「車中泊に興味はあるけれど、栃木県のどこに行けばいいのかわからない」「初心者でも安心して泊まれる場所を知りたい」そんな悩みを抱えていませんか?実は、栃木県は全国でも屈指の車中泊天国なのです。約600もの源泉が湧き出る温泉県であり、国立公園面積が全国4位という自然の宝庫。日光東照宮や那須高原といった観光名所へのアクセスも抜群で、車中泊の拠点として最高の条件が揃っています。
しかし、車中泊スポット選びを間違えると、騒音で眠れなかったり、トイレが遠くて困ったり、最悪の場合はマナー違反のトラブルに巻き込まれることも。この記事では、車中泊歴20年以上のベテランたちの実体験と最新の2026年1月時点の情報をもとに、栃木県で初めて車中泊をする方が絶対に押さえておくべきスポットと知識を徹底解説します。
- 温泉併設で初心者に最適な道の駅きつれがわは日本三大美肌の湯を700円で堪能可能
- RVパークや予約制スポットなら設備が充実しており安心して車中泊デビューできる
- 栃木県の車中泊では治安情報と駐車場の傾斜チェックが快眠のカギを握る
栃木県が車中泊初心者に最適な理由とは

車中泊のイメージ
栃木県は関東圏から日帰りでもアクセスできる距離にありながら、豊かな自然と歴史的名所が凝縮された魅力的なエリアです。東京駅から車で約2時間という好立地でありながら、日光東照宮、華厳の滝、那須高原、鬼怒川温泉といった全国的に有名な観光スポットが点在しています。
特筆すべきは温泉施設が併設された道の駅の多さです。車中泊の旅で最も困るのがお風呂問題ですが、栃木県には温泉併設の道の駅が6か所以上あり、これは関東圏では群馬県に次いで2番目の多さとなっています。疲れた体を温泉で癒してから車中泊できるのは、初心者にとって大きな安心材料でしょう。
また、栃木県の道の駅は全体的に駐車場が広くフラットな傾向があります。車中泊では駐車場の傾斜が睡眠の質を大きく左右しますが、栃木県の主要な道の駅は平坦な場所が多く、初心者でも安心して眠ることができます。さらに24時間利用可能なトイレが完備されている施設がほとんどで、夜中のトイレ問題も解消されます。
初心者におすすめの栃木県車中泊スポット厳選7選
道の駅きつれがわで日本三大美肌の湯を堪能
栃木県さくら市にある道の駅きつれがわは、初心者に最もおすすめしたいスポットです。2017年に「大正ロマン・大正モダン」をコンセプトにリニューアルされ、日本三大美肌の湯のひとつである喜連川温泉が併設されています。入浴料は大人700円とリーズナブルで、広々とした内湯と源泉かけ流しの露天風呂でゆっくりくつろげます。
駐車場は約242台分のスペースがあり、国道沿いでありながら夜間の車通りは少なく静かです。裏手の駐車場を選べばさらに快適に過ごせるでしょう。目の前にはローソンとスーパーマーケットがあるため、食料品の調達にも困りません。敷地内にはキャンプ場も併設されており、2022年9月からは本格的なキャンプ体験も可能になりました。
道の駅もてぎは家族連れにも安心の充実施設
茂木町にある道の駅もてぎは、広い芝生広場と充実した直売所が魅力のスポットです。24時間利用可能なトイレは清掃状態も良好で、夜間でも街灯が設置されているため女性や家族連れでも安心して利用できます。駐車場は平坦で広めですが、人気の道の駅のため夕方17時から18時頃までに到着することをおすすめします。
車で10分ほどの場所にある「ゆりがねの湯」で入浴を済ませてから戻ってくれば、最高の車中泊体験ができるでしょう。翌朝は直売所で新鮮なパンやドリンクを購入し、芝生エリアで朝食を楽しむのが地元リピーターたちのお気に入りコースです。
道の駅那須高原友愛の森は観光の拠点に最適
那須高原の入口に位置する道の駅那須高原友愛の森は、標高約470mにあり夏でも涼しく過ごせます。2024年7月にオープンした「那須ロイヤル高原マルシェ」では新鮮な農産物を購入でき、工芸師による実演や体験教室も楽しめます。駐車場は大型車9台、普通車250台と広々としており、全体的に平坦で利用しやすいのが特徴です。
