「車中泊を始めたいけれど、何から揃えればいいかわからない」「せっかく買ったのに使えなかった」そんな声を本当によく耳にします。実は、車中泊グッズ選びで後悔する人の多くが、最初に買うべきアイテムの優先順位を間違えているのです。2026年1月現在、全国のRVパークは600カ所を突破し、車中泊はもはや一部のマニアだけの趣味ではなくなりました。東京オートサロン2026では三菱の新型デリカミニをベースにした本格車中泊仕様車が話題になるなど、自動車メーカーも車中泊市場に本気で取り組んでいます。
この記事では、車中泊歴20年以上のプロが実践している知見と最新トレンドを融合させ、初心者が本当に最初に買うべきグッズを優先順位付きで解説します。無駄な出費を避けながら、快適な車中泊デビューを実現しましょう。
- 車中泊グッズは「マット」「寝袋」「シェード」の三種の神器から揃えるべき理由と具体的な選び方
- 初心者の約7割が陥る失敗パターンと、それを避けるためのチェックポイント
- 2026年最新のRVパーク事情とポータブル電源など次に揃えるべき便利グッズの優先順位
車中泊グッズを揃える前に知っておくべき基本知識

車中泊のイメージ
車中泊と聞くと、キャンピングカーがないとできないと思っている方も多いのではないでしょうか。実際には、今乗っている普通車や軽自動車でも十分に車中泊を楽しむことができます。最近の車はフルフラットシートを採用したモデルが増えており、車中泊がしやすい設計になっています。しかし、だからといって何の準備もなしに車で一晩過ごすのは大きな間違いです。
車中泊で最も大切なのは「質の高い睡眠を確保すること」です。翌日に運転が控えている車中泊では、睡眠不足は命に関わる問題になりかねません。そのため、グッズ選びは「快適に眠れるかどうか」を最優先に考える必要があります。
車中泊の場所選びとルールを理解しよう
グッズを揃える前に、まず車中泊ができる場所を把握しておきましょう。高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、道の駅は便利な場所ですが、基本的に認められているのは「安全運転のための仮眠程度」であり、宿泊は禁止されているケースがほとんどです。
気兼ねなく車中泊を楽しみたいなら、日本RV協会が認定する「RVパーク」の利用がおすすめです。2026年1月時点で全国に600件以上が認定されており、24時間利用可能なトイレ、100V電源、ゴミ処理施設などが完備されています。有料ではありますが、予約をすれば確実に利用でき、初心者でも安心して車中泊を体験できます。
最初に買うべき車中泊グッズ三種の神器とその選び方
車中泊グッズは種類が豊富すぎて、何を買えばいいか迷ってしまう方がほとんどです。しかし、経験豊富な車中泊愛好家たちが口を揃えて言うのは「マット」「寝袋」「シェード(カーテン)」の三つが最優先ということ。この三種の神器さえ揃えれば、とりあえず快適な車中泊ができます。逆に言えば、この三つが揃っていなければ、いくら便利グッズを買い足しても満足のいく車中泊は実現できません。
車中泊マットは厚さ5cm以上が鉄則
車中泊で最も重要なのがマット選びです。車のシートをフルフラットにしても、実際に寝てみると座面と背もたれの間に段差があったり、凹凸があったりして、そのままでは快適に眠ることができません。薄いマットでは車の凸凹を吸収しきれず、時間が経つと背中に違和感を覚えて目が覚めてしまいます。
車中泊に最適なのは「インフレータブルマット」と呼ばれる製品です。中にウレタンが入っており、バルブを開けると空気を吸い込んで自動で膨らむ仕組みになっています。ウレタンと空気の組み合わせにより、優れたクッション性と断熱性を両立しています。
厚さについては最低でも5cm、できれば10cmのものを選びましょう。2.5cm程度の薄いマットでは車の硬い樹脂パーツが気になることがあります。10cmの厚みがあれば、ほとんどの段差を吸収でき、まるでベッドのような寝心地を実現できます。展開時のサイズは200cm×65cm程度が標準的で、大人一人が余裕を持って寝られます。連結ボタン付きのものを選べば、複数枚をつなげて家族で使うこともできます。
寝袋は3シーズン対応の封筒型がベスト
