東京で車中泊をしてみたいけど、どこに行けばいいかわからない。道の駅は八王子に1つしかないし、都内で安全に泊まれる場所なんてあるの?そんな不安を抱えているあなたに朗報です。実は東京都内にも、初心者が安心して利用できる車中泊スポットが存在します。この記事では、2026年最新の情報をもとに、都内で初めて車中泊をする方が知っておくべき場所選びのポイントから、必要な準備、守るべきマナーまで徹底解説します。
- 東京都内で初心者におすすめの車中泊スポット5選と選び方のポイント
- 車中泊初心者が絶対に揃えるべき必需品と快適グッズの完全リスト
- 都内での車中泊で守るべきマナーとトラブル回避のための注意事項
なぜ東京での車中泊は難しいのか?都内特有の課題とは

車中泊のイメージ
東京都内で車中泊をしようとすると、地方とは全く異なる課題に直面します。まず最大の問題は車中泊可能な場所が圧倒的に少ないということです。全国には1,000箇所以上の道の駅がありますが、東京都内にはわずか1箇所、八王子市の「道の駅八王子滝山」しかありません。
さらに都内は土地が貴重で、のんびりとクルマを停めておける無料スペース自体がほとんど存在しません。地方の道の駅のような広々とした駐車場や、自然に囲まれた休憩スポットを期待することは難しいのが現実です。
しかし、だからこそ都内にはユニークな車中泊体験ができる場所が点在しています。遊園地内のRVパーク、都心からアクセス抜群のマンション併設スポット、海を眺められる公園駐車場など、地方では味わえない独特の魅力を持つ場所があるのです。
初心者必見!東京で安心して泊まれる車中泊スポット5選
RVパーク東京よみうりランド遊園地で過ごす特別な夜
東京都稲城市にある「RVパーク東京よみうりランド」は、日本初の遊園地内にある車中泊スポットです。2026年1月現在も営業しており、都心から約1時間のアクセスの良さが魅力です。
このスポットの最大の特徴は、RVパーク利用料に「よみうりランド」と「HANA・BIYORI」の入園料が含まれている点です。昼間は遊園地で思いっきり遊んで、夜は目の前をジェットコースターが走る非日常的な環境で車中泊。翌日には植物園「HANA・BIYORI」を楽しむという、他では絶対に体験できない贅沢な滞在が実現します。
設備も充実しており、電源、水道、ゴミ捨て場の利用が料金内に含まれ、トイレは園内のものが24時間利用可能です。徒歩圏内には「よみうりランド丘の湯」という温浴施設もあり、初心者でも安心して快適に過ごせる高規格なRVパークと言えます。広大な砂利の敷地で、サイドオーニングを展開したり、イスやテーブルを出してくつろぐことも可能です。
くるま旅パーク東京オートキャンパー王子神谷都心に最も近い便利スポット
北区にある「くるま旅パーク東京オートキャンパー王子神谷」は、マンション駐車場の一角を活用したユニークな車中泊スポットです。徒歩5分で地下鉄南北線の王子神谷駅にアクセスでき、そこから都内どこへでも足を伸ばせる抜群の立地が最大の魅力です。
2026年3月1日からは料金体系が改定される予定ですが、駐車枠のサイズによって細かく料金が設定されており、軽キャンパーから大型キャンピングカーまで対応可能です。特筆すべきはマンションの1室でトイレやバスルームを利用できるという独自システムです。所定の追加料金を支払いルームキーを受け取ると、1グループ1室で清潔なトイレ、バスルーム、洗面所が利用できます。
オーナーさんが敷地内に居住しているため、困ったことがあればすぐに対応してもらえる安心感があります。ゴミ処理にも対応しており、別途料金で電源も利用できます。徒歩圏内には東十条銀座商店街があり、スーパーマーケット、コインランドリー、八百屋、弁当屋と生活に必要な店舗が揃っています。「平和湯」「やなぎ湯」といった銭湯も複数あり、下町情緒を味わいながら快適に過ごせます。
ただし、幹線道路沿いにあるため交通量が多く、車の走行音が途絶えることがありません。静かな環境を求める方には不向きですが、都会の生活音が気にならず、便利さを重視する方には最適なスポットです。
東京下町キャンピングカー駐車場下町情緒あふれる穴場
荒川区にある「東京下町キャンピングカー駐車場」は、「タイムズのB」が仲介する一般住宅の駐車場を活用したスポットです。初めて見ると本当に普通の住宅の駐車場なので驚くかもしれませんが、設備の充実度は本格的です。
