出雲大社や松江城だけが島根じゃない!実は、地元の人しか知らない隠れた絶景や、SNSで密かに話題のマニアックスポットが県内にゴロゴロと転がっているんです。
有名観光地は混雑してばかり…そんな悩みを抱えている旅好きのあなたに朗報です。この記事では、観光ガイドブックには載っていない島根県のB級マイナー観光地を地元目線で徹底解剖します。鳥居と電車のコラボが見られる珍しい神社から、水墨画のような絶景渓谷まで、知る人ぞ知る魅力的なスポットばかり。
読み終わる頃には、次の島根旅行の計画がワクワクと膨らんでいることでしょう。
- 観光客が少なくゆったり楽しめる島根の隠れ名所を厳選紹介
- 地元民しか知らない季節ごとの絶景スポットと撮影ポイント
- 車中泊やドライブに最適なアクセス情報と周辺施設データ
島根県のB級マイナー観光地が今アツい理由

車の前で困っている人のイメージ
2026年の今、なぜ島根のマイナースポットに注目が集まっているのでしょうか。その背景には、コロナ禍を経て変化した旅のスタイルがあります。大混雑を避けたい、人とは違う場所を訪れたいというニーズが高まり、メジャーな観光地から一歩踏み込んだディープな旅が求められているのです。
島根県は東西に長く、エリアごとに全く異なる表情を見せる魅力的な県です。出雲エリアには神話の息吹が、松江エリアには水の都の風情が、石見エリアには世界遺産の歴史が息づいています。しかし、これらの有名スポットの陰に隠れた穴場観光地こそが、島根の本当の魅力を体感できる場所なのです。
特に車中泊やドライブ旅行者にとって、混雑を避けられるマイナースポットは時間を有効活用できる宝の山。朝早くから夕暮れまで、自分のペースでじっくりと島根の魅力に浸れます。地元の人々との触れ合いも、こうした場所だからこそ深まるものです。
出雲エリアの珠玉の穴場スポット
出雲大社だけでは終わらせない!出雲エリアには、地元民が愛する隠れた名所が数多く点在しています。
粟津稲生神社鳥居と電車が織りなす奇跡の風景
粟津稲生神社は、全国でも極めて珍しい、鳥居と本殿の間を線路が横切る神社です。赤い鳥居の向こうに一畑電車が通過する瞬間は、まるで時空が歪んだような不思議な光景。電車好きや写真愛好家の間では密かに聖地として知られています。
伏見稲荷神社の分社として、倉稲魂神、稚彦霊神、有気持神の三神を祀るこの神社。電車の通過時刻を狙って訪れれば、SNS映え間違いなしの一枚が撮影できます。特に夕暮れ時、西日に照らされた赤鳥居と電車のシルエットは息を呑む美しさです。
地元の方々によると、早朝の静寂の中で聞く電車の音が心地よく、参拝客が少ない時間帯こそがこの神社の真骨頂だとか。車中泊の翌朝、最初に訪れるスポットとして最適です。
出雲民藝館豪農の邸宅で味わう民藝の世界
昭和49年開館の出雲民藝館は、江戸時代末期から昭和初期の暮らしの道具や陶磁器を展示する隠れた宝庫です。出雲屈指の豪農だった山本家の邸宅をリノベーションした建物自体が、巨大な民芸品のような佇まい。
館内を歩けば、先人たちの美意識と生活の知恵が詰まった品々に出会えます。特に注目すべきは、使い込まれた木工品の温かみと、当時の職人技が光る陶磁器の数々。敷地内の売店では山陰を中心とした全国の民芸品を購入でき、旅の記念品探しにもぴったりです。
観光客で混雑することが少なく、自分のペースでゆっくりと展示を鑑賞できるのが最大の魅力。民芸に興味がなかった人も、この空間に身を置けば日本の美意識の深さに気づかされるはずです。
木綿街道とNIPPONIA平田木綿街道江戸時代にタイムスリップ
出雲大社から約30分、平田地区に広がる木綿街道は、約3kmにわたるノスタルジックな街並みが魅力です。江戸時代、木綿の市場町として栄えた当時の面影を色濃く残し、歴史的価値の高い建築物が軒を連ねています。
街道の中心部にあるNIPPONIA平田木綿街道では、約250年の歴史を持つ酒蔵に宿泊できる贅沢な体験が。「住むように泊まる」をコンセプトに、当時の雰囲気を感じながらゆったりとした時間を過ごせます。一泊するだけで、江戸時代の商人になった気分を味わえる特別な場所です。
