忙しい毎日に追われて、いつの間にか心も体も疲れ切っていませんか?有馬温泉は、そんなあなたにとって最高の癒しの場所になるはずです。日本最古の温泉として1400年以上の歴史を誇り、豊臣秀吉も愛した名湯で、日常から離れてゆっくりと自分を取り戻す時間を過ごせます。2026年1月現在、金の湯は施設改修工事のため3月下旬まで休館中ですが、銀の湯や太閤の湯は通常営業しており、多彩な温泉体験が楽しめます。
- 金泉と銀泉という異なる泉質の温泉で体の芯から癒される極上の湯治体験
- 貸切風呂や露天風呂付き客室でプライベートな時間を満喫する方法
- レトロな街並みと自然が調和した有馬ならではの過ごし方と最新スポット情報
有馬温泉が心と体を癒す特別な場所である理由

車の前で困っている人のイメージ
有馬温泉は、草津温泉や下呂温泉と並ぶ日本三名泉のひとつであり、同時に日本三古湯にも数えられる由緒ある温泉地です。この地には日本書紀や古事記にも記録が残っており、飛鳥時代の天皇から豊臣秀吉まで、時代を超えて多くの人々に愛されてきました。
有馬温泉の最大の魅力は、世界的にも珍しい複数の泉質を持つ温泉が湧き出ていること。茶褐色の金泉は鉄分と塩分を豊富に含み、体を芯から温めて冷え性や腰痛に効果があるとされています。一方、無色透明の銀泉は炭酸やラジウムを含み、さらりとした肌触りが特徴で、自然治癒力向上や美肌効果が期待できます。
この温泉は地下60キロメートルという驚異的な深さから湧出するプレート直結温泉で、約600万年前の古海水を起源としています。塩分濃度は日本一を誇り、まさに時を超えた温泉といえるでしょう。2026年1月には太閤の湯が2年連続で「ニフティ温泉年間ランキング西日本1位」を獲得するなど、その魅力は多くの人々に認められています。
ゆったり過ごすための有馬温泉の楽しみ方
贅沢なプライベート時間を満喫できる貸切風呂と露天風呂付き客室
有馬温泉でゆったりと過ごしたいなら、貸切風呂や露天風呂付き客室を選ぶことをおすすめします。周りの目を気にせず、大切な人とだけの特別な時間を過ごせます。
有馬グランドホテルには、六甲の自然に囲まれた石造りの露天風呂を備えた貸切風呂があり、木々の緑と小鳥のさえずりを感じながら入浴できます。湯上がりスペースでは爽やかな風が火照った身体を優しく癒してくれ、有馬随一の眺望を独り占めできる贅沢な空間です。
兵衛向陽閣の三の湯には「朝霧」と「夕霧」という2つの貸切露天風呂があり、どちらも四季折々の庭園を眺めながら金泉を楽しめます。岩風呂ならではの野趣感が魅力の「朝霧」、石造りの湯船が印象的な「夕霧」と、それぞれ異なる雰囲気を味わえるのが特徴です。
旅館竹取亭円山では、すべての浴場施設が貸切風呂になっており、金泉と銀泉の両方を心行くまで堪能できます。プライベートな空間で有馬の名湯を独占する贅沢は、日常では味わえない特別な体験となるでしょう。
温泉街の散策で心を整えるレトロな時間旅行
有馬温泉の魅力は、お湯だけではありません。レトロな街並みを歩く散策も、心を穏やかにしてくれる大切な時間です。
温泉街の中心にある湯本坂は、石畳の道沿いに炭酸せんべいの店やカフェ、雑貨屋が立ち並び、食べ歩きも楽しめます。ねね橋は豊臣秀吉の妻・ねねにちなんで名付けられた赤い橋で、有馬川にかかる風景が印象的。春には桜、秋には紅葉と、季節の移ろいを感じながらのんびり歩けば、自然と心が落ち着いていきます。
三ツ森本舗本店では、明治40年創業以来の伝統の手法で焼き上げられた炭酸せんべいを味わえます。ほんのり甘くてパリッと軽い食感が魅力で、焼きたてならではの風味は格別です。運が良ければ職人が一枚ずつ丁寧に焼く姿も見学でき、有馬温泉の味と技を身近に感じられます。
