「もう桜は終わった…」なんて思っていませんか?本州では4月に散ってしまった桜も、北海道では5月にようやく満開を迎えます。ゴールデンウィークに合わせて咲き誇る北海道の桜は、混雑知らずの穴場スポットが宝庫。しかも、道東では5月下旬まで桜が楽しめるという、日本国内でここだけの特別な春が待っています。観光客が五稜郭や円山公園に集中しがちな中、地元の人だけが知る穴場スポットを知っていれば、誰もいない絶景を独り占めできる。そんな最高のお花見体験がこの記事で丸ごとわかります。
- 2026年の北海道は桜前線の到着が平年よりも早く、函館では4月26日頃が満開予想で5月上旬からは道央・道北・道東へと桜前線が北上していく。
- 一般に知られていない穴場スポットから、駐車場の有無・混雑を避けるタイミングまで実用的な情報を網羅している。
- 北海道独自の桜品種であるエゾヤマザクラやチシマザクラの魅力と、それぞれの楽しみ方を詳しく解説している。
- 北海道の桜が5月に咲く理由と2026年の開花予想
- 穴場スポット厳選10選!エリア別に徹底解説
- 駐車場と混雑回避の実践テクニック
- 北海道の桜の種類と見分け方知ると2倍楽しくなる
- 北海道の花見で絶対やってほしい!道民文化「お花見ジンギスカン」の全作法
- スポット別・近隣駐車場と交通規制の完全ガイド
- エリア別・近くで絶対食べたいご当地グルメと観光スポット提案
- 目的地周辺でよくわかるはずなのに困る「あるある問題」を体験ベースで解決!
- 車で行く人のためのエリア別最適ルートと宿泊プラン提案
- おさえておきたい注目スポット!2026年に行くべき追加の穴場
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- 北海道の5月桜お花見に関する疑問を解決!
- 事前に「akippa」や「特P(とくぴー)」で駐車場の確保をしよう
- まとめ
北海道の桜が5月に咲く理由と2026年の開花予想

桜のイメージ
北海道の桜が5月に咲くのは、冬の寒さが厳しく春の訪れが遅いからだと、なんとなく知っている人は多いでしょう。でも、実はもう少し奥深い話があります。北海道は南北に約500kmもの距離があり、南の函館と北の稚内では気候が大きく異なります。桜前線がゆっくりと北上しながら道内を旅するため、エリアを変えれば4月下旬から5月下旬まで、実に約1か月にわたって桜を楽しめるのです。これは本州では絶対に味わえない、北海道ならではのお花見カレンダーです。
2026年の最新予想によると、北海道の桜は平年よりもやや早い~非常に早い開花が見込まれています。具体的には、函館で4月22日に開花して4月26日前後に満開、札幌は4月24日に開花して4月28日頃が満開のピークと予想されています。その後、桜前線は北上を続け、道北の稚内や道東の釧路では5月上旬に咲き始め、釧路町の別保公園では5月中旬から下旬が見頃というスケジュールになっています。
もうひとつ北海道の桜が特別な理由があります。それは品種の多彩さです。本州で馴染み深いソメイヨシノはもちろん、北海道ではエゾヤマザクラ、チシマザクラ、カスミザクラ、ヤエザクラなどが次々と開花します。特にエゾヤマザクラはソメイヨシノよりも花の色が濃いピンクで葉と花が同時に開く品種で、本州ではなかなか見られない独特の景観を生み出します。チシマザクラは北方領土由来の品種で、コンパクトな樹形に可憐な花を咲かせ、根室市が日本唯一の標本木指定地として知られています。
穴場スポット厳選10選!エリア別に徹底解説
道南エリア松前公園(松前町)で250種の桜を1か月楽しむ
函館から車で約2時間かかる松前町ですが、ここは北海道随一の桜の名所として別格の存在です。約250種・1万本という圧倒的な規模で、早咲き・中咲き・遅咲きが順番に花開くため、なんと約1か月間にわたって桜を楽しめます。北海道唯一の日本式城郭・松前城を背景に咲き誇る桜の景色は、ほかのどこでも見られません。