体験プログラムも充実しており、平田の伝統的なものづくりを肌で感じられます。観光地化されすぎていないからこそ、本物の歴史と文化に触れられるのです。
自然が織りなす絶景の隠れスポット
島根の本当の魅力は、豊かな自然が生み出す圧倒的な景観にあります。海、山、川、それぞれが独自の表情で訪れる人を魅了します。
立久恵峡水墨画のような奇岩の渓谷美
出雲市を流れる神戸川の上流に位置する立久恵峡は、まるで水墨画から抜け出したような絶景が広がります。約1kmにわたって高さ100〜200mの奇岩柱石がそびえ立つ光景は圧巻の一言。
1927年に国の名勝・天然記念物に、1964年には県立自然公園に指定されたこの渓谷は、整備された遊歩道を歩きながら大自然の造形美を堪能できます。特に新緑の季節と紅葉シーズンは別格の美しさ。朝霧に包まれた渓谷は幻想的で、早起きして訪れる価値があります。
観光客が少ない平日の午前中が狙い目。鳥のさえずりと川のせせらぎだけが響く静寂の中、心が洗われるような体験ができます。車中泊スポットからのアクセスも良好で、ドライブルートに組み込みやすいのも魅力です。
十六島風車公園水平線に沈む夕日と巨大風車の絶景
「うっぷるい」と読む独特の地名を持つ十六島町。その先端付近にある十六島風車公園は、山陰屈指の海岸美を誇る隠れた絶景スポットです。日本ジオパークにも認定されているこの地は、大地の成り立ちを感じられる貴重な場所でもあります。
遊歩道を上って行くと視界が開け、日本海が一望できる展望スポットに到着。そこに立つのは日本最大級の風車で、その圧倒的なスケールに誰もが驚きます。水平線に沈む夕日と風車のシルエットが作り出す景色は、まさに絶景。この瞬間のために遠くから訪れる価値があります。
強風が吹くことが多いため、防寒対策は必須。しかし、その風が生み出す風車の回転音と海の波音のハーモニーは、ここでしか味わえない自然の交響曲です。
四季折々の表情を楽しむ季節限定スポット
島根は四季それぞれに異なる魅力を見せてくれる県です。季節ごとのおすすめスポットを押さえて、年間を通じて楽しめる旅行計画を立てましょう。
春の隠れ花見スポット斐川公園
斐川公園は、斐川町随一の花の名所として地元で愛されています。出雲大社境内や雲南市のお花見スポットほど混雑せず、ゆったりと桜を楽しめる隠れた名所です。
正面入り口から続く桜並木を抜けると、1本の見事な枝垂れ桜が出迎えてくれます。この枝垂れ桜は通常の桜よりも早く見頃を迎えるため、訪れる時期には注意が必要です。野球場や多目的広場も併設されており、家族連れでピクニックを楽しむ地元の人々の姿も見られます。
人混みを避けて静かに花見を楽しみたい方に最適。お弁当を持参して、のんびりと春の訪れを感じる贅沢な時間を過ごせます。
夏から冬の夕日スポット斐伊川河川敷公園
野球やゲートボールが楽しめる市民の憩いの場、斐伊川河川敷公園。土手に上がると出雲市内を一望でき、街に沈む夕日の絶景が広がります。
海に沈む夕日とは違った風情があり、特に夏は空が真っ赤に染まる圧巻の景色。秋から冬にかけての寒い時期は、オレンジ色の柔らかな夕日が心を温めてくれます。地元の人々がジョギングや散歩を楽しむ姿も見られ、島根の日常生活に触れられる貴重な場所です。
カメラ好きにとっては、季節ごとに異なる夕日の表情を撮影できる絶好のフォトスポット。三脚を立てて、刻々と変化する空の色を記録するのも楽しみ方の一つです。
秋の紅葉名所鰐淵寺
幽境の地として知られる鰐淵寺は、かつて修験道の霊地として栄え、武蔵坊弁慶も修行したと伝わる由緒ある寺院です。秋には紅葉並木が色づき、出雲屈指の紅葉スポットとなります。
11月中旬が見頃で、イロハモミジのトンネルが参道を美しく彩ります。山中はひんやりとするため、暖かい服装での訪問をおすすめします。静寂に包まれた境内に映える紅葉の赤は、まさに幻想的。観光客が比較的少なく、ゆっくりと紅葉狩りを楽しめるのが最大の魅力です。
早朝に訪れれば、朝露に濡れた紅葉がキラキラと輝き、より一層美しい景色に出会えます。修験道の歴史を感じながら、秋の深まりを全身で感じられる特別な場所です。