自然に包まれた癒しのスポットで心を解放する
温泉街から少し足を延ばすと、自然豊かな癒しのスポットが待っています。
瑞宝寺公園は、豊臣秀吉が「いくら見ても飽きない」と称賛した紅葉の名所です。苔むした石畳や竹林、静かに佇む旧瑞宝寺跡が広がり、有馬の自然と歴史を肌で感じることができます。秋には真っ赤なもみじが一面を彩り、静けさの中で心を整える時間を過ごせます。朝の澄んだ空気に包まれながら訪れると、より一層心が洗われるような感覚を味わえるでしょう。
鼓ヶ滝は、滝の音が太鼓を打つように響くことから名付けられたスポットで、清涼感あふれる景色が広がります。水の音に耳を傾けながら深呼吸すれば、日頃の疲れやストレスが自然と溶けていくのを感じられます。
心身ともにリラックスできる上質な宿での過ごし方
大人の隠れ家で極上のおもてなしを受ける
有馬温泉欽山は、数寄屋造りの上質な空間で静かな時間を過ごせる宿です。金泉と銀泉の両方の湯に浸かれば体の芯まで温まり、心までほどけていきます。夕食には旬の味覚を生かした京風懐石が部屋食で提供され、ゆったりと語らう時間が流れます。
館内には西洋エステと東洋ツボ指圧を融合した施術を受けられるエステサロンもあり、足裏のリフレクソロジーや頭皮マッサージで血行を改善できます。パソコン作業による目の疲れや肩こり、頭痛を和らげてすっきりとした気分を実感できるでしょう。
13歳以上限定の静寂な大人の空間
中の坊瑞苑は、落ち着いた大人の寛ぎが守れるよう、ゲストを13歳以上に限定している老舗宿です。明治元年から続く伝統と、ワンランク上のおもてなしにこだわりが感じられます。
広縁でゆったり寛げるツインベッド仕様の和モダンDXの客室では、浴衣か作務衣を選べ、お休み用の枕も5種類から選択できます。庭を望む金泉露天付きなど趣異なる大浴場は夜間に男女入れ替えがあり、銀泉を湛えた無料の貸切露天もあります。
シェフズルームでの華麗な鉄板パフォーマンスと、黒毛和牛のヘレステーキを味わう鉄板会席は、肉の焼ける音や香りを間近で感じられる特別な体験です。滞在中は何度でも利用できるラウンジでは、紅茶や果物ジュース、クッキーなどの小菓子がフリーで楽しめます。
多彩なスパとリラクゼーション施設を満喫する
有馬グランドホテルは、バラエティ豊かなスパと温泉が魅力です。金泉と銀泉の交互浴が叶う露天風呂や、水のリラクゼーションが揃うアクアテラスでのんびりできます。皮膚細胞を活性化させるというスノーサウナも体験できます。
館内のリラクゼーションサロンでは、中国の伝統的な民間療法であるかっさマッサージが受けられます。天然石ローズクォーツで作られたプレートで身体の表面をこすることで、体内の血液や気の流れを促し、老廃物を除去して新陳代謝を活性化させます。たるみやむくみを緩和させ、自然治癒力を引き出す効果が期待できます。
フットケアとヘッドスパを組み合わせたメニューでは、足元から頭までしっかりもみほぐすことでリラックス効果と全身の緊張を癒すことができます。短時間でリフレッシュしたい方には、足裏を優しく刺激して全身の血行を改善する30分のフットケアもおすすめです。
食で癒される有馬温泉のグルメ体験
旬の食材を活かした会席料理で五感を満たす
中の坊瑞苑内の和食処「旬彩猪名野」では、四季折々の食材を使った会席料理を静かな空間でゆったり楽しめます。中でも人気の神戸牛すき鍋膳は、とろける肉の旨みと上品な味付けが調和し、旅の特別感を引き立ててくれます。
