日本三名泉のひとつ、下呂温泉。せっかく行くなら、絶対に後悔したくないですよね?温泉街をぶらぶら歩くだけじゃもったいない!実は、地元の人しか知らないお得な裏ワザや、2026年1月現在の最新イベント情報があるんです。この記事を読めば、初めての方もリピーターも、下呂温泉の魅力を200%引き出せる完璧な旅ができます。
- 湯めぐり手形2,500円で3軒の旅館温泉を巡れるお得システムと活用術
- 2026年1月から3月まで毎週土曜開催の冬の花火物語など最新イベント
- 飛騨牛グルメの食べ歩きスポットと絶対外せない温泉スイーツの名店
下呂温泉ってどんな温泉地なの?美肌効果抜群の秘密

車の前で困っている人のイメージ
下呂温泉は岐阜県下呂市に位置し、1000年以上の歴史を持つ温泉地です。室町時代には高僧万里集九が、江戸時代には儒学者林羅山が有馬温泉・草津温泉と並ぶ「天下の三名泉」と紹介したほどの名湯なんです。
温泉の特徴は、pH値9以上という強アルカリ性単純温泉。無色透明でほんのりとした湯の香りがあり、なめらかな肌触りが特徴です。肌に触れるとまるで美容液に包まれているような感覚で、別名「美人の湯」とも呼ばれています。
下呂温泉では昭和49年から温泉の集中管理システムを採用しており、源泉を一旦タンクに集めてから各施設へ供給しています。源泉温度は最高84℃、供給温度は55℃で、加温や加水をせずに温泉を提供しているのが大きな特徴です。この徹底した管理により、どの施設でも高品質な温泉を楽しめるんですよ。
温泉の効能は疲労回復、健康増進、神経痛、筋肉痛、肩こり、関節痛、冷え性など多岐にわたります。アルカリ性特有の石鹸効果により、入浴後は肌がツルツルスベスベになり、まさに天然の美容液と言えるでしょう。
絶対お得!湯めぐり手形の賢い使い方完全ガイド
下呂温泉を訪れたら絶対に活用したいのが「湯名人湯めぐり手形」です。2024年4月から価格が改定され、現在は1枚2,500円(税込)で販売されています。
この手形があれば、加盟旅館の中から3軒を選んで日帰り入浴ができます。通常、旅館の日帰り入浴は1回約1,000円かかるため、3軒巡れば約3,000円。つまり手形を使えば実質500円もお得になる計算です!
湯めぐり手形はどこで買える?
購入場所は下呂温泉観光案内所、加盟旅館のフロント、温泉街周辺のコンビニエンスストア(デイリーヤマザキ、ファミリーマートなど)です。ただし、人気商品のため品薄状態になることがあります。2025年3月の情報では生産が追いつかず、在庫切れの店舗も多かったとの報告があります。確実に入手したい方は、早めに複数の販売店を回ることをおすすめします。
手形の有効期限と使い方のコツ
手形の有効期限は購入から6ヶ月間です。1日で3軒すべて使い切る必要はなく、複数回の訪問に分けて利用できるのが嬉しいポイント。例えば、スノーボードや登山で下呂方面を訪れる機会が多い方なら、半年の間に何度も温泉を楽しめます。
使用方法は簡単です。手形の裏には「湯」「名」「人」の3枚のシールが貼られており、利用するたびにシールが1枚剥がされます。利用後は木製の手形を記念品として持ち帰れるので、旅の思い出にもなりますよ。
注意点として、4歳から12歳の子どもは大人と同伴の場合のみ、手形シール1枚で入浴可能です。例えば大人1人と子ども1人で利用する場合、手形シールは2枚必要になります。また、中学生以上は大人扱いで手形1枚が必要です。
加盟旅館によっては平日のみ利用可能、休前日・GW・お盆・年末年始は利用不可などの制限があります。事前に各旅館の利用条件を確認してから訪問することをおすすめします。
湯めぐり手形で行きたいおすすめ旅館
「下呂温泉小川屋」は100畳の畳で湯船を囲んだ畳風呂が有名です。足元がやわらかく滑りにくいので、お年寄りや子どもも安全に入浴できます。露天風呂の「白妙の湯」はホワイトイオンバスを採用しており、超微細な泡で湯が白濁し、まるでシルクのような肌触りになります。