ただし那須の観光地内に位置しているため、夜間でも人の出入りがあります。大型車両の駐車スペースが近いとアイドリング音が気になる場合があるため、静かな場所を求めるなら奥まったエリアに停めるのがコツです。近隣には「源泉那須山令和の湯」があり、約3.3km離れた場所で日帰り入浴が可能です。
道の駅湯西川は天然温泉で癒される秘境スポット
日光市にある道の駅湯西川は、秘湯「湯西川温泉」の玄関口に位置する車中泊OKの道の駅です。源泉かけ流し温泉「湯の郷」が併設されており、20時まで営業しているため夜遅くまで入浴を楽しめます。周囲の山々と五十里湖の美しい景色を眺めながら、都会の喧騒を忘れてリラックスできるでしょう。
駐車場は普通車52台分で、バスターミナルや鉄道駅としての役割も持っています。都内から鬼怒川温泉駅まで特急列車で約2時間、そこからバスで30分ほどとアクセスも良好です。隣接する葛老山の登山口もあり、約2時間のハイキングを楽しんでから温泉で汗を流すという贅沢なプランも可能です。
道の駅たかねざわ元気あっぷむらは温泉とグランピングも
2020年にリニューアルした道の駅たかねざわ元気あっぷむらは、露天風呂やサウナを備えた「高根沢温泉」が併設されています。備長炭を使用した柔らかい泉質の炭湯など、様々な温泉の楽しみ方ができるのが特徴です。2024年3月からは有料の車中泊スペースも設置され、電源ありが2か所、電源なしが1か所用意されています。
本格的なグランピング施設やトレーラーハウスでの宿泊もできる高規格な道の駅で、初心者が車中泊の魅力を存分に体験するには最適な環境が整っています。温泉から上がった後の高根沢ジェラートは絶品と評判です。
お丸山ホテル駐車場はCarstayで予約可能な安心スポット
栃木県さくら市にあるお丸山ホテルの駐車場は、Carstayで予約できる車中泊スポットです。1泊2,200円という料金で、ホテルの温泉に1人1,400円で入り放題となります。日本三大美肌の湯の温泉をゆったり堪能でき、清潔感のある施設でチェックインからチェックアウトまでストレスなく過ごせます。
予約制のため確実に場所を確保でき、初めての車中泊で「行き当たりばったりは不安」という方に特におすすめです。GWなどの繁忙期でも渋滞を避けて前日入りする作戦が取れるため、計画的な旅行を楽しみたい方にぴったりでしょう。
RVパーク那須塩原エヅリンはホストとの交流も魅力
那須塩原市にあるRVパーク那須塩原エヅリンは、日中は周辺の観光地を巡り、夜は設備の整った場所で静かに車中泊したい方に最適です。提携先の「大田原温泉」の割引券を購入でき、通常より安く温泉を楽しめます。フロントのある建物は冷暖房完備で、チェックアウトまでの時間をパソコン作業や充電に使うことも可能です。
ホストの江連さんは気さくな人柄で、周辺の観光スポットやグルメ情報を教えてくれます。キャンピングカーの中を見せてもらったという体験談もあり、車中泊初心者にとって心強いサポートが期待できるでしょう。
車中泊初心者が絶対に守るべきマナーと注意点
車中泊を楽しむためには、最低限のマナーを守ることが不可欠です。近年は車中泊人口の増加に伴い、一部のマナー違反者によるトラブルが表面化しています。ルールを守らなければ、せっかくの車中泊スポットが利用禁止になってしまう可能性もあります。
まず最も重要なのはアイドリング禁止です。夏は暑いから、冬は寒いからという理由でエンジンをかけっぱなしにする人がいますが、これは周囲への迷惑だけでなく一酸化炭素中毒の危険もあります。ポータブル電源と電気毛布や小型扇風機を用意して、エンジンを切った状態でも快適に過ごせる準備をしておきましょう。
次にキャンプ行為の禁止です。道の駅やサービスエリアの駐車場でテーブルや椅子を出したり、タープを張ったり、調理をしたりする行為は絶対にNGです。駐車場はあくまでも駐車場であり、キャンプサイトではありません。テーブルを出してくつろぎたい場合は、RVパークやオートキャンプ場を利用してください。
ゴミの持ち帰りも基本中の基本です。道の駅のゴミ箱が車中泊車のゴミで溢れているのを見ると、施設側が車中泊を禁止にしてしまいそうで心が痛みます。自分で出したゴミは必ず持ち帰り、ウェットティッシュで食器を拭くなどの工夫も車中泊の醍醐味として楽しみましょう。
栃木県での車中泊を快適にする季節別アドバイス