注目なのが、樹齢300年以上を誇る三大名木です。光善寺の「血脈桜」、龍雲院の「蝦夷霞桜」、天神坂門の「夫婦桜」の3本は、どれも歴史に裏打ちされた圧倒的な存在感を放っています。2026年の松前さくらまつりは4月18日から5月10日の予定で、GWも真っ只中に入るため、遠方からのアクセスにも最適なタイミングです。函館からのドライブルートとして組み合わせれば、日帰りでも十分楽しめます。
道央エリア旭山公園(旭川市)で3,500本のエゾヤマザクラを独り占め
旭川といえば「旭山動物園」が有名ですが、隣接する旭山公園は地元の人が推す穴場中の穴場です。動物園見学の帰りにふらっと立ち寄れる好立地でありながら、なんと3,500本ものエゾヤマザクラが丘の斜面を淡いピンクに染め上げます。見頃は例年5月上旬から中旬で、毎年「夜桜まつり」も開催されます。2026年は4月29日から5月3日の連休期間に予定されているため、GWの旭川観光に組み込める絶好のスポットです。
駐車場から中腹のあずまやにかけて桜が密集しており、坂をゆっくり上りながら花見をして、振り返ると眼下に旭川の市街地が広がるという絶景が待っています。さらに5月末まではバーベキューやジンギスカンも楽しめるため、食べながら花見というスタイルも旭山公園ならではです。
道央エリア美唄市東明公園で珍しいチシマザクラも観賞できる
空知管内随一の桜の名所と呼ばれる美唄市東明公園は、まだ全国的な知名度が高くないため、穴場として狙い目です。ソメイヨシノ、エゾヤマザクラに加えて、花弁に赤いラインが入る珍しいチシマザクラを含む約2,000本が一斉に咲き誇ります。見頃は5月上旬で、この時期に合わせて「びばいさくら2026」が開催される予定です。夜桜のライトアップも4月下旬から5月上旬にかけて行われ、日が暮れてからも幻想的な花見が楽しめます。
道央エリア小樽・天狗山公園で海と桜のコラボを楽しむ
小樽市北部の小高い丘の上にある総合公園で、約690本の桜が5月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。坂の町・小樽らしく、傾斜のある地形がさまざまな角度からの桜の表情を生み出します。特に、駐車場から少し下った先のカーブからは眼下に小樽港が広がるビュースポットがあり、晴れた日には青い海と桜のピンクのコントラストが鮮やかです。写真好きの方にとっては、これ以上ないロケーションといえるでしょう。また5月中旬にはヤエザクラとツツジの競演も楽しめます。
道央エリア北海道大学キャンパスで散歩がてら優雅なお花見
国立大学の中でも日本最大の敷地面積を誇る北海道大学のキャンパスは、5月上旬がお花見のピークです。桜のトンネルが出現することでも知られており、ロマンチックな雰囲気の中をゆっくり散歩できます。早咲きのシダレザクラが散った後も、5月中旬にはヤエザクラが楽しめるため、長期間にわたって花見ができるのが魅力です。キャンパス内は開放されているため無料で入れますし、札幌駅からも近くアクセス抜群です。混雑しやすい円山公園や北海道神宮の代替スポットとして、地元の人たちに愛されています。
室蘭エリア母恋富士下の桜並木で29種の希少な桜に出合う
室蘭市の「母恋富士下の桜並木」は、JR母恋駅近くの住宅街にある知る人ぞ知る桜スポットです。約29種類・130本余りの桜が坂道を包み込むように咲き、その中には宮城県の鹽竃神社から3年がかりで許可を得て移植した国の天然記念物「シオガマザクラ」という、全国的にもほとんど見られない希少な桜まで楽しめます。開花時には行灯がともされ、夜桜の雰囲気も格別です。ただし周辺は住宅街のため駐車場がなく、公共交通機関か近くの有料駐車場を利用することを忘れずに。
道東エリアあっけし子野日公園で桜と牡蠣の最強コラボ
