都会の喧騒に疲れていませんか?週末に気軽に行ける温泉地を探しているあなたに、塩原温泉は最高の選択肢です。東京から車でわずか2時間半、開湯1200年以上の歴史を持つこの温泉郷は、6種類の泉質と7色の湯色を誇る温泉の博物館。渓谷美と吊橋、そして心温まるご当地グルメが待っています。
- 東京から車で約2時間半、塩原温泉への最適なドライブルートと立ち寄りスポット
- 150以上の源泉を持つ塩原十一湯の魅力と、2026年3月開催中の雛めぐりイベント情報
- もみじ谷大吊橋から回顧の滝まで、絶景ドライブコースの見どころを完全網羅
塩原温泉が選ばれる5つの理由

車の前で困っている人のイメージ
塩原温泉郷は栃木県北部の箒川渓谷沿いに11の温泉地が連なる一大温泉リゾートです。なぜこれほど多くのドライバーに愛されるのか、その理由を見ていきましょう。
全国でも珍しい6種類の泉質と7色の湯色が楽しめるのが最大の魅力です。酸性、中性、アルカリ性と成分の異なる温泉が約150カ所以上の源泉から湧き出ており、体調や気分に合わせて湯を選べます。美肌効果抜群の「メタケイ酸」が豊富で、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉という三大美人泉質が全て揃っているのは全国的にも稀です。
開湯1200年以上の歴史を持つ塩原温泉は、明治から昭和にかけて大正天皇が御用邸を設けた皇室の保養地でした。夏目漱石、谷崎潤一郎、尾崎紅葉など名だたる文人墨客が訪れ、尾崎紅葉は「金色夜叉」を畑下で執筆しました。「山あれば岩あり、岩あれば必ず瀑あり」と称えた塩原渓谷の美しさは今も変わりません。
標高200m以上の高原性気候で、日本有数の避暑地として知られています。夏は涼しく過ごせる一方、冬には積雪もあり四季折々の景色を楽しめます。首都圏最大級のスキー場「ハンターマウンテン塩原」では、冬はスキー、夏は500万輪のユリが咲き誇るゆりパークとして営業しています。
東北自動車道を使えば東京から約2時間半で到着できるアクセスの良さも魅力です。川口JCTから黒磯板室ICまで約1時間45分、そこから温泉街まで下道で15分程度。東北新幹線なら東京駅から那須塩原駅まで約1時間15分です。
2026年3月15日まで開催中の「塩原のんびり湯っくり雛めぐり」では、約50の旅館や商店が参加し、温泉街が華やかな雛飾りで彩られています。スタンプラリーで10個集めると温泉むすめ「塩原八弥」のオリジナル缶バッジがもらえ、1万円分の宿泊補助券が当たる抽選にも参加できます。
東京から塩原温泉への最適ドライブルート
車で塩原温泉を訪れる際の最適ルートと、途中で立ち寄りたいスポットをご紹介します。
王道ルート東北自動車道経由
川口JCTを起点に東北自動車道を北上します。久喜白岡JCT、岩舟JCT、栃木都賀JCTを経て宇都宮ICを通過し、黒磯板室ICで降ります。川口JCTから黒磯板室ICまでの所要時間は約1時間45分、距離は約150km、有料道路料金は普通車で3,960円です。
黒磯板室ICを降りたら、道の駅「明治の森・黒磯」への立ち寄りがおすすめです。敷地内には国の重要文化財に指定されている「旧青木家那須別邸」があり、明治時代のドイツ様式の洋館を見学できます。那須塩原の新鮮野菜や高原牛乳を使ったスイーツが揃うファームレストランで休憩もできます。
景観重視ルート日塩もみじライン経由
鬼怒川温泉方面から塩原温泉へ向かう日塩もみじラインは、関東有数の紅葉名所として知られています。国道121号と組み合わせることで、変化に富んだ渓谷美を楽しめます。
東武ワールドスクウェアからスタートし、鬼怒川温泉街を通過して龍王峡で散策。2200万年前の火山岩が長い年月をかけて浸食されて生まれた美しい峡谷では、春はミズバショウ、初夏は新緑、秋は紅葉と四季折々の景観が楽しめます。
高原山の麓を走る日塩もみじラインでは会津地方の山々を眺めながら、ハンターマウンテン塩原へ。10月上旬から11月下旬には紅葉ゴンドラが運行され、空からの絶景も堪能できます。
公共交通機関との併用プラン
