車載冷蔵庫を持ち歩くアウトドアや車中泊の楽しさは計り知れませんが、その一方で「どれくらい電力を消費するのか?」という疑問もついて回ります。特にポータブルバッテリーを使って稼働させる場合、バッテリーの消費電力や持続時間が気になるポイントです。今回は「車載冷蔵庫 消費 電力」というテーマを徹底的に分析し、具体的な実測データとともにそのポイントを解説します。
この問題については、初心者でもわかるように、簡単な実験データとともに「ECOモード」と「MAXモード」の違い、またポータブルバッテリーの容量が消費電力に与える影響を詳しく解説します。これを読むことで、実際の使用シーンでも迷わず適切な選択ができるようになりますよ!
ポータブルバッテリーを使って車載冷蔵庫を動かしてみた結果

車について疑問を持っている人のイメージ
車載冷蔵庫とポータブルバッテリーを組み合わせると、アウトドアでの使用が一層便利になります。しかし、実際にはどれほどの時間使用できるのでしょうか?さまざまな実験を通じてその実態を探ってみました。
実験設定と使用した機器
まず、実験に使用した機器の概要です。
車載冷蔵庫Alpicool 2室 31L
* 左右分かれた冷蔵・冷凍設定が可能
* 設定温度冷凍(-15℃)と冷蔵(5℃)
ポータブルバッテリーJackery ポータブル電源 1000 Pro(1000Wh)
測定機器SwitchBot 防水温湿度計(庫内温度測定)
この実験では、空の庫内を30℃付近の常温から冷却を開始し、どれくらいの時間でポータブルバッテリーが消費されるかを調査しました。
消費電力の変化と時間経過
まず、実験初期の消費電力は非常に高かったです。冷却を開始した直後の平均消費電力は43.5W。これは庫内の温度を下げるために多くの電力が使われたためです。しかし、時間が経過するごとに消費電力は安定し、18時間経過時点では27.7Wにまで減少しました。
ポータブルバッテリーの持続時間
AC出力使用時バッテリー残量がゼロになるまで約20.5時間(平均消費電力48.9W)
DC出力使用時バッテリー残量がゼロになるまで約43時間(平均消費電力23.3W)
この結果から、ポータブルバッテリーはDC出力の方が効率的で、より長時間使用できることがわかりました。AC出力ではDC/AC変換ロスが大きく、消費電力が無駄に高くなる傾向がありました。
モードによる消費電力の違い
車載冷蔵庫には、「MAXモード」と「ECOモード」があり、それぞれで消費電力が異なります。実際に両モードを比較してみると、その違いは驚くべきものがありました。
ECOモードとMAXモードの違い
ECOモード冷却は穏やかですが、消費電力が少ない。平均消費電力は16.1W程度。
MAXモード急速冷却を行うため消費電力が高い。平均消費電力は23.3W程度。
運転時間の違い
ECOモード1000Whのポータブルバッテリーで約62時間の運転が可能
MAXモード1000Whのポータブルバッテリーで約43時間の運転が可能
この結果から、ECOモードは消費電力を抑えつつ、長時間使用できるというメリットがあります。しかし、急速に冷却したい場合はMAXモードが有効です。どちらのモードを選ぶかは、使用シーンに応じて使い分けるとよいでしょう。
車載冷蔵庫 消費 電力に関する疑問解決
多くの人が気になるポイントとして、「どのくらい冷蔵・冷凍物を入れたら電力消費が増えるのか?」という疑問があります。実際に物を入れた状態で再テストを行い、その結果をお伝えします。
冷蔵・冷凍物を入れると消費電力はどう変わるか?
冷蔵や冷凍物を入れると、最初は冷却に多くの電力が必要となります。例えば、常温の2Lペットボトルや製氷皿を冷やすためには、初期に大きな電力が消費され、その後安定するまでに時間がかかります。その結果、以下のような消費電力の変化が見られました。
空状態平均消費電力23.3W
冷蔵・冷凍物あり平均消費電力30.3W
物が冷えるまでの初期段階では、消費電力が高くなりますが、その後安定すると、平均的な消費電力は空状態と大きく変わりません。
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まとめ
車載冷蔵庫の消費電力は、使用モードやポータブルバッテリーの出力方式によって大きく変わります。ECOモードでは長時間運転が可能であり、MAXモードでは急速冷却を行えるものの消費電力が高くなります。実際の使用シーンでは、ポータブルバッテリーの容量や冷蔵・冷凍物の量に応じて適切なモードを選ぶことが重要です。
また、DC出力を使用することで、AC出力時に比べて効率的にバッテリーを使えるため、長時間使用することが可能になります。
車載冷蔵庫を長時間運転したいと考えている方は、ポータブルバッテリーの選び方やモードの使い分けをしっかり理解し、アウトドアや車中泊の際に十分な電力を確保できるように準備しましょう。


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