駐車スペースはちょうど1台分の三角地で、周辺道路は細い一方通行ですが、標準ボディーのハイエースであれば慎重に運転すれば危険なく入出庫できます。軽キャンパーやコンパクトバンコンならまったく問題ありません。水道、電源、排水溝が利用可能で、オーナーさん自身がキャンピングカーユーザーのため、必要なものを熟知した上で設備を整えています。
徒歩1分の場所に公衆トイレがあり、清掃・整備もきちんとされています。徒歩2分で「ジョイフル三ノ輪商店街」に到着し、映画『万引き家族』のロケ地ともなった昭和レトロな雰囲気を味わえます。商店街にはコインランドリーも銭湯もあり、地下鉄日比谷線の三ノ輪駅や都電荒川線の三ノ輪橋駅も徒歩圏内です。
駐車場に隣接する円通寺には、幕末の上野戦争の弾痕が残る史跡「旧上野の黒門」があり、歴史ファン必見です。夜は大変静かで、地域の住民になったような気分で安眠できます。日中は都内観光に出かけ、夜は寝るだけという使い方なら利用価値大です。
若洲公園キャンプ場東京23区内で海を感じる
江東区にある「若洲公園キャンプ場」は、東京23区内では数少ないキャンプ場の一つで、駐車場から至近距離で海が見えるという都内では珍しいロケーションが魅力です。埋立地とは思えないほど緑が多く、芝生も整備されており、とても綺麗なキャンプ場です。
公営キャンプ場なので料金が安く、大人一泊で600円という破格の価格設定です。区画サイト制で、基本的に芝生に覆われており、屋根付き炊事場とバーベキュー炉、レンタルテントも充実しています。小さなお子様連れのファミキャンや、キャンプデビューの方には特にピッタリのキャンプ場です。
公園内には子供向けの遊び場が充実しており、大型遊具、サイクリングコース、原っぱ広場などがあり、小さいお子さんは大興奮すること間違いなしです。キャンプ場手前には、キャンプ・BBQ用品のレンタルや販売を行うアウトドアセンターがあり、薪や燃料、急に必要になったアイテムを購入できます。
新木場駅からバスまたはタクシーでアクセスする必要があり、公共交通機関では少し不便ですが、車でのアクセスなら都心から30分程度です。ただし、曜日や時間帯によっては駐車場が混雑して入れないこともあるので、平日か早めの到着を心がけましょう。
道の駅八王子滝山都内唯一の道の駅
八王子市にある「道の駅八王子滝山」は、東京都内で唯一の道の駅です。24時間利用可能な駐車場とトイレがあり、新鮮な農産物や特産品が豊富に揃う直売所、飲食コーナーも充実しています。
第1駐車場には大型車5台、普通車55台、身障者用2台のスペースがあり、24時間利用可能です。店内奥の飲食コーナーでは、八王子の牛乳を使用したソフトクリームやジェラートの『ミルクアイスMO-MO』、抹茶・和菓子・軽食が楽しめる和カフェの『滝山茶屋』などがあります。
ただし、交通量が多く人の出入りも多いため、快適な車中泊には不向きとする意見も見られます。あくまでも休憩・仮眠のための施設であり、長期滞在は避けるべきです。地方の道の駅のような静かな環境は期待できませんが、都内で唯一の道の駅として一度は訪れる価値があります。
車中泊初心者が絶対に揃えるべき必需品リスト
初めての車中泊では、「何を持っていけばいいの?」と悩む方が多いでしょう。ここでは、最低限これだけは用意すべき必需品を紹介します。
快適な睡眠を確保するための寝具
車中泊で最も重要なのが寝具です。フルフラットになる車でも、シートには想像以上に凹凸があり、そのまま寝ると体が痛くなります。厚さ10cm以上のマットレスか、インフレータブルマットを用意しましょう。エアマットは収納時にコンパクトになりますが、快適性を重視するなら折りたたみマットがおすすめです。
寝袋は夏用・冬用があり、季節に応じて使い分けが必要です。ミノムシのようなマミー型は保温性が高く、長方形の封筒型は布団感覚で眠れます。春や秋であれば、タオルケットやブランケットでも対応可能ですが、山間部や夜間は冷え込むため、厚手の寝具を用意しましょう。
プライバシーと安全を守る目隠しアイテム
車中泊ではカーテンやサンシェードは必須です。外からの視線を遮るだけでなく、街灯の明かりや朝日を遮断し、冬は保温、夏は日差しカットの効果もあります。車種専用品は窓の形状にぴったりフィットし、昼間でも真っ暗になるくらい遮光してくれます。
フロントガラスと前席サイドだけでも最低限用意し、後席サイドとリアガラスがプライバシーガラスでない場合は、全窓を覆えるセットを購入しましょう。防犯上、車内が丸見えになるのは非常にリスクが高いため、必ず目隠しを設置してください。
車内での明かりを確保するLEDランタン
