「兵庫県で温泉に浸かりながら車中泊を楽しみたい」「城崎温泉や有馬温泉の近くで車中泊できる場所はないだろうか」そんな願いを持つ車中泊愛好家の方は多いのではないでしょうか。兵庫県は日本有数の温泉地を複数抱えており、実は温泉施設に隣接した車中泊スポットが充実しているエリアなのです。
この記事では、2026年1月時点の最新情報をもとに、兵庫県で温泉を満喫しながら快適に車中泊できるスポットを徹底的に調査しました。RVパークから道の駅、穴場スポットまで、実際の料金や設備、周辺温泉の詳細情報をお届けします。
- 城崎温泉から神戸市内まで温泉付き車中泊スポット10選を料金・設備込みで紹介
- 2026年最新の外湯営業情報や臨時休業情報を反映した実用ガイド
- 初心者でも安心して利用できる設備充実のRVパークを中心に厳選
兵庫県が温泉付き車中泊に最適な理由とは

車中泊のイメージ
兵庫県には城崎温泉、有馬温泉、湯村温泉といった全国的に有名な温泉地が点在しています。さらに近年では、これらの温泉地周辺にRVパークや車中泊可能な施設が続々とオープンしており、温泉好きの車中泊愛好家にとって理想的な環境が整っています。
特に注目すべきは、温泉施設が直接併設されているRVパークの多さです。関西圏でも兵庫県は温泉併設型の車中泊施設が特に充実しており、入浴後すぐに車内でくつろげるという贅沢な旅のスタイルを実現できます。但馬牛や松葉ガニといったご当地グルメとともに温泉を楽しめるのも、兵庫県ならではの魅力といえるでしょう。
城崎温泉エリアで車中泊するならここがおすすめ
RVパーク城崎温泉いなばやで外湯めぐりを満喫
城崎温泉といえば7つの外湯めぐりが有名ですが、この温泉街のすぐそばに位置するのが「RVパーク城崎温泉いなばや」です。城崎温泉駅から徒歩圏内にあり、温泉街の各外湯まで歩いて移動できる絶好のロケーションを誇ります。
施設は老舗の酒屋さんが経営しており、地元の地酒を購入して風呂上がりに楽しむという贅沢な過ごし方ができるのが特徴です。予約不要で利用できる手軽さも魅力で、当日18時までに事前予約をしておけばチェックインが24時まで対応可能となります。料金は1泊3,300円で、電源は別途550円、Wi-Fiは無料で利用できます。
城崎温泉の外湯は通常各施設700〜800円の入浴料がかかりますが、1日入浴パスポート「ゆめぱ」を購入すれば大人1,500円で入り放題となります。2箇所以上入浴するなら確実にお得になる計算です。ただし2026年1月現在、「さとの湯」は施設老朽化のため長期休業中であり、「柳湯」も1月13日から臨時休湯となっているため、訪問前に最新の営業情報を確認することをおすすめします。
城崎木屋町駐車場は外湯めぐりの拠点に最適
RVパークほどの設備は不要という方には、城崎木屋町駐車場での車中泊がおすすめです。温泉街の中心部に位置し、一の湯や公衆トイレが近くにあるため外湯めぐりには絶好の立地となっています。料金は24時まで最大1,000円の上限付きで、一泊二日でも2,000円程度とリーズナブルです。
城崎駅からロープウェイ山麓駅までの中間地点にあり、奥まった場所のため夜間も比較的静かに過ごせます。近隣には「おけしょう鮮魚」などの海鮮を扱う店もあり、新鮮な刺身を購入して車内で楽しむといった過ごし方も可能です。
但馬エリアの温泉付き車中泊スポット
道の駅神鍋高原は温泉施設が直結の好立地
豊岡市の神鍋高原に位置する道の駅神鍋高原は、敷地内に「神鍋温泉ゆとろぎ」を併設した車中泊に最適なスポットです。標高の高い高原地帯にあるため夏でも涼しく、冬はスキー客で賑わうリゾートエリアとなっています。
温泉は大人800円、子ども500円で利用可能で、サウナや露天風呂、ジェット風呂も完備されています。アルカリ性単純温泉は筋肉痛や関節痛、冷え性に効能があり、ドライブやスキーで疲れた体を癒すのにぴったりです。土日祝日にはレストランでランチビュッフェが開催されており、地元食材を使った料理をリーズナブルに楽しめます。