厚岸町の子野日公園は、道東エリアの中でも特別な存在です。エゾヤマザクラを中心に、道東唯一の「普賢象(ふげんぞう)」という珍しい品種の桜も楽しめます。見頃は例年5月上旬から中旬にかけてで、2026年は5月10日から18日に「あっけし桜・牡蠣まつり」が開催される予定です。桜の木の下で厚岸湾の新鮮な牡蠣を焼いて食べるという、なんとも贅沢なお花見体験ができます。焼台レンタルもあるため手ぶらでも大丈夫です。花と食のコラボという点では、北海道内でもトップクラスの体験といえるでしょう。
道東エリア別保公園(釧路町)で「日本一遅い桜」を体験する
釧路町の別保公園は日本一遅い桜まつりが開催されることで知られ、例年5月中旬から下旬が見頃です。エゾヤマザクラ、チシマザクラ、クシロヤエザクラなど約700本が咲き誇り、散策路が花のトンネルになります。本州ではとっくに桜が散った時期に、まだ満開の桜を楽しめるという特別感は格別です。園内には無料で使えるバーベキュー施設「青翔亭」があるため、ジンギスカンをしながらのお花見も定番の楽しみ方です。国道44号線沿いにあり、道東自動車道・釧路東ICから約10分とアクセスも良好です。
根室エリア明治公園のチシマザクラは桜前線の終着点
根室市の明治公園は、文字通り日本全国の桜前線が最後に行き着く場所です。北方領土由来のチシマザクラが例年5月上旬に開花し、日本一遅咲きの桜として有名です。根室市は国内で唯一、チシマザクラを標本木に指定しているまちで、その希少価値は計り知れません。2026年は5月5日から11日にかけて「日本一遅咲きの桜×根室の映えるサイロライトアップ」イベントが開催される予定で、明治時代のサイロとチシマザクラが夜の光の中で浮かび上がる景観は、一生に一度は見てほしい絶景です。根室のご当地グルメ「エスカロップ」も合わせて楽しむのがおすすめです。
網走・大空エリア女満別豊住神社とひがしもこと芝桜公園の一日二度楽しみ
大空町の女満別豊住神社は、参道を彩る桜が例年5月初旬に見頃を迎える静寂な穴場スポットです。地域の人々に長年大切にされてきた参道の桜は、観光地化されていない素朴な美しさがあります。ちょうど同じ時期に見頃を迎えるひがしもこと芝桜公園と合わせて訪れると、一日で二つの花の名所をハシゴできます。10ヘクタール(東京ドーム2個分以上)がピンクに染まる芝桜の光景は、桜とはまた違う感動があります。ご当地グルメを楽しみながら広い園内をゆっくり散歩すれば、北海道ならではの春の贅沢が味わえます。
駐車場と混雑回避の実践テクニック
北海道の桜スポットを車で回るとき、駐車場の問題は見逃せません。五稜郭公園や北海道神宮などは開花期間中に混雑するため、早朝か閉園直前の時間帯を狙うのが鉄則です。特に五稜郭周辺は有料駐車場しかなく、GW中はかなり混み合います。一方で、旭山公園や別保公園、天狗山公園などの穴場スポットは無料駐車場が整備されており、GW中でも比較的スムーズに停められます。
北海道の郊外を桜めぐりするなら、レンタカーは必須といっても過言ではありません。公共交通機関では行けないスポットが多く、特に道東エリアは電車の本数も少ないため、自由に動ける車があると選択肢が格段に広がります。GW期間はレンタカーの予約が集中するため、4月初旬には確保しておくのが賢明です。
服装についても注意が必要です。5月の北海道は日中15℃前後まで上がる日も多いですが、朝晩は冷え込むため重ね着ができる服が不可欠です。特に道東や山間部は気温が低めで、桜の下でジンギスカンをしていても日が暮れると一気に寒くなることがあります。薄手のダウンやウインドブレーカーを1枚持っていくだけで、快適さが大きく違ってきます。
北海道の桜の種類と見分け方知ると2倍楽しくなる
北海道の桜を深く楽しむためには、品種の違いを知っておくと見る目が変わります。まずエゾヤマザクラは、北海道の山野に自生する原種に近い桜です。ソメイヨシノとの最大の違いは「葉と花が同時に出る」こと。葉の緑と花のピンクが混在する姿は、ソメイヨシノの「花だけ」という清楚さとは異なる野性味ある美しさです。花の色も濃いめのピンクで、群生すると山全体が燃えるように染まります。