松江エリアの知られざる魅力
水の都として知られる松江市にも、観光客にあまり知られていない穴場スポットが数多く存在します。
島根県立美術館夕日と芸術の融合
宍道湖のほとりに建つ島根県立美術館は、「水との調和」をテーマにした美術館です。クロード・モネの作品をはじめ、水を画題とする絵画を中心に約7400点もの作品を収蔵しています。
1階のロビーや2階の展望テラスから眺める宍道湖の夕景は絶景で、「日本の夕日百選」に選ばれているほど。美術鑑賞と自然美の両方を一度に楽しめる贅沢な空間です。
さらに、美術館の庭には12羽のうさぎのブロンズ像が展示されており、前から2番目のうさぎに西を向いて触れると幸せが訪れるとして、隠れた縁結びスポットとして人気を集めています。美術好きでなくても訪れる価値のある場所です。
カラコロ工房の幸運のポスト
松江城からほど近い場所にあるカラコロ工房。旧日本銀行のレトロな建物を利用したこの施設で、特に注目を集めているのがガーデンテラスにある鮮やかなピンクのポストです。
もともとは松江城山内の「興雲閣」で使われていたポストで、「興雲(こううん)」が「幸運」に通じることから幸運のポストと呼ばれるように。今でも実際に使えるポストなので、ここから大切な人に手紙を出すと幸運が訪れると言われています。
施設内には工房やカフェ、レストランも充実しており、ショッピングやグルメも楽しめます。インスタ映えする写真を撮りながら、松江の街歩きを満喫できるスポットです。
雲南エリアの隠れた自然美
豊かな自然に恵まれた雲南市には、日本神話と結びついた場所が数多く残されています。
龍頭が滝裏見の滝として知られる名瀑
「日本の滝百選」にも選ばれた龍頭が滝は、中国地方随一の名瀑として知られています。約40mの落差がある迫力満点の雄滝と、複数の流れで構成された約30mの雌滝から成り、それぞれ異なる魅力を持っています。
滝に続く渓流沿いには樹齢400年以上の杉木立があり、マイナスイオンたっぷりのパワースポット。雄滝の裏には100畳ほどの洞窟があり、滝を裏側から眺められるため「裏見の滝」とも呼ばれています。
水しぶきを浴びながら見る滝の迫力は圧倒的で、暑い夏でも涼しさを感じられる避暑地としても最適。観光客が少ない穴場スポットだからこそ、自然の息吹をダイレクトに感じられます。
山王寺の棚田日本の原風景
雲南市大東町にある山王寺の棚田は、日本の原風景を今に伝える貴重な場所です。山の斜面に広がる美しい棚田は、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。
春の田植えの時期、水を張った棚田が夕日に照らされる光景は格別。秋の稲穂が黄金色に輝く様子も見事です。農家の方々が丹精込めて守り続けている棚田を眺めながら、日本の農業文化の大切さを実感できます。
写真撮影スポットとしても人気が高まっており、特に早朝の朝霧に包まれた棚田は幻想的。三脚を持参して、じっくりと撮影に臨む価値があります。
石見エリアの世界遺産周辺穴場
世界遺産・石見銀山の周辺にも、訪れる価値のある隠れスポットが点在しています。
温泉津温泉日本温泉協会オール5評価の秘湯
石見銀山から近い温泉津温泉は、日本温泉協会の天然温泉審査で最高評価のオール5を受けた本物の温泉地です。明治5年の浜田地震で湧いたため「震湯(しんゆ)」とも呼ばれ、原爆治療にも活用された薬効豊かな源泉が自慢。
レトロな町並みが残る温泉街は、まるで時が止まったかのような雰囲気。観光地化されすぎていないため、本物の温泉文化に触れられます。日帰り入浴も可能なので、石見銀山観光の後に立ち寄るのがおすすめです。
「震湯カフェ内蔵丞」では、温泉の余韻に浸りながらゆったりとした時間を過ごせます。地元の食材を使ったメニューも充実しており、温泉と食の両方を楽しめます。
五百羅漢石窟に眠る石仏の群像
18世紀中頃、石見銀山で亡くなった人々や先祖の霊を供養するため、25年の歳月をかけて彫像された五百羅漢。岩盤斜面の石窟に収められた羅漢像は、知っている人の顔に似たものが必ずあると言われています。
