三重県での車中泊を計画しているあなた、ちょっと待ってください。準備不足で現地に着いてから「こんなはずじゃなかった」と後悔する人が後を絶ちません。実は三重県の車中泊には、他県とは違う独特の注意点があるんです。伊勢神宮や熊野古道への観光拠点として、そしてサーフィンや釣りのベースキャンプとして人気の三重県。でも、山と海に挟まれた地形ゆえの気温差や、道の駅の特徴を知らないと、せっかくの旅が台無しになってしまいます。
- 三重県ならではの車中泊スポットとRVパークの最新情報を網羅し、初心者でも失敗しない場所選びを解説
- 季節ごとに異なる防寒・暑さ対策と必須アイテム13選を、実体験に基づいて具体的に紹介
- 知らないと危険な一酸化炭素中毒リスクと駐車場マナーなど、車中泊の安全対策を完全網羅
三重県が車中泊に選ばれる3つの理由

車中泊のイメージ
三重県は車中泊愛好家の間で「東海地方で最も車中泊しやすいエリア」として知られています。なぜこれほどまでに支持されるのか、その理由を見ていきましょう。
まず第一に、観光地へのアクセスの良さです。伊勢神宮や熊野古道といった日本を代表する観光スポットを巡る際、車中泊なら早朝の人が少ない時間帯に参拝できます。特におかげ横丁での食べ歩きや、七里御浜での朝の散歩は、宿泊施設に泊まっていたら味わえない特別な体験になるんです。
次に、充実した車中泊インフラがあります。2026年現在、三重県内にはRVパーク認定施設が10か所以上あり、24時間利用可能なトイレ、電源設備、温泉施設が併設されているスポットも珍しくありません。特に2021年にオープンした商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」内のRVパークは日本最大級の規模を誇り、60区画以上を備えています。
そして三つ目が、多様な自然環境です。太平洋に面した海岸線から、鈴鹿山脈の山間部まで、わずか1時間の移動で全く異なる景色を楽しめます。サーフィンや釣りを楽しんだ後、山の温泉でゆっくり疲れを癒す。そんな贅沢な旅程が、車中泊なら自由自在に組めるんです。
絶対に外せない車中泊の必需品13選
車中泊の成功は準備で9割決まると言っても過言ではありません。ここでは三重県での車中泊に本当に必要なアイテムを、優先度の高い順にご紹介します。
寝具・寝心地を左右するアイテム
冬用シュラフ(寝袋)は必須中の必須です。三重県は太平洋側で比較的温暖な気候ですが、12月から2月の最低気温は平均0℃から4℃まで下がります。特に山間部の道の駅「飯高駅」周辺では、冬場の夜間は氷点下になることも珍しくありません。快適温度マイナス5℃以上の性能を持つシュラフを選びましょう。
断熱性の高いマットも同じくらい重要です。車のシートは金属のフレームに囲まれているため、底冷えが激しいんです。R値5以上のインフレータブルマットを使えば、地面からの冷気をしっかり遮断できます。実際に道の駅「海山」で車中泊した釣り人の体験談によれば、安い羽毛布団と敷き毛布、そしてマットレスの組み合わせで、最低気温7℃の夜でも凍えることなく眠れたそうです。
大きめのクッションを枕代わりにすることをおすすめします。車のヘッドレストは運転用に設計されているため、寝るための枕としては全く機能しません。長距離運転の疲れを取るためにも、自宅で使っている枕を持ち込むか、大きめのクッションを用意してください。
防寒・体温調整グッズ
ウィンドウシェードは季節を問わず必携です。冬は窓から入る冷気を遮断し、夏は直射日光をカットします。また、プライバシー保護にも役立ちます。車種専用設計のものを選べば、隙間なくぴったりフィットして断熱効果が高まります。道の駅「菰野」のような傾斜のある駐車場では、シェードが外れやすいので、吸盤の粘着性が強いタイプを選びましょう。