春から秋は那須高原や日光エリアがおすすめ
春から秋にかけては標高の高いエリアでの車中泊が快適です。那須高原や日光エリアは夏でも涼しく、網戸があれば気持ちの良い風を感じながら朝の余韻に浸れます。秋の紅葉シーズンは特に人気が高く、日光いろは坂や中禅寺湖周辺は絶景を楽しめます。
ただし繁忙期は道の駅も混雑するため、早めの到着を心がけてください。朝9時から10時の到着が理想で、人気商品は午前中で売り切れてしまうこともあります。
冬季の車中泊には万全の防寒対策を
栃木県の日光や那須エリアは冬季に積雪や路面凍結が発生します。2026年1月現在、日光・奥日光・鬼怒川エリアでは冬季通行止めの道路もあるため、ルートの事前確認が必須です。スタッドレスタイヤの装着は必須であり、初心者は無理をせず公共交通機関の利用も検討してください。
冬の車中泊では電気毛布やポータブル電源、使い捨てカイロなどの防寒グッズが欠かせません。車内は密閉空間のため結露も発生しやすく、換気と防寒のバランスを取ることが重要です。窓をシェードで覆うことで寒さを軽減でき、安心して眠れるようになります。
栃木県の車中泊でぜひ立ち寄りたい観光スポット
車中泊の魅力は自由な時間配分で観光を楽しめることです。栃木県には世界遺産の日光東照宮をはじめ、日本三大名瀑の華厳の滝、雄大な中禅寺湖、歴史ある鬼怒川温泉郷など見どころが満載です。
日光東照宮は早朝に訪れると混雑を避けてじっくり観光できます。車中泊なら前日入りして道の駅湯西川や近隣のスポットで一泊し、朝一番で参拝するという贅沢なプランが可能です。龍王峡のハイキングコースでは川の音を聞きながら心を癒すことができ、自然を満喫したい方にぴったりです。
2026年1月30日から3月1日までは湯西川温泉でかまくら祭りが開催され、毎週金土日の17時30分から21時にミニかまくらの点灯が行われます。冬ならではの幻想的な風景を楽しめる貴重な機会です。
車中泊初心者が必ずぶつかる5つの壁とその解決法

車中泊のイメージ
眠れない問題はマットの厚さと段差解消で8割解決する
初めての車中泊で最も多い悩みが「思ったより眠れなかった」というものです。原因のほとんどは、車内の段差や傾斜、そしてマットの厚さ不足にあります。車のシートをフラットにしても完全な平面にはならず、特にアルファードやヴェルファイアなどのミニバンでは18cmもの段差が生じることがあります。
この問題を解決するコツはペットボトルや毛布を段差部分に詰め込むという裏技です。まずシートを倒した状態で段差を確認し、2リットルのペットボトルを横向きに並べて段差の溝を埋めます。その上から毛布やインナーシュラフを被せれば、驚くほどフラットな寝床が完成します。専用の段差解消マットを購入しなくても、家にあるもので十分対応可能です。
また、マットの厚さは睡眠の質を大きく左右します。薄いマットでは車内の凹凸を吸収しきれず、腰や背中が痛くなる原因になります。最低でも8cm以上、理想的には10cm以上の厚みがあるインフレーターマットを選ぶと、家のベッドに近い寝心地が得られます。エアマットは手動ポンプ一体型が便利で、電源がなくても膨らませられるため初心者にはおすすめです。
結露で朝起きたら窓がビショビショ問題への対処法
冬の車中泊で多くの人が経験するのが結露問題です。朝起きると窓ガラスだけでなく、寝袋やマットまでしっとり濡れているという悪夢のような状況に陥ることがあります。結露の原因は人間の呼吸や汗による水分が、車内外の温度差によって水滴として現れる現象です。一晩でコップ一杯分の汗をかくと言われており、狭い車内では湿度が急上昇します。
結露対策で最も効果的なのは除湿剤の複数配置です。「水とりぞうさん」などの家庭用除湿剤を運転席・助手席・後席の窓近くに4か所置くだけで、結露の発生を大幅に抑えられます。サンシェードやブラインドシェードを窓に密着させることで、ガラス面と車内の間に空気の層ができ、結露しにくい環境を作れます。
それでも発生してしまった結露には、100円ショップで売っている結露取りワイパーが大活躍します。タオルで拭くと何度も絞る手間がかかりますが、ワイパー型なら水をかき集めながら素早く処理できます。朝の出発前にはドアや窓を全開にして車内を乾燥させ、カビの発生を防ぐことも重要です。長期間放置するとシートや寝具にカビが生え、健康被害を引き起こす可能性があります。