有馬温泉の宿では、旬の味覚を生かした料理が楽しめます。神戸牛のしゃぶしゃぶや旬の会席料理は、地元の食材を使った優しい味付けで、大人のリラックスタイムに最適です。部屋食対応の宿を選べば、周りを気にせずゆっくりと食事ができます。
地元の味を楽しむ食べ歩きグルメ
湯本坂周辺では、竹中肉店の名物コロッケを頬張りながら散策が楽しめます。金の湯のすぐ隣にある和菓子工坊ありまでは、店頭のガラス越しに職人が和菓子を丁寧に仕上げる様子を見学できます。人気の酒まんじゅうは、蒸したてのもっちり食感とほのかな香りが絶品です。
ARIMA GELATERIA Stagioneのジェラートや有馬スイーツGardenのプリンなど、見た目もかわいく女子心をくすぐるグルメが勢ぞろいしています。有馬サイダーや一休茶屋の焼き団子でひと休みするのもおすすめです。
旅の締めくくりには、有馬十八番で明石焼きを味わってみてはいかがでしょうか。カウンター12席の落ち着いた空間で、ふわふわとろとろの明石焼きを出汁につけて味わえば、やさしい風味が旅の疲れをそっと癒してくれます。季節限定の明石焼きとミニ生しらす丼のセットでは、淡路・岩屋から直送される新鮮なしらすの旨みも堪能できます。
目的別で選ぶ有馬温泉の過ごし方
夫婦やカップルで過ごす大人の温泉デート
落ち着いた温泉街の雰囲気と、どこか懐かしさの残る町並み。人混みを離れて、ふたりの時間をゆったり過ごすなら有馬温泉は最高の場所です。炭酸せんべいや有馬サイダーなど、レトロな味わいの名物を片手に散策すれば、自然と会話も弾みます。
露天風呂付き客室のある旅館やホテルを選べば、ふたりだけのプライベートなひとときをより贅沢に過ごせます。金泉や銀泉を湛えた湯にゆったりと浸かる時間は特別なひとときになるはずです。
六甲有馬ロープウェーで六甲山へ行き、山頂の六甲ガーデンテラスでゆっくりブランチを楽しむのも素敵です。天気がよければ神戸港や大阪湾まで見渡せる絶景が広がります。自然体感展望台六甲枝垂れでは、木組みの構造が印象的な建築美と自然を同時に味わえるフォトジェニックな空間が待っています。
女子旅で楽しむ美と癒しの体験
女子旅には、美味しいものや癒しの時間、写真を撮りたくなるような町並みが欠かせません。有馬温泉はそんな願いを叶えてくれる街です。
神戸・北野エリアから旅をスタートすれば、異国情緒あふれる洋館やおしゃれなカフェが並ぶ北野坂をぶらりと歩けます。異人館街でのフォトスポットめぐりや、レトロな喫茶店でのティータイムで旅の気分が自然と高まります。
三津森本舗では炭酸せんべいの手焼き体験ができ、湯めぐりの合間に町の風情に癒されながらのんびり過ごすひとときも魅力です。女性同士でも安心して過ごせる旅館をセレクトし、かわいらしいインテリアや貸切風呂、部屋食対応のある宿ならリラックスした夜を過ごせます。
ROKKO森の音ミュージアムでは、自然に囲まれながらオルゴールの音色に癒される特別な時間を過ごせます。セミセルフ方式のカフェ森のCaféには爽やかなテラス席も用意されています。
家族で楽しむ有馬温泉の旅
小学生のお子様を連れた家族旅行では、自然や体験を通して一緒に楽しめる時間が何より大切です。有馬玩具博物館では、からくり仕掛けの木製おもちゃや世界各国の玩具が展示されており、大人も思わず童心に帰ってしまう空間です。子どもたちは体験コーナーで自由に遊ぶことができ、雨の日でも安心して楽しめます。
赤ちゃんと一緒の旅行なら、コンパクトな温泉街に必要な施設が揃っている有馬温泉が最適です。新神戸駅や三宮から車やバスで約30~40分、有馬温泉駅から宿までも徒歩圏内なので、ベビーカー移動でも無理がありません。ベビー連れ歓迎の設備が整った旅館を選び、部屋食対応の宿なら赤ちゃんの様子を見ながらゆっくり食事ができます。