「木曽屋」では本物のバラが浮かぶバラ風呂が楽しめます。赤、ピンク、白のバラに囲まれた贅沢な時間を過ごせます。他の利用者がいない時は写真撮影も可能なので、SNS映えする思い出が作れますよ。
「ひだ山荘」は下呂温泉で数少ない源泉100%かけ流しの宿です。加水していないため湯は熱めですが、美肌成分たっぷりの本物の温泉を味わえます。
「下呂温泉山形屋」の露天風呂は人工的な囲いが最小限で、森林に囲まれているような自然を感じながら温泉に浸かれます。飛騨川のせせらぎを聞きながら四季を感じられる贅沢な空間です。
2026年1月最新!今だけ楽しめる冬のイベント情報
毎週土曜日開催の花火物語は見逃せない
2026年1月現在、下呂温泉では「冬の下呂温泉『花火物語』~花火の歳時記~」が開催中です。期間は2026年1月10日から3月28日までの毎週土曜日、打ち上げ時間は20時30分から約10分間。全12回の公演が予定されています。
打ち上げ場所は下呂大橋下流の飛騨川河畔で、JR下呂駅から徒歩3分という好アクセス。温泉街の中心部からも見えるため、旅館の窓や露天風呂から花火を楽しむこともできます。
月ごとにテーマが設定されており、1月は成人式や寒明けを祝う花火、2月はバレンタインや合格祈願の花火、3月は桃の節句やホワイトデー、旅立ちを応援する花火が打ち上げられます。世界トップレベルの花火師による最新花火が、冬の澄んだ空に鮮やかに映え、下呂温泉の冬の風物詩となっています。
温泉街を彩るウインターイルミネーション
12月上旬から3月下旬にかけて、下呂温泉街の中心街に流れる阿多野谷沿いに、雪の結晶が描かれた行灯が灯ります。100基のうち5基にはハートの模様が描かれており、ハート模様の行灯を見つけると願いが叶うと言われています。温泉街の散策がより一層ロマンチックな体験になりますよ。
花火会場のしらさぎ緑地公園では、12月1日から2026年3月下旬の17時から22時までウインターイルミネーションが点灯されます。温泉街全体が幻想的な雰囲気に包まれ、カップルや家族連れに人気のスポットとなっています。
食べ歩き天国!下呂温泉のグルメスポット完全制覇
飛騨牛の炙り寿司は絶対外せない
下呂温泉で最も人気の食べ歩きグルメが飛騨牛の炙り寿司です。「湯島庵」は老舗精肉店直営のテイクアウト専門店で、A5等級の飛騨牛と下呂産の豚肉を使った肉寿司が評判です。
注文ごとに目の前で炙る「珠玉の三種盛り」では、霜降り寿司、赤身寿司、なっとく豚の豚バラ寿司の3貫を味わえます。とろけるような霜降り、旨味の強い赤身、肉厚でジューシーな豚と、それぞれの個性を一口ごとに楽しめるのが魅力。お店はえびせんに肉寿司を乗せて提供するため、食べ歩きしてもゴミが出ない工夫もされています。
営業時間は月・火・木・金が10時から17時、土日祝も10時から17時ですが、飛騨牛炙り寿司が無くなり次第終了となります。人気商品のため、早めの訪問をおすすめします。
温泉スイーツで心も体もあったまる
「ゆあみ屋」は温泉をテーマにしたスイーツが味わえる人気店です。店先では「ほんわかプリン」(400円)が桶で温められており、カゴに入ったカラメルを自分でかけて味わいます。下呂牛乳100%、岐阜県産玉子、マダガスカル産バニラビーンズ、乳脂肪分45%のフレッシュクリームなど厳選された素材をたっぷり使用した贅沢なプリンです。
店の入り口横には足湯があり、温泉スイーツを楽しみながら足を温めるという贅沢な時間を過ごせます。営業時間は9時から18時30分(変動あり)、不定休です。
「下呂プリン」は温泉街の中心にあるプリン専門店で、なめらかな口当たりと濃厚な風味が特徴です。地元の素材を生かした季節限定メニューも登場するので、訪れるたびに新しい味わいを発見できます。
「千寿堂」の「絞りたて栃の実モンブラン」は、目の前で絞るパフォーマンスが人気です。モンブランクリーム、中のアイス、スポンジすべてに下呂産栃の実を使用しており、ここでしか味わえない逸品となっています。