ただし冬季は積雪があるため、スタッドレスタイヤやチェーンの準備が必須となります。また夜間は食事処が閉まるため、軽食やお弁当を持参しておくと安心です。
RVパーク宙の森ホテル花郷里は西日本最大級の規模
香美町にあるRVパーク宙の森ホテル花郷里は、西日本最大級のRVパークとして知られています。「日本で最も美しい村」に選ばれた香美町小代区の自然豊かな環境の中で、焚き火をしながら満天の星空を眺めるという贅沢な体験ができます。
料金は1泊3,300円に加えて3歳以上は1人200円の環境維持費、電源使用料700円がかかります。入浴は徒歩10分の距離にある「おじろん」で楽しめ、柔らかな泉質のにごり湯が特徴です。入浴料は大人600円、小人350円となっています。ホテル併設のためドッグランやレストランも利用でき、予約制でブランド牛「但馬玄」のBBQも堪能できます。
生野高原カッセルRVパークで但馬牛を味わう
朝来市の生野高原カッセルRVパークは、1979年創業の老舗レストラン「生野高原オーベルジュKASSEL」に併設されたRVパークです。但馬牛を使った本格的な料理を味わえることで人気を集めています。
料金は平日2,500円、土日祝日2,970円とリーズナブルで、電源使用料は770円です。入浴施設は事前予約制の家族風呂があり、大人400円、子ども200円、未就学児は無料で利用できます。ペット同伴も可能で、食事はテイクアウトしてRVパークスペース内で自然を眺めながら楽しむこともできます。
神戸エリアの温泉付き車中泊スポット
くるま旅パーク華の湯は破格の料金設定が魅力
神戸市須磨区にあるくるま旅パーク華の湯は、天然ラジウム療養泉を楽しみながら車中泊できる穴場スポットです。電源付きで1泊3,000円、入浴料が大人450円という破格の料金設定が最大の魅力となっています。
車中泊利用者専用のトイレが用意されており、鍵を渡されるためプライベートな空間で落ち着いて利用できます。コインランドリーも完備されているため長期旅行の途中でも洗濯が可能です。施設内には食事処も併設されており、ラーメンやカレーから定食まで幅広いメニューが揃っています。神戸の中心地からはやや離れますが、三宮までバスと電車で30〜40分程度でアクセスでき、観光の拠点としても便利です。
RVパーク太山寺温泉なでしこの湯は設備が充実
神戸市西区のRVパーク太山寺温泉なでしこの湯は、全国でも8%しかないといわれる天然ラジウム温泉の源泉かけ流しを楽しめる施設です。温泉だけでなく、コワーキングスペースや漫画7,000冊の読書スペース、酸素ボックスなど最新設備が充実しています。
RVパークの料金に加えて温泉入り放題のプランがあり、朝食バイキングも利用可能です。売店では地産地消の商品が購入でき、BBQスペースも併設されているため家族連れにもおすすめです。万病の湯といわれるラジウム温泉は、温泉の湯気を吸うことで活性酸素の抑制に役立つとされており、健康志向の方に特に人気があります。
その他の兵庫県内おすすめ車中泊スポット
こんだ薬師温泉ぬくもりの郷は知る人ぞ知る名湯
丹波篠山市にあるこんだ薬師温泉ぬくもりの郷は、地下1,300mから湧き出る天然のアルカリ性単純弱放射能温泉を楽しめる施設です。「温まる湯」として知られ、保温効果が非常に高いのが特徴です。RVパークは1泊1,500円と格安で、入浴料は大人700円、小人300円となっています。
浴場には丹波石を利用した岩風呂と、丹波焼を使用した陶板風呂があり、週替わりで男女入れ替わりとなっています。湯温が30度前後とぬるめなので、ゆっくりじっくり浸かることで体の芯まで温まることができます。ただし利用には「くるま旅クラブ会員証」の提示が必要で、7日前までの予約が必須となる点に注意が必要です。
姫路ゆめさき川温泉夢乃井で姫路観光の拠点に