深夜のトイレ問題を完全解決する3つの方法
車中泊で避けて通れないのがトイレ問題です。夜中に目が覚めてトイレに行きたくなったとき、暗い駐車場を歩いて公衆トイレまで行くのは女性にとって大きな不安要素となります。また、冬場は道の駅のトイレが閉鎖されていたり、大雨で車外に出られなかったりする状況も珍しくありません。
この問題に対する解決策は3段階あります。まず第1段階は就寝前のトイレ完結です。温泉施設で入浴後、必ずトイレを済ませ、水分摂取を控えめにします。カフェインを含むコーヒーやお茶は利尿作用があるため、就寝2時間前からは避けるのが賢明です。
第2段階は緊急用携帯トイレの常備です。100円ショップで3枚入りの携帯トイレが購入でき、凝固剤で尿を固めてゴミとして処分できます。車中泊歴5年以上のベテランでも「お守りとして必ず積んでいる」という声が多く、実際に使う機会がなくても心理的な安心感が違います。
第3段階は本格的なポータブルトイレの導入です。折りたたみ式のポータブルトイレは3,500円程度から購入でき、洋式トイレのように座って使えるため携帯トイレより格段に快適です。使用後は凝固剤をふりかけ、燃えるゴミとして処分できます。プラダン製のものなら汚れても拭きやすく、収納時は薄くなるため車内スペースを圧迫しません。
腰痛や背中の痛みを予防する車中泊の眠り方
車中泊の翌日に「腰が痛い」「背中がバキバキ」という経験をした人は少なくないでしょう。これは単にマットの問題だけでなく、寝姿勢と車内環境に大きな原因があります。車のシートはそもそも座ることを想定して設計されており、寝るには構造的に不向きな面があります。
腰痛を防ぐためのコツは、横向きで膝を曲げて寝ることです。仰向けで寝ると腰に負担がかかりやすく、特に車内の微妙な傾斜が腰痛を悪化させます。膝を軽く曲げた状態でクッションや丸めたタオルを膝の間に挟むと、腰が中立位置を保ちやすくなり痛みを予防できます。
また、長時間同じ姿勢でいることによるエコノミークラス症候群のリスクも忘れてはいけません。下半身の血行が悪くなると血栓ができ、最悪の場合は命に関わることもあります。トイレに行くタイミングで簡単なストレッチを行い、足首を回したり、ふくらはぎを軽くマッサージしたりする習慣をつけましょう。寝る前のストレッチも効果的で、特に股関節と腰周りを伸ばすことで翌朝の体の調子が変わります。
夏場の虫問題は網戸と扇風機のダブル使いで撃退
夏の車中泊で最も厄介なのが虫の侵入です。「窓を開けたまま寝たら朝起きて30か所以上蚊に刺されていた」という恐怖体験談は珍しくありません。山間部や自然豊かな道の駅では、蚊だけでなくブヨやアブ、さらには見たこともない謎の虫が大量に押し寄せることもあります。
この問題を解決するのが車専用のウィンドウネットです。窓枠にかぶせるだけで取り付けられるタイプが多く、マグネット式やゴム式で簡単に装着できます。選ぶ際のポイントは網目の大きさで、30メッシュ(網目の穴が0.67mm)以上あれば蚊やコバエなどの小さな虫も侵入を防げます。バックドア用のメッシュネットも用意すれば、大きく開放して涼しい風を取り込みながら虫をシャットアウトできます。
さらに効果的なのが小型扇風機との併用です。蚊は扇風機の風速には逆らえず近寄れません。また、人間が吐く二酸化炭素を感知して寄ってくる蚊は、扇風機で二酸化炭素が分散されると標的を見失います。USB充電式のコンパクト扇風機を顔の近くに設置するだけで、蚊に刺されるリスクを大幅に減らせます。虫除けスプレーやサンバイザーに挟むタイプの虫除けバリアを併用すれば、夏の車中泊も快適に過ごせるでしょう。
現地で焦らないための車中泊トラブルシューティング
到着したらトイレが閉鎖されていた場合の対応
Googleマップで事前にトイレの有無を確認していても、実際に行ってみたら使用できないというケースは頻繁に起こります。特に冬場は凍結防止のためにトイレが閉鎖されることがあり、夜間は施設自体が施錠されている場合もあります。