車を使わない方には、東北新幹線「やまびこ」「なすの」が便利です。東京駅や上野駅から乗り換えなしで那須塩原駅まで約1時間15分、料金は5,810円です。那須塩原駅からはJRバス塩原温泉行きで約65分、主要な観光スポットを経由します。
高速バスを利用する場合は、東京駅八重洲、バスタ新宿、池袋駅東口から那須温泉・塩原温泉方面行きに乗車できます。所要時間は約2時間40分から、料金は約3,000円からとリーズナブルです。
塩原十一湯を巡る温泉ドライブ
塩原温泉郷は箒川の渓谷沿いに11の温泉地が点在し、それぞれ異なる泉質と雰囲気を持っています。ドライブしながら湯めぐりを楽しみましょう。
塩原温泉発祥の地・元湯
山奥にひっそりと佇む秘湯で、緑、乳白色、墨色と個性的な湯が湧いています。水蒸気と硫黄臭が漂う雰囲気は、まさに秘境の温泉です。一軒宿の元泉館は日本秘湯を守る会の会員宿で、野趣あふれる露天風呂が人気です。
昔ながらの風情を残す門前と古町
トテ馬車が今も運行される温泉街の中心部です。明治37年から続く大脇遊覧車の馬車は、2011年に新馬と女性御者が誕生し、昔の温泉風景が復活しました。車とは違ったゆったりとした心地いいスピードで、源三窟方面や温泉街のコースを案内してくれます。
「塩原八幡宮」は八幡太郎源義家が東征の際に創建したという伝説が残る神社で、逆杉で知られています。近くには史跡鍾乳洞「源三窟」があり、源有綱が隠れ住んだといわれる洞内には武者人形が配置され、当時の落武者の様子を再現しています。
日帰り温泉の充実した塩原温泉中心部
全長約60mの日本最大級足湯施設「塩原温泉湯っ歩の里」は年間6万人が訪れる人気スポットです。四季折々の自然を映す鏡池、源泉掛け流しの足湯回廊、飲泉堂など施設が充実しており、短パンの貸出サービスやタオル、無料ロッカーも完備されています。
開館時間は4月から11月が9時から18時、12月から3月が9時から17時で、木曜日が休館日です。のぼせることなく全身の血行促進を図れるので、ドライブの疲れを癒すのに最適です。
文学の香り漂う畑下
尾崎紅葉が「金色夜叉」を執筆した地として知られ、山ゆりの吊橋が架かっています。皇居に架けられていた吊橋をモチーフにした優雅なデザインで、箒川が大きく蛇行しゆるやかに流れる景観が美しいエリアです。
絶景ドライブスポット完全攻略
塩原温泉周辺には、車窓から、または車を降りて徒歩で楽しめる絶景スポットが数多くあります。
もみじ谷大吊橋
全長320m、本州最大級の無補剛桁歩道吊橋です。塩原ダム湖に架かる橋からは、雄大な塩原渓谷の四季折々の自然が楽しめます。特に紅葉の時期が美しく、恋人の聖地として認定されているのでカップルのデートにもぴったりです。
足元の金網越しに広がる湖の水面を見ていると思わず足がすくむほどの高さですが、きらきらと光る湖面の上を歩きながら、新緑や紅葉、雪景色を眺める空中散歩は格別です。シンボルモニュメントでの記念撮影や、ペアグッズの購入もできます。
駐車場は無料で約200台分あり、東北自動車道西那須野塩原ICから車で約25分です。
回顧の滝と回顧の吊橋
落差約53mの滝で、その美しさから去り際に振り返らずにはいられないことから「回顧の滝(みかえりのたき)」と名付けられました。新緑や紅葉の季節はもちろん、1年を通して渓谷美と滝の融合を楽しめます。
全長約100m、高さ約30mの回顧の吊橋は塩原随一の高さを誇ります。スリル満点の吊橋を渡りながら、切れ込みの深い箒川と渓谷の美しさに心奪われることでしょう。がまいし園地駐車場から遊歩道を歩いて約15分です。
竜化の滝
塩原十大名瀑の一つに数えられる、那須塩原市を代表する名瀑です。水が三段にわたって流れ落ちる様子が、あたかも竜が天に向かって昇るように見えることから名付けられました。
駐車場から遊歩道を約20分歩くと到着します。途中には与謝野晶子鉄幹夫妻が詠んだ歌碑もあり、文学散歩も楽しめます。竜化の吊橋を渡り、清らかな流れに沿って歩くと、風挙の滝も見られます。
沼ッ原湿原
那須連山に囲まれた標高約1,230mの湿原で、東西約250m、南北約500mの広さに約230種類もの植物が自生しています。春はミネザクラやハルリンドウ、夏はニッコウキスゲやハナショウブ、秋には紅葉が楽しめます。