毛布とマフラーのセットも冬の必需品です。毛布だけでは顔が冷えてしまうため、顔の防寒用としてマフラーを持っていくことで格段に快適になります。三重県の道の駅で車中泊する場合、エンジンをかけっぱなしでエアコンを使うのはマナー違反。積雪時には排気口が雪でふさがり、一酸化炭素中毒の危険もあります。
電気毛布があると冬の車中泊が劇的に快適になります。消費電力が30〜60W程度と低く、ポータブル電源でも長時間使用できます。シュラフの下に敷くと底冷えを防げますし、掛け布団として使えば朝方の冷え込みにも対応できます。
湯たんぽは電気を使わずに防寒できる優秀なアイテムです。直火で温められるタイプなら、ポータブル電源の消費を抑えられます。足元に置くだけで驚くほど暖かく、朝まで温度が持続します。
電源・調理関連
ポータブル電源は現代の車中泊に欠かせません。スマートフォンの充電はもちろん、電気毛布や電気ケトル、扇風機など、様々な家電を使えるようになります。容量1000Wh程度のものがあれば、50Wの電気毛布を約17時間使用できます。冬場の防寒対策には大容量タイプを選ぶことをおすすめします。
電気ケトルがあれば、温かい飲み物やカップ麺を手軽に作れます。特に冬の早朝、体を温めるためのホットコーヒーは格別です。湯たんぽにお湯を入れる際にも重宝します。
その他の便利グッズ
使い捨てカイロは電気を使わずに体を温められる優れものです。コンビニでも買えるので、現地調達も可能。ただし、肌に直接当てるとヤケドの危険があるので注意してください。
懐中電灯やランタンは夜間のトイレ移動時に必須です。道の駅のトイレは24時間利用できますが、駐車場からの通路が暗いことがあります。
結露対策グッズも忘れずに。車内と車外の温度差で窓に結露が発生すると、カビや湿気の原因になります。結露防止スプレーや吸水タオルを用意しましょう。
食料と飲料水は多めに持参してください。道の駅「菰野」のようにレストランやカフェがない施設もあります。道の駅「飯高駅」はレストランの営業時間が11時から19時までなので、夜間に食事を取ることができません。車内で食べられるお弁当や軽食を事前に用意しておくことが重要です。
三重県のおすすめ車中泊スポット7選
三重県には個性豊かな車中泊スポットが点在しています。それぞれの特徴を理解して、旅の目的に合った場所を選びましょう。
RVパークVISON(多気郡多気町)
2021年オープンの商業リゾート施設内にある日本最大級のRVパークです。プライベートサイト19区画、オープンサイト20区画、フリーサイト21区画の合計60区画を備えています。24時間利用可能なトイレ、ダンプステーション、電源設備、フリーWi-Fiを完備。温浴施設「本草湯」では、三重大学とロート製薬が共同研究した季節の薬草湯を楽しめます。焚き火やBBQも可能で、物販店や飲食店が70店舗も軒を連ねているため、食事の心配は一切ありません。伊勢神宮まで車で約30分とアクセスも抜群です。
道の駅飯高駅(松阪市)
国道166号線沿いにあり、RVパーク5区画を備えています。最大の魅力は併設の天然温泉「香肌峡温泉いいたかの湯」です。櫛田川の清流を眺めながら、旅の疲れを癒せます。コインタイマー式のAC電源があり、24時間利用可能なトイレも完備。ただし、毎週水曜日は定休日(温泉とレストラン)なので注意が必要です。12月から2月の最低気温は平均2℃から4℃と冷え込むため、しっかりした防寒対策が必須です。
RVパーク道の駅パーク七里御浜(御浜町)
世界遺産・七里御浜海岸の目の前に位置する絶景スポットです。産直市場、飲食店、観光案内所、スーパー、コインランドリーが併設されており、長期滞在にも適しています。「年中みかんのとれるまち」御浜町ならではの、みかんジュースの飲み比べも楽しめます。太平洋の波音を聞きながら眠りにつく体験は格別です。実際に2024年1月にここで車中泊した釣り人は、穏やかな浜辺の雰囲気に癒されたと語っています。
道の駅菰野(三重郡菰野町)