世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として登録されているものの、訪れる観光客は意外と少ない穴場スポット。静寂の中、無数の石仏と向き合う時間は、心を浄化してくれるような不思議な体験です。
一体一体の表情が異なる羅漢像を眺めていると、当時の人々の祈りや願いが伝わってくるよう。歴史と信仰の深さを感じられる、訪れる価値のある場所です。
ユニークな珍スポット
島根には、他では見られないユニークな珍スポットも存在します。B級感満載のこれらの場所も、旅の思い出に残ること間違いなしです。
一畑薬師の八万四千仏仏像だらけの珍百景
島根県出雲市の一畑薬師。麓から本堂へ続く約1200段の石段を上った先、5番目のお堂「八堂」へ行くと、高さ24センチの仏像が整然と並び立つ驚きの珍百景が楽しめます。
まゆ毛がチャーミングな羅漢像も見逃せません。仏様だらけの光景は圧巻で、神々しくもありユーモラスでもある不思議な空間。SNSで話題性抜群のスポットとして、密かに人気を集めています。
津和野のデュエットフォン日本に3台だけの公衆電話
津和野町の「マリア聖堂」のそばにあるのは、受話器が2つ付いた珍しい公衆電話。3人で通話ができる「デュエットフォン」は、1990年にNTTが電話開業100年を記念して制作したもので、現在は神奈川県川崎市と香川県観音寺市、そして津和野町の3台のみが残る貴重な存在です。
恋愛成就の効果もあると言われており、カップルで訪れると幸せになれるとか。レトロな電話ボックスとともに、昭和の面影を感じられるユニークなスポットです。
車中泊・ドライブに最適な島根の楽しみ方
島根県は東西に長く、車での移動が便利です。車中泊やドライブ旅行に最適なルート設定のコツをご紹介します。
島根の魅力を最大限に引き出すには、エリアを絞った計画が重要です。1日で出雲エリアを集中的に回る、2日目は松江エリアを堪能する、といった具合に無理のないスケジュールを組みましょう。
おすすめのドライブルートは、出雲大社を起点に粟津稲生神社、立久恵峡、鰐淵寺を巡るコース。このルートなら、神社仏閣と自然の両方を楽しめます。途中、出雲そばの名店に立ち寄るのも忘れずに。
車中泊スポットとしては、道の駅や公共の駐車場が利用できます。特に海沿いの道の駅は朝日や夕日を眺められる絶好のロケーション。宍道湖周辺の道の駅も人気が高く、早めの到着がおすすめです。
春と秋が観光のベストシーズンですが、冬の雪化粧した風景も格別の美しさ。季節ごとに異なる表情を見せる島根を、何度も訪れて楽しんでください。
絶対に食べておきたい島根の絶品ご当地グルメ

車の前で困っている人のイメージ
島根のマイナースポットを巡るなら、グルメも徹底的にこだわりたいところ。有名な出雲そばだけじゃない、地元民が本当に愛する味をご紹介します。
日本一に輝いたのどぐろ丼は外せない
全国ご当地どんぶり選手権で2年連続グランプリを獲得し、殿堂入りまで果たしたのどぐろ丼。JR出雲市駅前の「のどぐろ日本海」で味わえるこの丼は、新鮮なのどぐろの刺身に特製だし醤油をかけた逸品です。
上質な脂がとろけるようにご飯と絡み、皮の炙りが香ばしさを添えます。地元の醤油屋さんと共同開発した出汁醤油は、のどぐろの旨味を最大限に引き出す絶妙な味付け。白バイ貝などの隠れたご当地食材も一緒にオーダーすれば、島根の海の幸をさらに堪能できます。
駅から徒歩2分という立地の良さも魅力。観光の合間にサクッと立ち寄れるので、車中泊の翌朝や出発前の腹ごしらえに最適です。リーズナブルな価格設定も嬉しいポイントで、高級魚のどぐろを気軽に楽しめます。
出雲そばの真髄を味わう老舗めぐり
皮ごと挽いた蕎麦粉を使う出雲そばは、黒っぽい色と強いコシが特徴。割子そばと釜揚げそばの2つのスタイルがあり、どちらも出雲ならではの味わいです。
出雲大社から徒歩5分の老舗「荒木屋」では、江戸時代から続く伝統の味を堪能できます。三段重ねの割子に盛られた蕎麦に、薬味とつゆを直接かけて食べるスタイルは、初めての人には新鮮な驚き。蕎麦本来の香りと風味がダイレクトに伝わってきます。