運が良ければ準絶滅危惧種に指定されているクロオオサンショウウオにも出会えるかもしれません。周辺には板室温泉、深山ダム、乙女の滝などの観光スポットがあり、初心者でも挑戦できる60分程度の登山コースも整備されています。
塩原渓谷の吊橋めぐり
塩原自慢の渓谷には13本の吊橋が架かり、それぞれ異なる景観を楽しめます。車でアクセスしやすい主要な吊橋をご紹介します。
もみじ谷大吊橋以外にも、紅の吊橋は川沿いのモミジが赤く燃え上がるように染まることから名付けられました。街の中心部にありながら絶景が味わえるのは塩原ならではです。七ツ岩吊橋は塩原に春を告げるヤシオツツジの名所として知られ、四季を通じて美しい景色が眺められます。
留春の吊橋は車道から階段を一気に下ると出会う小さな吊橋で、眼下には青い淵、周囲には巨岩が並びます。温泉街を流れる箒川とはまったく別の表情を見せており、塩原渓谷歩道の回顧コースに含まれています。
福渡不動吊橋は箒川の流れが穏やかな表情を見せる福渡地区に架かり、橋のたもとには不動の足湯があります。ハイキングの疲れを癒すのに最適なスポットです。
ご当地グルメを楽しむドライブ旅
塩原温泉のドライブでは、ここでしか味わえないグルメも見逃せません。
スープ入り焼きそば
50年以上も愛されている塩原温泉名物です。炒めたてのソース焼きそばをどんぶりに入れ、しょうゆ味のスープを注いで出来上がり。見た目はラーメン、食べると焼きそばという不思議な一品です。しょうゆ味のスープは徐々にソース味と融合して独特の風味に変わっていきます。
とて焼
かつて温泉街を周回していたトテ馬車の名前から名付けられたご当地グルメです。店舗によって甘い系からおかず系まで個性的なトッピングが揃い、食べ歩きを楽しめます。温泉街の至る場所で食べられるので、自分のお気に入りの味を探してみましょう。
塩原高原野菜
標高が高く昼夜の寒暖差が大きい気候を生かした自然の恵みです。甘くてみずみずしく、かぶや大根、ほうれん草といった旬のとれたて野菜は地元のレストランや道の駅で味わえます。「塩原もの語り館」では農産物の直売所も併設されており、お土産にも最適です。
小太郎茶屋
塩原温泉から車で約10分の小太郎ヶ淵のほとりにある隠れ家的なお店です。川のせせらぎを聞きながら手作りの草だんごとお茶がいただけます。ところてんやおでん、うどんなどの軽食メニューもあり、マイナスイオンに包まれながらほっと落ち着ける雰囲気です。
季節別おすすめドライブプラン
塩原温泉は四季折々に異なる表情を見せます。訪れる季節ごとの楽しみ方をご紹介します。
春(3月から5月)
2026年は3月15日まで「塩原のんびり湯っくり雛めぐり」が開催中です。約50の旅館や商店で雛飾りが公開され、スタンプラリーも楽しめます。3月15日のフィナーレイベントでは塩原温泉女将の会によるお福分けがあり、先着100名に紅白餅などが配布されます。
桜の季節には黒磯エリアで桜めぐりも楽しめます。ヤシオツツジは5月頃が見頃で、沼ッ原湿原ではミネザクラやハルリンドウが咲き誇ります。
夏(6月から8月)
日本有数の避暑地として涼を求める観光客で賑わいます。ハンターマウンテン塩原では500万輪のユリが咲くゆりパークが開園し、ゲレンデ一面が花で埋め尽くされます。
沼ッ原湿原ではニッコウキスゲやハナショウブが見頃を迎え、渓谷沿いの遊歩道では新緑の中でのハイキングが楽しめます。全長60mの足湯「湯っ歩の里」で涼みながら温泉を満喫するのもおすすめです。
秋(9月から11月)
日塩もみじラインをはじめとする紅葉の名所が最も美しい季節です。もみじ谷大吊橋からの眺望は圧巻で、10月中旬から11月上旬が見頃となります。ハンターマウンテン塩原では紅葉ゴンドラが運行され、空から紅葉を楽しめます。
渓谷歩道を歩けば、紅の吊橋や七ツ岩吊橋周辺で燃えるような紅葉を間近に見られます。温泉と紅葉の組み合わせは格別で、露天風呂から眺める秋の渓谷美は忘れられない思い出になるでしょう。
冬(12月から2月)