湯の山温泉の玄関口に位置します。普通車の収容台数は37台とやや小規模ですが、近くにミニストップ菰野店(片道850m)があり、食料調達に便利です。注意点は、駐車場全体が斜めになっていること。敏感な人は眠りにくさを感じる可能性があります。また、レストランやカフェがないため、車内で食べられる食事を持参する必要があります。近隣には「アクアイグニス」など温泉施設が充実しているので、日帰り入浴を組み合わせるのがおすすめです。
道の駅海山(北牟婁郡紀北町)
それほど大きな規模ではありませんが、尾鷲・熊野方面への観光拠点として便利です。深夜は近隣住民の抜け道になることがあり、たまに通る車の往来が気になるという口コミもあります。ただし、国道42号線からは少し離れているため、夜は比較的静かです。近くには「夢古道の湯」があり、釣り帰りの入浴に最適です。
MORIMORI PARK伊賀(伊賀市)
2024年にオープンした注目のRVパークです。車中泊サイト6区画を備え、エリア内での焚火(直火禁止)が可能。森林公園に隣接しているため、自然を満喫できます。市街地や名阪国道から近く、アクセスしやすいのも魅力です。
RVパーク猿田彦BASE(鈴鹿市)
2024年1月にオープンしたばかりの新しい施設です。高速を下りてすぐという好立地で、キャンプもできる総合アウトドア施設。夏はブルーベリー狩り、冬は鹿しゃぶを楽しめます。屋外で焚き火や調理もできるため、アウトドア好きにはたまらないスポットです。
季節ごとの注意点と対策
三重県は太平洋側の温暖な気候とはいえ、季節によって車中泊の難易度が大きく変わります。
冬(12月〜2月)の対策
三重県の冬は、沿岸部と山間部で気温が大きく異なります。道の駅「菰野」周辺の12月から2月の最低気温は平均0℃から2℃、道の駅「飯高駅」周辺は平均2℃から4℃です。一晩中車の中で過ごすと、想像以上の寒さを感じます。
最も重要なのは一酸化炭素中毒の予防です。寒いからといってエンジンをかけたままエアコンを使用するのは絶対に避けてください。特に降雪地域では、マフラーに雪が積もると排気ガスが車内に逆流し、命に関わる危険があります。JAFの実験によると、外気温マイナス10℃の状態では、車内温度を25℃に設定しても、3時間後には0℃、8時間後にはマイナス7℃まで下がってしまいます。
防寒対策の基本は「車の断熱」と「体の保温」の両立です。窓にシェードを貼り、床にマットを敷き、冷気の侵入を防ぎましょう。ステップ部分は脱いだ衣類をビニール袋に詰めて埋めるだけでも効果があります。体の保温には、レイヤリング(重ね着)を意識してください。ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーの3層構造で服を着ると、体温を効率よく保てます。
電熱ベストやヒートテックといった防寒グッズも積極的に活用しましょう。特に首、手首、足首の「三つの首」を温めることで、全身の体感温度が上がります。
夏(6月〜8月)の対策
道の駅「菰野」の6月から8月の最低気温は18℃から23℃、道の駅「飯高駅」は21℃から25℃です。沿岸部では夜でもやや蒸し暑さを感じることがあります。一方、山間部の道の駅「飯高駅」では、6月を除いて比較的快適に過ごせます。
夏の車中泊では熱中症対策が重要です。ポータブル電源があれば扇風機を使えますが、バッテリーの消費量を考えて計画的に使いましょう。標高の低い沿岸部よりも、標高の高い山間部を選ぶと涼しく過ごせます。
結露対策も忘れずに。車内と車外の温度差、湿度差によって窓に結露が発生します。定期的な換気と、結露防止スプレーの使用をおすすめします。
春秋(3月〜5月、9月〜11月)の対策
春と秋は車中泊に最適な季節です。虫が少なく、昼間は涼しく、夜も比較的快適に過ごせます。ただし、油断は禁物。道の駅「菰野」の3月から5月の最低気温は平均2℃から13℃、9月から11月は平均7℃から19℃と、日によって気温差が激しくなります。