チシマザクラは北方領土・千島列島由来の品種で、コンパクトな樹形が特徴です。根室の明治公園や別海町の野付小学校など、道東の限られたエリアにしか自生しておらず、その希少性からも「日本一遅い桜」として特別視されています。樹高はさほど高くなく、可憐な小さな花を鈴なりに咲かせる様子は、他の桜とは全く異なる趣があります。
ヤエザクラは花弁が八重になっている品種の総称で、松前公園の約8割を占めます。一つの花に花びらが何十枚も重なるボリューム感が特徴で、ソメイヨシノより2週間ほど遅れて咲くため、松前公園では4月上旬から6月上旬まで長期間のお花見が可能になっています。色も白・淡いピンク・濃いピンク・淡い黄色などさまざまで、松前公園を「桜の博物館」と呼ぶ人もいるくらいです。
北海道の花見で絶対やってほしい!道民文化「お花見ジンギスカン」の全作法

桜のイメージ
北海道に来て、桜の下でお弁当を広げようとしたら、まわりがモウモウと煙を上げてジンギスカンをしていた——そんな衝撃を受けた道外の人は多いはずです。これは「なんと豪快な」と驚く前に知っておくべき、北海道の花見文化の核心です。なぜ北海道の花見はジンギスカンなのか?その起源は昭和30年頃にさかのぼります。北海道滝川市の老舗ブランド「松尾ジンギスカン」が、花見で賑わう滝川公園で試食販売を行ったところ大盛況となり、その評判が道内全体に広まったのが始まりといわれています。「寒い春でも火を囲んで温まりながら食べる羊肉」という組み合わせは、北海道の気候にあまりにもぴったりで、あっという間に定番化しました。
観光客がもっとも驚くのは、公園内で火気が使えるエリア・期間が自治体公認で設けられていることです。函館市では花見期間(2026年は4月21日から5月6日の予定)に限り、五稜郭公園と函館公園の指定エリアで火気使用が解禁されます。午後7時から9時までライトアップも行われるため、昼も夜も花見ジンギスカンが楽しめる仕組みになっています。道外から来た観光客が最初に戸惑うのは「コンロや肉をどうやって準備するの?」という問題ですが、心配無用です。五稜郭公園では「お花見ジンギスカンセット」を事前予約すれば、ラム肉・野菜・タレ・紙皿・はし・カセットコンロ・使い捨て鍋がすべてセットで届き、場所の確保から片付けまでスタッフがやってくれます。手ぶらで行って、桜の下でジンギスカンを食べて、手ぶらで帰れるという最高のシステムです。前日までの予約が必要なため、旅行計画を立てる段階で押さえておくのがポイントです。
旭川の旭山公園でも、桜の開花から5月末まで火気の使用が許可されており、バーベキューやジンギスカンを楽しむグループで賑わいます。道外の人がよく間違えるのが「どの公園でも花見ジンギスカンができる」という思い込みで、火気使用を禁止している公園も多いのが実情です。例えば札幌の中島公園は火気厳禁、円山公園は決められた期間・エリア内のみ許可という形になっています。現地に行ってから「ここではできない」と気づかないよう、事前に各公園の公式サイトやSNSで最新ルールを確認してから行くことが大切です。
スポット別・近隣駐車場と交通規制の完全ガイド
北海道の桜スポットに車で行くとき、駐車場の問題は本当に頭を抱えます。特にGW中は、人気スポット周辺の道路が大渋滞になることも珍しくありません。よくある失敗は「現地に着いたけど駐車場が満車で、1時間以上待った」「臨時規制で公園に近づけなかった」というものです。主要スポットごとに、知っておくべき駐車場・交通事情を整理しておきます。
五稜郭公園(函館市)は公園専用の無料駐車場がなく、周辺の有料駐車場を利用することになります。最もよく使われるのは、函館市五稜郭観光駐車場(97台・1時間200円、以後30分ごとに100円加算)と、函館市芸術ホール・北洋資料館・北海道立函館美術館の駐車場(229台・同料金)の2か所です。後者のポイントは、北洋資料館の入場料(大人100円)を払えば2時間まで駐車無料になることです。花見の間に資料館を少し見学するだけで、駐車場代がタダになるこのワザは現地の人もよく使っています。GW期間中の4月26日以降は、公園入口周辺に臨時交通規制(午前8時から午後6時)が敷かれ、一般車は進入できなくなります。この期間は市電の「五稜郭公園前」電停から徒歩約15分が現実的です。五稜郭タワー前にある大きな駐車場は観光バス専用なので、一般車が入ると係員に誘導されます。