姫路市にある姫路ゆめさき川温泉夢乃井は、ホテルの駐車場スペースで車中泊ができる施設です。料金は1泊2,200円で、ホテル内の温泉を大人1,760円、小人880円で利用できます。
温泉は疲労回復や美肌効果で人気があり、ジャグジーバス、マイクロバブルバス、炭酸風呂、薬草風呂など多彩な浴槽を楽しめます。特に姫路城をイメージした露天風呂「天守の湯」は必見です。世界遺産の姫路城観光と合わせて利用すれば、充実した兵庫旅行になることでしょう。ただし「くるま旅クラブ会員証」の提示が必要で、前日12時までの予約が必須となります。
道の駅あゆの里矢田川はRVパーク併設で便利
香美町にある道の駅あゆの里矢田川は、矢田川沿いの自然豊かな環境に位置し、裏手にRVパークが併設されている便利なスポットです。料金は1泊1,500円、電源使用料500円とリーズナブルで、道の駅ならではの地元産品の買い物も楽しめます。
新鮮な川魚を使った食事が楽しめるレストランがあり、鮎料理などが人気です。道の駅の雰囲気と快適なRVパークの設備を両方楽しみたい方におすすめのスポットとなっています。
兵庫県で温泉付き車中泊を楽しむための注意点
温泉付きの車中泊を快適に楽しむためには、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。まず温泉の最終受付時間は必ず確認しておきましょう。多くの施設では営業終了の30分から1時間前に最終受付が設定されており、この時間を過ぎると入浴できなくなってしまいます。
また道の駅での車中泊については、国土交通省の見解では「仮眠利用のみ可」とされており、宿泊目的の長時間滞在は原則禁止です。RVパークが併設されている道の駅や、公式に車中泊が許可されている施設を選ぶようにしましょう。タオルやシャンプーが備え付けられていない温泉施設も多いため、事前に持参物を確認しておくと安心です。
兵庫県の温泉付き車中泊スポット料金比較表
| 施設名 | 所在地 | 車中泊料金 | 温泉料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| RVパーク城崎温泉いなばや | 豊岡市 | 3,300円 | 700〜800円 | 外湯めぐり徒歩圏内 |
| 道の駅神鍋高原 | 豊岡市 | 無料 | 800円 | 温泉直結 |
| RVパーク宙の森ホテル花郷里 | 香美町 | 3,300円 | 600円 | 西日本最大級 |
| 生野高原カッセルRVパーク | 朝来市 | 2,500円〜 | 400円 | 但馬牛レストラン |
| くるま旅パーク華の湯 | 神戸市 | 3,000円 | 450円 | 破格の料金 |
| RVパーク太山寺温泉なでしこの湯 | 神戸市 | 3,000円〜 | 入り放題 | ラジウム温泉 |
| こんだ薬師温泉ぬくもりの郷 | 丹波篠山市 | 1,500円 | 700円 | 会員制 |
| 姫路ゆめさき川温泉夢乃井 | 姫路市 | 2,200円 | 1,760円 | 姫路城近く |
| 道の駅あゆの里矢田川 | 香美町 | 1,500円 | 近隣利用 | RVパーク併設 |
| 道の駅ようか但馬蔵 | 養父市 | 仮眠のみ | 700円 | 足湯あり |
温泉付き車中泊の初心者が絶対に知っておくべき基礎知識

車中泊のイメージ
車中泊と温泉の組み合わせは最高の旅スタイルですが、実際にやってみると「これ、どうすればいいの?」という場面に何度も遭遇します。ここでは、ネットではあまり語られない現場で本当に困ることと、その解決策を包み隠さずお伝えします。
温泉に入るベストなタイミングはいつなのか
「温泉に入ってから寝るのがいいのか、それとも朝風呂がいいのか」これは車中泊初心者が最初に悩むポイントです。結論から言うと、就寝2〜3時間前の入浴がベストです。理由は単純で、入浴直後は体温が上がりすぎて寝つきが悪くなるからです。