特に山間部や海辺では、日中が暖かくても夜間に急激に冷え込むことがあります。寝具のスペックを落としすぎないことが重要です。薄手の寝袋だけでなく、予備の毛布も用意しておきましょう。
春秋の魅力は、星空の美しさです。空気中の水蒸気が少なく、夏に比べて空気が澄んでいるため、満点の星空を楽しめます。街灯が少ない七里御浜や飯高駅周辺では、天の川もはっきり見えますよ。
車中泊のマナーと安全対策
車中泊を楽しむためには、マナーを守り、安全に配慮することが不可欠です。
まず大前提として、道の駅は宿泊施設ではありません。あくまで休憩のための施設です。長期滞在やキャンプ行為(椅子やテーブルを外に出す、テントを張るなど)は禁止されています。RVパーク認定施設以外では、駐車場での長時間滞在は控えめにしましょう。
騒音への配慮も重要です。深夜のエンジン音、カーラジオの音量、車のドアの開閉音など、他の利用者の迷惑にならないよう注意してください。道の駅「海山」では、夜間にアイドリングしっぱなしでカーラジオから音が外まで漏れている車があったという報告もあります。こうした行為は厳に慎みましょう。
ゴミは必ず持ち帰る定期的な換気を忘れずに。車内で長時間過ごすと二酸化炭素濃度が上がり、頭痛や倦怠感の原因になります。特に冬場は窓を閉め切りがちですが、1時間に1回程度は換気しましょう。
貴重品の管理にも注意が必要です。車から離れるときは必ず施錠し、財布やスマートフォンなど貴重品は車内の見えない場所に保管してください。特に観光地近くの駐車場では、車上荒らしの被害も報告されています。
初心者が絶対につまずく5つの壁と解決策

車中泊のイメージ
車中泊の情報サイトを見ると「必要なものリスト」はたくさん出てきますが、実際に現地で「えっ、こんなことで困るの?」という場面に遭遇します。ここでは、三重県で車中泊を100回以上経験した筆者が、初心者が必ず直面する問題を体験ベースで解説します。
駐車位置選びで後悔しないための実践テクニック
道の駅に到着して「どこに停めよう」と迷った経験、ありませんか?実はこの最初の判断が、その後の快適さを大きく左右するんです。
トイレとの距離は10メートル以内がベストです。遠すぎると夜中に行くのが億劫になり、我慢してしまいがち。逆に近すぎると、他の利用者の足音やドアの開閉音で眠れません。道の駅「飯高駅」で実際に経験したんですが、トイレの真横に停めたら深夜2時頃にトイレに行く人の話し声で何度も起こされました。
照明の明るさも重要なポイントです。完全に暗い場所は防犯上不安ですが、街灯の真下は明るすぎて眠れません。道の駅「海山」では、駐車場が国道から少し離れているため夜は比較的静かですが、場所によっては近隣住民の抜け道になっており、深夜に車の往来があります。到着したら、まず15分ほど車内で待機して、周囲の環境を観察することをおすすめします。
他の車中泊車両との距離感も悩みどころです。あまりに近すぎるとお互いのプライバシーが気になりますが、ポツンと1台だけ離れた場所に停めるのも防犯上よくありません。他の車中泊車両が2〜3台固まっている場所の端に停めるのが、程よい距離感です。
風向きにも注意してください。トイレの風下側は避けましょう。特に夏場は匂いが気になります。また、駐車場の出入口付近も車の出入りが多く、落ち着きません。
道の駅「菰野」のように駐車場全体が傾斜している場合、頭を高い方にして停めるのが鉄則です。足が頭より高くなると血流が悪くなり、朝起きた時に頭痛や倦怠感を感じることがあります。
夜中のトイレ問題とリアルな対処法
車中泊で最も心配なのがトイレ問題です。特に初心者は「夜中にトイレに行きたくなったらどうしよう」と不安になりますよね。
