「三崎港に行きたいけど、渋滞がひどくて結局疲れ果てて帰ってくる」「どのルートが景色も良くてスムーズなの?」「まぐろ以外に何があるの?」——そんな悩みを抱えながらも、なかなか納得できる情報にたどり着けずにいる方は多いはずです。三崎港は都心から約1時間半という好アクセスにもかかわらず、渋滞情報やドライブルートの選び方ひとつで、天国にも地獄にもなりうる目的地なのです。
この記事では、実際に役立つ三崎港ドライブ観光ガイドとして、混雑を避ける裏ルート、食べておくべきグルメ、絶景スポット、そして2026年3月の最新情報まで、一気に整理してお伝えします。
- 三浦縦貫道路「高円坊入口」からの東海岸ルートを使えば、国道の渋滞を丸ごとスキップしながら絶景ドライブが楽しめる。
- 三崎港周辺はまぐろだけでなく、城ヶ島・海南神社・うらりマルシェなど半日では回りきれないほどの見どころが密集している。
- 2026年の三浦海岸桜まつり(河津桜)は2月5日から3月3日まで開催され、ドライブルート途中に立ち寄れる春のボーナスイベントだった。
三崎港ドライブの最大の敵は渋滞!その正体と根本的な解決策

車の前で困っている人のイメージ
三崎港へのドライブを計画すると、必ずといっていいほどぶつかる壁があります。それが国道134号の慢性的な渋滞です。特に三浦海岸周辺は、夏の海水浴シーズンはもちろん、春の桜まつり期間中や週末の昼前後に激しい混雑が発生します。何十分も動かない車列の中で、「こんなに疲れるなら来なければよかった」と後悔するドライバーが後を絶ちません。
ところが、この渋滞を根本から回避できるルートが存在します。それが三浦縦貫道路「高円坊入口」から始まる東海岸ドライブルートです。三浦縦貫道路の延伸によってこの入口が新設されたことで、逗子・葉山・横須賀方面から三崎へ向かうドライバーが、混雑する国道を一切使わずに到着できるようになりました。
全長約16キロメートル、所要時間は約30分。単に時間を節約できるだけでなく、東京湾を眺めながら走る海岸線、三浦半島ならではのリアス式海岸のワインディングロード、風力発電の大きな風車——といった絶景が次々と展開されるため、むしろ渋滞の多い国道よりも「走る喜び」がはるかに大きいのです。
東海岸ルートの具体的な走り方
起点となる「三浦縦貫道路入口」交差点からスタートしたら、まず高円坊入口で三浦海岸方面に左折します。ここから県道214号(武上宮田線)に入り、右折すると海岸に出ます。「三浦海岸」交差点では直進レーンをそのまま直進し、県道215号へ。
金田湾を過ぎると本格的な上り坂が始まります。なかなかの急坂ですが、登り切ると眼下に広がる海の眺めは絶品です。松輪地区まで下りると、三浦市内唯一のトンネルである毘沙門トンネルをくぐります。このトンネルを抜けると毘沙門湾が現れ、さらに坂を上ると宮川公園の大型風車2基が青空に映えます。
宮川大橋を渡り、段丘の畑道をしばらく進むと三叉路に。左に進めば三崎港、右に曲がれば城ヶ島です。北条湾で右折して湾沿いをぐるりと回り、「日の出」交差点を左折。道なりに進んで「止まれ」を右に曲がれば三崎港到着です。赤点滅の交差点があるので、必ず一時停止してください。
| 区間 | 距離 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 三浦縦貫道路入口→三浦海岸交差点 | 3.4km | 約7分 |
| 三浦海岸交差点→金田漁港 | 3.6km | 約6分 |
| 金田漁港→江奈湾の干潟 | 3.5km | 約6分 |
| 江奈湾の干潟→宮川公園 | 2.3km | 約3分 |
| 宮川公園→北条湾 | 1.9km | 約4分 |
| 北条湾→三崎港 | 1.5km | 約4分 |
三浦半島ドライブデートにも使える!時計回りが鉄則の理由
三浦半島をぐるりと一周するドライブを計画する場合、右回り(時計回り)で走ることをぜひ覚えておいてください。これは単なるセオリーではなく、明確な理由があります。
まず、時計回りに走ると常に海に近い車線を走れるため、助手席や後部座席の同乗者も海の景色を最大限に楽しめます。さらに、ドライブの後半に差し掛かる相模湾側では、夕暮れ時に西に沈む夕日が正面に広がるため、マジックアワーの絶景を最高のタイミングで体験できるのです。
三浦半島の海岸線にはいくつかの「走って楽しい道」が点在しています。なかでも横須賀の北下浦海岸通り(野比海岸)は、約2.5キロメートルにわたって信号がひとつもない直線の海沿い道路で、三浦半島屈指のドライブルートとして知られています。ただし、その解放感からついスピードが出がちになるので、速度には十分注意してください。
また、横須賀エリアのたたら浜から観音崎大橋にかけては、海の上をほぼすれすれで走るような橋があり、「こんな場所が三浦半島にあったのか!」と思わず声が出るほどのビュースポットです。
宮川公園は絶対に素通り厳禁の穴場スポット
東海岸ルート上に位置する宮川公園は、無料駐車場を備えた貴重な休憩スポットです。展望台からは、宮川湾に停泊するヨットの群れ、晴れた日には富士山や伊豆大島まで見渡せます。三崎港はもうすぐそこですが、ここで一度クルマを降りて深呼吸するだけで、ドライブ疲れがすっとほぐれます。
公園内には大型の風力発電機2基が立っており、海風を受けてゆったりと回る様子はフォトジェニック。車内からでも迫力満点ですが、外に出て見上げる迫力はまた格別です。
三崎まぐろだけじゃない!食と買い物の正直ガイド