布団を持っていくという選択肢もありますが、車中泊には寝袋(シュラフ)がはるかに適しています。布団は野外で使うことを想定して作られておらず、車内の湿気や外気の影響を受けやすいのです。車のドアやスライドドアから1メートルも離れていないところで寝るのは、自宅の玄関先で寝るようなもの。ダニや湿気の問題が避けられません。
寝袋にはマミー型(ミイラのような形)と封筒型(長方形)の二種類があります。初心者には「封筒型」をおすすめします。マミー型はコンパクトですが窮屈感があり、寝相が悪い人には向きません。封筒型ならファスナーを開けて掛け布団としても使えるので、車中泊だけでなく様々なシーンで活躍します。
対応温度は3シーズン(春夏秋)対応のものが汎用性が高くおすすめです。車内は想像以上に外気温の影響を受けます。夏でも山間部では朝方に冷え込むことがあるため、少し暖かめのものを選んでおくと安心です。真冬の車中泊を想定するなら、電気毛布との併用を前提に考えましょう。
プライバシーと防犯に必須のシェード
車中泊経験者へのアンケートでは、「プライバシー対策の不備」が失敗の原因として上位に挙がっています。窓に目隠しを設置していなかったため、外から車内が丸見えになり、着替えも休息もできなかったという声は非常に多いです。道の駅やサービスエリアでは深夜でも人通りがあり、プライバシーが確保できないと不安で眠れません。
シェード選びで重要なのは遮光性と密閉性です。車種別に専用設計されたシェードは、窓にジャストフィットして遮光性も高く、断熱効果も期待できます。特に冬は車外の冷気を遮断し、車内の温度低下を抑えてくれます。価格は汎用品より高めですが、長く車中泊を楽しむつもりなら投資する価値があります。
まずは試してみたいという方は、100円ショップの遮光シェードや、銀マットを窓の形に切って自作する方法もあります。ただし、最近の車は窓の形状が複雑なものが多く、汎用品では合わない場合も少なくありません。
三種の神器の次に揃えるべき便利グッズ
マット、寝袋、シェードの三種の神器が揃ったら、次は車中泊をより快適にするグッズを検討しましょう。すべてを一度に揃える必要はありません。実際に車中泊を体験してみて、必要だと感じたものから少しずつ追加していくのが賢い方法です。
ポータブル電源で電化製品を活用
車中泊ではエンジンをかけたままの駐車はマナー違反かつ危険です。一酸化炭素中毒のリスクがあるほか、騒音で周囲に迷惑をかけることにもなります。しかしポータブル電源があれば、エンジンを切った状態でも扇風機や電気毛布などの電化製品が使えます。
ポータブル電源を選ぶ際は、容量(Wh)と出力(W)の両方を確認しましょう。スマートフォンの充電程度なら300Wh程度で十分ですが、電気毛布を一晩使いたいなら500Wh以上、電気ケトルなど消費電力の大きい機器を使いたいなら1000Wh以上が目安になります。2026年現在の冬の車中泊では、低消費電力で温かい料理が楽しめるマグカップ型電気鍋やホットサンドメーカーが人気を集めています。
LEDランタンは3way機能付きがおすすめ
車のルームランプを長時間使用するとバッテリー上がりの原因になります。また、明るすぎて周囲の迷惑になることも。電池式やUSB充電式のLEDランタンを用意しておきましょう。
選ぶなら吊り下げ、置き型、懐中電灯の3wayで使えるものがベストです。車内では吊り下げて全体を照らし、トイレに行くときは懐中電灯として持ち出せます。光量調整機能があれば、就寝前の常夜灯としても使えて便利です。
クーラーボックスで食材を新鮮に保存
道の駅で購入した地元グルメやお土産を持ち帰るときに活躍するのがクーラーボックスです。ハードタイプは保冷力が高く椅子やテーブル代わりにもなりますが、かさばるのがデメリット。ソフトタイプは使わないときにコンパクトに収納できます。車中泊の頻度や目的に応じて選びましょう。
初心者が陥りやすい車中泊の失敗パターンと対策
経験者の声を集めると、初心者が陥りやすい失敗パターンがいくつか浮かび上がってきます。事前に知っておけば、同じ轍を踏まずに済みます。
寝心地対策の甘さ
「フルフラットになるから大丈夫」と思っていても、実際に寝てみるとシートの凹凸が気になって眠れないケースは非常に多いです。初めての車中泊の前に、自宅の駐車場で一晩試してみることを強くおすすめします。本番前にマットの厚さが足りないことや、段差の解消が必要な箇所が発見できます。
温度対策の見誤り
