軽自動車で車中泊を楽しむための完全ガイド！車に迷ったらこの3台！

軽自動車は街中の移動に便利なだけでなく、その小さなサイズと高い燃費性能を活かして車中泊を楽しむこともできます。ここでは、軽自動車での車中泊の魅力や選び方のポイント、おすすめ車種を紹介します。

軽自動車と車中泊の相性

軽自動車は以下の点で車中泊に適しています。

1. 小回りが利き、狭い場所にも駐車しやすい
2. 燃費が良く、長距離移動でもガソリン代を抑えられる
3. 維持費が安い
4. 車内空間を工夫すれば、十分な就寝スペースを確保できる

軽自動車は、日本独自の実用的な自動車規格として法律で定められています。その特徴は、非常にコンパクトなサイズと小排気量エンジンにあります。具体的には、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下というボディサイズ制限と、660cc以下という排気量制限があります。また、定員は最大4名までと決められており、自家用車の場合は黄色の専用ナンバープレートが取り付けられます。

軽自動車の最大の魅力は、そのコンパクトなボディを活かした優れた取り回しにあります。狭い駐車場や路地でも余裕を持って運転でき、小回りが利くため、特に都市部での運転に適しています。見た目以上に広々とした車内空間も、工夫を凝らして実現されています。

さらに、軽自動車は経済性に優れています。燃費が良く、税金などの維持費が低いだけでなく、高速道路料金も割引されるなど、さまざまな優遇措置があります。これらの特徴により、軽自動車は維持費の安さを重視する人にとって魅力的な選択肢となっています。

このように、軽自動車は日本の道路事情や生活スタイルに合わせて発展してきた、実用的で経済的な車種といえます。小型ながら高い機能性と経済性を兼ね備えた軽自動車は、多くのドライバーや車中泊をするひとに支持されています。

車中泊に適した軽自動車を選ぶ５つのポイント

軽自動車と言っても車中泊に向いているものもあれば向いていないものあります。

では、具体的にどんな点があれば車中泊に向いている軽自動車なんでしょうか。

以下の５つのポイントは押さえておきましょう。

フラットなシートアレンジ

シートをフラットに倒せるかどうかが重要です。デコボコの少ない寝床を作れるか、実車で確認しましょう。

車内の広さ

軽自動車は車内空間に制限がありますが、工夫次第で快適な車中泊が可能です。天井高や就寝時のスペースを実際に確認することをおすすめします。

収納スペース

寝具や着替え、食料などを収納するスペースが必要です。シート下やダッシュボードなど、使えるスペースをチェックしましょう。

電源設備

USBポートやアクセサリーソケットの数と位置を確認します。ただし、エンジンを止めた状態での長時間使用は避けましょう。

燃費性能

長距離移動が多い車中泊では、燃費の良さが重要です。

車中泊におすすめの軽自動車3選

じゃあ、車中泊に向いている軽自動車ってなんなの？って思いますよね。

ここでは、私が実際に乗って運転してみて車中泊に向いているなって思った３つをご紹介したいと思います。

まぁ、迷ったら下記の3台から選んで買っちゃってください！

スズキ エブリイ

商用車ベースの軽バンで、広い室内空間と高い実用性が特徴です。シートアレンジも自由度が高く、車中泊に適しています。

エブリイは広い荷室空間と優れた積載性能を持つ軽自動車です。全グレードがハイルーフ仕様で室内高が十分にあり、車内での移動や着替えがしやすくなっています。また、後部座席を収納すると凸凹のない完全に水平な床面を作ることができ、就寝スペースとして理想的な環境を提供します。

さらに、エブリイには車中泊を快適にする純正および社外のアクセサリーが豊富に用意されています。例えば、純正の「2段ベッドキット」を使用すれば、4人での車中泊も可能になります。

多彩なシートアレンジも魅力で、フルフラットにしたり、2名乗車プラス荷物スペースを確保したりと、用途に応じて柔軟に室内空間を変更できます。

加えて、エブリイは優れた燃費性能を持ち、長距離移動にも適しています。また、最新のCVT搭載モデルでは静粛性も向上し、より快適な車中泊環境を提供します。

これらの特徴により、エブリイは軽自動車でありながら、車中泊に必要な広さ、快適性、実用性を兼ね備えた理想的な車両といえます。

ホンダ N-VAN

フラットな荷室と多彩なシートアレンジが可能で、車中泊に最適な室内空間を作れます。

ホンダN-VANは、車中泊愛好家の間で絶大な人気を誇る軽自動車です。その魅力は、広々としたフラットな荷室と高い天井にあり、助手席を倒せば約2,100mmの長尺スペースが確保できます。大人でもゆったりと就寝でき、立ったまま着替えも可能な高さが特徴です。

低燃費設計により長距離移動も経済的で、WLTCモード燃費19.2km/Lを実現。価格帯も幅広く、136.51万円から201.63万円まで、様々なニーズに対応しています。

安全面では、先進の運転支援システム「Honda SENSING」を全タイプに標準装備。快適性も考慮され、高画質ナビや使いやすい収納スペースなど、長時間の滞在にも適した設計となっています。

多彩なグレード展開の中でも、アウトドア向けの特別仕様車「STYLE+ NATURE」は、自然の中での車中泊を楽しむ方に最適です。ユーザーからは、DIYのしやすさやキャンプでの使い勝手の良さも高く評価されています。

さらに、2024年春には電気自動車版「N-VAN e:」も登場し、環境に配慮した車中泊の選択肢も広がります。コンパクトながら多目的に使えるN-VANは、車中泊を通じて新しいライフスタイルを模索する方にとって、理想的な一台と言えるでしょう。

スズキ スペーシア

ハイトワゴンタイプの軽自動車で、天井が高く広々とした室内が特徴。快適な車中泊が楽しめます。

スズキ スペーシアは、車中泊に適した軽自動車として注目を集めています。その魅力は、広々とした室内空間と多彩な快適装備にあります。

室内は、後席マルチユースフラップを搭載し、さらに使いやすく快適になっています。小物から大きな荷物まで収納できる抜群の収納力も特徴です。また、すべての座席で快適な空間を提供し、夏も冬も快適に過ごせます。

乗り降りのしやすさにも配慮されており、ドアの開閉もラクラクです。運転者の負担を軽減する電動パーキングブレーキやブレーキホールドなども装備されています。

安全面では、新予防安全システムを搭載。衝突被害軽減ブレーキや、高速道路での運転をサポートするアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援機能などが装備されています。

環境性能も高く、軽ハイトワゴンNo.1の低燃費を実現しています。モーターで低燃費をアシストするマイルドハイブリッドを全車に標準装備しており、WLTCモードで25.4km/Lの燃費性能を誇ります。

価格帯は、スペーシア HYBRID G 2WD CVT車で153.01万円からとリーズナブル。さらに高級感のあるカスタムモデルも用意されています。

このように、スズキ スペーシアは、広い室内空間、快適装備、高い安全性、優れた燃費性能を兼ね備え、車中泊を楽しみたい方にとって魅力的な一台と言えるでしょう。

まとめ

軽自動車での車中泊は、コンパクトながら快適な旅を実現できます。自分のニーズに合った車選びで、素敵な車中泊体験を楽しんでください。