時間帯は、金曜夜や祝前日の混雑ピークを避けるのがおすすめです。平日夜や日曜の遅い時間など、比較的交通量が少ないタイミングを選ぶと、焦らず運転できます。同乗者がいる場合は、出口や分岐をこまめに声かけしてもらうと格段に楽になります。
Q. 日帰りと1泊2日、どちらがおすすめですか?
都心〜ベイエリア・横浜・軽めの郊外であれば日帰りで十分楽しめます。一方、箱根・秩父・房総など、移動距離がやや長く、ゆっくり温泉や観光も楽しみたい場合は、1泊2日で無理のないスケジュールを組むと満足度が上がります。
「日帰りなのに予定を詰め込みすぎて、最後はひたすら運転で疲れた」というケースがよくあるので、迷ったらやりたいこと7〜8割に絞るのがおすすめです。
Q. 冬の東京ドライブで服装はどれくらい厚着すべき?
車内は暖房が効くのでそこまで厚着しなくても大丈夫…と思いきや、イルミネーションや夜景スポットは屋外でかなり冷えることが多いです。
おすすめは、車内では脱ぎ着しやすく、外に出るときだけ一気に暖かくなれるような重ね着スタイルです。薄手のニット+ダウン、ヒートテック+パンツ、厚手のソックスなど、体の中心と首・手首・足首を冷やさないことを意識しましょう。
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近場の駐車場が満車だったらどうする?
車で行くときは、駐車場をどこにするか問題が常に付きまといます。
特に観光地や有名な場所ほど目的地に近い駐車場が限られています。なので、大体「満車」になっています。
せっかく来たのに、駐車場探すだけで20分や30分も時間を費やすのは時間がもったいないですよね?
そんなときは事前予約型の駐車サービスで確保しておくと、現地で焦る心配もありませんし、気持ちの余裕が生まれてより楽しい時間を過ごすことができます。
「akippa
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」など、スマートフォンから簡単に駐車場を予約できるサービスがあります。月極駐車場や個人の駐車スペースを手頃な価格で利用できるほか、コインパーキングの相場よりも安い駐車場が見つかるかもしれません。事前に予約すれば、駐車場の空き状況を心配せず、スムーズに目的地へ向かえるでしょう。
車中泊やクルマ旅は楽しいですぞ!
本記事では、車での旅行で役立つ情報についてお話しさせていただきました。
実は、私は趣味で日本各地を気ままにクルマ旅しているのですが、実際に現地に行った人しかわからない情報を無料で公開しています。
私が実際に日本各地を車中泊で巡ったときの体験談やその場所のレポートが見たい方は下記のURLに一覧で公開していますので、車中泊や地域の情報などが知りたい方はそちらをご覧いただければと思います!
また、インスタやYOUTUBEなんかもやってますので、そちらも合わせてご覧いただいて、面白いなとかもっと知りたいななんて思ったらフォローやチャンネル登録してもらえると嬉しいです。
まとめ準備とルートさえ決めれば、東京の冬は「走るだけでご褒美」になる
東京 冬 ドライブは、「寒そう」「凍結が怖い」「どこに行けばいいか分からない」といった不安のせいで、まだまだ本気で楽しめていない人が多いジャンルです。
しかし、この記事で紹介したように、
・冬ならではの夜景・イルミ・温泉・星空がセットで楽しめる
・日没が早い分、夕方からでもしっかり「夜ドライブ」になる
・少しの準備とルート設計で、ぐっと安全で快適な旅にできる
というメリットがあります。
あとは、あなたが「どんな気分で走りたいか」を決めるだけです。
都心でラグジュアリーホテルのアフタヌーンティーを楽しみながら丸の内イルミを眺めるのも良し、ベイエリアの夜景を駆け抜けるのも良し、箱根や秩父で温泉と星空に癒やされるのも良し。
次の休日は、この記事で紹介した7つのモデルコースの中から、直感で一番惹かれるプランを選んでみてください。
しっかり準備をしてハンドルを握れば、東京の冬は「ただ寒い季節」ではなく、走るだけでご褒美のような時間をくれる季節に変わります。


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