このような事態に備えて、車中泊スポットの半径5km以内にある24時間営業のコンビニや公衆トイレの位置を事前に複数調べておきましょう。また、口コミサイトで「冬季はトイレ閉鎖」などの情報がないか確認することも重要です。念のため携帯トイレを常備しておけば、どんな状況でも対応できます。
駐車場に着いたら傾斜がきつかった場合の対処
道の駅の駐車場は場所によって傾斜がまちまちです。事前情報では「フラット」と書かれていても、実際には水はけのために緩やかな傾斜がついていることがほとんどです。傾斜した場所で寝ると、体が下にズレ落ちて目が覚めたり、血液が頭に溜まって頭痛の原因になったりします。
傾斜がきつい場所に当たってしまった場合は、まず車を頭を高くする方向に停め直すことが大切です。足が高いよりも頭が高い方が体への負担が少なく、安眠しやすくなります。それでも気になる場合は、マットの下にタオルや衣類を重ねて傾斜を相殺する方法もあります。傾斜がひどい場合は無理をせず、別の場所を探すことも選択肢に入れてください。
夜中に不審な人影や車が近づいてきた場合の対応
公園の駐車場で夜中に数人の男性が車のすぐ後ろに立っていた、誰かがドアをノックしてきた、といった恐怖体験の報告は少なくありません。特に女性の一人旅や、人通りの少ない場所での車中泊では防犯意識が必要です。
まず基本として、就寝前には必ず全てのドアをロックしてください。当たり前のようで意外と忘れがちなポイントです。不審な気配を感じた場合は、絶対にドアを開けないこと。YouTubeなどから犬の吠え声や男性の話し声を流すことで、一人ではない雰囲気を演出する方法も有効です。
身の危険を感じたら、迷わずその場を離れる準備をしてください。シェードを外したりマットを畳んだりする必要はありません。エンジンをかけてすぐに発車できるよう、貴重品と車のキーは手の届く場所に置いておくのが鉄則です。移動後は近くの24時間営業のコンビニ駐車場や警察署の近くなど、人目のある安全な場所で一時的に待機しましょう。
荷物の雪崩で車内がカオスになった場合の整理法
車中泊では荷物が多くなりがちで、走行中のカーブで荷物が崩れ落ちる「雪崩」が頻発します。後部座席で「ガシャーン」「ドーン」と音がするたびに気が散り、運転の集中力も低下してしまいます。
この問題は収納ケースの活用と固定で解決できます。バラバラの荷物を収納ケースにまとめ、ベルトやゴムバンドで固定することで雪崩を防げます。車中泊用品専用のケースを作り、毎回同じ場所に同じものを収納するルーティンを確立すると、出し入れもスムーズになります。頻繁に使うものは手前に、使用頻度の低いものは奥に配置することで、就寝時のセッティングも時短できます。
車中泊を10倍快適にする意外と知られていないテクニック
温泉施設では髪を乾かしてから車に戻るべき理由
車中泊旅では温泉施設での入浴が楽しみの一つですが、髪を完全に乾かさずに車に戻ると思わぬトラブルの原因になります。濡れた髪から発生する水分が車内の湿度を上げ、結露やカビの発生を促進してしまうのです。
温泉施設には必ずドライヤーが設置されているので、髪は完全に乾かしてから車に戻る習慣をつけましょう。髪の量が多い方は吸水力の高いマイクロファイバータオルを持参すると、乾燥時間を短縮できます。冬場は特に、濡れた髪のまま寒い車内に入ると体温が奪われ、風邪をひく原因にもなります。
スマホの充電切れで焦らないための電源管理術
現地でトイレの場所を検索したい、緊急時に連絡を取りたい、という場面でスマホの電池が切れていたら大パニックです。車中泊ではアイドリングが禁止されているため、シガーソケットからの充電に頼れません。
モバイルバッテリーは最低2個以上、できればポータブル電源を1台用意しておくと安心です。20000mAh以上のモバイルバッテリーならスマホを4回以上フル充電でき、連泊でも余裕があります。道の駅や温泉施設で無料の充電スポットを見つけたら、使用中でなくても継ぎ足し充電しておく習慣をつけると、電池切れのリスクを最小化できます。
食料調達は地元スーパーの半額タイムを狙う
車中泊の食事は道の駅の飲食店やコンビニに頼りがちですが、コストを抑えたいなら地元スーパーの半額タイムを狙うのがおすすめです。多くのスーパーでは閉店2時間前あたりから惣菜やお弁当に半額シールが貼られ、質の高い食事を格安で楽しめます。
