車中泊やバンライフを楽しみたいと思っているあなた、法律や規制が気になりませんか?どんなカスタムが合法なのか、どこまでが違法改造になるのか、車検を通すためには何が必要か、実際に車中泊を始める前に知っておきたいことはたくさんあります。今回は、車中泊に関連する法律と規制を徹底的に解説し、安心してバンライフを楽しむための7つのポイントをご紹介します。
車中泊に関わる主な法律と規制

車中泊の法律やマナーのイメージ
車中泊をする際には、どんな規制があるのか、どのようなルールを守らないといけないのかを理解することが重要です。ここでは、車中泊に関連する法律や規制について、具体的なポイントを解説します。
車両の用途とナンバー区分
車両のナンバー区分によって、車中泊に必要な改造の内容が変わります。特に重要なのは、「8ナンバー」と「4ナンバー」「5ナンバー」の違いです。
8ナンバー(キャンピングカー登録)キャンピングカーとして使用するための登録が必要です。このナンバーであれば、車中泊仕様にするための改造がしやすいですが、DIYで8ナンバーを取るのは非常に難しいため、事前に確認しておくことが大切です。
4ナンバー・5ナンバーこれらのナンバー車両でも、車中泊仕様にすることは可能ですが、制限があります。例えば、5ナンバーの車両では、後部座席を取り外す際には構造変更が必要で、車両の登録変更も必要になります。
車中泊仕様に改造する前に、どのナンバーであるかを確認し、必要な手続きをしっかりと行いましょう。
乗車定員変更と構造変更の手続き
車両をDIYでカスタムする際、最も注意が必要なのが乗車定員の変更です。後部座席を取り外す場合、元々の乗車定員が変更されることになり、その手続きを忘れてしまうと、車検に通らない可能性があります。
例えば、元々6名乗りの車両で3名分の後部座席を撤去した場合、構造変更を行い、乗車定員を3名に変更する手続きが必要になります。この手続き後、車両の乗車定員が変更されるため、定員以上に乗車することはできません。
DIYカスタムにおける難燃素材の使用
車中泊仕様にするために内装をDIYで変更する場合、安全性を考慮して、使用する素材が重要です。特に火災のリスクを防ぐためには、内装に使用する素材が「難燃性」でなければなりません。日本の法律では、難燃性の基準をクリアする素材が定められており、木材の使用も規定があります。
木材の使用車内の荷室部分に木材を使用することは問題ありませんが、乗車スペース部分に木材を使う場合は、その厚さや素材に注意が必要です。一般的に、厚さ3mm以上の木材は難燃材として認められます。
車両重量の制限と構造変更
車両をカスタムする際に最も気をつけるべきなのが車両の重量です。車検証に記載されている車両の重量から±50kgの範囲内であれば、構造変更をせずに車検を通すことができます。この範囲内であれば、例えばベッドフレームなどを車体に固定しても問題ありません。
ただし、荷物を積みすぎて車両重量が大きく増えてしまうと、車検を通すために追加の手続きが必要になります。車両の重量管理をしっかり行い、車検をスムーズに通すための準備をしておきましょう。
車中泊車両の車検と受け入れに関する注意点
車中泊仕様にカスタマイズした車両の車検には、注意すべきポイントがいくつかあります。特に、どこで車検を受けるかによって対応が異なります。
陸運支局とディーラーでの車検の違い
車検を受ける場所によって、通過できる基準や対応が異なります。
陸運支局での車検陸運支局では、法律で定められた検査項目に合格すれば車検を通すことができます。改造車でも基準をクリアすれば問題ありません。
ディーラーでの車検ディーラーでは、改造車や純正品以外の部品を使用している車両の場合、車検を断られることがあります。ディーラーは安全基準を重視しており、改造車に対して厳しい場合があります。
ディーラーでの車検を希望する場合、あらかじめ改造内容を伝え、確認を取っておくと安心です。
車両保険と車中泊仕様車
車両をカスタムする際には、車両保険の契約内容も確認することが大切です。構造変更を行った場合、保険会社への申告が必要になります。特に、改造が事故の原因となった場合、保険金が支払われないこともあるため、事前に保険会社に報告しておくことをおすすめします。
車中泊に関するよくある疑問と解決策
車中泊に関する質問や不安点について、よくある疑問を解決します。
車中泊をするために必要な改造は?
車中泊をするためには、車両の改造が必要ですが、必ずしも全ての部分を変更する必要はありません。例えば、ベッドや収納スペースを作ることが多いですが、車両のナンバーや用途によっては、構造変更の手続きが必要になる場合があります。
車中泊仕様の車は車検に通るか不安
車中泊仕様にカスタムした車は、車検に通るか不安に思うかもしれませんが、基本的には車両が規定に合っていれば問題なく車検に通ります。ただし、車両の構造変更やナンバー変更が必要な場合がありますので、事前に確認しておくことが重要です。
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まとめ
車中泊を楽しむためには、車両の改造に関する法律や規制をしっかりと理解することが大切です。ナンバー区分や乗車定員変更、車両のカスタム方法についての理解を深め、安全で楽しいバンライフを送るための準備をしましょう。車検や保険についても確認し、安心して車中泊を楽しんでください。
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