函館公園は花見期間中、近くの住吉公園グラウンドが臨時駐車場として開放されます(無料)。こちらは五稜郭公園よりも穴場で、比較的スムーズに停められます。函館公園には約420本の桜と30店の露店が出て、ミニ遊園地もあるためファミリーにも人気が高いスポットです。
松前公園(松前町)は函館から車で約2時間と距離があります。公園周辺に複数の無料駐車場があり、スペースも比較的余裕があるため、道南エリアの桜スポットの中では最も駐車しやすい部類に入ります。まつり期間中の週末は混雑しますが、平日なら朝9時以降でも問題なく停められることが多いです。
旭山公園(旭川市)は旭川電気軌道バスの「動物園正門」停留所から徒歩約15分の距離です。公園の駐車場は無料で、GW期間でも比較的余裕があります。旭山動物園との兼ね合いで周辺の道路が混むことがありますが、動物園開園前の早朝に公園に先に行けばスムーズです。
別保公園(釧路町)は国道44号線沿いにあり、道東自動車道・釧路東ICから約10分でアクセスできます。無料駐車場が整備されており、釧路エリアでは随一の使いやすさです。
エリア別・近くで絶対食べたいご当地グルメと観光スポット提案
函館エリア塩ラーメンと夜景で花見旅を完璧にする
五稜郭公園で桜を楽しんだ後は、公園のすぐそばにある老舗ラーメン店で函館名物の塩ラーメンを食べてほしいです。透き通った黄金色のスープが特徴の函館塩ラーメンは、あっさりしているのに奥深いコクがあり、花見でお腹いっぱいになった後でもするっと食べられます。さらに花見の翌朝は函館朝市でイカ刺しやウニ丼を堪能し、ロープウェイで函館山に上れば日本三大夜景のひとつを満喫できます。桜と夜景の両方を一日で楽しめるのは、函館という街の圧倒的な魅力です。松前まで足を延ばした日は、松前名物の「松前漬け」をぜひ現地で購入してください。スルメイカ・数の子・昆布を醤油に漬け込んだ郷土食は、お土産としても喜ばれます。
旭川・道北エリアラーメンとジンギスカン食べ放題で北海道を体感
旭川には醤油ベースの濃厚な旭川ラーメンという独自のラーメン文化があります。豚骨と魚介のダブルスープが特徴で、函館の塩ラーメン・札幌の味噌ラーメンと並ぶ北海道三大ラーメンのひとつです。旭山公園で花見をした後、旭川駅周辺のラーメン街でその違いを食べ比べするのが旭川観光の王道コースです。また旭川には大型のジンギスカン専門店も多く、ラム肉の食べ放題コースは地元民にも人気です。桜を見ながら外でジンギスカンを楽しみ、夜は屋内の専門店でさらにゆっくり味わうという「ジンギスカンのW食い」も、北海道ならではの贅沢な楽しみ方です。
道東エリア厚岸の牡蠣と釧路の炉端焼きで海の幸を堪能
道東の桜スポットを巡るならば、食のアクセルを全力で踏んでほしいところです。厚岸の牡蠣は、日本国内でも年間を通じて生牡蠣が食べられる数少ない産地として知られています。子野日公園の「あっけし桜・牡蠣まつり」では、桜の下で焼きたての牡蠣を食べられますが、まつり期間外でも厚岸の道の駅で新鮮な牡蠣が買えます。釧路では明治時代から続く「炉端焼き」文化が発達しており、炭火でホタテやカニ、串焼きなどを豪快に焼いてもらう釧路式の食文化は観光客に大人気です。別保公園で桜を見た後、夜は釧路の炉端焼き店に行くというルートが、道東桜旅の理想的なフィナーレです。また根室では、ライスの上にバターライスと薄切り豚肉・デミグラスソースが乗った謎めいたご当地グルメ「エスカロップ」を試してほしいです。食べてみると意外においしく、根室に来た記念として記憶に残る一品です。
目的地周辺でよくわかるはずなのに困る「あるある問題」を体験ベースで解決!