実際に体験して分かったのは、寝る前の水分調整が最重要だということ。就寝2時間前からは水分摂取を控えめにし、寝る直前に必ずトイレを済ませる。これだけで夜中にトイレに行く確率はグッと下がります。
でも、行きたくなった時の準備も必要です。懐中電灯とサンダルは枕元に置いておくこと。道の駅のトイレは24時間使えますが、駐車場からトイレまでの通路が真っ暗なことも多いんです。スマホのライトでもいいですが、バッテリー消費を考えると専用の懐中電灯がベター。
女性の場合は防犯ブザー代わりのアイテムも持参しましょう。実際に危険な目に遭うことは稀ですが、心理的な安心感が違います。また、暗い駐車場では自分の車がどこにあるか分からなくなることがあります。黒いハイエースで、全く同じ車が隣に停まっていて間違えそうになった経験談も聞きました。車のアンテナに目立つ色のタオルを結んでおくなど、目印をつけておくと安心です。
トイレットペーパーが切れている可能性も考慮してください。特に夜中にこれが起こると悲惨です。ポケットティッシュを2〜3個、常に携帯しておきましょう。
冬場はトイレ施設が閉鎖されているケースもあります。Googleマップで事前確認していても、実際に行ったら使えなかったということは珍しくありません。その場合に備えて、携帯トイレを1つ車に積んでおくと安心です。組み立て式の便座付きタイプなら、座って用を足せるので快適です。凝固剤で固めれば燃えるゴミとして処分できますが、ゴミの量が増えるので、あくまで緊急用と考えましょう。
食事と匂いの問題をどう解決するか
車中泊での食事、意外と悩みます。道の駅「菰野」のようにレストランがない施設もあれば、道の駅「飯高駅」のようにレストランはあっても営業時間が限られている場所もあります。
基本戦略は「地元の名物を楽しむ」です。道の駅の産直コーナーで地元の食材を買い、そのまま食べられるお弁当やおにぎりを調達。車内で複雑な調理をすると匂いが残るので、最初は避けたほうが無難です。
実際に道の駅「パーク七里御浜」では、地元の「さんま寿司」を車内で食べた人がいましたが、魚の匂いが翌朝まで残ってしまったそうです。匂いの強い食べ物は車外で食べるか、RVパークのように屋外調理スペースがある施設を選びましょう。
飲み物はペットボトルの水を2リットル以上持参してください。歯磨き、手洗い、緊急時の水分補給に使えます。コンビニで買えますが、道の駅周辺はコンビニが遠いことも多いんです。道の駅「飯高駅」から最寄りのセブンイレブンまで30キロ以上離れています。
朝食は電気ケトルでお湯を沸かしてコーヒーとパンがおすすめです。ポータブル電源があれば、簡単なホットサンドも作れます。ただし、IHクッキングヒーターは消費電力が大きいので、ポータブル電源の容量に注意してください。
ゴミは絶対に持ち帰る睡眠の質を劇的に上げる実践ノウハウ
「車中泊したけど全然眠れなかった」という失敗談をよく聞きます。実は、ちょっとした工夫で睡眠の質は劇的に改善するんです。
まず荷物の配置が重要です。寝る前に車内をきちんと整理しておかないと、夜中に「あれどこだっけ?」とガサゴソ探すことになります。懐中電灯、スマホ、水、ティッシュなど、夜中に使う可能性のあるものは手の届く場所にまとめておきましょう。
段差を完全に埋める窓の目隠しは完璧にしましょう。少しでも隙間があると、外の光や視線が気になって眠れません。車種専用設計のシェードが理想ですが、予算がなければ銀マットを窓のサイズに切って使うのも手です。吸盤の粘着力が弱いと夜中に外れて冷気が入ってくるので、定期的に粘着面をアルコールで拭いてメンテナンスしましょう。
音対策も忘れずに。耳栓があると隣の車のエンジン音や話し声が気にならなくなります。または、スマホで自然音(波の音、雨の音など)を小さく流すのも効果的です。道の駅「飯高駅」のように駅の近くだと、終電まで電車の音がすることもあります。