有馬川親水広場や瑞宝寺公園は自然が多く、春や秋の気候の良い時期には心地よい風を感じながらのんびり過ごせます。温泉街を徒歩で完結できる安心感が、赤ちゃんとの初めての旅行先として有馬をおすすめする理由です。
2026年最新の有馬温泉情報
2026年1月現在、金の湯は施設工事のため1月7日から3月下旬まで休館となっています。しかし、銀の湯や太閤の湯は通常通り営業しており、多彩な温泉体験が楽しめます。太閤の湯は1月10日から12日、1月24日から25日、1月31日から2月1日は朝9時より繰り上げオープンするので、早朝から温泉を楽しみたい方にはおすすめです。
2026年1月11日には、有馬温泉に遊園地のようなイリュージョンとアトラクションが楽しめる空間が1月17日にオープンするという情報もあり、新しい魅力が加わっています。昭和レトロをコンセプトにした店舗や、グルテンフリー・無添加にこだわった手づくりフィナンシェ店Coccinelleなど、新しいグルメスポットも続々と登場しています。
有馬温泉から足を延ばしたい周辺観光スポット7選

車の前で困っている人のイメージ
有馬温泉だけでも十分に楽しめますが、周辺には魅力的な観光スポットが点在しています。温泉と組み合わせることで、より充実した旅になるでしょう。
六甲山頂駅周辺で自然とアクティビティを満喫
六甲有馬ロープウェーで約12分の空中散歩を楽しみながら六甲山頂へ向かえば、そこには別世界が広がっています。標高880メートルからの眺望は圧巻で、明石海峡大橋から大阪平野、天気が良ければ関西国際空港や淡路島まで見渡せます。
六甲山フィールドアスレチックでは、全長1キロメートル、40ポイントのアスレチックコースが用意されており、家族全員で身体を動かして楽しめます。さらに日本最大級のアスレチックパーク「GREENIA」では、164ポイントの地上・空中・水上アスレチックが展開されており、2022年からは新エリア「ワンダーヤマンボー」もオープンしました。
ROKKO森の音ミュージアムでは、アンティークオルゴールの音色を楽しめるコンサートや、当日申し込みで参加できるオルゴール組立体験があります。併設のカフェで六甲の風に吹かれながら優雅なひとときを過ごすのも素敵です。
神戸市街地で異国情緒を感じる北野異人館街
有馬温泉から神戸市街地へ向かえば、海を見下ろす高台に広がる北野異人館街があります。明治時代から外国人居留地として整備され、洋館の建築美やおしゃれなカフェ、レストランが充実しています。異国情緒漂う町並みを散策すれば、まるで海外旅行をしているような気分になれるでしょう。
神戸ハーバーランドには、複合商業施設モザイクやumieなど、ショッピングやグルメを楽しめるスポットが集まっています。神戸港の夜景を眺めながらのディナーは、旅の特別な思い出になるはずです。
神戸どうぶつ王国で動物たちとふれあい体験
ポートアイランドにある神戸どうぶつ王国は、全天候型の施設で雨の日でも安心して楽しめます。1年中満開に咲く花々の中、アルパカやカピバラなど様々な動物たちとふれあえます。迫力満点のバードパフォーマンスショーは特に人気で、家族連れにおすすめのスポットです。
バリアフリーに配慮したフラットな地形で、障がい者対応トイレも完備されているため、誰もが快適に過ごせます。動物好きなら半日以上滞在できる充実の内容です。
神戸六甲牧場で動物とのふれあいと手作り体験