本格的な飛騨牛ランチを堪能するなら
「飛騨牛茶寮神月」は、本格的な鉄板焼きステーキを楽しめる高級レストランです。飛騨家具でまとめた落ち着いたインテリアで、椅子は高級ブランド「モクターブ」を使用しています。
平日限定ランチは3,300円から、飛騨牛ハンバーグランチは2,530円、特製飛騨牛カレーランチは1,980円と、比較的手頃な価格で飛騨牛を楽しめます。カウンター席では目の前でシェフが調理する臨場感を味わえますが、11,000円以上のコースでの利用となります。
「飛騨牛レストラン下呂松葉」では、SNSで話題の「飛騨牛かつ™」が人気です。あえてカツにすることで、たれにつけても良し、丼にしても良し、お茶漬けにしても良しと、食べ方の変化を楽しめます。ほとんどのメニューには20種類以上のサラダ・惣菜・デザートが食べ放題のサラダバーがついており、野菜ソムリエが監修した体に良い情報も発信されています。
「宴蔵」の「飛騨牛トマト丼」は、極上の飛騨牛を甘辛のタレとトマトを加えて炒め、さらにフレッシュなトマトと温玉をトッピングした丼ぶりです。ちょっぴり洋風な味わいで、タバスコとの相性も抜群。営業時間は11時から21時(ラストオーダー20時30分)、火曜休です。
無料で楽しめる足湯スポット巡り
下呂温泉街には無料の足湯スポットが点在しており、散策の合間に気軽に温泉を楽しめます。
鷺の足湯
下呂温泉で最初に作られた足湯で、温泉の湧く場所を村人に知らせたという白鷺伝説に由来して命名されました。24時間利用可能なので、早朝の散歩や夜の温泉街散策の際にも立ち寄れます。
田の神の足湯
下呂市役所近くの公園内にできた最も新しい足湯です。足湯の前には噴泉塔があり、手湯も楽しめます。こちらも24時間利用可能です。地元の学生が学校帰りに立ち寄る姿も見られる、地元に愛されているスポットです。
ゆあみ屋の足湯
温泉街の中心、白鷺橋のたもとにある「ゆあみ屋」の入り口横にある足湯では、温泉スイーツを楽しみながら足を温められます。食べ歩きスイーツと足湯を同時に楽しめる贅沢なスポットです。
さるぼぼ黄金足湯
温泉街の中心部にあり、飛騨牛グルメの食べ歩きスポットが近くに集まっています。足湯に浸かりながら飛騨牛の串焼きやコロッケを楽しむのもおすすめです。
下呂温泉合掌村で日本の原風景に触れる
下呂温泉合掌村は、白川郷などから移築した10棟の合掌家屋で構成された野外博物館です。村内は「合掌の里」と「歳時記の森」の2つのゾーンで構成され、飛騨地方の文化を紹介した展示物を見て回れます。
建物内では陶器の絵付けや陶芸、和紙の紙漉きなど幅広い体験メニューが楽しめます。池の鴨が人懐っこく、一緒に写真を撮れるほど近寄ってくるのも魅力のひとつ。合掌村見晴台に上がると全体が眺められ、滑り台もその景色を見ながら滑れます。
入場料は大人800円、小中学生400円です。2026年1月現在、合掌村の貸切利用も可能となっており、幻想的に輝く合掌村を独占する至福のひとときを過ごせます。
下呂温泉街からは少し離れた場所にありますが、13時半頃到着の場合、合掌村見学と温泉街散策で午後の時間は十分に過ぎます。タクシーやバスでのアクセスが便利です。
下呂温泉への効率的なアクセス方法
公共交通機関でのアクセス
名古屋からJR特急ワイドビューひだで約1時間40分、東京からは東海道新幹線で名古屋まで行き、特急に乗り換えて約3時間30分です。高山からは特急で約45分、普通列車だと1時間ほどかかりますが、飛騨川沿線を走る車窓からの景色をゆっくり楽しめます。
車でのアクセス
中央自動車道中津川ICから国道257号、国道41号を経由して約52km、約1時間です。東海環状自動車道富加関ICから県道58号を経由して約63km、約1時間15分です。