車のボディは鉄、窓はガラスのため、想像以上に外気温の影響を受けます。夏でも山間部の夜は冷え込みますし、冬は底冷えが厳しくなります。車中泊スポットの気温を事前に調べ、少し余裕を持った防寒対策をしておくことが大切です。
場所選びの失敗
「車道に近い場所に停めたら車の音がうるさくて眠れなかった」「木の下に停めたら雨だれの音で目が覚めた」といった声もよく聞きます。同じ駐車場内でも停める場所によって快適さは大きく変わります。到着したら一度車を降りて周囲を確認し、静かで安全な場所を選びましょう。
誰も教えてくれない車中泊の現実とリアルな解決策

車中泊のイメージ
ここまで読んでいただいた方は、すでに車中泊グッズの基本は理解できたはずです。しかし、実際に車中泊を始めると必ずぶつかる「想定外の壁」があります。ネット記事やYouTubeでは語られない、経験者だからこそわかるリアルな問題とその解決策を深掘りしていきましょう。これを知っているかどうかで、車中泊の満足度は大きく変わります。
朝起きたら窓がビショビショ問題の真実
車中泊初心者が必ず驚くのが「結露」です。朝起きたら窓ガラスが水滴でびっしょり、ひどいときは天井から水が滴り落ちてくることも。これは人間が一晩で呼吸や汗から排出する水分量が約500mlにもなるためで、狭い車内では避けられない現象なのです。
結露を放置するとカビの温床になるだけでなく、電子機器の故障原因にもなりかねません。特にポータブル電源の近くに水滴が落ちると危険です。対策として有効なのは、就寝前に運転席と助手席の窓を2〜3センチほど開けておくこと。寒い時期は抵抗があるかもしれませんが、フロント部分とリアの就寝スペースの間にカーテンを垂らせば冷気の流入は最小限に抑えられます。首から下さえしっかり寝袋に入っていれば、顔に少し冷気が当たる程度では目が覚めることはありません。
もう一つの対策はUSB駆動の小型ファンを車内に設置すること。PCファンを改造してベンチレーターに取り付ける上級者もいますが、最初は市販のUSBファンで十分です。消費電力が少ないため一晩中回しても問題なく、湿度の上昇を効果的に抑えてくれます。窓を開けなくていいので防犯面でも安心で、外から車中泊していることがバレにくいというメリットもあります。
「車中飯どうしてる問題」の現実的な答え
車中泊の楽しみの一つである車中飯ですが、初心者が張り切って本格的な調理に挑むと高確率で後悔します。狭い車内での調理は想像以上に大変なのです。油が飛び散れば内装に染み込み、匂いはなかなか取れません。道の駅やRVパークのトイレで食器を洗うのはマナー違反ですし、そもそも洗い場がない場所がほとんどです。
経験者がたどり着く答えは意外とシンプルで、「調理しない」か「お湯だけで完結させる」のどちらかです。最初の車中泊では、道の駅で購入したお弁当やお惣菜で十分。地元の食材を楽しむのも車中泊の醍醐味ですし、洗い物も出ません。どうしても温かいものが食べたいなら、カップラーメンやレトルトの湯煎だけにとどめましょう。電気ケトルでお湯を沸かすだけなら車内を汚すこともありません。
もう一つのコツは、食器にラップを敷いて使うこと。食べ終わったらラップを丸めて捨てるだけなので、皿を洗う必要がありません。これだけで車中泊のハードルは格段に下がります。本格的な調理はRVパークのオートキャンプサイトなど、車外にテーブルを出せる環境で挑戦しましょう。
連泊時に襲ってくるエコノミークラス症候群の恐怖
1泊だけの車中泊ではあまり問題になりませんが、2泊以上の連泊では「エコノミークラス症候群」のリスクが現実のものになります。正式名称は「深部静脈血栓症」で、足の静脈に血栓ができて肺に詰まると最悪の場合命に関わります。2016年の熊本地震では車中泊避難者の発症が相次いで社会問題になりました。
原因は長時間同じ姿勢でいることと水分不足です。トイレの心配から水分摂取を控える人が多いのですが、これが血液をドロドロにして血栓形成を促進してしまいます。予防法として最も重要なのは、足を心臓と同じ高さにして寝ることです。シートをフラットにしても、足側が下がっていると血流が滞りやすくなります。荷物やクッションを足元に置いて、足が下がらないように工夫しましょう。
また、着圧ソックス(弾性ストッキング)の着用も効果的です。医療用でなくても市販品で十分効果があります。膝下タイプが蒸れにくくおすすめです。そして4〜5時間ごとには足首を回したり、かかとを上下させたりする運動を行ってください。就寝前にふくらはぎを軽くマッサージするのも血流促進に効果的です。