栃木県内の車中泊スポット近くには地元密着のスーパーが点在しており、その土地ならではの郷土料理や惣菜が見つかることも。道の駅きつれがわの目の前にはスーパーがあり、到着前に買い出しを済ませておけば夕食の準備も万全です。ただし、調理行為は道の駅では禁止されているので、温め不要でそのまま食べられるものを選ぶのがコツです。
朝の出発準備を最速化するルーティンの作り方
車中泊で意外と時間がかかるのが朝の撤収作業です。シェードを外し、マットを畳み、寝袋を片付け、荷物を整理して、となると1時間近くかかることも。この時間を短縮することで、朝の観光時間を増やしたり、混雑を避けて早めに出発したりできます。
撤収を最速化するコツは前夜のうちに片付けの順序を決めておくことです。翌朝着る服は枕元に、使ったタオルは助手席の決まった場所に、といった具合に置き場所をルール化します。シェードは外した順番に重ねていけば、次回セットする際も迷いません。慣れてくると15分程度で出発準備が完了するようになり、車中泊の機動力を最大限に活かせます。
長期連休の車中泊で差がつくプロの準備術
GWや盆正月は予約制スポットを軸にルートを組む
ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの長期連休は、人気の道の駅が夕方には満車になることも珍しくありません。「着いたら停められる場所がなかった」という事態を避けるためには、RVパークやCarstayステーションなどの予約制スポットを旅程の要所に組み込むことが重要です。
予約制スポットを確保しておけば、日中は渋滞を避けて観光地を巡り、確実に宿泊場所を確保できるという安心感があります。多少費用はかかりますが、繁忙期の混雑ストレスを考えれば十分な価値があります。予約は1か月前から埋まり始めることが多いので、早めの計画と予約が成功のカギです。
連泊する場合の洗濯物問題を解決する方法
2泊以上の車中泊旅では洗濯物がどんどん溜まっていきます。夏場は汗をかいた服をそのまま車内に置いておくとニオイの原因になり、車内環境が悪化します。
解決策はコインランドリーを活用することです。道の駅やRVパークの近くにあるコインランドリーをGoogleマップで事前にチェックしておき、洗濯中は近隣で食事や買い物を済ませれば効率的です。また、吸汗速乾素材の服を多めに持っていくと、少量の洗濯で回せるため荷物も軽減できます。車内に干す場合はカーテンレールや天井のネットを活用し、換気を十分に行ってカビの発生を防ぎましょう。
ポータブル電源を使い倒すための容量計算
ポータブル電源は車中泊の快適さを大きく向上させるアイテムですが、容量を使い切ってしまうと意味がありません。電気毛布、スマホ充電、小型扇風機、LED照明など、使用する電化製品の消費電力を把握して、必要な容量を事前に計算しておくことが大切です。
電気毛布は弱設定で約30W、スマホ充電は約10W、小型扇風機は約5W程度が目安です。300Wh程度のポータブル電源なら、電気毛布を6時間使用しても余裕があります。連泊する場合は走行中にシガーソケットから充電したり、ソーラーパネルを併用したりして電力を補充する計画を立てましょう。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで読んでくれた人に、ぶっちゃけ本音を言わせてもらうと、最初の車中泊は絶対に予約制のスポットから始めるべきです。「道の駅で自由に泊まれるのが車中泊の醍醐味でしょ?」という気持ちはわかるんですけど、初心者がいきなり道の駅で車中泊すると、高確率で「なんか思ってたのと違う…」ってなるんですよ。
理由は単純で、道の駅は車中泊のための場所じゃないからです。トラックのアイドリング音、夜中に出入りする車のライト、微妙に傾いた駐車場、そして万が一のトイレ問題。これ全部を初心者が一度に乗り越えるのは正直ハードルが高い。だから最初の1回はCarstayとかRVパークとか、お金を払ってでも確実に快適な環境で車中泊の「成功体験」を積んでほしいんです。