「着いたら桜がまだ咲いてなかった」を防ぐ方法
北海道の桜は開花のタイミングが年によって最大2週間ほどずれることがあります。旅行の予約を1か月前に入れてしまうと、行ってみたら「つぼみだった」「もう散っていた」という事態が起こります。これを防ぐには、開花予測サイト(ウェザーニュース、tenki.jp)を旅行の2週間前から毎日チェックして、見頃が近づいたら直前予約に切り替えるのが賢い方法です。特にGW期間は北海道の桜がちょうど見頃になる時期と重なりますが、2026年のように「平年より早い」年は、GW初日に行ったらもう散り始めていたというリスクもあります。飛行機やホテルのキャンセル料が発生しない期間内に予約変更できる柔軟な旅行プランを組んでおくのが、10年花見を続けているベテランの共通点です。
「駐車場を探して2時間ロスした」を避ける具体的な手順
GW中の人気スポットに車で向かうとき、ナビの到着時刻を信じてはいけません。渋滞で実際にかかる時間はその1.5倍から2倍になることがあります。特に五稜郭公園周辺は、交通規制が入る4月26日以降、午前10時頃から周辺道路が慢性的に混雑します。現地の人が使うのは「花見客が動き出す前の午前7時から8時台に駐車場を確保する」という方法です。早朝に駐車場に入れてしまえば、後は終日歩き回って花見を楽しめます。五稜郭エリアでは北洋資料館の駐車場を朝一番に確保して資料館を見学し、午前中いっぱい五稜郭公園で過ごすという流れが最も効率的です。
「花見は行ったけど何をしていいかわからなかった」を解消するタイムライン提案
北海道の花見スポットに着いたはいいけれど「あとは写真を撮るだけ?」と感じてしまう人は意外に多いです。道民の花見は「行く→場所を取る→食べる→飲む→喋る→散策する→また食べる」という循環で3時間から半日かけて過ごすのが普通です。道外からの観光客は写真を撮ってそそくさと次の観光地に移動しがちですが、これはかなりもったいない。桜の下にレジャーシートを敷いて、コンビニやスーパーで北海道産のチーズや乳製品、地元のお菓子などを買い込み、「ゆっくり食べながら花見をする」というだけで旅の満足度が全く変わります。スーパーで売っている「サッポロクラシック」(北海道限定ビール)を片手に桜を眺めるのも、地元民気分を味わえる体験です。
車で行く人のためのエリア別最適ルートと宿泊プラン提案
北海道の桜を車で巡るなら、桜前線の動きに合わせて南から北に移動するルートが最も合理的です。下記のように5日間のモデルプランを考えると、1回の旅行で道南・道央・道北の桜を全部楽しめます。
1日目は函館に入り、五稜郭公園でお花見ジンギスカンを体験します。夜は函館山で夜景を楽しんでから宿泊。2日目の午前中に松前公園で250種の桜を満喫し、午後は大沼国定公園を経由して北上します。3日目に札幌に移動し、北海道神宮・円山公園を早朝に散策してから北海道大学キャンパスへ。午後は小樽の天狗山公園に立ち寄りつつ海産物を購入。4日目に旭川の旭山公園で3,500本のエゾヤマザクラを堪能し、旭川ラーメンで締めます。5日目は美唄東明公園に寄ってから新千歳空港へという流れです。
3日以内の短期旅行なら、道南集中プラン(函館+松前)か、道央集中プラン(札幌+小樽+旭川)に絞るのが賢明です。欲張って道東まで行こうとすると移動だけで1日つぶれてしまうため、道東の桜(釧路・根室・別海)は別旅行として計画するのが正解です。GW期間のホテルは早い段階で満室になるため、旅行日程が決まったら宿の確保を最優先にしてください。人気の旭川・函館のホテルは3月には埋まり始めます。
おさえておきたい注目スポット!2026年に行くべき追加の穴場
二十間道路桜並木(新ひだか町)7kmを超える日本一の桜並木