ハンターマウンテン塩原で首都圏最大級のスキー場でのウィンタースポーツが楽しめます。スキーやスノーボードを満喫した後は、温泉でアフタースキーを過ごしましょう。
雪景色の中の露天風呂は風情があり、冬ならではの楽しみ方です。1月から2月にかけては「黒磯雛めぐり」が開催され、明治時代の七段・八段飾りや120年以上前の作品など、美術館級の雛人形を鑑賞できます。
ドライブ前に確認したい実用情報
快適なドライブのために、事前に確認しておきたい情報をまとめました。
駐車場情報
塩原温泉郷には無料駐車場が多く設置されています。もみじ谷大吊橋は約200台、湯っ歩の里は約70台、各吊橋や滝の近くにも駐車スペースがあります。ただし紅葉シーズンの週末は混雑するため、早めの到着がおすすめです。
ガソリンスタンド
温泉街の中心部にはガソリンスタンドが少ないため、黒磯板室ICを降りてすぐの国道沿いで給油しておくと安心です。那須塩原駅周辺にも複数のスタンドがあります。
道路状況
冬季は積雪や凍結の可能性があるため、スタッドレスタイヤの装着が必須です。日塩もみじラインは例年11月下旬から4月中旬まで冬季閉鎖される区間があるので、事前に確認しましょう。
宿泊施設の予約
塩原温泉郷には約60軒の宿があり、秘湯の一軒宿から大型ホテルまで多彩です。週末や紅葉シーズンは早めに予約が埋まるため、1カ月前までの予約をおすすめします。日帰り温泉を楽しめる施設も多いので、立ち寄り湯を活用するのも良いでしょう。
地元民だけが知る!塩原温泉周辺の穴場スポット

駐車場で困っている人のイメージ
観光ガイドには載っていない、地元の人が本当におすすめする隠れた名所をご紹介します。混雑を避けてゆったりと過ごせるスポットばかりです。
大沼公園で静寂のひとときを
温泉街から車で約15分の場所にある大沼公園は、観光客で混み合うことが少ない知る人ぞ知る癒しスポットです。ブナやミズナラの森林に囲まれた静かな湖沼で、湖畔には遊歩道や木道が整備されており、気軽に自然散策や野鳥観察が楽しめます。
春は水芭蕉が咲き誇り、夏は避暑地として涼しく過ごせます。秋には湖面に映り込む紅葉が息をのむほど美しく、冬は雪化粧で幻想的な雰囲気に包まれます。周囲1km弱の歩道は車椅子でも利用可能なバリアフリー設計で、誰でも安心して散策できるのも魅力です。
近くにはキャンプ場やバーベキュー施設もあり、家族連れで一日中楽しめます。モリアオガエルの生息地としても有名で、運が良ければ珍しい生き物に出会えるかもしれません。
木の葉化石園で太古のロマンに触れる
塩原は昔海底だったという歴史を持ち、地層から木の葉をはじめ海棲貝類やサメの歯なども出土します。木の葉化石園では、塩原周辺で出土した動植物の化石や世界各地の化石、鉱物を展示しており、子どもから大人まで楽しめる学習スポットです。
売店では実際に出土した化石の入った石も販売されており、お土産にもぴったりです。化石発掘体験もできるため、特に子ども連れのドライブでは立ち寄りたい場所です。
新湯温泉で秘湯気分を満喫
日塩もみじライン沿いにある新湯温泉は、背後に硫黄の噴煙が昇る山を背負った野趣あふれる温泉場です。わずか6軒ほどの旅館が佇むこのエリアは、元湯温泉と同じく塩原温泉有数の硫黄泉が楽しめます。
共同浴場「寺の湯」は情緒あふれる和の雰囲気が魅力で、硫黄山の爆裂火口跡のすぐ下に位置し、乳白色の硫黄泉が湧き出ています。営業時間は7時から18時、入浴料は清掃・管理協力金として300円という良心的な価格です。温泉愛好家や湯治客に愛され続ける昔ながらの共同浴場で、秘湯巡りの醍醐味を味わえます。
塩原温泉とセットで楽しむ近隣観光スポット
塩原温泉をベースに、少し足を伸ばせば訪れられる魅力的なスポットがあります。効率的にドライブルートを組み立てましょう。
那須千本松牧場で大自然と動物に癒される
西那須野塩原ICから塩原方面へわずか2分、塩原温泉街からは車で約20分の那須千本松牧場は、130年以上の歴史を持つ東京ドーム176個分の広大な牧場です。塩原温泉へ向かう途中、または帰路に立ち寄るのに最適な立地にあります。