車のルームランプを長時間使うとバッテリーが上がる危険性があるため、電池式や充電式のLEDランタンを用意しましょう。光量調整ができるタイプを選ぶと、常夜灯としても使いやすく便利です。スポット的に明るいものより、全体に明かりが広がるようなタイプがおすすめです。
電源を確保するポータブル電源
スマホの充電、扇風機、小型家電の使用など、車中泊では電源が必要な場面が多々あります。ポータブル電源があれば、エンジンを切った状態でも快適に過ごせます。容量は使用する機器によって異なりますが、スマホ充電と小型扇風機程度なら200Wh程度でも十分です。本格的な車中泊を目指すなら、500Wh以上の大容量タイプを検討しましょう。
簡易的にはカーインバーターも有効です。車内のシガーソケットを利用して家庭用コンセントを使うための変換機で、USBポートも付いたタイプなら同時に複数充電が可能です。ただし、ワット数の上限には注意が必要です。
その他の必需品
アイマスクと耳栓は、騒音や光が気になる場所での睡眠に必須です。特に都内での車中泊では、交通量の多い場所や人の往来がある場所で泊まることが多いため、周囲の音や視覚を遮断するアイテムは安眠に欠かせません。
タオルやブランケット、毛布などの布製品は、目隠しとして使ったり、追加の防寒グッズにしたり、丸めて枕にしたりと汎用的に活用できます。カーテンの内側に垂らして二重にすれば、窓からの冷気を遮断する効果もあります。
季節別に必要な快適グッズ
夏の暑さ対策アイテム
夏場の車中泊では熱中症のリスクがあるため、暑さ対策は欠かせません。窓用の防虫ネットがあれば、窓を開けて換気しながら虫の侵入を防げます。充電式の小型扇風機やサーキュレーターも必需品です。真夏であれば、ポータブルクーラーも検討しましょう。電源なしでも使用できるバッテリー式タイプが販売されています。
冬の寒さ対策アイテム
冬場は低体温症のリスクがあるため、電気毛布や湯たんぽを用意しましょう。どちらも充電式タイプが販売されており、電源のない車内でも問題なく使用できます。ダイソーなどの100円ショップで購入できるアルミ保温シートをマットの下に敷けば、逃げていく熱を防ぎ保温効果がアップします。
東京での車中泊で絶対に守るべきマナーと注意点
車中泊を楽しむためには、マナーを守り周囲に配慮することが何より重要です。特に東京都内では、地方以上に厳しい環境やルールが求められます。
アイドリングは絶対に禁止
駐車中は必ずエンジンを停止してください。夏場のエアコン使用や冬場のヒーター使用のためにアイドリングしたくなる気持ちはわかりますが、排気ガスやエンジン音は周りの人に大きな迷惑をかけます。さらに、睡眠中のアイドリングは排気ガスが車内に流れ込み、一酸化炭素中毒になる恐れがあります。特に冬場は雪でマフラーが塞がれるリスクもあるため、駐車後は必ずエンジンを停止しましょう。
キャンプ行為は厳禁
道の駅やサービスエリアでは、テント設営、椅子やテーブルを出す、オーニングを展開するといったキャンプ行為は絶対に禁止されています。あくまでも休憩・仮眠のための施設であり、長期滞在や宿泊を前提とした利用は控えるべきです。食事は外食か、あらかじめ用意しておいた簡単なもので済ませましょう。
ゴミは必ず持ち帰る
施設のゴミ箱に大量のゴミを捨てることは、車中泊禁止の原因になります。滞在期間中に出たゴミは持ち帰るのが車中泊の基本マナーです。RVパークなどゴミ処理が可能な施設以外では、必ずゴミ袋を用意して持ち帰りましょう。
騒音に注意する
夜間は音が響きやすいため、大きな声での会話や音楽の再生は控えましょう。ドアの開閉も極力静かに行い、周りの利用者に配慮してください。早朝や深夜の大きな音や声は、周囲の方の生活の妨げになります。
駐車スペースは1台分のみ
車のルーフテントへの上り下りのためにハシゴを設置したり、荷物を車外に広げたりして複数の駐車スペースを占有するのはマナー違反です。駐車場は公共の場であり、1台の車で何台分も占有するのは周りへの迷惑になります。
調理や水の使用について
車中泊が許可された駐車スペースでも、コンロなどで調理をするのはマナー違反になることがあります。洗髪や歯みがきで水を使うのも周りの迷惑になります。調理が想定される場合は、オートキャンプ場やRVパークなど、車中泊専用の施設を利用しましょう。車内での調理で出た洗い物は、公共の水道や洗面所で洗わず、必ず持ち帰ってから洗うようにしてください。
都内での車中泊場所選びの重要ポイント
24時間利用可能なトイレの有無