温泉街には市営駐車場や旅館の駐車場があります。湯めぐり手形を利用する場合、加盟旅館によっては駐車場の指定がある、または駐車場がない施設もあるため、事前に確認が必要です。
下呂温泉を満喫するための1泊2日モデルコース
1日目午後到着でゆったり温泉街散策
13時30分頃に下呂駅到着後、まず下呂市観光交流センター「湯めぐり館」で湯めぐり手形を購入します。荷物を旅館に預けたら、温泉街の食べ歩きスタート。湯島庵で飛騨牛炙り寿司を味わい、ゆあみ屋の足湯でほんわかプリンを楽しみます。
15時頃から湯めぐり手形を使って1軒目の温泉へ。小川屋の畳風呂や木曽屋のバラ風呂など、特色ある温泉を満喫しましょう。
18時頃に旅館にチェックインし、夕食は飛騨牛会席や郷土料理を堪能。20時30分からは下呂大橋下流で花火物語を鑑賞(毎週土曜日のみ)。旅館の窓や露天風呂から見える場合もあります。
花火鑑賞後は再び旅館の温泉でゆっくり温まり、1日の疲れを癒やします。
2日目朝からアクティブに満喫
7時から朝食を楽しんだ後、8時頃にチェックアウト。午前中は下呂温泉合掌村を見学し、日本の原風景と飛騨文化に触れます。陶芸体験や和紙の紙漉き体験もおすすめです。
11時頃に温泉街に戻り、飛騨牛茶寮神月や下呂松葉でランチ。食後は湯めぐり手形を使って2軒目、3軒目の温泉を巡ります。ひだ山荘の源泉かけ流し温泉や山形屋の森林浴露天風呂など、特色の異なる温泉を楽しみましょう。
14時頃、足湯巡りをしながら温泉街を散策し、お土産購入。下呂温泉の温泉水を使ったコスメや地酒、栃の実スイーツなどが人気です。
15時30分頃に下呂駅発の列車で帰路につきます。
下呂温泉周辺の隠れた名所を巡る日帰りプラン

車の前で困っている人のイメージ
下呂温泉だけで完結させるのはもったいない!せっかく岐阜県まで来たなら、周辺の歴史的な観光スポットも楽しんでほしいんです。特に中山道の宿場町「馬籠宿」は、下呂温泉から車でわずか1時間15分の距離にあり、組み合わせれば最高の周遊旅行になります。
江戸時代にタイムスリップ!馬籠宿の魅力
馬籠宿は中山道43番目の宿場町で、文豪島崎藤村の生まれ故郷として知られています。「木曽路はすべて山の中である」という有名な一節で始まる『夜明け前』の舞台となった場所です。
最大の特徴は、坂のある宿場町ということ。山の尾根に沿った急斜面に石畳が敷かれ、その両側に石垣を築いて屋敷が造られています。坂道に沿って発展した珍しい宿場で、上から下まで約600メートルの石畳の道を散策できます。
街道沿いには焼きたての五平餅や栗きんとん、おやきなどを販売する店が軒を連ね、食べ歩きも楽しめます。特に栗きんとんは馬籠の名物で、川上屋などの有名店で購入できます。少しお高めですが、上品な甘さと栗の風味が絶品です。
島崎藤村記念館では、直筆の書簡や『嵐』『夜明け前』の自筆原稿、絶筆『東方の門』などの作品資料を展示しており、文学ファンにはたまらないスポットです。馬籠宿本陣跡は日本遺産に認定されています。
馬籠宿へのアクセスと観光のコツ
下呂温泉から馬籠宿へは車で約1時間15分、国道257号線を南下します。2025年4月から駐車場が有料になりましたが、乗用車約50台、バス約20台分のスペースがあります。
公共交通機関を利用する場合は、濃飛バスの馬籠・妻籠線が便利です。下呂駅前を8時10分に出発すると馬籠には10時55分に到着します。復路は馬籠13時10分発で下呂駅前15時25分着です。日帰りツアーも催行されており、1人10,000円で妻籠宿と馬籠宿を巡れます。
馬籠宿は坂道なので、上の入口から下りるか、下の入口から登るかの2通りのルートがあります。おすすめは上の入口から下りるルートです。B-5駐車場に車を停めれば、馬籠上陣場展望台も訪れることができ、そこから旧中山道のメインストリートへすぐにアクセスできます。
観光に必要な時間は1時間半から2時間程度。昼食時間を含めると3時間見ておけば余裕です。
下呂温泉×馬籠宿の2泊3日周遊プラン