約500頭の乳牛を育てており、1日約7から9トンの生乳を生産しています。牧場自慢の千本松ソフトクリームは、搾りたての生乳を使用したあっさりとした味わいで絶品です。休日は行列ができるほどの人気ぶりですが、並ぶ価値は十分にあります。
2025年4月15日にグランドオープンし、新設の「千本松テラス」では四季折々の美しい景色を一望できます。約11,000平方メートルの敷地には全面天然芝が広がり、春には約300mの桜並木、秋には移植されたモミジが見事な紅葉を見せます。温泉水を利用した「温泉じゃぶじゃぶ池」は深さ約15cmで、小さなお子さまでも安心して楽しめる新スポットです。
牧場名物のジンギスカンは2021年にメニューがリニューアルされ、秘伝のタレで味わう本格的な味が楽しめます。テラス席はペット連れでも利用可能なので、愛犬と一緒にドライブを楽しむ方にもおすすめです。
どうぶつふれあい広場では、ヤギ、ウサギ、モルモットなど6種類の動物と触れ合えます。乗馬体験、サイクリング、バター作り体験など多彩なアクティビティも充実しており、家族全員で一日中楽しめます。入場料は無料で、各アクティビティごとに料金が設定されているシステムです。
牧場内には千本松温泉も併設されており、源泉かけ流しの天然モール泉を楽しめます。日本庭園風の露天風呂は周辺林の夜間ライトアップも美しく、牧場で遊んだ後に汗を流すのに最適です。営業時間は13時から22時30分、大人700円、小学生250円とリーズナブルな価格設定も魅力です。
天皇の間記念公園で皇室の歴史に触れる
明治・大正・昭和の三代にわたり、大正天皇、昭和天皇をはじめ多くの皇族が避暑地として訪れた塩原御用邸の一部が移築保存されている施設です。かつて皇族が過ごした御座所が栃木県の有形文化財として保存されており、和と洋が融合した建物のデザインや、縁側から望む四季折々の庭園が見事です。
春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、訪れる季節ごとに違う顔を見せる庭園の美しさは心を穏やかにしてくれます。開館時間は9時から17時、休館日は水曜日です。入場料は大人200円、小中学生100円と手頃な価格で、歴史好きな方には見逃せないスポットです。
妙雲寺の文学碑めぐり
800年の歴史を持つ妙雲寺は、多くの文学碑が建ち「文学の森」と呼ばれる名所です。塩原を愛した夏目漱石、斉藤茂吉など文人墨客の碑が境内に点在し、文学散歩を楽しめます。
春のぼたんまつりは特に見事で、色とりどりのゴージャスなぼたんの花が境内を彩ります。混雑を避けるならランチタイム前後がおすすめです。境内は自由に散策でき、静かな時間の中で塩原の文化的な側面に触れることができます。
知る人ぞ知る!塩原温泉の絶品グルメスポット
メジャーな観光ガイドには載っていない、地元の人が通う本当に美味しい店をご紹介します。
こばや食堂の元祖スープ入り焼きそば
こばや食堂は塩原温泉のソウルフード「スープ入り焼きそば」発祥の店として知られています。専用に作っているこだわりの細ちぢれ麺に、鶏肉とキャベツ、ナルトを具材として、スパイスの効いたソース味で仕上げます。
意外とあっさりしていてクセになる美味しさで、土曜日の開店3分前には名前を書く欄が19番目になるほどの人気ぶりです。30分以上待つことも珍しくありませんが、その価値は十分にあります。他にもソースカツ丼やチャーハンなどのメニューも充実しています。
藤屋のチョコパフェ風とて焼
塩原名物「とて焼」の中でも特に人気なのが藤屋です。ふわふわの生地で作られたとて焼に、藤屋特製のチョコクリームとフルーツを挟んだ逸品は500円というリーズナブルな価格です。
他にもフルーツサンド800円、藤屋カレー800円など多彩なメニューがあり、カフェとしても利用できます。温泉街の中心部にあり、散策の途中で気軽に立ち寄れる雰囲気も魅力です。
亀屋本舗の焦がしカスタードくるみ最中
那須塩原市街から塩原温泉へ登る最初の場所にある亀屋本舗は、とて焼き企画の発案者としても知られています。看板商品のくるみ最中は丸形の皮に白あんがたっぷり詰まっており、全国のリピーターから愛され続ける人気商品です。