車中泊で最も重要なのがトイレの確保です。24時間利用可能なトイレがあるかどうかは、スポット選びの最優先事項です。深夜や早朝にトイレに行けないと、非常に困ることになります。RVパークや公営キャンプ場であれば、24時間トイレが利用できる場合が多いです。
給水や電源などの設備
長期滞在を考えるなら、給水サービスや電源が利用できるかも重要なポイントです。RVパークでは電源や水道が整備されていることが多く、快適に過ごせます。
周辺施設の充実度
コンビニ、スーパーマーケット、銭湯、温浴施設などが徒歩圏内にあると、車中泊がより快適になります。特に都内では、商店街や銭湯が近くにあるスポットを選ぶと、下町情緒を味わいながら快適に過ごせます。
アクセスの良さ
都内観光を目的とする場合は、公共交通機関へのアクセスも重要です。地下鉄駅や電車の駅が徒歩圏内にあれば、車を置いたまま都内各所へ気軽に移動できます。くるま旅パーク東京オートキャンパー王子神谷や東京下町キャンピングカー駐車場は、この点で非常に優れています。
事前予約の必要性
RVパークやタイムズのBで予約する駐車場は、事前予約が必要です。特に週末や連休は満車になることが多いため、早めの予約を心がけましょう。予約方法は施設によって異なりますが、電話予約やWebサイトからの予約が一般的です。
東京での車中泊を成功させるための事前準備
Googleマップの航空写真とストリートビューを活用
都内の車中泊スポットは、住宅街の一角だったり、一方通行でしか到着できなかったりと、大都市ならではの立地となっています。Googleマップの航空写真モードを使えば、鳥の目線で真上から駐車場の通路幅や駐車スペースをイメージできます。
また、到着までの道順をストリートビューで確認すれば、道路の雰囲気を体感でき、施設の入口や曲がるべき角を事前に覚えられます。現地に行ったとき「見たことがある」のと「まったく初めて」では、冷静さがまったく異なります。
混雑する時間を避ける
安全運転の最大のポイントは混雑する時間に運転しないことです。歩行者や自転車が縦横無尽に行き来している、後続の車が迫っている、といったシチュエーションはドライバーに焦りを招きます。初めて行く場所で不安な場合や、駐車しにくそうな場所の場合は、早朝に移動するのがおすすめです。
車両サイズの確認
スポットごとに駐車可能な車両サイズが異なります。軽キャンパーやコンパクトバンコンなら問題ない場所でも、大型のキャブコンは入れないこともあります。事前に自分の車両サイズと駐車場の対応サイズを確認しましょう。
車中泊初心者が現場で必ずぶつかる「想定外」の壁とリアルな解決策

車中泊のイメージ
ここからは、実際に車中泊を始めた初心者が「こんなはずじゃなかった!」と直面する現実的な問題と、その場でどう対処すればいいのかを体験ベースで解説します。ガイドブックには載っていない、実際に現場で起こるトラブルをあらかじめ知っておくことで、初めての車中泊でも慌てずに対応できます。
想定外その1シートをフラットにしたのに全然寝られない問題
「うちの車はフルフラットになるから大丈夫」と思って現地に着いたら、実際に横になってみると背中やお尻が痛くて眠れない。これは車中泊初心者が最も多く経験する失敗です。
実は、車のシートは座ることを前提に設計されているため、フラットに見えても微妙な傾斜や段差、硬いフレームが隠れているのです。特に座面と背もたれの境目、ヘッドレストの付け根部分は、想像以上に凹凸があります。
その場での応急処置としては、車に積んでいる衣類やタオル、ブランケットを段差部分に詰め込んでください。レジャーシートやヨガマットがあれば、それを敷くだけでもかなり改善されます。コンビニで新聞紙を買って段差に詰めるという裏技もあります。次回からは、厚さ10cm以上のマットを必ず用意しましょう。
また、寝る向きを変えるだけで快適度が劇的に変わることもあります。頭を運転席側にするか後部ドア側にするか、両方試してみてください。車種によっては、斜めに寝ると段差を避けられる場合もあります。
想定外その2夜中に暑くて(寒くて)目が覚める問題
春や秋の心地よい季節だからと油断していると、夜中に急激に気温が変化して目が覚めることがあります。特に東京都内でも、海沿いのスポットは夜間に冷え込みやすく、逆に都心部は熱がこもりやすい傾向があります。