1日目は午前中に名古屋から下呂温泉へ移動し、午後は下呂温泉で湯めぐりと食べ歩きを楽しみます。夜は旅館で飛騨牛会席を堪能し、20時30分からの花火物語を鑑賞(土曜日のみ)。
2日目の朝は合掌村を見学した後、10時頃に下呂温泉を出発して馬籠宿へ。11時30分頃に到着したら、まず馬籠宿で五平餅や栗きんとんを食べ歩きながら散策します。島崎藤村記念館や清水屋資料館を見学し、13時頃に昼食。14時30分頃に馬籠宿を出発し、16時前には下呂温泉に戻ります。夕方は再び温泉に浸かり、夜は温泉街で鶏ちゃんディナー。
3日目は朝からゆっくり温泉を楽しみ、10時頃チェックアウト。帰路につく前に最後の足湯巡りとお土産購入を済ませます。
地元民が愛する郷土料理「鶏ちゃん」を食べずして帰るな
飛騨牛ばかりに注目が集まりがちですが、下呂温泉の真の郷土料理は「鶏ちゃん(けいちゃん)」です。観光客の多くが見逃しているこの料理こそ、地元の人が本当に愛している下呂の味なんです。
鶏ちゃんって何?その歴史と魅力
鶏ちゃんは、醤油や味噌をベースにしたタレで味付けした一口大の鶏肉を、キャベツやもやしなどの野菜と一緒にジンギスカン鍋や鉄板で炒めて食べる郷土料理です。昭和30年代に下呂市や郡上市を中心に広がりました。
名前の由来は諸説ありますが、豚のホルモン焼きを「豚ちゃん(トンチャン)」と呼ぶことに由来し、「鶏ちゃん(ケイチャン)」と呼ばれるようになったという説が有力です。タレの意味を持つ「醤(じゃん)」が変化して「ケイジャン」から「ケイちゃん」になったとも言われています。
鶏ちゃんの原点は、卵を産まなくなった廃鶏を無駄にしないための工夫でした。農家の人々が廃鶏をつぶして調理し、家にある味噌、醤油、にんにくなどを入れて作ったタレをかけ、野菜を入れて食べたのが始まりです。お正月、お盆、来客があった時の特別な料理として愛されてきました。
味のバリエーションは店ごとに千差万別
鶏ちゃんの最大の魅力は、店や家庭によって味が全く違うことです。最も多いのは味噌味で、下呂・郡上地域ともに広く普及しています。下呂温泉周辺では醤油味も多く、さらに塩味やニンニクを効かせたピリ辛など、バリエーションは豊富です。
どの店でも共通しているのは、タレにこだわり抜いていること。秘伝の味を求めて遠方からリピーターが訪れるほど、各店が誇りを持って提供しています。
鶏ちゃんの正しい食べ方とシメの楽しみ方
鶏ちゃんは通常、ジンギスカン鍋で焼きます。鍋に油紙を敷き、味付けされた鶏肉とザク切りのキャベツを混ぜてのせます。紙を破らないようによく混ぜながら、火加減を調整して焼き上げます。
そして忘れてはいけないのがシメの焼きそばです!鶏ちゃんの旨味が染み出たタレに麺を絡めた焼きそばは、もはや鶏ちゃんとセットで楽しむべき定番。追加の鶏ちゃんと焼きそばで二度おいしい体験ができます。
絶対に行くべき鶏ちゃんの名店3選
「まるはち食堂」は鶏ちゃん発祥の店として知られる名店です。下呂市街から少し離れたのどかな場所にあり、行列が絶えないほどの人気。三代目に引き継がれた自慢の味は、一度食べたらやみつきになります。鶏ちゃん定食1,050円で、ピリ辛の大きめにカットされた鶏肉とキャベツ、白飯のバランスが抜群です。
「鶏ちゃん杉の子」は醤油仕立てのマイルドなタレが特徴で、鶏ちゃん初心者でも食べやすい味付けです。鶏ちゃん定食1,600円には、鶏肉1人前にご飯、味噌汁、おかず3品に漬物が付きます。追加の鶏ちゃん980円、シメの焼きそば450円もお忘れなく。営業時間は11時から15時、月曜定休です。
「お食事処萩屋ケイちゃん」は2023年12月にオープンした新感覚レストランで、温泉街の中心部にあります。最大の特徴は味と鶏肉の種類が選べること。味噌・醤油・塩の3種類の味と、モモ・ムネ・ササミの3種類の部位を組み合わせて、3×3で9通りのケイちゃんが楽しめます。チーズ、にんにく、追いタレ、やきそばなど多種多様なトッピングもあり、自分好みにカスタマイズできます。店内は70席でスタイリッシュな雰囲気。上着ロッカーも完備されているので、焼肉の匂いを気にせず過ごせます。