カフェスペースでは、くるみ最中と日本茶のセットメニューを塩原の自然を眺めながら堪能できます。軽食メニューもあり、ドライブ途中の休憩に最適です。お土産としてもおすすめで、日持ちもするため東京への帰路に購入する方が多いスポットです。
アクティビティで塩原の自然を体感する
温泉と景色を楽しむだけではもったいない!塩原の大自然を全身で体感できるアクティビティをご紹介します。
塩原渓谷でカヤック&SUP体験
もみじ谷大吊橋のたもとから温泉街を流れる塩原渓谷に沿って、カヤックやスタンドアップパドル(SUP)などのアクティビティが楽しめます。自然に抱かれながら体を動かせば、心身ともにリフレッシュできます。
夏場には沢登り、冬場は氷瀑スノーシューなど、季節ごとに体験できるアクティビティが用意されているので、いつ訪れても新しい楽しみ方ができます。予約は事前にインターネットで受け付けており、初心者向けのガイド付きツアーもあるので安心です。
塩原自然研究路でガイド付きハイキング
塩原温泉ビジターセンターでは、パークコンダクター(遊歩道散策のガイド)の派遣事業を行っています。豊富な知識を持つガイドと一緒に歩けば、何気なく見過ごしてしまう植物や地形の成り立ちなど、塩原の自然をより深く理解できます。
年間を通してイベントも開催されており、季節の花観察会や野鳥観察会など、自然愛好家にはたまらないプログラムが揃っています。塩原の自然情報を得られる拠点としても活用でき、遊歩道の状況や見頃の花の情報などを教えてもらえます。
プロが教える!塩原温泉ドライブ1泊2日モデルプラン
塩原温泉を最大限に楽しむための、実践的なドライブプランをご提案します。季節や目的に応じてアレンジしてください。
1日目温泉と渓谷美を満喫
9時東京を出発、東北自動車道経由で北上します。途中、佐野SAや上河内SAで小休憩を取りながらドライブを楽しみましょう。
11時30分西那須野塩原ICを降りてすぐの那須千本松牧場で昼食。名物ジンギスカンと千本松ソフトクリームを堪能します。どうぶつふれあい広場で動物と触れ合うのも楽しいひとときです。
13時30分塩原温泉街へ移動し、宿にチェックイン。荷物を置いたら早速温泉街散策へ出発します。
14時30分もみじ谷大吊橋を渡り、絶景を堪能。写真撮影を楽しみながらゆっくりと散策します。恋人の聖地のモニュメント前で記念撮影もお忘れなく。
16時湯っ歩の里で全長60mの足湯体験。歩きながら足つぼを刺激し、ドライブの疲れを癒します。
17時30分宿に戻り、源泉かけ流しの温泉にゆっくり浸かります。夕食は地元の食材を使った会席料理を堪能。
20時夜の温泉街をそぞろ歩き。ライトアップされた竹灯篭が幻想的な雰囲気を演出します(冬季限定イベント)。
2日目秘境探訪と文化体験
6時早朝の露天風呂で朝日を浴びながら温泉を楽しみます。朝の澄んだ空気の中での入浴は格別です。
8時朝食後、チェックアウト。大沼公園へ移動します。
9時大沼公園で静寂のハイキング。野鳥のさえずりを聞きながら湖畔を散策し、都会では味わえない静けさに包まれます。
10時30分竜化の滝へ移動。遊歩道を20分ほど歩き、三段に流れ落ちる豪快な滝を間近で見学します。
12時こばや食堂で元祖スープ入り焼きそばのランチ。行列覚悟ですが、待つ価値のある絶品です。
13時30分木の葉化石園で化石見学と発掘体験。お土産に化石入りの石を購入するのも思い出になります。
15時天皇の間記念公園で皇室ゆかりの歴史に触れます。美しい庭園を眺めながら、明治から昭和の時代に想いを馳せます。
16時30分旧青木家那須別邸と道の駅「明治の森・黒磯」でお土産購入。那須塩原ブランドの特産品を選びます。
17時30分黒磯板室ICから東北自動車道に乗り、東京へ帰路につきます。夕食は途中のサービスエリアで栃木グルメを楽しむのもおすすめです。
19時30分東京到着。充実した塩原温泉ドライブの余韻に浸りながら帰宅します。
失敗しない!塩原温泉ドライブの賢い計画術
何度も塩原を訪れているリピーターが実践している、知られざるコツをお教えします。