暑くて目が覚めた場合の応急処置は、まず窓を少し開けて換気することです。ただし防犯上、全開にはせず、5cm程度の隙間を作る程度にしましょう。目隠しカーテンの端を少しめくって空気の通り道を作るのも効果的です。濡れタオルを首に巻く、保冷剤をタオルで包んで脇の下に挟むといった方法も、体温を下げるのに有効です。
寒くて目が覚めた場合は、車に積んでいるすべての布製品を総動員してください。バスタオル、フリースジャケット、レジャーシート、段ボールなど、何でも保温材になります。特に効果的なのは、マットの下にレジャーシートやアルミシートを敷くこと。地面からの冷気を遮断できます。体の上に重ねるだけでなく、下からの冷気対策が寒さ対策の最重要ポイントです。
エンジンをかけたくなる気持ちはわかりますが、アイドリングは絶対に避けてください。次回からは、季節に応じた寝袋や電気毛布を必ず持参しましょう。
想定外その3トイレが遠い、もしくは汚くて使えない問題
「24時間トイレあり」と書いてあったのに、実際に行ってみたら駐車場から徒歩5分以上かかる場所にあったり、思った以上に汚れていて使いたくないということがあります。
特に公園の公衆トイレは、清掃状況が日によって大きく異なるのが現実です。週末の翌日(月曜日)は利用者が多かった影響で汚れていることが多く、平日の方が比較的きれいな傾向があります。
応急処置としては、コンビニやファミリーレストランのトイレを利用させてもらうことです。ただし、何も買わずにトイレだけ借りるのはマナー違反なので、必ず何か購入しましょう。また、24時間営業のスーパー銭湯や温浴施設が近くにあれば、入浴料を払って施設を利用するのも一つの手です。
本当に困った時のために、携帯トイレを車に常備しておくことを強くおすすめします。100円ショップでも購入でき、いざという時の安心材料になります。特に女性や高齢者と一緒の車中泊では必須アイテムです。
次回からは、Googleマップのレビュー機能で「トイレ」と検索し、実際の利用者の写真やコメントをチェックしてから場所を決めましょう。RVパークや有料施設のトイレは、無料の公衆トイレより清潔度が高い傾向があります。
想定外その4隣の車がうるさくて眠れない問題
自分はマナーを守っているのに、隣に停めた車が深夜まで大声で話していたり、音楽を流していたりして眠れないことがあります。また、夜中にエンジン音で目が覚めることも。
この問題は直接注意するのは避けるべきです。トラブルに発展する可能性があり、特に夜間の車中泊中は危険です。RVパークやキャンプ場であれば、管理者に連絡して対応してもらいましょう。道の駅やサービスエリアの場合は、場所を移動するのが最も安全な対処法です。
事前の対策としては、耳栓を必ず持参すること。安価なスポンジタイプでも十分効果があります。耳栓をすると周囲の音がかなり遮断され、安眠できます。また、駐車する場所を選ぶ際に、できるだけ端っこや角の方に停めると、隣接車両が少なくなり静かに過ごせます。
週末よりも平日、人気観光地からは少し離れた場所を選ぶことで、騒がしい利用者に遭遇する確率を下げられます。
想定外その5朝日が眩しくて早朝に起こされる問題
せっかく快適に眠れたのに、朝5時に強烈な朝日で目が覚めてしまう。これは東向きに車を停めてしまった場合によく起こります。
応急処置としては、サンシェードやカーテンの隙間をタオルやガムテープで完全に塞ぐこと。それでも眩しい場合は、アイマスクを着用しましょう。フロントガラスは特に遮光が甘くなりがちなので、念入りに対策してください。
そもそもの対策としては、駐車する時に車の向きを考えることです。朝日は東から昇るので、東向きに車を停めると朝5時頃から車内が明るくなります。西向きまたは南北方向に停めると、朝日の影響を最小限にできます。周囲の建物や木々の配置も確認し、自然の日除けになる場所を選びましょう。
想定外その6充電したいのに電源がない、またはバッテリーが上がりそう問題
スマホを充電しようとしたら、シガーソケットからの充電でバッテリーが心配になったり、複数のデバイスを同時に充電したいのに電源が足りなかったりする状況です。
バッテリー上がりを防ぐ基本ルールは、エンジンを切った状態での電装品の使用を最小限にすることです。特にルームランプの点けっぱなし、スマホの充電しながらの動画視聴は要注意です。車種にもよりますが、エンジンを切った状態でシガーソケットから3〜4時間充電すると、バッテリーが上がるリスクが高まります。
応急処置としては、スマホは寝る前に100%まで充電しておき、就寝中は機内モードまたは電源オフにすることで、朝まで電池を持たせられます。モバイルバッテリーを持っている場合は、それを優先的に使用しましょう。