下呂温泉の宿泊施設選びで失敗しないコツ
下呂温泉には大型旅館からモダン和風の小規模宿まで、多種多様な宿泊施設があります。選び方次第で旅の満足度が大きく変わるので、目的に合わせて慎重に選びましょう。
温泉重視なら源泉かけ流しの宿を
下呂温泉は集中管理システムを採用しているため、どの宿も基本的には同じ泉質の温泉を楽しめます。しかし、源泉100%かけ流しにこだわる宿は数少なく、「ひだ山荘」などが該当します。加水していないため湯温は熱めですが、美肌成分たっぷりの本物の温泉を味わえます。
露天風呂の景色にこだわるなら、飛騨川を望める宿や、森林に囲まれた自然豊かな露天風呂を持つ宿がおすすめ。下呂温泉山形屋の露天風呂は人工的な囲いが最小限で、飛騨川のせせらぎを聞きながら森林浴気分が味わえます。
湯めぐり派は温泉街中心部の宿が便利
湯めぐり手形を使って複数の旅館を巡りたい方は、温泉街の中心部に位置する宿を選びましょう。徒歩で移動しやすく、食べ歩きスポットや足湯へのアクセスも良好です。
小川屋、水明館、山形屋などの大型旅館は、館内だけでも複数の浴場を楽しめる「館内湯めぐり」ができるのが魅力。特に小川屋は畳風呂や炭酸泉など個性的な浴場が充実しています。
コスパ重視ならビジネスホテルタイプも
下呂温泉には天然温泉付きビジネスホテルもあります。JR下呂駅から徒歩2分の好立地で、コンビニや飲食店が隣接しており利便性が高いです。宿泊費を抑えつつ温泉を楽しみたい方、朝早く出発する必要がある方におすすめです。
ただし、ビジネスホテルタイプの場合は食事が付かないことが多いため、温泉街で飛騨牛グルメや鶏ちゃんを楽しむプランが前提になります。
下呂温泉で絶対に買うべきお土産5選
旅の締めくくりはお土産選び。下呂温泉ならではの逸品を厳選してご紹介します。
温泉水を使ったコスメシリーズ
源泉から直接汲み取った温泉水をたっぷり使った「下呂温泉ミスト」や「下呂温泉ハンドクリーム」は、防腐剤・保存料なしの安心処方です。下呂温泉ミストは1,320円(小)、ハンドクリームは600円(小)、フェイスマスクは420円、リップクリームは550円と手頃な価格で、宿の売店や土産店で購入できます。
栃の実スイーツ
下呂産の栃の実を使った「栃の実煎餅」は、昭和46年創業の千寿堂の看板商品です。栃の実煎餅をホワイトチョコやイチゴチョコでコーティングし、金箔を散らした豪華版もあり、プチギフトに最適です。
賞味期限30秒煎餅がメディアで話題になり、SNSでも人気を集めています。下呂温泉を訪れた際はぜひお立ち寄りください。
鶏ちゃんのお土産用パック
お店で食べた鶏ちゃんの味を自宅でも楽しみたい方には、味付け済みの鶏ちゃんがおすすめです。まるはち食堂や萩屋ケイちゃんの商品は、ふるさと納税の返礼品としても人気があります。冷凍パックで持ち帰れば、家でもキャベツと一緒に炒めるだけで下呂の味が再現できます。
地酒「天領」
天領酒造は340年の歴史ある酒造場で、長年製造・販売される「どぶろく」が有名です。2021年10月に市内で流通する商品のみ別パッケージで販売したのが「ゲロのどぶ」。ユニークなネーミングとパッケージが話題を呼び、お土産として人気です。酒造場の見学も可能で、営業時間は9時から16時45分、土日祝は休みです。
温泉まんじゅう
温泉地の定番ですが、下呂温泉の温泉まんじゅうは各店舗で独自の工夫が施されています。白鷺売店では飛騨牛まん500円も販売しており、温泉まんじゅうと合わせて購入する観光客が多いです。
下呂温泉を10倍楽しむための知られざる裏ワザ
平日の火曜日・水曜日が最も空いている