ただし現実問題として、多くの温泉施設は21時〜23時に閉館します。例えば城崎温泉の外湯は23時まで営業していますが、最終受付は22時30分です。18時頃に到着して温泉に入り、食事をして、少し散策してから車に戻って就寝というのが理想的な流れになります。
一方で朝風呂派の方もいると思います。城崎温泉の「一の湯」や「地蔵湯」は朝7時から営業しているため、早起きして朝風呂を楽しんでから出発するというプランも可能です。ただし朝風呂後に長距離運転をする場合は要注意です。温泉でリラックスしすぎると眠気が襲ってくることがあるため、入浴後1時間程度は休憩してから運転を開始することをおすすめします。
温泉上がりに汗が止まらない問題の現実的な対処法
これは温泉車中泊あるあるの筆頭格です。せっかく気持ちよく温泉に浸かったのに、車に戻る頃には汗だくになっているという経験をした方は多いはずです。特に夏場や、熱めの温泉に長く浸かった後は深刻な問題になります。
対処法として最も効果的なのは、入浴後に脱衣所でしっかり体を冷ますことです。具体的には、体を拭いた後すぐに服を着るのではなく、扇風機の前で5〜10分程度涼んでから着替えます。多くの温泉施設には脱衣所に扇風機やドライヤーがありますので、これを活用しましょう。
また、車内に戻ってからの対策も重要です。夏場であればUSB充電式の小型扇風機を車内に設置しておくと快適です。冬場でも温泉後は体が火照っているため、すぐに布団に入らず窓を少し開けて換気しながらクールダウンする時間を設けると、汗をかかずに済みます。
RVパークの電源は何に使えるのか具体的に解説
「電源付き」と書いてあっても、実際に何ワットまで使えるのか、何を接続していいのかがわからないという声をよく聞きます。一般的なRVパークの電源は15A(アンペア)の100Vコンセントが基本で、これは約1,500Wまでの電化製品が使用可能ということを意味します。
現実的に使用できるものとしては、スマートフォンやタブレットの充電、ノートパソコン、電気毛布、小型の電気ケトル、扇風機などが挙げられます。ただしドライヤーや電気ストーブなど消費電力の大きい製品は要注意です。特に1,200W以上の製品を使うとブレーカーが落ちる可能性があります。
また、延長コードは必須アイテムです。RVパークの電源ボックスから車までの距離が意外と離れていることが多く、最低でも10mの防雨型延長コードを持参することをおすすめします。施設によっては貸し出しがある場合もありますが、数に限りがあるため自前で用意しておくのが確実です。
現場で実際に起こるトラブルと解決策
予約したのに到着したら満車だった場合の対処
これは稀なケースですが、実際に起こりうるトラブルです。特に人気施設の繁忙期や、予約システムのエラーで二重予約が発生した場合などに遭遇することがあります。
まず冷静に施設のスタッフに状況を説明しましょう。予約確認のメールやスクリーンショットがあれば提示します。多くの場合、施設側が近隣の代替施設を手配してくれるか、料金の返金対応をしてくれます。
このトラブルを未然に防ぐためには、予約確定後に施設へ電話で再確認することが有効です。特にオンライン予約のみで完結する施設の場合は、出発前日に電話で「明日伺いますが、予約は入っていますか」と一言確認しておくと安心です。また、万が一に備えて近隣の代替施設を2〜3箇所リストアップしておくことも重要なリスクヘッジになります。
温泉施設が激混みで入れない場合の賢い対処法
城崎温泉の外湯は特に週末や連休期間に大混雑します。人気の「一の湯」や「御所の湯」では、入場制限がかかることもあります。せっかく車中泊の拠点を確保したのに温泉に入れないのでは本末転倒です。
対処法として最も効果的なのは時間帯をずらすことです。具体的には、18時〜20時のゴールデンタイムを避け、開館直後か閉館間際を狙います。城崎温泉であれば朝7時の開館直後、または21時以降が比較的空いています。