次回からの対策としては、容量10,000mAh以上のモバイルバッテリーを2〜3個用意する、またはポータブル電源を導入することです。ポータブル電源は初期投資がかかりますが、スマホだけでなく、小型扇風機、電気毛布、ノートパソコンなども使用でき、車中泊の快適度が劇的に向上します。
想定外その7夜中にトイレに行きたくなって目が覚める問題
これは誰もが経験する問題です。車中泊では、普段より夜中にトイレに行きたくなる頻度が高くなります。理由は、緊張やストレス、普段と違う環境での睡眠、そして水分の取り方にあります。
予防策としては、就寝3時間前からの水分摂取を控えめにすることです。ただし脱水症状にならないよう、日中はしっかり水分補給してください。夕食は塩分控えめにすることで、夜間の喉の渇きを防げます。カフェインやアルコールは利尿作用があるため、夕方以降は避けましょう。
それでも夜中にトイレに行きたくなった場合は、我慢せずに行くことが大切です。膀胱炎のリスクもありますし、我慢していると余計に眠れなくなります。トイレまでの道のりは、LEDランタンか懐中電灯を持って、足元に注意しながら移動してください。サンダルを車内に用意しておくと、すぐに履けて便利です。
実際の車中泊の1日の流れリアルなタイムスケジュール
理論だけではイメージしにくいので、実際の車中泊の1日の流れを具体的に紹介します。これは東京都内のRVパークを利用した場合の例です。
当日15:00 – 自宅出発
金曜日の午後休を取得して自宅を出発。荷物はマット、寝袋、カーテン、LEDランタン、ポータブル電源、着替え、洗面用具、タオル、耳栓、アイマスク、モバイルバッテリー、携帯トイレ、ゴミ袋、ウェットティッシュ、そして念のための防寒着です。
16:30 – RVパークに到着、チェックイン
予定より30分早く到着。まずは受付でチェックイン手続きを済ませます。この段階で、トイレの場所、ゴミ捨て場、電源の使い方、周辺施設の情報などを確認しましょう。わからないことは遠慮なく質問してください。
駐車場所を決めたら、まずは車内を整理。荷物を一度すべて外に出して、寝るスペースを確保します。マットを敷いて、本当にフラットになっているか確認。段差があればタオルで調整します。
17:00 – 周辺散策と銭湯へ
夕食前に近くの銭湯や温浴施設へ。車中泊では入浴できないので、このタイミングで済ませておきます。銭湯の営業時間は確認必須で、多くは15時〜23時くらいです。のんびり温まって、明日に備えて体をリフレッシュ。
18:30 – 夕食
周辺のレストランやコンビニで夕食を済ませます。車内で食べる場合は、においが残らない食事を選びましょう。サンドイッチ、おにぎり、パン類がおすすめです。カップ麺やお弁当は臭いが強いので避けた方が無難です。
19:30 – 車内で自由時間
スマホで動画を見たり、読書をしたり、自由に過ごします。ただし音量には注意。この時間帯に翌日の予定を確認したり、ナビの設定をしておくと、朝の出発がスムーズです。
20:30 – 就寝準備開始
歯磨きは施設のトイレか洗面所で済ませます。車内では水が使えないので、ウェットティッシュで顔を拭く程度にしましょう。目隠しカーテンをすべての窓にしっかり設置し、換気のために窓を1cm程度開けます(防犯に注意)。
寝袋に入り、LEDランタンを常夜灯モードに設定。スマホは機内モードにして、目覚ましだけ設定します。耳栓とアイマスクを準備して枕元に置いておきます。
21:00 – 就寝
周囲が静かになる時間帯を見計らって就寝します。初めての車中泊は緊張して眠れないかもしれませんが、耳栓をすれば案外眠れるものです。
6:00 – 起床
朝日とともに起床。カーテンを開けて車内を換気します。簡単に顔を拭いて、身支度を整えます。周囲に人がいない早朝は、車外に出て軽くストレッチするのもおすすめです。長時間同じ姿勢だったので、体を伸ばすと気持ちいいです。
7:00 – 朝食
コンビニでパンとコーヒーを購入するか、持参したパンで簡単に朝食を済ませます。車内でゆっくり朝食を楽しむのも車中泊の醍醐味です。
8:00 – チェックアウト準備
寝袋を片付け、マットをたたみ、荷物を車に積み込みます。ゴミはすべて袋にまとめて、持ち帰り用に準備。施設のゴミ処理が可能な場合は、指定の場所に捨てます。
車内を簡単に掃除して、忘れ物がないか確認。受付でチェックアウト手続きをして、次の目的地へ出発します。
車中泊の費用対効果実際いくらかかるのか?