で、もう一つぶっちゃけると、装備にお金をかけるなら最優先はマットです。ポータブル電源とかシェードとか、あれこれ揃えたくなる気持ちはわかるけど、睡眠の質が確保できなければ全て台無しになります。薄いマットで腰を痛めて、次の日の観光も楽しめないとか、本末転倒でしょ?最低でも8cm以上、できれば10cm以上の厚みがあるマットを用意して、自宅でも使えるやつを選んでおけば無駄になりません。
あと、これは個人的な経験則なんですけど、到着時刻は17時を目安にするのがベストです。早く着きすぎると道の駅が営業している時間が長すぎて暇を持て余すし、遅く着くと暗い中でセッティングすることになって何かと不便。17時頃に着けば、温泉に入って、直売所で翌朝の食材を買って、軽く食事して、20時頃から就寝準備、21時には寝られる。この流れが一番自然で疲れないんですよ。
最後にもう一つ。車中泊は「泊まること」が目的じゃなくて、翌日の観光を最大限楽しむための手段だってことを忘れないでほしい。睡眠不足でフラフラしながら日光東照宮を見ても、半分も記憶に残らないですからね。だからこそ、快眠できる環境づくりに全力を注いで、朝一番の清々しい気持ちで観光地に向かってください。それができれば、車中泊は人生を豊かにする最高の旅のスタイルになりますよ。
栃木で初めての車中泊に関するよくある質問
道の駅での車中泊は違法ではないのですか
道の駅での車中泊は違法ではありませんが、あくまでも「仮眠・休憩」が原則です。長期滞在やキャンプ行為は禁止されており、施設によっては車中泊を明確に禁止している場所もあります。事前に公式サイトで最新情報を確認し、禁止の看板がある場合は利用を控えてください。安心して車中泊をしたい場合はRVパークやCarstayステーションなどの車中泊専用施設を利用することをおすすめします。
初めての車中泊に最低限必要な装備は何ですか
最低限必要な装備は、フラットな就寝スペースを作るためのマットまたは車中泊用ベッド、寝袋または布団、窓を覆うシェードまたはカーテン、懐中電灯、そしてモバイルバッテリーです。快適性を高めるならポータブル電源、電気毛布、小型扇風機なども用意しましょう。車内の段差を埋めるクッションやタオルも重要で、8cmから10cmの厚みのあるマットがあれば凹凸を気にせず眠れます。
女性一人での車中泊は安全ですか
安全面を考慮すれば、女性一人での車中泊も可能です。ただしスポット選びは慎重に行いましょう。街灯があり明るい場所、防犯カメラが設置されている場所、24時間利用可能なトイレが近い場所を選んでください。道の駅もてぎは街灯が複数設置されており、防犯カメラの存在も確認されているため安心感があります。また、栃木県の一部の道の駅では夜間にヤンキーが集まるという情報もあるため、口コミサイトで事前に治安情報をチェックすることをおすすめします。
ペット連れでも車中泊できるスポットはありますか
栃木県にはペット連れで利用できる車中泊スポットがあります。RVパーク那須塩原ニワトコはドッグフリーサイトを備えており、愛犬との車中泊を楽しみたい方に人気です。また、RVパーク555幸乃湯もペット連れ大歓迎を謳っています。ペット同伴の場合は鳴き声が周囲の迷惑にならないよう配慮し、排泄物の処理は責任を持って行ってください。
まとめ
栃木県は温泉、自然、歴史が融合した車中泊の楽園です。初心者におすすめの道の駅きつれがわでは日本三大美肌の湯を堪能でき、RVパークを利用すれば設備の整った環境で安心して車中泊デビューできます。
車中泊を成功させるカギは、事前の情報収集とマナーの遵守です。アイドリング禁止、キャンプ行為禁止、ゴミの持ち帰りという基本ルールを守り、周囲への配慮を忘れなければ、誰もが気持ちよく車中泊を楽しめます。
この記事で紹介した7つのスポットは、いずれも実際に車中泊を経験した先輩たちからの評価が高い場所ばかりです。まずは予約制のCarstayスポットやRVパークから始めて、慣れてきたら道の駅にもチャレンジしてみてください。栃木県の豊かな自然と温泉に癒されながら、自由で素敵な車中泊旅を楽しんでいただければ幸いです。


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