また、人気の外湯ばかりに目を向けず、穴場の外湯を先に回るという戦略も有効です。城崎温泉の場合、「まんだら湯」や「柳湯」は比較的空いていることが多いです。混んでいる外湯は翌朝の朝風呂で入るというプランに切り替えれば、ストレスなく外湯めぐりを楽しめます。
車内で全然眠れない夜を乗り越える方法
車中泊初心者が最もつまずくのが睡眠の問題です。「シートをフラットにしても腰が痛い」「外の音が気になって眠れない」「寒くて何度も目が覚める」これらはすべて準備不足が原因です。
まず睡眠環境の改善として、厚さ5cm以上のマットレスは必須投資です。車のシートの凹凸を吸収し、腰への負担を大幅に軽減してくれます。インフレータブル式のものであれば収納時はコンパクトになるため、車内スペースを圧迫しません。
外の音対策には耳栓が最も効果的です。100円ショップのものでも十分ですが、長時間使用するなら遮音性の高いウレタン製のものがおすすめです。また、アイマスクも併用すると、早朝の明るさで目が覚めることを防げます。
寒さ対策については、温泉で体が温まっているうちに就寝態勢に入ることがポイントです。電源が使える施設であれば電気毛布が最強ですが、電源がない場合は湯たんぽが意外と重宝します。お湯は温泉施設の洗面所で調達できることが多いです。
季節別の攻略法と知っておくべきポイント
春の温泉車中泊は花粉症対策が鍵
3月〜5月の兵庫県は桜や新緑が美しく、車中泊には最高の季節に思えます。しかし花粉症の方にとっては過酷な時期でもあります。特に但馬エリアはスギやヒノキが多く、花粉の飛散量が多い地域です。
対策として、車内に空気清浄機を設置することをおすすめします。シガーソケットから電源を取れる小型タイプが便利です。また、温泉に入った後は髪や体についた花粉が洗い流されるため、症状が楽になるという副次的なメリットもあります。
駐車場所も重要です。木の下は避け、アスファルトやコンクリートの上に駐車することで、地面から舞い上がる花粉を減らせます。
夏の車中泊は標高で快適さが決まる
夏場の車中泊で最も重要なのは涼しい場所を選ぶことです。兵庫県内であれば、神鍋高原(標高約400〜500m)やハチ北高原(標高約700m)など、標高の高いエリアを選ぶと夜間でも比較的涼しく過ごせます。
一方、神戸市内や姫路市内の平地で夏場に車中泊する場合は、エンジンをかけずに過ごす工夫が必要です。網戸付きのウィンドウシェードを装着し、USB扇風機で風を送るだけでもかなり快適になります。ただし熱帯夜が続く時期は無理をせず、エアコンの効いた宿泊施設を利用することも検討しましょう。
秋は紅葉シーズンの混雑を避ける戦略が必要
10月下旬〜11月中旬は紅葉シーズンと重なり、城崎温泉や但馬エリアは観光客で大賑わいになります。この時期に温泉車中泊を計画するなら、平日を狙うことが鉄則です。
どうしても週末しか休みが取れない場合は、早朝に到着して日中の観光を先に済ませ、夕方以降に温泉を楽しむというスケジュールがおすすめです。また、RVパークは早い者勝ちの施設も多いため、最低でも1週間前には予約を完了させておきましょう。
冬のカニシーズンは予約争奪戦を制するべし
11月〜3月は松葉ガニのシーズンであり、城崎温泉や香住エリアは一年で最も賑わう時期です。この時期のRVパークは予約が取りにくくなるため、2〜3ヶ月前からの早期予約が必須です。
冬場の車中泊で最も重要なのは防寒対策です。外気温が氷点下になることも珍しくないため、寝袋は冬用のマイナス10度対応以上のものを用意しましょう。電源が使える施設であれば電気毛布を持参し、さらに窓には断熱シートを貼ると車内の保温性が格段に向上します。
意外と知られていないコスト削減テクニック
くるま旅クラブ会員になるべきか徹底検証
兵庫県内のRVパークや温泉施設の中には、「くるま旅クラブ会員限定」という施設が複数あります。年会費は初年度5,500円、2年目以降3,300円がかかりますが、年間3〜4回以上車中泊旅行をするなら元が取れる計算になります。