車中泊はホテルより安いというイメージがありますが、実際の費用はどれくらいなのか計算してみましょう。
初期費用(初回のみ)
マットレス(5,000〜15,000円)、寝袋(3,000〜10,000円)、カーテン/シェード(3,000〜15,000円)、LEDランタン(1,500〜3,000円)、ポータブル電源(30,000〜100,000円、必須ではない)を合計すると、最低でも12,500円、快適装備を揃えると143,000円程度です。
ポータブル電源を除けば、25,000〜43,000円程度で基本装備が揃います。これらは一度購入すれば長く使えるので、回数を重ねるほど1回あたりのコストは下がります。
1泊あたりの費用
RVパーク利用料(1,500〜5,000円)、温浴施設(500〜1,000円)、食事代(1,000〜2,000円)、ガソリン代(往復分)を合計すると、1泊3,000〜8,000円程度です。
これを東京都内のビジネスホテル(1泊5,000〜10,000円)と比較すると、宿泊費自体は同程度かやや安い程度です。ただし、車中泊の本当の価値は時間の自由度にあります。チェックイン・チェックアウトの時間に縛られず、早朝から行動できる、荷物をホテルに置きに戻る必要がないといったメリットは、金額では測れない価値があります。
何回行けば元が取れるのか?
初期費用を25,000円、1泊あたりのコスト削減効果を2,000円と仮定すると、約13回の車中泊で初期投資を回収できる計算です。月1回の車中泊であれば1年強、月2回なら半年程度で元が取れます。
それ以降は、宿泊費を大幅に節約しながら自由な旅を楽しめるため、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
東京ならではの車中泊の楽しみ方観光拠点として活用するテクニック
東京での車中泊は、地方とは異なる独特の楽しみ方があります。都心の観光拠点として活用する賢い使い方を紹介します。
金曜夜スタートで週末を最大活用
金曜日の夜に都内のRVパークで車中泊すれば、土曜日の朝から丸一日都内観光を楽しめます。ホテルのチェックイン時間を気にする必要がなく、夜遅くまで遊んでも大丈夫。荷物は車に置いたまま身軽に動けるのも大きなメリットです。
イベント参加の前泊・後泊として
東京ビッグサイトや幕張メッセでのイベント、コンサート、スポーツ観戦などの際に、近くのRVパークで前泊すれば、早朝から並ぶことができます。終了後も帰宅ラッシュを避けて車中泊し、翌朝ゆっくり帰るという使い方も可能です。
早朝の築地市場や朝活スポット巡り
都内の有名な朝食スポットは早朝営業しているところが多いです。車中泊していれば、朝5時から活動開始できます。築地場外市場の朝食、豊洲市場の見学、皇居ランニングなど、早起きしないと楽しめない都内の魅力を満喫できます。
深夜営業の施設を楽しむ
24時間営業のカラオケ、漫画喫茶、ボーリング場、フィットネスクラブなど、都内には深夜でも楽しめる施設がたくさんあります。夜遅くまで遊んで車中泊し、翌朝また別の場所へ。これは地方ではなかなかできない都内ならではの楽しみ方です。
季節ごとの東京車中泊の注意点と対策
春(3月〜5月)花粉症対策が必須
春の車中泊で意外と盲点なのが花粉症です。車内は密閉空間なので、花粉を持ち込まないことが重要です。車に乗り込む前に服をはたく、空気清浄機を車内に設置する、窓を開けての換気を控えめにするといった対策が有効です。
夏(6月〜8月)熱中症リスクが最も高い
夏の車中泊は熱中症のリスクが非常に高いため、初心者には推奨しません。どうしても夏に車中泊する場合は、標高の高い場所を選ぶ、早朝と夕方以降だけ車内にいる、昼間は冷房のある施設で過ごすといった工夫が必要です。
秋(9月〜11月)最適シーズンだが朝晩の冷え込みに注意
秋は車中泊に最も適した季節ですが、日中と夜間の寒暖差に注意が必要です。日中は半袖でも大丈夫な気温でも、夜間は10度以下まで冷え込むことがあります。必ず防寒着を持参しましょう。
冬(12月〜2月)底冷え対策と結露対策が重要
冬の車中泊では底冷えが最大の敵です。マットの下にアルミシートや段ボールを敷く、厚手の寝袋を使用する、湯たんぽを活用するといった対策が必須です。また、車内の温度差で窓ガラスに結露が発生しやすく、朝には窓が曇っていることがあります。結露対策として、新聞紙を窓に貼る、除湿剤を置くといった方法が有効です。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで色々と解説してきましたが、正直なところ初めての車中泊は失敗して当たり前です。どれだけ準備しても、実際にやってみないとわからないことだらけなんですよ。
個人的な本音を言えば、最初は高価なポータブル電源とか買わなくていいです。まずは自宅にあるものと100円ショップで買えるものだけで1回やってみてください。マットも専用品じゃなくて、ヨガマットや布団でOK。カーテンもバスタオルをクリップで留めるだけで十分。LEDランタンも100円ショップの懐中電灯で代用できます。
