車のエンジンオイルの粘度、実はこれがエンジン性能に大きな影響を与えるのをご存知ですか?エンジンオイルの粘度を選ぶ際、正しい選択をしないと、燃費が悪化したり、エンジントラブルを引き起こしたりする原因に繋がる可能性もあります。この記事では、エンジンオイルの粘度についての深い知識を提供し、車種や使用環境に応じた粘度選びのコツを解説します。これを知れば、あなたの車のエンジンをより長持ちさせ、パフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
エンジンオイルの粘度が重要な理由とは?

車について疑問を持っている人のイメージ
車のエンジンにおけるエンジンオイルの役割は潤滑、冷却、密封、洗浄、そして防錆の5つです。これらを効率的に実行するためには、エンジンオイルの粘度が大きな役割を果たします。エンジンオイルの粘度が適切でないと、エンジン内部の摩擦が増加したり、オイル漏れやエンジントラブルが発生する可能性があります。逆に、適切な粘度のオイルを使用することで、エンジンの性能を最大限に発揮できるのです。
エンジンオイルの粘度の高低が与える影響
エンジンオイルの粘度が高い場合と低い場合、どのような影響があるのでしょうか?
- 高粘度オイルは、高温時にエンジンパーツの摩耗を防ぎ、優れた密封性と冷却性を提供します。ただし、低温時にはオイルが硬くなり、エンジンの始動が難しくなることがあります。
- 低粘度オイルは、低温時に素早くエンジン内部に浸透し、エンジンをスムーズに始動させます。しかし、高温時には保護性能が低く、摩耗やオイル漏れのリスクが高まります。
これらの特性を踏まえて、車の使用状況や環境に合わせた粘度選びが必要です。
エンジンオイルの粘度表記の読み方をマスターしよう
エンジンオイルの粘度は、主に「マルチグレード」と「シングルグレード」の2つのタイプに分かれます。多くの車に使用されるのは「マルチグレードオイル」です。このオイルは、低温時と高温時の粘度を両方示しています。
マルチグレードオイルの粘度表記
例えば、「5W-30」などと記載されています。ここで「5W」の「W」は冬(Winter)の意味で、低温時の粘度を表しています。「30」は高温時の粘度を示し、数字が大きいほど高温時の性能が向上します。数字が小さいほど、低温時の始動性が優れています。
- 0W-20: 寒冷地や短距離走行の多い車に適しています。燃費重視の車にもおすすめ。
- 10W-40: 高速道路や上り坂を頻繁に走行する車に適しています。
- 5W-30: 一般的な使用状況に最適。多くの車に推奨されています。
エンジンオイルの粘度選びでエンジントラブルを防ぐためのポイント
エンジンオイルの粘度を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、エンジントラブルを未然に防ぐための具体的なアドバイスを紹介します。
メーカー推奨の粘度を守る
車を購入した際に推奨されている粘度のオイルを使用することが最も安全です。メーカーは車両のエンジンに最適な粘度を選定しています。取扱説明書やオーナーズマニュアルに記載されている粘度を選ぶことが、エンジン性能を最適に保つための基本です。
運転スタイルに合わせて選ぶ
頻繁に高速道路を走る、高回転でエンジンを回すことが多い場合は、少し高粘度のオイルを選んだ方が良い場合があります。逆に、寒冷地での使用や、頻繁にエンジンを始動・停止する場合は、低粘度オイルが適しています。
車の年式や走行距離に応じた粘度選び
車の走行距離が長くなると、エンジン内部のパーツが磨耗し隙間が広がります。そのため、エンジンオイルの粘度を少し高めにすることで、エンジン内部の隙間を埋め、パーツの摩耗を防ぐ効果があります。走行距離が5万km以上の場合、1つ粘度を上げることを検討しましょう。
エンジンオイルの粘度変更によるトラブルとは?
粘度を変更する際に注意すべき点があります。オイルの粘度を大きく変更すると、エンジン内部での潤滑性能や密封性に影響を与え、トラブルを引き起こす可能性があります。
粘度を低くしすぎるとエンジントラブルのリスクが高まる
例えば、メーカー推奨の粘度よりも低いオイルを使用すると、オイルが薄くなり、エンジンのパーツ保護が不十分になりやすいです。その結果、摩耗やオイル漏れが発生しやすくなります。
粘度を高くしすぎると燃費が悪化
高粘度のオイルはエンジンをしっかり保護しますが、低温時にオイルが固くなるため、エンジンの始動が難しくなり、燃費が悪化することがあります。したがって、必要以上に高粘度のオイルを選ぶのは避けましょう。
よくある質問
どの粘度のエンジンオイルを選べばいいのか迷っています。何を基準に選べば良いですか?
選ぶ基準としては、車の取扱説明書に記載されている「メーカー推奨粘度」を基準にすることが最も重要です。運転スタイルや気温、車の年式によって微調整することができますが、基本的には推奨粘度を守るのがベストです。
低粘度オイルを選ぶと燃費が良くなると聞きましたが、デメリットはありますか?
低粘度オイルは低温時にエンジン始動性を向上させ、燃費を改善する効果があります。しかし、高温時にオイルの保護性能が低くなるため、高速走行が多い場合には適していません。
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まとめ
エンジンオイルの粘度選びは、車の性能や寿命に大きな影響を与える重要なポイントです。自分の車の使用環境や運転スタイルを考慮し、メーカー推奨の粘度を基本に選ぶことが大切です。粘度を変更する際は、その影響をしっかりと理解し、適切なオイルを選びましょう。これを実践することで、エンジンを長持ちさせ、パフォーマンスを最大限に引き出すことができます。


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