プロが実践している季節別の裏ワザ
車中泊の快適さは季節によって大きく左右されます。ベストシーズンは春と秋ですが、夏や冬にも車中泊を楽しみたいなら、それぞれの季節特有の対策が必要になります。ここではあまり語られない季節別の実践的なテクニックを紹介します。
真夏の車中泊を乗り切る秘策
夏の車中泊で最大の敵は暑さです。日中の車内温度は50度を超えることもあり、エアコンなしでは命に関わります。しかしエンジンをかけ続けるのはマナー違反で一酸化炭素中毒のリスクもあるため現実的ではありません。
まず場所選びが9割を決めます。平地よりも標高が高い場所を選ぶだけで体感温度は大きく変わります。標高1000mなら平地より約6度気温が下がる計算です。次に、日没後に日陰になる場所を確保すること。駐車位置によって朝の車内温度が全く違います。
車内の暑さ対策としては、窓に網戸(ウインドウネット)を装着して全開にするのが基本です。車種専用品を購入するか、安価な汎用品をサイズ調整して使います。これに加えてUSBファンで空気を循環させれば、外気温が下がる夜間は意外と快適に過ごせます。ポータブル電源があれば小型の冷風扇も使えますが、消費電力が大きいので容量と相談が必要です。
真冬の車中泊で凍えないための鉄則
冬の車中泊は「底冷え」との戦いです。いくら高性能な寝袋を使っても、車のボディが冷え切っていると体温を奪われ続けます。鍵を握るのは断熱です。窓からの冷気流入を防ぐシェードは必須ですが、意外と見落としがちなのが床からの冷え込みです。
車の床は薄い鉄板と樹脂でできており、地面の冷気がダイレクトに伝わります。厚さ5cm以上のインフレータブルマットを敷いても、その下に断熱材がなければ効果は半減します。銀マットやアルミシートを床に敷いてからマットを重ねることで、底冷えを大幅に軽減できます。ホームセンターで売っている断熱シート(スタイロフォームなど)を床の形にカットして敷くのも効果的です。
暖房については、電気毛布とポータブル電源の組み合わせが最強です。電気毛布は消費電力が30〜60W程度と小さく、500Whのポータブル電源があれば一晩使っても余裕があります。石油ストーブやカセットガスヒーターは一酸化炭素中毒と火災のリスクがあるため、就寝中の使用は絶対に避けてください。
お金をかけずに快適度を上げる工夫
車中泊グッズはこだわり始めるとキリがなく、気づけば数十万円を使っていた…という声もよく聞きます。しかし、工夫次第でお金をかけずに快適度を上げることは十分可能です。
100円ショップで揃えるべき神アイテム
100円ショップには車中泊に使える便利グッズがたくさんあります。まずS字フック。車のアシストグリップに引っ掛ければ、袋やランタンを吊るすのに便利です。突っ張り棒は窓の上部に渡してカーテンレール代わりにしたり、ネットを吊るして収納スペースを作ったりできます。
洗車用の吸水クロスは結露拭き取りの必需品です。普通のタオルより圧倒的に水を吸い、絞ればまた使えます。折りたたみバケツは水の運搬や汚れ物入れに重宝します。ヘッドライトはトイレに行くときや、両手を使いたいときに便利です。100円のものでも十分使えます。
DIYで差がつく快適装備
車中泊の達人たちは、自分の車と使い方に合わせてDIYで装備をカスタマイズしています。初心者でも挑戦しやすいのがプラダン(プラスチック段ボール)で作る窓シェードです。車種専用品を買うと数万円しますが、プラダンなら数百円で材料が揃います。窓の型を新聞紙で取り、それに合わせてカットして断熱シートを貼るだけ。完璧に窓にフィットするシェードが作れます。
もう一つおすすめなのがテーブル板の自作です。車種によってはダッシュボードとハンドルの間や、フロントシートのヘッドレスト取り付け部分にテーブルを設置できます。ホームセンターで木材をカットしてもらい、滑り止めシートを貼るだけで実用的なテーブルが完成します。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで色々な情報をお伝えしてきたけど、ぶっちゃけた話をさせてもらうと、最初から完璧を目指すのが一番の失敗パターンなんですよね。ネットで調べれば調べるほど「あれも必要、これも必要」って不安になって、気づいたらAmazonのカートが10万円超えてた…なんて話、本当によく聞きます。
