車のエンジンオイル選びに悩んでいませんか？エンジンオイルの「粘度」があなたの愛車の性能や寿命に与える影響は非常に大きいんです。しかし、多くのドライバーがその重要性に気づいていません。この記事では、エンジンオイルの粘度の基本から選び方、粘度の調整がどれだけ車の運転に影響を与えるかまで徹底解説します。エンジンオイルの粘度をマスターして、より快適で経済的なカーライフを手に入れましょう！
エンジンオイルの粘度って何？
車について疑問を持っている人のイメージ
エンジンオイルの粘度は、車のエンジン性能にとって非常に重要です。簡単に言えば、粘度はオイルの「サラサラ度」や「ドロドロ度」を示す指標です。これはエンジン内部での摩擦を減らすために必要な役割を果たし、エンジンがスムーズに動くための鍵となります。
粘度がエンジンに与える影響
エンジンオイルの粘度が高い場合、エンジンの保護性能は強化されますが、始動が難しくなったり、燃費が悪化する可能性があります。逆に、粘度が低いと燃費は向上しますが、エンジン内部での摩擦が増え、高回転時にエンジンノイズが大きくなる傾向があります。
エンジンオイルを選ぶ際には、この「粘度のバランス」を考えることが非常に重要です。
粘度の選び方と目安
粘度選びには、いくつかの要素を考慮する必要があります。まず、愛車のエンジンタイプや走行距離、そして運転環境によって適切な粘度が変わります。
低温グレードと高温グレードの違い
エンジンオイルの粘度は「10W-30」のように表記され、ここでの「10W」は低温時の粘度を、後の「30」は高温時の粘度を示しています。低温グレードの数字が小さいほど寒い環境でもオイルがサラサラになり、エンジン始動時に負担をかけにくくなります。一方、高温グレードが大きいと、エンジン内部の摩耗を防ぐ油膜が強くなります。
車の種類別粘度の目安
車種や使用状況によって最適な粘度は異なりますが、一般的な目安として以下のような選び方があります。
- 都市部を頻繁に走行する場合低温グレードが低い（0W、5Wなど）オイルを選ぶと、エンジンの負担が減り、燃費向上が期待できます。
- 長距離走行が多い場合高温グレードが高い（40以上）オイルを選ぶことで、高速走行時のエンジン保護を強化できます。
- 寒冷地での使用低温始動性を重視するため、低温グレードが低いオイルが最適です（例0W-20、5W-30）
エンジンオイルの種類と特徴
エンジンオイルにはいくつかの種類があり、それぞれの特性によって適用できる状況が異なります。
鉱物油、化学合成油、部分合成油の違い
エンジンオイルのベースオイルには、鉱物油、化学合成油、部分合成油の3種類があります。
- 鉱物油コストが安価で、一般的な車両に適していますが、耐久性や耐熱性が低く、頻繁に交換が必要です。
- 化学合成油高性能なオイルで、耐熱性や耐久性に優れ、エンジンをより長期間保護します。スポーツカーや高回転エンジンにおすすめ。
- 部分合成油鉱物油と化学合成油を混ぜたもの。コストを抑えつつ、化学合成油のメリットも享受できます。
エンジンオイルの規格（API、ILSAC、JASO）
エンジンオイルは、API、ILSAC、JASOという規格によって分類されており、それぞれの規格には異なる基準があります。
- API規格主にガソリンエンジンやディーゼルエンジン向けのオイルの性能を示す規格です。
- ILSAC規格日本と米国の自動車業界が共同で制定した規格で、低燃費性能を重視します。
- JASO規格日本車両専用の規格で、特にディーゼルエンジン車向けの性能基準が定められています。
エンジンオイル選びの失敗しないコツ
エンジンオイルを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
メーカー推奨のオイルを優先する
まず最初に確認すべきは、愛車の取扱説明書に記載されている「推奨オイル」の粘度範囲です。ほとんどのメーカーは、最適なオイル粘度を指定しており、それを守ることでエンジンの性能を最大限に発揮できます。
走行距離とエンジンの状態に応じて選ぶ
走行距離が増えてきた車では、エンジン内部の摩耗が進んでいるため、粘度を高めることでエンジン内部の気密性を保つことができます。目安として、10万km以上走行している車では、粘度を1ランク上げることを考えてもよいでしょう。
季節に応じたオイルを選ぶ
気温や季節によって、エンジンオイルの最適な粘度は異なります。寒い冬には低温グレードが低いオイルを、暑い夏には高温グレードが高いオイルを選ぶことで、エンジンの性能を最大限に引き出すことができます。
車 エンジンオイル 粘度 知識に関する疑問解決
粘度の低いオイルを使うとエンジンに悪影響を与えることはありますか？
粘度が低すぎるオイルを使うと、エンジン内部の気密性が低下し、燃焼効率が悪くなることがあります。最適な粘度のオイルを使用することが、エンジンの寿命を延ばすためには重要です。
エンジンオイルを混ぜるのは問題ですか？
異なる粘度やブランドのオイルを混ぜることは避けるべきです。混ぜることで、オイルの添加剤のバランスが崩れ、エンジン保護性能が低下する可能性があります。
車中泊やクルマ旅は楽しいですぞ！
本記事では、車の知識的なお話しさせていただきました。
実は、私は趣味で日本各地を気ままにクルマ旅しているのですが、実際に現地に行った人しかわからない情報を無料で公開しています。
私が実際に日本各地を車中泊で巡ったときの体験談やその場所のレポートが見たい方は下記のURLに一覧で公開していますので、車中泊や地域の情報などが知りたい方はそちらをご覧いただければと思います！
また、インスタやYOUTUBEなんかもやってますので、そちらも合わせてご覧いただいて、面白いなとかもっと知りたいななんて思ったらフォローやチャンネル登録してもらえると嬉しいです。
まとめ
エンジンオイルの粘度は、車の性能や燃費、エンジンの寿命に大きな影響を与える重要な要素です。車種や使用状況に合わせた最適な粘度のオイルを選ぶことで、愛車を長持ちさせ、快適なドライブを楽しむことができます。車の取扱説明書を参考にし、走行距離や季節に応じたオイルを選び、エンジンオイルの定期的な交換を忘れずに行いましょう。
コメント