静内(新ひだか町)の「二十間道路桜並木」は、全長約7km・2,000本を超えるエゾヤマザクラが一直線に並ぶスケールで、「さくら名所100選」「日本の道100選」「北海道遺産」の三冠を持つ場所です。2026年の開花予想は4月23日頃、満開は4月27日頃とされています。車で走り抜けるだけでも壮観ですが、メインストリート脇の「花のトンネル」と呼ばれる細い砂利道を歩くと、両側から桜が覆い被さるように続く回廊に入り込めます。ここは知名度の割に駐車場もあり比較的ゆっくりできるスポットです。近くは馬産地の浦河・静内エリアなので、牧場や競走馬のふるさとを眺めながらのドライブが絶好の組み合わせになります。
モエレ沼公園(札幌市東区)世界的彫刻家が設計した公園で桜と芸術を同時に
世界的彫刻家イサム・ノグチが設計したモエレ沼公園は、広大な敷地にエゾヤマザクラなど約2,800本の桜が植えられた札幌の穴場です。「サクラの森」には約1,600本の桜が集中しており、カスミザクラ・チシマザクラ・ヤエザクラも楽しめます。5月になるとピンクの桜とグリーンのモエレ山(公園内のアート的な築山)のコントラストが非常に美しく、最大25mまで吹き上がる「海の噴水」(夜はライトアップ)と桜の共演も見られます。子どもが走り回れる遊具が126基も設置されているため、家族連れには理想的な花見スポットです。駐車場も完備されており、円山公園ほどの混雑がないのも魅力です。
栗山公園(栗山町)桜のトンネルが圧倒的な知る人ぞ知るスポット
空知エリアの栗山公園は、御大師山の麓にあり中央通路の桜並木が「サクラのトンネル」と評されるほどの迫力をもつ場所です。山の園路とその周辺を含めた桜の彩りが美しく、花見客も地元の人が中心なため観光地化されていない落ち着いた雰囲気があります。新千歳空港から車で約30分という好アクセスも特徴で、北海道到着初日や最終日に立ち寄れる便利な立地にあります。
ぶっちゃけこうした方がいい!
正直に言います。北海道の桜を「できるだけ人が少ない穴場で見たい」と思っているなら、戦略は一択です。「桜前線を追いかけて道南から道東へ移動すること」ではなく、「最初から道東や道北の小さな穴場スポットに絞ること」です。五稜郭や円山公園は確かに美しいですが、GW期間中は道内外から人が集中するため、「桜より人の方が多い」状態になりがちです。穴場を求めている人がこぞって向かうからこそ、穴場でなくなる——これが有名スポットのジレンマです。
個人的には、こういうプランの組み方が一番楽だし効率的だと思っています。まず千歳空港でレンタカーを借りたら、GW前半は人が多い道南・道央の有名スポットをさらっと流して「雰囲気だけ楽しむ」。そしてGW後半(5月3日以降)に道東の別保公園・根室明治公園・あっけし子野日公園へ移動する。この時期、本州の観光客はすでに帰宅しており、道東は一気に落ち着きます。道東では駐車場も空いていて、牡蠣・炉端焼き・エスカロップといった絶品グルメもあり、桜まで見られる。これがどれだけコスパの高い体験かを、行った人はみんな口をそろえて言います。
もうひとつ言うと、北海道の花見に「完璧なタイミング」を求めすぎない方がいいです。桜の満開は数日しか続かず、天気が悪ければ雨の中で花を見ることになります。でも、北海道の桜はそのくらい「一瞬の命」だからこそ美しい。散りかけの花びらが雪のように舞う風景も、つぼみが膨らみかけている瞬間も、北海道の春という特別な時間の中に全部ある。「今日の桜の状態がどうであれ、ここに来た自分が正解だった」と思えるくらいの気持ちで出かけると、北海道の花見は100点満点になります。プランより気持ちの準備の方が大事——それがいちばんの花見攻略です。
北海道の5月桜お花見に関する疑問を解決!