六甲山上に広がる高原牧場では、羊やヤギ、馬、牛などの動物たちと触れ合える観光牧場です。アイスクリームやチーズ、ウールクラフトなどの体験教室があり、乳製品やお肉をたっぷり使ったグルメも充実しています。自然の中で動物と触れ合いながら、牧場ならではの体験ができます。
道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢
北神戸の豊かな自然の中に位置する花と果実のテーマパークです。中世ヨーロッパのルネッサンス様式の美しい建物や庭園を中心に、季節ごとに異なる花々や果物狩りが楽しめます。道の駅としての機能も備えており、地元の新鮮な農産物や特産品の購入も可能です。
キリンビール神戸工場で工場見学と試飲体験
キリン一番搾りをはじめとしたビールの製造過程を見学できる工場見学ツアーが人気です。見学後には出来立てのビールを試飲でき、園内のレストランでは地元食材を使った料理の数々を楽しめます。ビール好きにはたまらないスポットです。
めんたいパーク神戸三田で明太子づくりの見学
明太子工場の見学や直売店、明太子について楽しみながら学べる「めんたいランド」があります。出来立ての明太子を購入できるだけでなく、明太子を使ったグルメも味わえます。カップルやご家族連れからご団体様まで、みんなで楽しめるパークです。
知っておきたい有馬温泉の名物ご当地グルメ
有馬温泉には、この地ならではの食材を使った名物グルメが豊富にあります。温泉街を散策しながら、地元の味を堪能しましょう。
鎌倉時代から続く有馬山椒の魅力
有馬温泉周辺の六甲山系に自生する有馬山椒は、全国的にも有名な特産品です。鎌倉時代には香りがよくて柔らかいと評判を取っており、室町時代には温泉に訪れた湯治客に山椒を松茸と一緒に炊いて供していたという記録が残っています。
普通の山椒と比べて柑橘系の香りが強く、収穫には通常の山椒の約3倍の時間がかかりますが、その香りや辛みは格別です。実や葉だけでなく、花や皮まで食べるという季節ごとの伝統的な食文化が今も根付いています。
有馬煮と有馬焼で山椒の風味を堪能
有馬山椒を使った代表的な料理が有馬煮と有馬焼です。有馬煮は、神戸近海で採れるホタルイカや播磨アサリなどの海の幸を実山椒で煮付けた料理で、山椒のピリッとした辛みが海鮮の旨みを引き立てます。
有馬焼は、肉や魚に実山椒や粉山椒で風味づけして焼いた料理です。有馬十八番では、明石焼きに有馬山椒の佃煮を入れたオリジナルの「有馬焼き」が味わえます。山椒のしっかりとした辛さが大人の味で、ビールとの相性も抜群です。
からあげ専門店YAPPYの有馬山椒からあげ
2021年11月にオープンした「からあげ専門店YAPPY」では、揚げたてのから揚げに川上商店の有馬山椒をたっぷり振りかけた名物メニューが楽しめます。白だしで漬け込んだから揚げはジューシーで、実山椒をその場ですり下ろして振りかけるため、口に含むと山椒の香りがふんわり広がります。
かなり刺激的でクセになる味わいで、ビールとの相性は抜群です。店主は歌って踊れる陽気なシンガーソングライターで、お店の雰囲気も楽しめます。
金泉塩パンで有馬ならではの味を楽しむ
金の湯前にある「パン・ド・ボウ」の金泉塩パンは、有馬温泉の金泉から抽出された塩を生地に練り込んだ有馬温泉ならではのパンです。しょっぱい塩のアクセントが、しっとりとしたパンの甘みを引き立てています。
とても人気の商品で午後には品切れになっていることも多いため、朝早めに訪れるのがおすすめです。有馬山椒を使用した「有馬山椒パン」や「有馬山椒ラスク」もスパイスが効いていてお土産に最適です。
汸臼庵の棒天ぷらで海の幸を味わう