地元スタッフのおすすめは、割子そばと釜揚げそばの両方を一度に味わえるセットメニュー。温かい釜揚げそばでお腹を温めてから、さっぱりとした割子そばで締めるという食べ方が通の楽しみ方です。しじみ汁を追加すれば、宍道湖の恵みも同時に味わえます。
知る人ぞ知る神西湖しじみの秘密
宍道湖のしじみは有名ですが、実は出雲大社の西にある神西湖(じんざいこ)のしじみこそが地元民の間では最高峰とされています。獲れる量が少なく県外にはほとんど流通しないため、現地でしか味わえない貴重な逸品です。
形が美しく、身が大きくて旨味が濃厚。しじみ汁はもちろん、酒蒸しや炊き込みご飯にしても絶品です。真空パックで販売されているので、お土産としても最適。水洗い・砂抜き済みなので、自宅ですぐに調理できるのも嬉しいポイントです。
地元の居酒屋では「しじみの漁師蒸し」として提供されることが多く、ニラの風味がアクセントになった濃厚なスープが絶品。二日酔いの翌朝にも効果的で、肝臓ケアにも最適です。
赤天と白バイ貝で島根通を気取る
島根のB級グルメといえば赤天。魚のすり身に唐辛子を練り込んだ練り物で、ピリッとした辛さがクセになる味わいです。そのまま食べても美味しいですが、軽く炙るとさらに香ばしさが増します。
もう一つの隠れた名物が白バイ貝。コリコリとした食感と上品な甘みが特徴で、刺身でも煮付けでも美味しい貝です。地元の居酒屋では定番メニューですが、観光客にはあまり知られていないため、これをオーダーすれば地元通として一目置かれること間違いなし。
十六島海苔(うっぷるいのり)のお茶漬けやおにぎりも、島根ならではの味。磯の香りが豊かで、シンプルながら深い味わいを楽しめます。
穴場スポットを巡る実践的モデルプラン
せっかく島根の穴場を訪れるなら、効率的に回りたいもの。車中泊やドライブに最適な2泊3日のモデルプランをご提案します。
1日目出雲エリアの隠れスポット集中攻略
午前中に出雲縁結び空港または出雲市駅でレンタカーをピックアップ。まずは粟津稲生神社で電車と鳥居のコラボレーションを撮影します。一畑電車の時刻表を事前にチェックしておけば、ベストショットを逃しません。
次に木綿街道へ移動し、ノスタルジックな町並みを散策。昼食は地元の古民家カフェで郷土料理を堪能しましょう。午後は出雲民藝館でゆっくりと民芸品を鑑賞し、併設の売店でお土産探し。
夕方前に十六島風車公園へ到着し、夕日の撮影スタンバイ。水平線に沈む夕日と巨大風車のシルエットは、この日のハイライトになるはず。その後、近くの道の駅で車中泊するか、出雲市内のホテルにチェックインします。
夕食は出雲市駅前の「のどぐろ日本海」で日本一ののどぐろ丼。地酒と一緒に島根の海の幸を満喫して、1日目を締めくくります。
2日目自然美とグルメを堪能する贅沢コース
早朝、斐伊川河川敷公園で朝日を眺めながら散歩。地元の人々のジョギング風景を見ていると、島根の日常生活に触れられます。朝食は出雲そばの老舗「荒木屋」で割子そば。
午前中は立久恵峡へ。水墨画のような奇岩の絶景を遊歩道から堪能します。新緑や紅葉の季節なら、さらに美しい景色に出会えるでしょう。所要時間は2時間程度を見込んでおくと、余裕を持って散策できます。
昼食は地元の食事処でしじみ汁定食。午後は松江方面へ移動し、島根県立美術館で芸術鑑賞。庭の12羽のうさぎブロンズ像で縁結び祈願も忘れずに。夕方は美術館のテラスから宍道湖の夕日を眺めます。
夜は松江市内の居酒屋で地酒と刺身、白バイ貝、赤天などの地元料理を堪能。玉造温泉に宿泊すれば、美肌の湯で旅の疲れを癒せます。
3日目雲南・石見エリアの秘境探訪
朝は温泉でゆっくりと身支度を整え、龍頭が滝へ向かいます。裏見の滝として知られるこの名瀑は、水しぶきを浴びながら見る滝の迫力が圧巻。マイナスイオンたっぷりのパワースポットで、心身ともにリフレッシュできます。
次に山王寺の棚田で日本の原風景を撮影。季節によって全く異なる表情を見せるので、何度訪れても新鮮な感動があります。昼食は雲南市内で地元の食材を使った定食を。