「三崎港といえば三崎まぐろ」というイメージは正しいですが、それだけで終わらせてしまうのはもったいないというのが正直なところです。三崎港は遠洋漁業の一大基地として知られ、船上で獲れたてのまぐろを急速冷凍して水揚げする仕組みが整っており、その品質は国内でもトップクラスです。
ただ、知っておきたいのは「三崎まぐろ」という品種は存在しないという事実です。三崎港で水揚げされたまぐろの総称が「三崎まぐろ」と呼ばれているのです。ですから、本マグロ(クロマグロ)、メバチマグロ、キハダマグロなど、さまざまな種類のまぐろが並びます。食べ比べる楽しみも三崎ならではといえます。
うらりマルシェ(三崎フィッシャリーナ・ウォーフ「うらり」)は、1階がさかな館、2階がやさい館になった産直センターです。一般のスーパーではまず見かけないまぐろの部位(カマ、スペアリブ、尾の身など)が驚くほどリーズナブルな値段で並んでいます。保冷用の発泡スチロールを持参すれば、冷凍まぐろを購入して自宅に持ち帰ることも可能です。
まぐろ以外に注目したいのが生サバを使った海鮮丼です。アニサキス対策を徹底した上で生のサバを提供するお店が三崎商店街にあり、「三崎はまぐろだけじゃない」という地元の誇りを体現した一品です。濃くてトロリと甘い生サバの味は、ここでしか体験できません。
また、毎週日曜日の早朝5時50分から開催される三崎朝市(金田漁港)は、朝どれの地魚や旬の野菜が並ぶ地元密着のマーケットです。観光客だけでなく地元の方々の「生活朝市」としての役割も担っており、早起きしてでも訪れる価値があります。
三崎港周辺で外せない立ち寄りスポット
三崎港の旧市街は、うらりマルシェ周辺ではなく海南神社や北条湾方面に広がっています。昭和レトロな商店街の路地を歩くだけで、時間が止まったような不思議な感覚を味わえます。海南神社には源頼朝も訪れたとされる記録が残っており、頼朝お手植えと伝わる大銀杏が境内に現存しています。食の神様を祀るパワースポットとしても人気が高く、ドライブの合間に参拝してみてください。
宮川公園の近くには立石公園もあります。江戸時代の浮世絵にも描かれた歴史ある景勝地で、海上にそそり立つ「立石」の奇岩は今も写真家や画家に愛されています。近くにはビーカー入りプリンで有名な「マーロウ」をはじめオーシャンビューのカフェやレストランが点在しており、小休憩にぴったりです。
城ヶ島セットで完璧!三崎港からすぐの絶景離島の歩き方
三崎港から城ヶ島大橋を渡るだけで、神奈川県最大の自然島である城ヶ島に上陸できます。橋はクルマでも自転車でも徒歩でも渡れ、所要時間はほんの数分です。
城ヶ島の最大の見どころは「馬の背洞門」です。波と風の侵食によって長い時間をかけて形成された天然のアーチ状洞門で、その神秘的な造形に多くの訪問者が圧倒されます。洞門の周辺は荒涼とした岩場が続き、都市近郊とは思えない迫力ある自然が広がっています。
島の東側に広がる県立城ヶ島公園では、360度の大パノラマを楽しめる展望スポットや、ウミウの繁殖地として知られる磯場など、生きた自然を間近で体感できます。灯台の塔身には独特のペイントが施されており、フォトスポットとしても人気です。
城ヶ島側の飲食店は、灯台商店街に集中しています。島の東側(公園エリア)にはほとんど飲食店がないため、お昼のタイミングは事前に計画しておくと安心です。城ヶ島でランチをとるなら、定食1,000円均一のシンプルな海鮮料理店が地元感あふれておすすめです。
2026年3月に三崎港周辺でドライブするなら知っておきたい最新情報
2026年の三崎港周辺は、第22回三浦海岸桜まつりの余韻が残る時期です。今年の桜まつりは2月5日(木)から3月3日(火)まで開催されており、三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの線路沿い約1キロメートルに咲き誇る約1,000本の河津桜は、期間中に30万人前後の観光客が訪れる三浦の春の風物詩となっています。
菜の花との競演も見事で、濃いピンクと黄色のコントラストが鮮やかです。夜間にはライトアップ(17時から21時)も実施され、幻想的な雰囲気を醸し出します。2026年3月14日時点では桜まつりは終了していますが、3月中旬から下旬の三浦は梅が終わり、早咲きの桜が各所で見頃を迎える美しい季節です。三崎港ドライブと組み合わせて、春の三浦半島をたっぷり満喫してください。
また、うらりマルシェでは2026年2月時点でひな祭りと吊るし飾りの展示も行われていたほか、チャッキラコ三崎昭和館などの文化施設も三崎港の歴史と文化への理解を深めてくれます。訪問前に最新の開催情報を確認しておくと、さらに充実した一日になるでしょう。
三崎港周辺の宿泊・日帰り温泉
三浦海岸沿いには、自家源泉の露天風呂と温泉クアパークを備えたリゾートホテルがあります。みさきまぐろや三浦野菜が並ぶ人気のバイキング、海一望の客室など、ドライブの疲れを癒しながら翌日もゆっくり観光したい人にぴったりです。日帰り入浴の利用もできるため、ドライブの締めくくりに汗を流して帰るプランも人気です。
もう一つの選択肢として、ウィンドサーフィンやSUP、カヤックなどのマリンレジャーの拠点として活用できる宿もあります。三浦海岸は風が安定して吹く海域として知られており、ウィンドサーファーの聖地的な存在でもあります。早朝出航の釣り船に対応した宿もあるため、釣り好きのドライバーにとって三崎港は一泊の拠点としても最高です。
三崎港ドライブ観光ガイドに関する疑問解決
三崎港への一番スムーズなアクセスルートは何ですか?