そして場所は、絶対にRVパークか公営キャンプ場から始めてください。道の駅やサービスエリアは、正直なところ初心者には難易度が高すぎます。トイレまで遠い、騒がしい、朝早くから人が集まる、といった問題があって、快適に過ごせない可能性が高いです。
それと、最初は一人じゃなくて誰かと一緒に行った方がいいです。何か困ったことがあった時に相談できる相手がいると、精神的にすごく楽です。夜中に「やっぱり帰ろうか」ってなった時も、二人なら交代で運転できますしね。
あと、初回は自宅から1時間以内の場所を選んでください。「どうしても無理だったら帰ればいい」という逃げ道があるだけで、すごく気持ちが楽になります。いきなり遠出して、現地で「失敗した」と思っても、数時間かけて帰るのは辛いじゃないですか。
費用対効果を気にする人も多いですが、ぶっちゃけ最初は高くつきます。でも3回目くらいから急に楽しくなってくるんですよ。最初の1〜2回は「何が必要で何が不要か」を見極めるための投資期間だと思ってください。
そして一番大事なのは、完璧を目指さないことです。寒かったら防寒着を着込めばいい、暑かったら窓を開けて我慢すればいい、トイレが遠かったら早めに行けばいい。その程度の気楽さで臨むのが、実は一番うまくいく秘訣です。
最後に、東京での車中泊の一番のメリットは「朝5時から動ける」ことです。これ、本当に革命的ですよ。普通に家から出発したら朝9時とかになっちゃうところを、もう現地で活動開始できてる。この時間の使い方が自由になるだけで、週末の充実度が全然違います。
だから、細かいことは気にせず、まずは一度やってみてください。失敗したって死ぬわけじゃないし、それも含めて楽しい思い出になりますから。
よくある質問
東京都内で完全無料で車中泊できる場所はありますか?
東京都内で完全無料で安全に車中泊できる場所は、ほぼ存在しないと考えてください。道の駅八王子滝山も、あくまで休憩・仮眠のための施設であり、長期滞在は推奨されていません。都内での車中泊は、RVパークや有料駐車場の利用を前提に計画しましょう。若洲公園キャンプ場は公営施設のため大人一泊600円と格安ですが、キャンプ場の予約と利用料が必要です。
車中泊とキャンプの違いは何ですか?
車中泊は車内で寝泊まりすることを指し、テントの設営や車外でのキャンプ行為は含まれません。キャンプ場やRVパークでも、車外にテーブルや椅子を出す、タープを張るといった行為は、施設によって禁止されている場合があります。道の駅やサービスエリアでは、車外でのキャンプ行為は絶対に禁止です。
初めての車中泊で最も重要なことは何ですか?
初めての車中泊で最も重要なのは、安全に泊まれる場所を選ぶことです。RVパークや公営キャンプ場など、公式に車中泊が認められている施設を選びましょう。24時間利用可能なトイレがあるか、電源や水道が整っているか、周辺施設が充実しているかを確認してください。そして、必要な寝具と目隠しを用意し、マナーを守って利用することが大切です。
普通車でも車中泊はできますか?
普通車でも車中泊は可能ですが、フルフラットになるかどうかが重要なポイントです。後部座席を倒してフラットになる車種であれば、マットレスを敷くことで快適に眠れます。セダンタイプの車は車中泊には向いていませんが、ミニバンやSUV、ステーションワゴンであれば十分に車中泊を楽しめます。
東京での車中泊に適した季節はいつですか?
東京での車中泊に最も適しているのは、春(4月〜5月)と秋(9月〜11月)です。気温が過ごしやすく、エアコンや暖房なしでも快適に眠れます。夏場は熱中症のリスクがあり、冬場は底冷えするため、季節に応じた十分な対策が必要です。初めての車中泊であれば、気候が穏やかな春や秋に挑戦することをおすすめします。
まとめ
東京で初めて車中泊をする場合、地方とは異なる課題がありますが、適切なスポット選びと準備をすれば、安全で快適な車中泊体験ができます。都内には遊園地内のRVパークや下町情緒あふれる駐車場、海を眺められるキャンプ場など、ユニークな魅力を持つスポットが存在します。
最も重要なのは、公式に車中泊が認められている施設を選び、マナーを守って利用することです。24時間トイレが利用できるか、電源や水道が整っているか、周辺施設が充実しているかを事前に確認しましょう。必要な寝具、目隠し、LEDランタン、ポータブル電源を準備し、季節に応じた暑さ・寒さ対策も忘れずに。
アイドリング禁止、キャンプ行為禁止、ゴミの持ち帰り、騒音への配慮といった基本マナーを守れば、都内でも快適な車中泊ライフを楽しめます。Googleマップの航空写真やストリートビューで事前に道順を確認し、混雑する時間を避けて移動すれば、初心者でも安心です。
東京ならではの車中泊体験を楽しみながら、新しい旅のスタイルを満喫してください。まずは1泊から始めて、徐々に経験を積んでいくことをおすすめします。


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