午後は石見エリアへ移動し、温泉津温泉で日帰り入浴。オール5評価の本物の温泉で、旅の疲れを完全に洗い流します。レトロな温泉街の散策も楽しく、時が止まったような雰囲気に浸れます。
時間に余裕があれば五百羅漢にも立ち寄り、石窟に並ぶ無数の羅漢像と対面。最後に石見銀山周辺でお土産を購入し、出雲縁結び空港または出雲市駅でレンタカーを返却して旅を終えます。
旅を10倍楽しむための実践テクニック
穴場スポットを訪れるからこそ知っておきたい、旅をさらに充実させるための実践的なアドバイスをお届けします。
早朝と夕暮れを制する者が島根を制す
島根の穴場スポットの真髄は、早朝と夕暮れ時にこそ現れます。立久恵峡は朝霧に包まれた姿が幻想的で、午前6時頃に訪れると別世界の景色に出会えます。龍頭が滝も同様に、早朝の静寂の中で滝の音だけが響く時間帯が最高です。
十六島風車公園や斐伊川河川敷公園は、日没の30分前から現地でスタンバイするのがベスト。刻々と変化する空の色と、オレンジ色に染まる風景は息を呑む美しさ。三脚を持参して、じっくりと撮影に臨む価値があります。
粟津稲生神社で電車と鳥居のコラボを狙うなら、一畑電車の時刻表を事前に確認必須。平日の早朝は通勤客が乗る電車が多く、生活感のある写真が撮れます。休日の夕方は観光客も少なく、ゆっくりと撮影に集中できる時間帯です。
地元の人との会話が旅を深くする
穴場スポットの魅力は、地元の人々との触れ合いにあります。民芸館や古民家カフェのスタッフ、温泉施設の番頭さん、道の駅の店員さんなど、気さくに話しかけてみましょう。
「この辺りでおすすめの場所はありますか?」「地元の人が行くお店を教えてください」という質問は、ガイドブックには載っていない情報の宝庫。実際、神西湖しじみの存在を知ったのも、地元の食事処のご主人からの情報だったという旅行者は少なくありません。
特に道の駅は情報収集の絶好の場所。地元の農家さんが野菜を並べに来る朝の時間帯は、季節のおすすめ食材や調理法を直接聞けるチャンス。新鮮な野菜や加工品を購入して、車中泊の食事に活用するのも旅の醍醐味です。
車中泊派のための賢い拠点選び
島根での車中泊なら、道の駅の選び方が重要です。特におすすめは、海沿いの道の駅。日本海の波音を聞きながら眠りにつき、朝日で目覚める体験は格別です。
宍道湖周辺の道の駅は、夕日スポットとしても有名で、夕食後に湖畔を散歩できるのが魅力。トイレや自動販売機、WiFiが完備されている施設を選べば、快適に過ごせます。温泉施設が併設されている道の駅なら、シャワー代わりに利用できて便利。
注意点として、人気の道の駅は夕方には満車になることも。午後3時頃までには到着して場所を確保し、周辺の観光を楽しんでから戻ってくるのが賢い方法です。また、冬場は日本海側特有の冷え込みがあるため、十分な防寒対策が必要になります。
シーズンオフこそが狙い目の理由
実は島根の穴場スポットは、観光オフシーズンにこそ訪れる価値があります。冬の鰐淵寺は雪化粧した紅葉跡が静謐な美しさを見せ、夏とは全く異なる顔を見せてくれます。
1月から2月の閑散期は、温泉施設や宿泊施設の料金が下がり、ゆったりと過ごせます。観光客が少ないため、地元の人々とのコミュニケーションも取りやすく、より深い旅の体験ができるでしょう。
梅雨時期も意外な狙い目。立久恵峡や龍頭が滝は水量が増し、迫力満点の景観に。雨上がりの新緑は色鮮やかで、霧がかかった渓谷美は幻想的です。防水対策をしっかりすれば、他の季節では味わえない特別な景色に出会えます。
周辺スポットとの組み合わせ術
せっかく島根を訪れるなら、穴場スポットと有名観光地を上手に組み合わせて、充実度を最大化しましょう。
出雲大社参拝とセットで巡る隠れルート
出雲大社を訪れるなら、その前後に穴場スポットを組み込むのが効率的です。参拝前に稲佐の浜で砂を頂き、出雲大社奥の素鵞社で清めの儀式を行うのが正式な参拝方法。この流れの中で、粟津稲生神社や出雲民藝館に立ち寄れます。
出雲大社から車で約15分の日御碕は、灯台と神社が有名ですが、周辺の海岸線ドライブも絶景の連続。人が少ない早朝に訪れれば、朝日に照らされる日本海の美しさを独り占めできます。近くの食事処で海鮮丼を味わうのも忘れずに。