宿泊施設の選び方で旅の質が変わる
塩原温泉郷には約60軒の宿があり、選択肢が多いからこそ迷ってしまいます。泉質重視派なら、元湯温泉の一軒宿や新湯温泉の硫黄泉を楽しめる宿がおすすめです。緑、乳白色、墨色と個性的な湯色を持つ源泉100%かけ流しの温泉は、温泉通を唸らせる本物の湯です。
リゾート気分を楽しみたい方には、古町や門前エリアの大型ホテルがぴったりです。充実した館内施設とバイキング形式の食事、キッズルームなど家族連れに嬉しいサービスが揃っています。
文学や歴史好きなら、畑下エリアの尾崎紅葉ゆかりの宿がおすすめです。「金色夜叉」を執筆した部屋が保存されていたり、文人墨客が愛した風情ある客室に泊まれる宿もあります。
日帰り温泉を楽しむなら、塩原あかつきの湯がおすすめです。地下1500mから湧き出る68.4度の源泉は、pH9.2のアルカリ性で美肌成分メタケイ酸を豊富に含んでいます。「七色の湯」と呼ばれる独特の薄茶色の湯は、肌の古い角質を落としてつるつるの肌へ導いてくれます。
混雑を避ける時間帯と曜日の選び方
もみじ谷大吊橋やこばや食堂などの人気スポットは、平日の午前中が最も空いています。特に火曜日から木曜日は観光客が少なく、ゆったりと観光できます。
週末に訪れる場合は、開店・開園直後を狙うのがコツです。こばや食堂なら開店10分前に並ぶ、もみじ谷大吊橋なら9時の開門直後に訪れると、比較的混雑を避けられます。
紅葉シーズン(10月下旬から11月上旬)は塩原温泉が最も混雑する時期です。この時期を外すなら、新緑の5月から6月や雪見温泉を楽しめる1月から2月がおすすめです。同じ絶景でも人が少なく、静かな時間を過ごせます。
お得な割引情報を活用する
那須塩原市ではふるさと納税の返礼品として「塩原温泉宿泊利用券」が用意されています。計画的に活用すれば、お得に宿泊できます。
また、塩原温泉観光協会のウェブサイトでは、季節ごとの宿泊キャンペーン情報が掲載されています。平日限定プランや連泊割引など、タイミングを選べば通常より安く泊まれるチャンスがあります。
JRバスと宿泊施設がセットになったパッケージプランも販売されており、公共交通機関を利用する場合は検討する価値があります。
私の個人的な感想!
正直に言うと、塩原温泉を初めて訪れる人の9割は「もみじ谷大吊橋と有名な温泉宿に泊まる」というありきたりなプランで終わってしまっている。それって本当にもったいない!
ぶっちゃけ、塩原温泉の真の魅力はメジャーなスポットとマイナーなスポットを組み合わせることで初めて引き出されるんだ。例えば、朝一番で大沼公園の静寂を味わってから、人が増え始める前にもみじ谷大吊橋を渡る。昼食は行列覚悟でこばや食堂の本物のスープ入り焼きそばを食べて、午後は穴場の新湯温泉で秘湯気分を満喫する。
個人的には、「1泊2日で泉質の違う温泉を3カ所以上巡る」というのが最高の楽しみ方だと思う。午後チェックインして宿の温泉に入り、夕食前に近くの共同浴場や日帰り温泉施設で別の泉質を体験し、翌朝また宿で朝風呂を楽しむ。チェックアウト後も塩原あかつきの湯や千本松温泉で湯めぐりを続ける。そうすると、6種類の泉質と7色の湯色を持つ塩原温泉の本当の豊かさが体感できる。
それから、地元の人しか知らないコツを一つ教えよう。塩原温泉ビジターセンターに必ず立ち寄ること。ここのスタッフは本当に知識が豊富で、その日の遊歩道の状況、見頃の花、野鳥の出没情報まで教えてくれる。GoogleマップやSNSでは得られないリアルタイムの情報は、旅の質を大きく変えるよ。
食事に関しても、スープ入り焼きそばととて焼だけで満足してる人が多すぎる。亀屋本舗のくるみ最中、藤屋のフルーツサンド、小太郎茶屋の草だんご、千本松牧場のジンギスカン。これらを制覇してこそ、塩原グルメを語る資格がある。
あと、みんな紅葉シーズンばかり注目するけど、個人的には2月から3月の雛めぐり期間が一番おすすめだ。温泉街が雛飾りで華やかになり、観光客も少なく、宿泊料金も安い。そして何より、冬の露天風呂の気持ち良さは別格だ。雪見温泉を楽しんだ後、暖かい部屋で熱燗を飲む。これ以上の贅沢があるだろうか?