会員特典として、施設利用料の割引や、会員限定施設の利用権、優先予約などがあります。例えば「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」や「姫路ゆめさき川温泉夢乃井」は会員証の提示が必要な施設であり、非会員は利用自体ができません。兵庫県を拠点に車中泊旅行を楽しむなら、加入を検討する価値は十分にあります。
温泉の割引を最大限に活用する方法
温泉施設には様々な割引制度があることをご存知でしょうか。例えば城崎温泉では、宿泊施設に泊まらなくても「外湯めぐり券」を購入すれば1,500円で入り放題になります。単発で3箇所以上入るなら確実にお得です。
また、道の駅神鍋高原に併設された「神鍋温泉ゆとろぎ」では、JAF会員証の提示で割引が受けられる場合があります。他にも、地域のフリーペーパーやクーポンサイトに割引券が掲載されていることがあるため、訪問前にチェックしておくとよいでしょう。
食費を抑えながら地元グルメを楽しむコツ
車中泊の大きなメリットは宿泊費を抑えられることですが、外食ばかりしていると意外と出費がかさみます。そこでおすすめなのが、道の駅や地元スーパーで食材を調達して車内で食事するスタイルです。
例えば城崎温泉駅前の「おけしょう鮮魚」では、新鮮な刺身をリーズナブルな価格で購入できます。これをパックご飯と組み合わせれば、1,000円以下で海鮮丼が楽しめます。温泉上がりに車内でビールと刺身という贅沢は、車中泊ならではの醍醐味です。
また、但馬エリアを訪れるなら「道の駅ようか但馬蔵」で八鹿豚の加工品を購入するのがおすすめです。真空パックのハムやソーセージは保存がきき、翌朝の朝食にも活用できます。
温泉車中泊に必須の持ち物完全リスト
絶対に忘れてはいけない必需品
温泉車中泊では通常の車中泊装備に加えて、温泉関連のアイテムが必要になります。バスタオル2枚以上は必須です。1枚は入浴用、もう1枚は就寝時の汗拭き用として使います。多くの温泉施設ではタオルのレンタルがありますが、有料(150〜200円程度)のため、自前で持参した方が経済的です。
また、濡れたタオルを入れる防水バッグも忘れがちなアイテムです。濡れたタオルをそのまま車内に放置すると、翌日には生乾き臭がひどいことになります。100円ショップで売っているジップ付きの袋でも代用可能です。
着替えについては、温泉後に着るルームウェアを別途用意しておくことをおすすめします。日中の服のまま寝ると汗や汚れが寝具に移ってしまうため、温泉後は清潔なルームウェアに着替えてから就寝するのがベストです。
あると格段に快適になる便利グッズ
折りたたみ式のサンダルは温泉車中泊の必需品です。温泉施設への移動、夜中のトイレ、翌朝のゴミ捨てなど、頻繁に車の乗り降りをするため、脱ぎ履きしやすいサンダルがあると非常に便利です。
小型のLEDランタンも重宝します。車内で着替えるとき、温泉から戻って荷物を整理するとき、夜中に何かを探すときなど、車のルームライトだけでは不十分な場面が多々あります。明るさ調整ができるタイプを選ぶと、就寝前の読書にも使えて一石二鳥です。
保冷バッグとクーラーボックスは食材の保存に欠かせません。道の駅で購入した刺身やビール、翌朝用の牛乳などを新鮮な状態で保管できます。夏場は特に重要で、保冷剤と組み合わせれば丸一日は冷たい状態を維持できます。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで様々な情報をお伝えしてきましたが、正直なところ、温泉車中泊の成功は「施設選び」で8割決まります。どれだけ準備を完璧にしても、施設自体が微妙だと満足度は上がりません。
個人的な結論を言うと、兵庫県で温泉車中泊をするなら最初の3回はRVパークだけを使うべきです。道の駅での車中泊は一見お得に見えますが、電源がない、ゴミが捨てられない、そもそも宿泊が正式に認められていないというデメリットがあります。初心者がいきなり道の駅で車中泊すると、「車中泊って不便だな」という誤った印象を持ってしまいがちです。