木綿街道やNIPPONIA平田木綿街道も出雲大社から30分圏内。古民家に宿泊すれば、翌朝ゆっくりと出雲大社を参拝できる完璧なスケジュールが組めます。
松江城観光と水の都の隠れた魅力
国宝・松江城を訪れるなら、周辺の穴場スポットも見逃せません。カラコロ工房の幸運のポストは松江城から徒歩圏内で、インスタ映えする写真を撮影できます。
堀川遊覧船に乗る前に、島根県立美術館のうさぎブロンズ像で縁結び祈願。美術館のカフェでひと休みしてから、遊覧船で松江の城下町を水上から眺めるというルートがおすすめです。
夕方は宍道湖畔の夕日スポットへ。嫁ヶ島をシルエットにした夕日は「日本の夕日百選」に選ばれた絶景。近くの食事処で宍道湖七珍を味わえば、松江の魅力を余すところなく堪能できます。
石見銀山と温泉津のゴールデンコンビ
世界遺産・石見銀山を訪れたら、温泉津温泉で疲れを癒すのが地元民の定番コース。銀山散策で歩き疲れた足を、日本温泉協会オール5評価の本物の湯が優しく包み込んでくれます。
石見銀山から車で約30分の五百羅漢も、訪れる価値のある穴場。無数の石仏と向き合う静かな時間は、心を浄化してくれる不思議な体験です。レトロな温泉街を散策しながら、古き良き日本の風情を感じられます。
石見エリアは観光客が少ないため、ゆったりとした時間が流れています。急ぎ足で回るのではなく、1泊して地元の人々との交流を楽しむくらいのゆとりを持ちたい場所です。
私の個人的な感想!
正直に言うと、島根の穴場スポットを巡る旅は、「有名観光地よりも圧倒的に記憶に残る」んですよ。出雲大社や松江城も素晴らしいけれど、粟津稲生神社で電車が鳥居の間を通過する瞬間を待ちながら地元のおばあちゃんと話した時間とか、立久恵峡の朝霧の中で独り占めした渓谷美とか、そういう「自分だけが体験した瞬間」こそが本当の旅の価値だと思うんです。
ぶっちゃけ、早起きは辛いし、地図を見ながらの穴場探しは迷うこともあるけど、それが楽しいんですよね。午前6時に立久恵峡に着いて「誰もいない!」って思った時の高揚感は、何にも代えがたい。龍頭が滝の裏側から見る景色なんて、ガイドブックの写真では絶対に伝わらない迫力があります。
それに、地元の人との会話が旅を10倍面白くしてくれる。出雲民藝館のスタッフさんから聞いた「実は神西湖のしじみの方が美味しいんですよ」という情報で、その後の食事が全く違うものになりましたからね。こういう生の情報は、ネットでいくら調べても出てこない。
個人的におすすめしたいのは、2泊3日じゃなくて3泊4日で余裕を持つこと。車中泊を1泊挟めば宿泊費も抑えられるし、早朝の絶景スポットを複数制覇できる。そして何より、「明日もあるからゆっくりでいいか」という心の余裕が、旅の質を格段に上げてくれます。
のどぐろ丼は確かに美味しいけど、個人的には地元の居酒屋で常連さんに混じって飲む日本酒と白バイ貝の方が記憶に残ってる。観光地価格じゃない、本当の地元価格で本物の味を楽しめる。これが穴場を巡る最大のメリットなんですよ。
冬の閑散期に訪れるのも、実は超おすすめ。雪化粧した鰐淵寺とか、人がいない温泉津温泉の朝とか、「贅沢って、こういうことなんだな」って実感できます。観光客が少ない分、地元の人が優しく接してくれるし、本当の島根の暮らしに触れられる。
最後に一つだけ。島根の穴場スポットは、インスタ映えを狙うよりも五感で感じることを優先してほしい。写真を撮るのも大事だけど、風の音、鳥のさえずり、温泉の硫黄の香り、地元の食材の味、そして何より地元の人々の温かさ。そういうものを全身で受け止めた時、「また来たい」って心から思える場所になるんです。
有名観光地を効率的に回るのも旅だけど、穴場でゆっくり時間を過ごすのも旅。個人的には、後者の方がずっと豊かで、人生の宝物になる体験ができると思っています。さあ、あなたも地図を広げて、自分だけの島根を見つけに行きませんか?
島根B級マイナー観光地に関するよくある質問
島根のマイナー観光地を効率よく回るにはどうすればいい?
