車中泊を楽しんでいるとき、トイレの問題に直面することがよくあります。特に初めての車中泊や、トイレの処理方法がよくわからないという方にとっては、大きな悩みの種です。ですが、車中泊には、しっかりとしたマナーを守ることが大切です。この記事では、車中泊でトイレを利用する際の基本的なマナーから、便利なトイレ設置方法、さらにはトイレの処理方法まで、知っておきたい5つのポイントを徹底解説します。
車中泊でのトイレ使用の基本マナーとは?

車中泊の法律やマナーのイメージ
車中泊をする際、トイレを利用するためには、まずマナーを守ることが非常に重要です。特に公共の場やキャンプ場などでのトイレ利用は、周囲の人々に迷惑をかけないよう、配慮が求められます。
車中泊の際のトイレの使用で気をつけるべき基本的なマナーは、以下のポイントです。
- 汚水の適切な処理公共のトイレや道の駅のトイレに直接汚水を流すのはNG。必ず指定された場所や自宅で処理しましょう。
- 消臭対策車内でのトイレ使用後の臭いが気になる場合は、消臭剤や専用の袋を使用するなど、臭いを最小限に抑える工夫が必要です。
- 清潔に保つ車内トイレは使用後にきちんと清掃し、次回使用者に不快な思いをさせないように心がけましょう。
これらの基本を守るだけでも、車中泊の快適さが格段にアップします。次に、車中泊で使用できるトイレの種類を見ていきましょう。
車中泊に便利なトイレ3選!あなたに合ったトイレはどれ?
車中泊におけるトイレには、いくつかのタイプがあり、それぞれに利点と欠点があります。ここでは、よく使用される3種類のトイレを紹介します。自分に合ったトイレを選ぶために、特徴をよく理解しておきましょう。
ポータブルトイレ
ポータブルトイレは、名前の通り、移動可能なトイレです。キャンピングカーにトイレを設置するのが難しい場合に便利なアイテムです。ポータブルトイレの特徴は以下の通りです。
- 持ち運び可能軽自動車やバンコンなど、限られたスペースにも設置できるため、どこでも使用可能。
- 清掃が簡単使用後、汚水タンクを取り外し、指定の場所で処理できます。
- 消臭剤を使用専用の薬剤を使うことで、臭いの問題を大幅に軽減できます。
ただし、汚水タンクが満杯になると、処理に手間がかかることもあります。道の駅や公園など、公共のトイレに直接流すことはマナー違反ですので、家に帰ってから処理するのがベストです。
カセット式トイレ
カセット式トイレは、キャンピングカー内に設置されることが多いトイレタイプです。水洗式で、使用感も家庭のトイレに近いため、快適に使うことができます。
- 水洗式トイレを使った後に水を流せるため、清潔で使いやすい。
- 大容量の汚水タンク汚水タンクの容量が大きいため、頻繁に処理する必要はありません。
- 取り外し可能なタンク汚水タンクは車外から取り外して処理するため、車内は清潔に保たれます。
汚水タンクがいっぱいになる前に、キャンプ場などに設置された専用の「ダンプステーション」を使って処理しましょう。タンクの状態をチェックできる機能がついているものもあり、便利です。
マリントイレ
マリントイレは、船のトイレシステムをキャンピングカーに応用したものです。ダンプステーションと呼ばれる専用の処理施設を使って、汚水を簡単に処理できます。
- 薬剤で汚水を分解マリントイレでは薬剤で汚水を分解し、見た目に汚水が残らないので視覚的にも快適です。
- 専用ダンプステーションキャンプ場やRVパークには、汚水を処理するための設備が整備されている場所もあります。
- 簡単な処理トイレから直接汚水をダンプステーションに流し、後はホースで処理するだけで簡単です。
ただし、日本ではダンプステーションの設置がまだ十分でないため、アメリカと比べて普及していない点に注意が必要です。そのため、カセット式トイレが主流になっています。
車中泊トイレ、実際に「いる?」それとも「いらない?」
キャンピングカーにトイレを設置するべきか、しないべきか。これに関しては、車中泊をする場所や旅のスタイルによって意見が分かれます。トイレを設置するメリットとデメリットを見てみましょう。
トイレがあった方がいい理由
- 田舎や山間部ではトイレが少ない特に都会から離れた場所ではトイレが少ないため、トイレがあると安心です。
- 渋滞時の安心感長時間の車移動や渋滞時にも車内でトイレを使用できると便利です。
- 子供や高齢者への配慮子供や高齢者を乗せている場合、途中でトイレに困らないための安心感があります。
トイレがいらない理由
- 清潔なトイレが多い都市部や高速道路のサービスエリア、道の駅には清潔なトイレが多く、わざわざ車中泊にトイレを設置する必要がない。
- 汚水処理が面倒汚水を処理できる場所が限られているため、処理が手間だと感じる人も多い。
- 臭いが気になる車内にトイレがあると、臭いの問題が発生する可能性があります。
車中泊トイレに関する疑問解決
Q1: トイレの処理はどうすればいいですか?
ポータブルトイレやカセット式トイレの場合、汚水タンクが満杯になったら、キャンプ場に設置されているダンプステーションや自宅のトイレで処理するのが基本です。公共のトイレでの処理はマナー違反なので注意しましょう。
Q2: どのタイプのトイレが一番使いやすいですか?
使いやすさは個人のニーズによりますが、カセット式トイレは水洗式で清潔感があり、比較的手間も少なく使いやすいとされています。ポータブルトイレは軽量で持ち運びが簡単なので、小型車で車中泊する場合には便利です。
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まとめ
車中泊でトイレを使用する際は、マナーを守りながら自分に合ったトイレを選ぶことが大切です。ポータブルトイレ、カセット式トイレ、マリントイレの特徴を理解し、自分の旅行スタイルに最適なものを選ぶことで、快適な車中泊が楽しめます。トイレの処理方法や使用後の清掃をしっかりと行い、周囲の人々にも配慮することを忘れずに、快適な車中泊ライフを送りましょう。


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