寝る時の服装はレイヤリングを意識してください。暑くなったらすぐに脱げる重ね着スタイルが理想です。シュラフの中で汗をかくと不快ですし、体が冷えて風邪をひく原因にもなります。
朝の目覚めから出発までのルーティン
朝起きて「さあ、どうしよう」となる初心者が多いんです。実際の朝のルーティンを紹介しましょう。
まず朝7時頃に起床します。早すぎても遅すぎてもダメ。道の駅の本来の利用者(トラック運転手や観光客)が増える前に、車を移動できる状態にしておくのがマナーです。
起きたらすぐに車内を片付けて運転できる状態にします。寝具を畳み、シートを戻し、荷物を整理。これを後回しにすると、他の利用者の迷惑になることがあります。
次に第二駐車場など人の少ない場所に移動してから、朝食の準備をします。電気ケトルでお湯を沸かしてコーヒーを淹れ、パンやおにぎりを食べる。この時間がとても贅沢なんです。七里御浜の朝日を見ながらのコーヒーは格別ですよ。
洗面はペットボトルの水とタオルで済ませます。道の駅のトイレで顔を洗うのは、他の利用者の迷惑になることがあるので控えめに。歯磨きも水を少なめに使い、ペットボトルのキャップに水を入れてうがいします。
天気予報をチェックして、当日の予定を立て直します。車中泊の良さは予定変更の自由度。急に行きたい場所が見つかったら、すぐに出発できるのが魅力です。
出発前には周辺のゴミを拾う連泊する場合の賢いプランニング
三重県で複数日かけて車中泊旅行をする場合、どう計画すれば快適に過ごせるでしょうか。
温泉・コインランドリー・買い出しのサイクル
2泊に1回は温泉に入るコインランドリーは計画的に使う。RVパーク「道の駅パーク七里御浜」にはコインランドリーが併設されています。3泊以上する場合は、中日に洗濯を済ませておくと荷物を減らせます。
買い出しは道の駅の産直コーナーを活用しましょう。地元の新鮮な野菜や果物が手に入りますし、施設への貢献にもなります。三重県は「年中みかんのとれるまち」御浜町など、地域ごとに特産品が違うので、移動するたびに新しい発見があります。
体調管理と疲労対策
連泊すると体の疲れが蓄積します。3泊に1回はホテルや旅館を挟むのも選択肢です。道の駅「菰野」の近くには「アクアイグニス」(13,000円〜)、「ホテル湯の本」(23,100円〜)など、予算に応じた宿泊施設があります。
同じ場所に2連泊するのもアリです。伊勢神宮観光の拠点として「VISON」に2泊すれば、1日目は伊勢神宮と周辺観光、2日目は施設内でゆっくり過ごすという余裕のあるプランが組めます。
毎朝軽いストレッチをすることで、体の硬さや痛みを和らげられます。車中泊は想像以上に体に負担がかかるので、無理は禁物です。
トラブル対処法の実践マニュアル
バッテリー上がりを防ぐには
電気毛布やスマホの充電でポータブル電源を使い切ってしまい、翌朝エンジンがかからない。これは初心者あるあるです。車のバッテリーとポータブル電源を混同しないよう注意してください。
車のバッテリーが上がらないよう、車内灯の消し忘れに注意。特にドアを半ドアにしたまま寝ると、室内灯がつきっぱなしでバッテリーが上がります。寝る前に必ず全てのライトが消えているか確認しましょう。
万が一バッテリーが上がったら、JAFの連絡先(#8139または0570-00-8139)をすぐに確認できるようにしておきましょう。会員なら無料ですが、非会員だと1万円以上かかることもあります。
ガス欠にならないために
地方のガソリンスタンドは営業時間が短く、数も少ないです。東京から来た人は特に注意。「次のGSで入れればいいや」と思っていると、営業時間外だったり、50キロ先まで店がなかったりします。
基本ルールは燃料が半分になったら給油。三重県の山間部では、この鉄則を守ることで安心して旅を続けられます。
急な体調不良への備え
車中泊中に体調を崩すこともあります。常備薬は多めに持参してください。頭痛薬、胃腸薬、風邪薬、絆創膏など基本的なものは必須です。