太閤通にある「汸臼庵有馬温泉店」の棒天ぷらは、最上級ランクのシログチとイトヨリダイを使用し、昔ながらの石臼ですりあげて一本一本丁寧に手作りされています。もっちりとした食感が特徴で、チーズやじゃがバター、たこしそなど、バラエティ豊かな味が楽しめます。
湯気が立ち上る温かい棒天ぷらを片手に、温泉街を散策するのは有馬温泉ならではの楽しみ方です。
なま炭酸せんべいの賞味期限5秒体験
湯之花堂本舗太閤通り店では、焼きたての炭酸せんべいが冷えて固まるまでのほんの一瞬、やわらかい食感を楽しめるなま炭酸せんべいを販売しています。「賞味期限5秒」というキャッチコピーと2枚で100円という手軽さから、いつも行列ができています。
焼き立てを手渡しで受け取ったら、すぐに固まってしまうのですぐに口の中へ。一口目はふにゃふにゃしているのに、二口目からはパリパリになっていく独特の食感は、現地でしか体験できない貴重なグルメです。
有馬庵の「ありまん」でイノシシ肉に挑戦
有馬庵では、イノシシ肉を使ったオリジナル肉まん「ありまん」が食べ歩きできます。テレビ大阪でも取り上げられた人気のメニューで、有馬の名物山椒を使ったスパイスが効いているためイノシシ肉の臭みがなく、食べやすい一品です。皮がしっかりしていてイノシシ肉のあんがたっぷり入っているのが特徴です。
温泉旅行をさらに充実させる旅のプラン提案
有馬温泉の魅力を最大限に引き出すための、シーン別おすすめプランをご紹介します。
朝温泉を満喫する早起きプラン
せっかく温泉宿に泊まるなら、朝の澄んだ空気の中での湯浴みを体験してみてください。朝5時や6時に起きて温泉に入ると、前夜とはまた違った趣があり、穏やかに目覚めていく感覚を楽しめます。朝風呂の後は、パン・ド・ボウで焼きたての金泉塩パンを購入し、朝食前の軽い腹ごしらえに。
朝食後は瑞宝寺公園や鼓ヶ滝まで散策し、人が少ない静かな時間帯に自然を堪能しましょう。朝の森林浴は心身ともにリフレッシュでき、マイナスイオンをたっぷり浴びて一日を爽やかにスタートできます。
六甲山縦断で山と温泉を一日で楽しむ欲張りプラン
体力に自信がある方には、六甲山登山と有馬温泉を組み合わせた山と温泉の縦断プランがおすすめです。芦屋川駅から高座の滝、ロックガーデンを経て六甲山最高峰へ。そこから有馬温泉へ下山するルートは、登山愛好家に人気のコースです。
約6時間の山歩きの後、疲れた身体を温泉で癒す至福の時間は格別です。金の湯や銀の湯で日帰り入浴を楽しみ、温泉街で食べ歩きをしながら神戸電鉄有馬温泉駅へ向かいましょう。達成感と温泉の気持ちよさが合わさった、充実感いっぱいの一日になります。
神戸観光と有馬温泉を組み合わせた2泊3日プラン
時間に余裕があるなら、神戸市街地観光と有馬温泉を組み合わせた2泊3日プランはいかがでしょうか。1日目は神戸市街地のホテルに宿泊し、北野異人館街や南京町、ハーバーランドを散策。神戸牛ディナーや1000万ドルの夜景を楽しみます。
2日目は六甲山を経由して有馬温泉へ。六甲ガーデンテラスや六甲山アスレチックで遊んだ後、ロープウェーで有馬へ下り、温泉宿にチェックイン。3日目は朝から有馬温泉街を散策し、外湯めぐりや食べ歩きを満喫してから帰路につきます。
有馬芸妓のお座敷文化体験プラン
兵庫県で唯一残る伝統芸を今もなお守り続けている有馬芸妓の文化に触れる特別なプランもあります。芸妓カフェ・バーでは、和服姿の現役芸妓が接客してくれ、三味線や長唄を聞きながら抹茶と和菓子セットや珈琲、軽食などを楽しめます。