最後に、車で行くなら那須千本松牧場は必須だと断言する。塩原温泉だけで完結させるのはもったいない。西那須野塩原ICから2分という立地の良さを活かして、行きか帰りに必ず寄るべき。2025年4月にリニューアルオープンした千本松テラスは、まさに新しい那須塩原の顔だ。温泉じゃぶじゃぶ池で子どもを遊ばせ、親は千本松ソフトを食べながら那須連山を眺める。この組み合わせが、家族全員が満足できる旅を実現してくれる。
つまり、塩原温泉ドライブで本当に満足したいなら、「定番8割、穴場2割」ではなく「定番5割、穴場3割、地元グルメ2割」のバランスで計画を立てること。そして何より、時間に余裕を持って、予定を詰め込みすぎないこと。温泉地の本質は「急がない贅沢」にあるんだから。そうすれば、帰路の車内で「また来たいね」と自然に言葉が出る、本物の癒しの旅になるはずだ。
よくある質問
塩原温泉へのドライブに最適な季節はいつですか?
紅葉の美しい10月中旬から11月上旬が最も人気ですが、新緑の5月から6月、涼しい夏の避暑、雪見温泉を楽しめる冬と、四季それぞれに魅力があります。混雑を避けるなら平日や春先がおすすめです。2026年は3月15日まで雛めぐりイベントも開催されており、春の訪れを感じながらのドライブも素敵です。
日帰りドライブでも楽しめますか?
十分に楽しめます。東京から往復約5時間、現地滞在3から4時間で、主要な観光スポットと温泉を満喫できます。おすすめルートは、もみじ谷大吊橋→湯っ歩の里で足湯→スープ入り焼きそばのランチ→回顧の滝散策→日帰り温泉という流れです。
子連れでも大丈夫ですか?
もちろんです。湯っ歩の里は家族連れに人気で、お子さんも楽しめる足湯です。トテ馬車の乗車体験も喜ばれます。遊歩道は一部足元が不安定な場所もあるため、歩きやすい靴を準備し、お子さんの年齢に応じてコースを選びましょう。授乳室やおむつ替えスペースは道の駅や主要施設に完備されています。
ペットと一緒にドライブできますか?
ペット同伴可能な施設も増えています。吊橋や遊歩道はリードを付ければ一緒に散策できる場所が多いですが、温泉施設内は基本的にペット不可です。事前に宿泊施設やレストランのペット可否を確認しましょう。車内で待機させる場合は、気温に十分注意してください。
おすすめのお土産は何ですか?
那須塩原ブランド推奨品の地ビール、ワイン、チーズ、ドレッシングが人気です。塩原高原野菜も新鮮で甘みがあります。温泉まんじゅうや温泉卵、とて焼風の焼き菓子なども定番のお土産です。道の駅「明治の森・黒磯」や塩原もの語り館で幅広く取り揃えています。
まとめ
塩原温泉へのドライブは、東京から約2時間半で到着できる手軽さと、1200年以上の歴史を持つ温泉郷の奥深さを併せ持つ理想的な旅です。6種類の泉質と7色の湯色を誇る150以上の源泉、本州最大級のもみじ谷大吊橋や落差53mの回顧の滝など絶景スポット、そしてスープ入り焼きそばやとて焼といったご当地グルメが待っています。
2026年3月15日まで開催中の「塩原のんびり湯っくり雛めぐり」では、温泉街が華やかな雛飾りで彩られ、スタンプラリーや各種イベントも楽しめます。春夏秋冬それぞれに異なる魅力を持つ塩原温泉は、何度訪れても新しい発見があるでしょう。
日帰りでも宿泊でも、家族でもカップルでも、すべての人に癒しと感動を与えてくれる塩原温泉。週末の小旅行に、ぜひドライブで訪れてみてください。心も身体もリフレッシュできる温泉の旅が、あなたを待っています。


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