島根の穴場スポットを効率よく巡るには、エリア別に集中して回ることが重要です。1日目は出雲エリア、2日目は松江エリアというように地域を分けて計画を立てましょう。レンタカーの利用が最も便利ですが、一畑電車などのローカル線を使った移動も旅情があっておすすめです。特に粟津稲生神社は電車とのコラボレーションが見どころなので、あえて電車での訪問を選ぶのも一興です。早朝や夕方の時間帯を活用すれば、混雑を避けながら絶景を独り占めできます。
車中泊で島根を旅する際の注意点は?
島根での車中泊は基本的に道の駅や公共駐車場を利用しましょう。トイレや自動販売機が整備されている場所を選ぶことが大切です。特に冬場は気温が下がるため、十分な防寒対策が必要です。また、観光地周辺の駐車場は早朝から満車になることもあるので、前日のうちに場所を確認しておくとスムーズです。地元の方々への配慮を忘れず、静かに過ごすことを心がけてください。ゴミは必ず持ち帰り、次に使う人のためにも清潔を保ちましょう。
島根の穴場スポットで写真を撮るベストタイミングは?
写真撮影のベストタイミングは、早朝か夕方のゴールデンアワーです。特に十六島風車公園や斐伊川河川敷公園などの夕日スポットは、日没の30分前から現地で待機するのがおすすめ。朝霧が発生しやすい立久恵峡や龍頭が滝は、夏から秋の早朝6時頃が狙い目です。また、紅葉シーズンの鰐淵寺は11月中旬の平日午前中が最も美しく、観光客も少ないため撮影に集中できます。天候によって景色が大きく変わるので、事前に天気予報をチェックし、晴れの日を選んで訪問しましょう。
島根の穴場スポットでおすすめのグルメは?
穴場スポット周辺のグルメといえば、まず木綿街道エリアの古民家カフェが挙げられます。地元の食材を使った創作料理や、昔ながらの出雲そばを落ち着いた雰囲気で味わえます。温泉津温泉では、新鮮な日本海の幸を使った料理が絶品。特にのどぐろの煮付けや刺身は必食です。また、道の駅では地元の農家が作った新鮮野菜や果物、加工品を購入でき、車中泊の食事にも活用できます。斐川公園近くには隠れた名店が点在しており、地元の人に聞くと教えてくれることも多いので、積極的にコミュニケーションを取ってみましょう。
島根の穴場観光に最適な季節は?
島根の穴場観光に最適な季節は、春と秋です。春(4月〜5月)は斐川公園の桜が美しく、気候も穏やかで観光に最適。新緑の立久恵峡も息を呑む美しさです。秋(10月〜11月)は鰐淵寺の紅葉が見頃を迎え、龍頭が滝周辺も色づきます。夏は日本海の絶景と涼を求めて十六島風車公園や龍頭が滝がおすすめ。冬は観光客が最も少なくなる時期で、雪化粧した風景が幻想的。温泉津温泉でゆっくり温まる冬旅も格別です。それぞれの季節で異なる魅力があるため、年間を通じて楽しめるのが島根の穴場スポットの魅力です。
まとめ島根のB級マイナー観光地で本物の旅を
島根県には、有名観光地に勝るとも劣らない魅力的な穴場スポットが数多く存在します。粟津稲生神社の鳥居と電車のコラボレーション、立久恵峡の水墨画のような景観、鰐淵寺の紅葉、温泉津温泉の本物の湯など、知る人ぞ知る宝の山がこの県には隠されているのです。
これらのスポットの最大の魅力は、観光客が少なく自分のペースでゆっくりと楽しめること。混雑を避けて静かに旅を満喫したい方、人とは違う場所を訪れたい方、本物の歴史や文化に触れたい方にとって、島根のマイナースポットは理想的な選択肢です。
車中泊やドライブ旅行者にとっても、アクセスしやすく時間の融通が利く穴場スポットは貴重な存在。早朝から夕暮れまで、四季折々の表情を見せる島根の自然と文化を、心ゆくまで堪能できます。
次の旅行先に迷っているなら、ぜひ島根のB級マイナー観光地を訪れてみてください。ガイドブックには載っていない本物の島根が、あなたを待っています。地元の人々との温かい交流、誰にも邪魔されない絶景との対話、そして心に深く刻まれる思い出。それらすべてが、島根の穴場スポットで待っているのです。
さあ、地図を広げて次の冒険の計画を立てましょう。島根の隠れた魅力が、あなたの旅をきっと特別なものにしてくれるはずです。


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