月に2回、店内の舞台では有馬芸妓が実際のお座敷での踊りを披露してくれます。毎年1月2日に行われる有馬温泉の年中行事「入初式」では、有馬芸妓がかつての湯女に扮して、古式にのっとり湯もみの行事を行う姿を見ることができます。
温泉街で源泉巡りをする温泉マニアプラン
有馬温泉街には7つの泉源が点在しており、源泉巡りをするのも通な楽しみ方です。天神泉源は有馬温泉を代表する泉源で、給湯装置の中央の煙突からは白い煙が立ち昇っています。極楽泉源は太閤秀吉が造らせた湯殿へ金銭を送っていたといわれる泉源で、「願いの湯」と呼ばれていました。
炭酸泉源は炭酸ガスを含んだ温泉で、昔は砂糖を入れてサイダーとして飲んでいました。炭酸せんべいの名前の由来にもなっています。各泉源の特徴や歴史を知りながら巡ると、有馬温泉への理解がより深まります。
季節限定イベントに合わせた訪問プラン
有馬温泉では季節ごとに様々なイベントが開催されています。春は桜が咲き誇る中での花見温泉、夏は新緑の中での避暑温泉、秋は紅葉に染まる瑞宝寺公園での紅葉狩り温泉、冬は雪見温泉と、四季それぞれの楽しみ方があります。
善福寺では樹齢200年を超えるしだれ桜が有名で、毎年4月には夜桜茶会が催されます。紅葉シーズンには六甲有馬ロープウェーから見る紅葉が言葉で言い表せないほど美しく、多くの観光客を魅了します。
私の個人的な感想!
正直なところ、有馬温泉でゆったり過ごしたいなら、観光スポットを詰め込みすぎないことが一番大事だと思うんですよね。よくあるモデルコースって「朝はここ、昼はあそこ、夜はここ」って分刻みのスケジュールを組んでるけど、それって結局せかせかした日常と変わらないじゃないですか。
ぶっちゃけ、有馬温泉の本当の魅力は「何もしない時間」にあると感じています。朝風呂に入って、部屋でぼーっとして、お腹が空いたら温泉街をぶらぶら歩いて、気になったお店に入る。計画なんてそれくらいで十分なんです。特に貸切風呂や露天風呂付き客室を予約したなら、もったいないから最低でも3回は入るべきです。朝昼晩と入って、それぞれ違う景色や空気感を楽しむ。これができるかどうかで、旅の満足度が全然変わってきます。
それから、六甲山に行くなら有馬温泉は2泊する方が絶対にいい。1日目は有馬でゆっくり、2日目に六甲山へ出かけて、夜にまた有馬に戻って温泉に入る。この「戻ってこれる安心感」があるからこそ、六甲山でも思いっきり遊べるんです。日帰りで六甲山観光をねじ込むと、結局どっちも中途半端になっちゃいます。
あと、食事は絶対に部屋食がある宿を選んでください。レストランで食べるのも悪くないけど、温泉旅行って究極的にはプライベートな時間を楽しむものでしょ?部屋でゆっくり食べて、そのあとすぐに浴衣のまま温泉に行ける。この流れこそが温泉旅行の醍醐味だと僕は思います。
食べ歩きグルメも、全部制覇しようとしないこと。炭酸せんべい、神戸牛コロッケ、明石焼き、からあげ…って全部食べたら確実にお腹いっぱいになって、夕食が楽しめなくなります。個人的には「なま炭酸せんべい」だけは絶対に体験してほしいけど、あとは直感で「これ美味しそう」って思ったものを1つか2つ選ぶくらいでちょうどいいです。
最後に、有馬温泉の真の価値は「非日常なのに気取らない」ところにあるんです。高級旅館に泊まっても、温泉街を歩けば100円の炭酸せんべいを食べられる。この庶民的な雰囲気と上質な温泉体験が共存してるバランス感覚こそが、有馬温泉が何百年も愛され続けてきた理由だと思うんですよね。だから変に背伸びせず、リラックスして自分らしく過ごすのが、結局は一番贅沢な時間の使い方なんじゃないでしょうか。
有馬温泉でゆったり過ごしたいに関する疑問解決
有馬温泉へのアクセス方法は?