近くの病院をGoogleマップで確認しておくことも重要です。深夜に急病になった場合は、迷わず119番に電話してください。「車中泊中だから」と我慢する必要はありません。
費用を抑える裏技テクニック
車中泊の魅力は宿泊費を節約できることですが、さらに工夫できるポイントがあります。
JAFに入会すると、RVパークの利用料割引や、提携温泉施設の入浴料割引が受けられます。年会費4,000円ですが、ロードサービスも含めてすぐに元が取れます。
くるま旅クラブ会員(年会費3,850円)になると、「かんぽの宿」のRVパークを利用でき、温泉や食事のサービスも受けられます。三重県には「かんぽの宿 鳥羽」があります。
平日を選ぶことで、混雑を避けられるだけでなく、RVパークの料金が安くなることもあります。VISONなどは休前日に料金が上がるので、平日利用がお得です。
食事は道の駅の産直コーナーで食材を買って車内で食べる三重県ならではの楽しみ方
最後に、三重県での車中泊だからこそできる楽しみ方を紹介します。
早朝の伊勢神宮参拝は車中泊の特権です。VISONから車で30分、朝6時に到着すれば、観光客が少ない静謐な雰囲気の中でお参りできます。おかげ横丁の赤福本店は朝5時から営業しているので、参拝後の朝食に最適です。
七里御浜でのサーフィンや釣りも、車中泊ならではの楽しみ方。早朝の波や魚の活性が高い時間帯に海に入れます。道の駅「パーク七里御浜」なら徒歩圏内です。
熊野古道散策も、車中泊を拠点にすれば複数のルートを効率よく回れます。道の駅「海山」や「紀伊長島マンボウ」を拠点に、日帰りで複数の古道を楽しむプランがおすすめです。
鈴鹿サーキットでのレース観戦も、RVパーク「猿田彦BASE」から近いのでアクセス抜群。レース後の渋滞を避けて、ゆっくり出発できるのも車中泊の利点です。
ぶっちゃけこうした方がいい!
これまで色々と解説してきましたが、正直に言います。初めての車中泊なら「完璧」を目指さない方が楽しいんです。
必需品リストを見て「こんなに準備しなきゃいけないのか」と圧倒されるかもしれませんが、実際は最低限のものだけ持って、現地で「足りないな」と思ったらコンビニで買い足せばいいんです。その場その場で対応していく過程こそが、車中泊の醍醐味だと思います。
個人的には、初回は設備が充実したRVパークから始めるのが絶対おすすめです。VISONや道の駅「飯高駅」のようにトイレ、温泉、レストラン、売店が全部揃っている場所なら、万が一忘れ物があっても何とかなります。道の駅の無料駐車場で挑戦するのは、慣れてからでも遅くないです。
それと、1泊目は金曜の夜より土曜の夜がおすすめ。金曜の夜は「明日も旅が続く」というプレッシャーがありますが、土曜の夜なら「明日帰るだけ」という気楽さがあります。この心理的余裕、バカにできません。
あと、これ意外と重要なんですが、車中泊用に新しいグッズを買うより、家にあるもので代用する方が快適だったりします。高級な寝袋より、自宅で使ってる掛け布団の方がよく眠れた、なんてことザラです。車中泊専用にこだわらず、「これ使えそう」と思ったら何でも持っていってみてください。
最後に、失敗を恐れないこと。寒くて眠れなかった、トイレが遠くて大変だった、そういう経験も含めて車中泊の面白さです。次はこうしよう、ああすればもっと快適になる、そう考えながら改善していくプロセスが、実は一番楽しいんです。
三重県は車中泊初心者に本当に優しいエリアです。施設は充実してるし、観光地へのアクセスもいいし、何より人が温かい。道の駅のスタッフさんに「初めてなんです」と相談すれば、親切にアドバイスしてくれることも多いですよ。
完璧を目指さず、失敗を楽しみながら、自分なりの車中泊スタイルを見つけていってください。それが一番賢いやり方だと、100回以上の車中泊経験から断言できます。
よくある質問
Q1車中泊初心者でも三重県は大丈夫?