でもね、正直に言うとマット、寝袋、シェードの三種の神器だけあれば、車中泊は成立します。それ以外は全部「あったら便利」レベルです。ポータブル電源も、クーラーボックスも、LEDランタンも、最初はなくたって大丈夫。スマホのライトとモバイルバッテリーがあれば一晩は乗り切れます。
個人的な経験から言わせてもらうと、最初の車中泊は「不便を楽しむ」くらいの気持ちで行った方が絶対に楽しいです。完璧な装備で臨むと「これだけ準備したのに思ったほど…」ってなりがちなんですよ。むしろ最低限の装備で行って「次はアレがあると便利だな」って発見していく過程こそが車中泊の醍醐味だったりします。
それからもう一つ。グッズより「場所選び」の方が100倍大事です。どんなに高級なマットを敷いても、幹線道路沿いで寝たら一晩中トラックの走行音で眠れません。逆に、100円ショップのマットでも、静かで安全なRVパークで寝れば熟睡できます。最初はRVパークから始めることを強くおすすめします。トイレも電源もあって、何かあっても安心だし、周りも車中泊してる人ばかりだから変な目で見られることもない。
結局のところ、車中泊って「やりながら覚える」が一番効率的なんですよね。百聞は一見に如かずじゃないけど、ネットで100記事読むより1回泊まった方がわかることが多い。だから、まずは近場のRVパークを予約して、三種の神器だけ持って出かけてみてください。足りないものは次回までに買い足せばいいし、想定外のトラブルも「いい経験だった」と思えるくらい近場なら気持ちに余裕が持てます。
最後に一つだけ。車中泊は「快適さ」と「自由さ」のトレードオフです。ホテルほど快適じゃないけど、好きな時に好きな場所で泊まれる自由がある。その自由を楽しむのか、快適さを追求するのかは人それぞれ。でも、最初から快適さばかり追求すると、車中泊の本質的な魅力を見失いがちです。まずは不便さを含めて「非日常」を楽しんでみてください。きっと、いつもの旅行とは違う発見があるはずですよ。
最初に買うべき車中泊グッズに関するよくある質問
車中泊グッズは100円ショップで揃えても大丈夫ですか?
試しに車中泊をしてみたいという段階であれば、100円ショップのグッズで始めるのも一つの方法です。サンシェードや小物類は問題なく使えるものも多くあります。ただし、マットや寝袋など睡眠に直結するアイテムについては、ある程度の品質を確保したものを選ぶことをおすすめします。睡眠不足は翌日の運転に影響するため、ここは投資する価値があります。
軽自動車でも車中泊はできますか?
十分にできます。N-BOXやタント、ウェイクなどの軽スーパーハイトワゴンは車内空間が広く、大人一人なら快適に車中泊ができます。2026年1月の東京オートサロンでは、新型デリカミニをベースにポップアップ式ルーフテントを搭載したカスタムカーが発表されるなど、軽自動車での車中泊の可能性はますます広がっています。荷物を厳選してコンパクトにまとめることがポイントです。
最初の車中泊はどこでするのがおすすめですか?
初めての車中泊は、設備が整っていて安心感のあるRVパークをおすすめします。24時間利用可能なトイレ、電源、入浴施設などが揃っており、予約すれば確実に利用できます。万が一のトラブルにも対応しやすい環境で経験を積んでから、道の駅やキャンプ場などに挑戦するのが安全です。
まとめ
車中泊グッズ選びで最も大切なのは、優先順位を間違えないことです。マットで寝床の快適さを確保し、寝袋で温度調整をし、シェードでプライバシーと安全を守る。この三種の神器さえ揃えれば、とりあえず車中泊デビューはできます。
ポータブル電源やクーラーボックスなどの便利グッズは、実際に車中泊を体験してから必要に応じて追加していけば十分です。最初から完璧を目指す必要はありません。経験を重ねながら、自分に合ったスタイルを見つけていくのが車中泊の醍醐味です。
全国に600カ所以上あるRVパークを活用すれば、初心者でも安心して車中泊を楽しめます。この週末、まずは近場のRVパークで一泊してみてはいかがでしょうか。きっと、新しい旅のスタイルとの出会いが待っています。


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