横浜・横須賀方面からお越しの場合は、横浜横須賀道路の衣笠インターチェンジから三浦縦貫道路に入り、終点の「高円坊入口」交差点を起点にする東海岸ルートが最もスムーズです。国道134号の渋滞を完全に回避できる上に、景色も格段に優れています。東京都内からは第三京浜道路と横浜横須賀道路を乗り継ぐルートが一般的で、都心から所要時間は1時間30分から2時間程度が目安です。
三崎港の駐車場事情を教えてください。
三崎港周辺の主要な駐車場はうらりマルシェの周辺駐車場です。週末や祝日は混雑することも多く、特に桜まつりや夏の繁忙期はかなり早い時間帯から埋まります。うらりマルシェでは4,000円以上の食事をすると駐車場料金のサービスが受けられる飲食店もあるので、確認してみてください。宮川公園にも無料駐車場があり、ルート途中の休憩に活用できます。
城ヶ島への移動はクルマがないとダメですか?
三崎港から城ヶ島へはクルマ、徒歩、自転車のいずれでもアクセス可能です。城ヶ島大橋を渡るだけなので、三崎港に駐車してそのまま歩いて渡ることもできます。城ヶ島の東側エリア(公園)を中心に散策するなら、島内を歩いてまわることができます。ただし広い島なので、レンタサイクルを活用すると効率よく見どころを巡れます。
三崎港のまぐろは何月が一番おいしいですか?
三崎まぐろは通年楽しめます。遠洋漁業の基地である三崎港には、一年を通じて世界各地の海で獲れたまぐろが水揚げされるため、特定の季節だけおいしいということはありません。ただし、地元の地魚(アジ、サバ、イカなど)は季節によって旬が変わります。秋から冬にかけてはサバが脂乗り抜群になり、春には生シラスが楽しめます。まぐろ一本に絞らず、旬の地魚も合わせて楽しむのが三崎通のスタイルです。
子どもと一緒でも楽しめますか?
子ども連れにはうらりマルシェの水中観光船や渡し船が人気です。海の生き物と触れあえるタッチングプール(三崎港町まつり期間中)も子どもに大人気。城ヶ島では磯遊びができる場所もあり、夏であれば子どもと一緒に海に入ることもできます。また、三浦市内には体験型の観光農園もあり、イチゴ狩りと三崎まぐろランチを組み合わせた「食の欲張りドライブ」プランも家族連れに喜ばれています。
まとめ
三崎港へのドライブは、ルートの選び方一つで全く別の旅になります。渋滞まみれの国道をノロノロ走る旅と、東海岸の絶景ルートを颯爽と走り抜ける旅——同じ目的地でも、道中の充実度がまったく違います。
今回ご紹介した三浦縦貫道路「高円坊入口」からの東海岸ルートは、三浦海岸、金田漁港、江奈湾干潟、宮川公園の風車、北条湾と、次々に変わる絶景を楽しみながらたった30分で三崎港に到着できる、まさに「走ること自体が目的になるルート」です。
三崎港ではまぐろだけでなく生サバや地魚にも目を向けてみてください。城ヶ島の馬の背洞門や海南神社の歴史散策、宮川公園や立石公園での絶景休憩——これらを組み合わせると、日帰りドライブでも丸一日たっぷりと楽しめます。
2026年3月の三浦半島は、桜まつりの余韻を引き継ぎながら春の足音が近づく絶好のドライブシーズンです。混雑が本格化する前の今こそ、三崎港ドライブの絶好のタイミングといえます。ぜひ週末のプランに組み込んでみてください。


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