はい、三重県は初心者にもおすすめです。RVパークや道の駅が充実しており、トイレや温泉などの設備が整っています。特にVISONのような大規模施設なら、食事や買い物にも困りません。まずは設備の整った施設で経験を積み、徐々に自由度の高い車中泊に挑戦していくのが良いでしょう。
Q2一人での車中泊は危険?
基本的に危険ではありませんが、最低限の安全対策は必要です。人通りの多い道の駅を選ぶ、夜間は施錠を徹底する、緊急連絡先を家族に伝えておくなど。女性の一人車中泊の場合は、特にプライバシーを守るためのシェードが重要です。また、SNSで「今どこにいます」といったリアルタイムの発信は避けましょう。
Q3ペットと一緒に車中泊できる?
施設によって異なります。RVパークVISONなど、ペット同伴可能な施設もあります。ただし、温泉施設内へのペット入場は制限されることが多いので、事前に確認が必要です。車内でペットを長時間放置するのは危険ですから、温度管理には特に注意してください。
Q4どのくらいの予算が必要?
RVパークの利用料は1泊2,000円から4,000円程度が相場です。VISONのような大規模施設では、サイトのタイプによって料金が変わります。道の駅での車中泊は基本的に無料ですが、マナーとして施設で買い物をしたり、温泉を利用したりすることをおすすめします。食費、ガソリン代、温泉代などを含めると、1泊あたり5,000円から10,000円程度が目安です。
Q5車中泊に向いている車種は?
軽バンやミニバン、SUVなど、フラットな就寝スペースを作れる車種が理想的です。ただし、普通車でも工夫次第で快適に車中泊できます。シートを倒した際の段差を埋めるマットや、荷物の整理方法を工夫することで、快適性は大きく向上します。キャンピングカーなら断熱性能が高く、FFヒーターなどの暖房装備もあるため、冬場でも快適です。
Q6台風や大雨のときはどうする?
悪天候時の車中泊は避けるべきです。特に台風接近時は、ホテルや旅館に切り替える判断が重要です。もし車中泊中に急な悪天候に見舞われた場合は、川沿いや海沿いの駐車場から離れ、高台の安全な場所に移動してください。道の駅のスタッフに相談すれば、近隣の避難所情報を教えてもらえることもあります。
Q7電源がない場合はどうする?
ポータブル電源を持参するのが最も確実です。容量1000Wh程度あれば、電気毛布を一晩使えます。予算が限られる場合は、電気を使わない防寒グッズ(湯たんぽ、使い捨てカイロ、厚手の寝袋)を組み合わせましょう。また、日中にスマートフォンやモバイルバッテリーを十分に充電しておくことも重要です。
まとめ
三重県での車中泊は、しっかりした準備さえすれば初心者でも十分に楽しめます。必須の持ち物13選を揃え、季節に応じた対策を講じることで、快適で安全な車中泊旅行を実現できるでしょう。
最も重要なポイントをおさらいすると、冬場の防寒対策は妥協せず万全に、エンジンをかけっぱなしでの車中泊は一酸化炭素中毒のリスクがあるため絶対に避ける、そしてマナーを守って周囲への配慮を忘れないことです。
三重県には個性豊かな車中泊スポットが点在しています。VISONのような大規模施設で設備の充実を楽しむもよし、七里御浜で波音を聞きながら眠るもよし、飯高駅で温泉につかって疲れを癒すもよし。あなたの旅のスタイルに合った場所を見つけてください。
伊勢神宮への早朝参拝、熊野古道の静寂な朝、七里御浜でのサーフィン、そして鈴鹿の山並みを眺めながらのコーヒータイム。車中泊だからこそ味わえる、三重県の新しい魅力に出会えるはずです。万全の準備を整えて、素晴らしい車中泊ライフをスタートさせましょう。


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