GWに北海道で桜は見られますか?
見られます!ゴールデンウィークは北海道のお花見シーズンの中心です。4月下旬から5月上旬には道南・道央が見頃を迎え、5月上旬から中旬にかけては道北・道東へと桜前線が移動します。本州ではすでに桜が散ってしまったGW後半でも、北海道の道東では桜が満開という状況になるため、「今年はもう桜を見逃した」と思っている人こそ、北海道に飛んでくる価値があります。
北海道の桜スポットはどこも無料ですか?
ほとんどのスポットは無料で楽しめますが、駐車場は有料の場合があります。例えば五稜郭公園の周辺駐車場は有料で、北海道神宮は参拝者であれば1時間まで無料ですが混雑時は公共交通機関の利用が推奨されています。一方、旭山公園・別保公園・子野日公園などは無料駐車場が整備されており、ファミリーでも気軽に立ち寄れます。観光・イベントとして有料になるのは、まつりの会場内で食事や物販を楽しむ場合が主です。
北海道の桜の見頃は天気によって変わりますか?
大きく変わります。気温が高い日が続けば開花が早まり、反対に寒い春になれば遅れます。2026年は平年よりも早い開花が予想されているため、GW前半から道南・道央エリアでのお花見が十分楽しめると考えられています。天気予報の「桜開花情報」はテレビやネットで毎日更新されるため、訪問の直前に最新情報を確認することが大切です。また、北海道の5月は晴れた日の日差しが強く、桜と青空のコントラストが本州以上にくっきり出やすいのも特徴です。
車中泊しながら桜めぐりはできますか?
できます!北海道は道の駅の数が全国でもトップクラスで、車中泊スポットが充実しています。桜スポットの近くにある道の駅を拠点にしながらエリアを移動すれば、ホテルの確保が難しいGW期間でも快適な旅が実現します。ただし、5月でも夜間は気温が一桁台になることがあるため、防寒対策は必須です。なお、駐車場での宿泊は施設のルールに従い、他の利用者に配慮したマナーを守ることが大前提です。
事前に「akippa」や「特P(とくぴー)」で駐車場の確保をしよう

近場の駐車場が満車だったらどうする?
車で行くときは、駐車場をどこにするか問題が常に付きまといます。
特に観光地や有名な場所ほど目的地に近い駐車場が限られています。なので、大体「満車」になっています。
せっかく来たのに、駐車場探すだけで20分や30分も時間を費やすのは時間がもったいないですよね?
そんなときは事前予約型の駐車サービスで確保しておくと、現地で焦る心配もありませんし、気持ちの余裕が生まれてより楽しい時間を過ごすことができます。
「akippa
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まとめ
北海道の5月の桜は、本州とは別次元の楽しさがあります。桜前線が1か月以上かけてゆっくり北上するため、行く場所とタイミングを組み合わせれば、ひとつの旅で複数エリアの桜を楽しむことができます。五稜郭や円山公園といった有名スポットは混雑するからこそ、旭山公園・美唄東明公園・別保公園・あっけし子野日公園・根室明治公園といった穴場スポットに目を向けてみてください。人混みに揉まれることなく、広大な北海道の自然の中でゆったりと咲く桜を独り占めできる感動は、きっと生涯忘れられない春の記憶になるはずです。今すぐレンタカーとホテルの予約を入れて、北海道でしか体験できない5月の桜旅を計画してみてください!

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