下呂温泉は土日祝日や連休は大変混雑します。ゆっくり温泉や食事を楽しみたいなら、平日の火曜日・水曜日が狙い目です。湯めぐり手形も使いやすく、人気店も比較的空いています。ただし、月曜定休の店舗が多いため、火曜日以降の訪問がベストです。
いでゆ朝市で地元の新鮮野菜をゲット
3月1日から11月30日まで毎日開催される「いでゆ朝市」では、地元農家が育てた新鮮な野菜や果物を購入できます。観光客向けの土産物店とは違い、地元の人も利用する本物の朝市です。早朝から営業しているので、チェックアウト前に立ち寄るのもおすすめです。
無料の足湯を制覇してスタンプラリー気分
下呂温泉には複数の無料足湯スポットがあります。鷺の足湯、田の神の足湯、ゆあみ屋の足湯、さるぼぼ黄金足湯など、すべて巡ってみるのも楽しいです。各足湯で写真を撮ってSNSにアップすれば、旅の思い出がさらに充実します。
旅館の日帰り入浴は午後3時以降が穴場
湯めぐり手形を使って旅館の日帰り入浴を楽しむ際、午前中や昼過ぎは混雑していることが多いです。午後3時以降は宿泊客のチェックインで一時的に空く時間帯なので、比較的ゆっくり入浴できます。ただし、夕方5時頃には再び混雑するため、3時から4時半頃がベストタイミングです。
花火物語は旅館の露天風呂から見るのが最高
毎週土曜日開催の花火物語は、下呂大橋下流から打ち上げられるため、飛騨川沿いの旅館なら露天風呂から花火を楽しめる可能性があります。予約時に「花火が見える部屋または露天風呂付き客室」をリクエストすると、特別な体験ができます。温泉に浸かりながら花火を眺める贅沢は、下呂温泉ならではの思い出になります。
私の個人的な感想!
正直に言うと、下呂温泉って「日本三名泉」というブランドだけで選んでる人が多すぎるんですよ。もちろん温泉の泉質は素晴らしいんだけど、それだけじゃもったいない。
個人的には、湯めぐり手形を使った温泉巡りと鶏ちゃんの食べ比べ、これが下呂温泉の真の楽しみ方だと思ってます。飛騨牛の炙り寿司も最高だけど、地元の人が本当に愛してるのは鶏ちゃんなんですよね。まるはち食堂で鶏ちゃんを食べた後、杉の子で違う味を試して、最後は萩屋ケイちゃんで自分好みにカスタマイズする。この3軒巡りができたら、もう下呂温泉マスターです。
あと、みんな温泉街だけで完結させちゃうんだけど、馬籠宿まで足を伸ばすと旅の満足度が段違いに上がります。下呂温泉で美肌の湯に浸かって体を癒やし、馬籠宿で江戸時代の風情に浸って心を癒やす。この組み合わせ、マジで完璧なんです。
さらにぶっちゃけると、平日の火曜日・水曜日に行って、鶏ちゃん3軒食べ比べして、湯めぐり手形で源泉かけ流しの宿を含めた3軒巡って、夜は旅館の露天風呂から花火を見る。これが私の考える下呂温泉の最高の楽しみ方です。週末や連休はどうしても混雑するし、人気店は待ち時間が長くなるから、時間に余裕がある人は絶対に平日がおすすめ。
温泉宿も、高級旅館に泊まるより、コスパの良いビジネスホテルタイプに泊まって、浮いたお金で美味しいものを食べまくる方が、個人的には満足度が高いと思います。だって、温泉自体は集中管理されてるから、どこで入ってもほぼ同じ泉質なんですもん。それなら湯めぐり手形で色々な旅館の温泉を楽しんで、食事は外で地元のグルメを堪能する方が、下呂温泉を深く知れますよね。
最後に一つだけ。下呂温泉に来たら、絶対に地元の人と話してみてください。鶏ちゃんのお店や足湯で隣になった人に「おすすめの場所ありますか?」って聞くだけで、ガイドブックには載ってない穴場スポットを教えてもらえることが多いんです。温泉街の小さな飲み屋のマスターとか、朝市のおばちゃんとか、みんな気さくで優しいから、臆せず話しかけてみて。そういう人との出会いが、旅を一生の思い出にしてくれるんですよ。
下呂温泉は、温泉だけじゃなくて、人、食、歴史、文化、すべてが揃った総合力の高い温泉地です。この記事で紹介した情報を参考に、あなただけの下呂温泉の楽しみ方を見つけてください!
よくある質問
下呂温泉は1日で満喫できますか?それとも1泊必要ですか?