大阪から車で約60分、神戸の中心街から約30分という好立地が有馬温泉の魅力です。電車なら新神戸駅や三宮から神戸電鉄で約30~40分、有馬温泉駅に到着します。高速バスも運行しており、三宮から約30分、大阪・梅田から約60分、京都から約75分でアクセスできます。車の場合は、中国自動車道西宮北ICより約10分、阪神高速北神戸線有馬口ICより約5分です。多くの宿では有馬温泉駅からの無料送迎サービスを提供しているので、到着後の移動も安心です。
日帰りでも楽しめる?
有馬温泉は日帰りでも十分に楽しめます。金の湯や銀の湯といった外湯で気軽に温泉を体験でき、太閤の湯では26種類のお風呂と岩盤浴で1日中楽しめます。メープル有馬やいくつかの旅館では日帰りランチプランを用意しており、食事と温泉をセットで楽しめます。貸切風呂を利用できる施設もあり、短時間でもプライベートな温泉時間を満喫できます。ただし、ゆったりと有馬温泉を堪能するなら1泊2日の滞在がおすすめです。
金泉と銀泉の違いは何?
金泉は鉄分と塩分を含んだ茶褐色のお湯で、空気に触れると赤茶色に変化します。含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉に分類され、体を芯から温め殺菌力が強いことで有名です。保温効果が高く、冷え性や腰痛、アレルギー性の皮膚疾患、肌の保湿に効果があるとされています。
銀泉は無色透明のお湯で、炭酸を多く含む炭酸泉と、ラジウムを多く含む放射能泉の2種類があります。さらりとした爽やかな肌触りが特長で、呼吸によるガス吸入で全身へ到達し、自然治癒力向上や健康増進、美肌効果が期待できます。どちらも効能が異なるため、両方の湯に入ることでより効果的な温泉体験ができます。
有馬温泉で特におすすめの季節は?
有馬温泉は四季折々の魅力があり、いつ訪れても素晴らしい体験ができます。春は桜が咲き誇り、温泉街がピンク色に染まります。初夏は新緑が美しく、爽やかな空気の中で温泉を楽しめます。秋は紅葉の名所として知られ、瑞宝寺公園をはじめ温泉街全体が真っ赤に色づきます。豊臣秀吉が「いくら見ても飽きない」と称賛した秋の景色は特に見事です。冬は静かな雪景色の中で温泉を楽しめ、金泉の温かさが一層身に染みます。
まとめ
有馬温泉は、日常を離れて心と体をゆっくり整えるのに最適な場所です。1400年以上の歴史を持つ日本最古の温泉で、金泉と銀泉という異なる泉質の湯に浸かれば、体の芯から癒されます。レトロな街並みの散策、自然に包まれた静かな時間、旬の食材を活かした美食、上質な宿でのおもてなし、すべてがあなたの疲れを癒してくれるでしょう。
貸切風呂や露天風呂付き客室を選べば、プライベートな空間で特別な時間を過ごせます。夫婦やカップル、女子旅、家族旅行と、どんなシーンでも満足できる多彩な楽しみ方があるのが有馬温泉の魅力です。2026年1月現在は金の湯が休館中ですが、銀の湯や太閤の湯は通常営業しており、新しいスポットも続々とオープンしています。
大阪から約1時間、神戸から約30分というアクセスの良さも魅力的です。週末や連休を利用して、ぜひ有馬温泉で心を整える旅に出かけてみてください。きっとあなたの心に残る、特別な時間になるはずです。


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