RVパークは確かに1泊2,000〜3,500円程度の費用がかかりますが、電源使い放題、ゴミ処理可能、温泉施設が近いまたは併設という環境が整っています。この快適さを知ってから道の駅での仮眠に挑戦すれば、「RVパークと比べてここが不便だから、こう対策しよう」という具体的な改善策が見えてきます。
もう一つぶっちゃけると、城崎温泉での車中泊は「平日の火曜か水曜」が狙い目です。週末は論外として、木曜は翌日の週末に向けて観光客が増え始め、月曜は週末の余韻で混んでいることが多いです。火曜・水曜は外湯の定休日が分散しているため空いている外湯を選びやすく、駐車場も比較的余裕があります。
最後に、温泉に入る回数は「1泊につき2回まで」に抑えるのがコツです。せっかく来たからと3回も4回も入ると、湯あたりして翌日の運転に支障が出ます。夕方に1回、翌朝に1回というペースが、体への負担も少なく、温泉の贅沢感も十分に味わえるベストバランスです。無理に全部の外湯を回ろうとせず、「また来る理由ができた」と考えた方が、長く温泉車中泊を楽しめますよ。
兵庫県で温泉近くの車中泊に関するよくある質問
城崎温泉で車中泊するならどこがベストですか?
設備の充実度と温泉街へのアクセスを考慮すると、RVパーク城崎温泉いなばやが最もおすすめです。電源やWi-Fiが利用でき、7つの外湯すべてが徒歩圏内にあります。より低予算で済ませたい場合は城崎木屋町駐車場も選択肢となりますが、設備面では劣ります。なお2026年1月現在、さとの湯は長期休業中、柳湯も臨時休湯のため、外湯は実質6箇所となっている点にご注意ください。
道の駅での車中泊は禁止されているのですか?
道の駅は休憩・仮眠のための施設であり、宿泊を目的とした長時間滞在は原則認められていません。ただし道の駅神鍋高原のように温泉施設が併設されていて仮眠利用が暗黙的に認められている施設や、道の駅あゆの里矢田川のようにRVパークが併設されている施設であれば、正式に車中泊が可能です。トラブルを避けるためにも、RVパークや公式に許可されている施設を選ぶことをおすすめします。
冬季に兵庫県北部で車中泊する際の注意点は?
神鍋高原や城崎温泉など兵庫県北部のエリアは、冬季に積雪や路面凍結が発生します。スタッドレスタイヤやチェーンの準備は必須です。また夜間は気温がかなり下がるため、十分な防寒対策が必要となります。毛布やシュラフ、湯たんぽなどを用意し、エンジンをかけっぱなしにしない形での暖房対策を考えておきましょう。一方で冬の但馬エリアは松葉ガニのシーズンでもあり、温泉とカニ料理を楽しむ絶好の機会でもあります。
ペット連れでも利用できる施設はありますか?
ペット同伴可能な施設は複数あります。生野高原カッセルRVパークやRVパーク宙の森ホテル花郷里ではペットと一緒に宿泊でき、花郷里にはドッグランも完備されています。姫路ゆめさき川温泉夢乃井も駐車場内であればペット同伴が可能です。ただし施設によって細かいルールが異なるため、事前に確認することをおすすめします。
まとめ
兵庫県には、城崎温泉の外湯めぐりを楽しめるRVパークから、神戸市内の天然ラジウム温泉併設施設まで、温泉を満喫しながら車中泊できるスポットが豊富に揃っています。料金は1泊1,500円から3,300円程度と手頃で、温泉入浴料を合わせても宿泊施設を利用するより大幅に費用を抑えることができます。
但馬牛や松葉ガニといったご当地グルメ、日本海の新鮮な海の幸など、兵庫県ならではの食の魅力も車中泊旅の大きな楽しみです。この記事で紹介した施設を参考に、温泉と食と自然を満喫する兵庫県の車中泊旅を計画してみてはいかがでしょうか。出発前には各施設の最新情報を確認し、マナーを守って快適な車中泊をお楽しみください。


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