下呂温泉は温泉街自体はこじんまりしており、日帰りでも主要スポットは回れます。ただし、湯めぐり手形で3軒の温泉を巡り、食べ歩きグルメを楽しみ、合掌村も見学するとなると時間が足りません。美肌の湯をじっくり堪能し、飛騨牛グルメと温泉街の雰囲気を味わうなら1泊2日がおすすめです。特に毎週土曜日の花火物語は夜20時30分からなので、宿泊してこそ楽しめます。
下呂温泉と高山・白川郷を組み合わせた周遊は可能ですか?
可能です。多くの旅行者が下呂温泉と高山、白川郷を組み合わせて訪れています。おすすめは高山1泊、下呂温泉1泊の2泊3日コースです。1日目に高山の古い町並みを散策し、2日目に白川郷や飛騨古川を訪れ、下呂温泉に移動して宿泊。3日目は下呂温泉をゆっくり満喫してから帰路につくプランが無理なく楽しめます。高山から下呂温泉まではJR特急で約45分、バスだと1時間ほどです。
下呂温泉で飛騨牛を一番お得に楽しむ方法は?
食べ歩きの飛騨牛炙り寿司が最もコストパフォーマンスが高いです。湯島庵の珠玉の三種盛りなら、A5等級の飛騨牛を含む3貫を比較的手頃な価格で味わえます。ランチなら、飛騨牛茶寮神月の平日限定ランチ3,300円や、下呂松葉のサラダバー付きメニューがおすすめ。旅館に宿泊する場合は、飛騨牛付きの会席プランを選べば、様々な調理法で飛騨牛を堪能できます。
湯めぐり手形が品切れの場合はどうすればいいですか?
湯めぐり手形は人気商品で品薄になることがあります。観光案内所で売り切れていても、温泉街周辺の複数のコンビニや加盟旅館を回れば見つかる可能性があります。デイリーヤマザキ下呂森店、ファミリーマート下呂市役所前店など、複数の販売店があります。どうしても見つからない場合は、各旅館の日帰り入浴料金を個別に払う方法もありますが、1軒約1,000円かかるため割高になります。
冬の下呂温泉は寒いですか?服装のアドバイスをください
下呂温泉の冬(1月~3月)は気温が氷点下になることも多く、かなり冷え込みます。2026年1月の予報では最高気温3℃から6℃、最低気温マイナス9℃からマイナス2℃と寒さが厳しいです。ダウンコート、手袋、マフラー、帽子など防寒対策をしっかりしていきましょう。ただし、温泉に入れば体の芯から温まり、湯冷めしにくいのが下呂温泉の魅力です。足湯巡りでも体が温まるので、寒い冬こそ温泉が気持ちいいシーズンとも言えます。
下呂温泉で桜は見られますか?見頃はいつですか?
下呂温泉でも桜を楽しめます。下呂温泉は「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれており、温泉の香りと線路沿いの満開の桜が旅の気分を盛り上げてくれます。ただし、飛騨地方は標高が高く寒冷な気候のため、桜の見頃は4月中旬から下旬です。3月後半ではまだ開花していないことが多く、GW頃にようやく満開を迎えます。温泉街の桜を楽しみたい方は、4月下旬の訪問がおすすめです。
まとめ
下呂温泉は日本三名泉のひとつとして、美肌効果抜群のアルカリ性単純温泉を楽しめる温泉地です。温泉だけでなく、飛騨牛グルメの食べ歩き、無料の足湯巡り、合掌村での文化体験など、多彩な魅力が詰まっています。
2026年1月から3月までは毎週土曜日に冬の花火物語が開催されており、冬ならではの特別な体験ができます。温泉街を彩るウインターイルミネーションも幻想的で、カップルや家族連れにおすすめです。
湯めぐり手形2,500円を活用すれば、複数の旅館の個性的な温泉を巡れてお得です。有効期限は6ヶ月と長いので、複数回に分けて利用できるのも嬉しいポイント。ただし人気商品で品薄になることがあるので、複数の販売店を回ることをおすすめします。
食べ歩きグルメでは飛騨牛炙り寿司が絶対に外せません。湯島庵の珠玉の三種盛りで、A5等級の飛騨牛の霜降りと赤身、なっとく豚を食べ比べましょう。温泉スイーツのほんわかプリンや絞りたて栃の実モンブランも、下呂温泉でしか味わえない逸品です。
1泊2日あれば温泉街の散策、湯めぐり、グルメ、合掌村見学とすべてを余裕を持って楽しめます。美肌の湯でお肌ツルツル、飛騨牛でお腹いっぱい、そして心も体も癒やされる下呂温泉の旅を満喫してください!


コメント