2024年度末までに全国展開予定!運転免許のオンライン講習とは?

2024年度末までに全国展開予定!運転免許のオンライン講習とは? 車の知識

運転免許更新の際の講習が、ついにオンラインで受けられる時代がやってきます。

2024年度末までに全国展開予定のこの新システムは、多くのドライバーにとって朗報となるのか、はたまた…。

とりあえずサクッとどういうことなのか知っておきましょう。

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運転免許のオンライン講習とは?

運転免許と車

運転免許と車


運転免許の更新講習がオンライン化され、一部地域で試行的に実施されています。2022年2月から北海道、千葉県、京都府、山口県で始まり、2023年10月からは一般運転者も対象に拡大されました。オンライン講習は、スマートフォンやパソコンを使用し、専用サイトで講習動画を視聴する形式です。受講者の90%以上が便利と回答しており、特に育児中の方々に好評です。警察庁は2024年度末までに全国展開を目指していますが、視力検査や免許証の受け取りは従来通りです。

モデル事業であっても本人以外の方が受講するなどの不正があった場合は、免許証の更新はできません。また、その場合には、法令により罰せられることもあります。

オンライン更新時講習(モデル事業)の受講だけで免許証の更新ができるわけではありません。オンライン更新時講習(モデル事業)以外の更新手続については、これまでどおり更新期間内に試験場等にお越しの上、申請書の提出や視力検査等の手続を行ってください。
京都府警察の公式サイト「オンライン優良運転者講習及び一般運転者講習」から引用

オンライン講習のメリットとは?

まず、このオンライン講習の最大の魅力は、その便利さにあります。従来は決められた日時に講習会場へ足を運ぶ必要がありましたが、このシステムでは自宅のソファに座ったまま、スマートフォンやパソコンで講習を受けられるのです。忙しい毎日を送る現代人にとって、これほど嬉しいニュースはないでしょう。
しかし、便利になるからといって、いい加減な受講は許されません。オンライン講習では、本人確認のため顔画像を撮影する仕組みが導入されています。これにより、「誰かに代わってもらう」といった不正を防ぎ、交通安全教育の質を保っているのです。

また、優良運転者だけでなく一般運転者もこのシステムを利用できるようになりました。ただし、70歳以上の方は従来通りの対面講習が必要です。年齢や運転歴に応じた適切な講習を受けることで、より安全な道路環境づくりにつながるのです。
注目すべきは、このシステムがコロナ禍を経て急速に発展したという点です。「密」を避けながら必要な手続きを行える新しい仕組みとして、オンライン講習は時代の要請に応えたものと言えるでしょう。

とはいえ、完全にオンラインに移行するわけではありません。講習こそオンラインで受けられるようになりますが、最終的な更新手続きは従来通り運転免許試験場や指定の警察署で行う必要があります。ここでは、書類確認や視力検査、写真撮影などが行われます。
この新しいシステムは、私たちの生活をより便利にする一方で、交通安全の重要性を忘れさせないバランスの取れたものとなっています。2024年度末の全国展開に向けて、さらなる改良が重ねられることでしょう。

オンライン講習の受講の流れは?

運転免許のオンライン講習の受講の流れについて、わかりやすく説明いたします。

受講の流れは以下のようになります。

  1. 更新案内の確認:まず、自宅に届く更新連絡書を確認します。ここで自分の講習区分(優良運転者か一般運転者か)を確認しましょう。70歳以上の方はオンライン講習の対象外なので注意が必要です。
  2. 準備:オンライン講習を受けるには、マイナンバーカードと運転免許証が必要です。また、マイナンバーカードを読み取れるスマートフォンか、カメラ付きのパソコンとICカードリーダーを用意します。
  3. 専用サイトへのアクセス:警察のウェブサイトにある専用リンクか二次元コードから、オンライン講習の専用サイトにアクセスします。
  4. 本人確認:マイナンバーカードを使って本人確認を行います。この際、カードの電子証明書が有効であることが重要です。
  5. 講習動画の視聴:本人確認が済むと、講習動画を視聴できるようになります。優良運転者は30分、一般運転者は1時間の動画を見ることになります。
  6. 顔画像の撮影:講習中、本人確認のため3回ほど顔画像を撮影します。一般運転者の方は、講習後の運転適性診断でも1回撮影があります。
  7. 講習完了:動画視聴が終わると、システムに講習完了が記録されます。ただし、反映には10分ほどかかる場合があります。
  8. 更新手続き:オンライン講習後、指定された期間内に運転免許試験場や所定の警察署で更新手続きを行います。ここでは書類確認、視力検査、写真撮影などが行われます。

このように、自宅で便利に受講できるオンライン講習ですが、最終的な更新手続きは従来通り対面で行う必要があります。時間と場所の制約が少なくなった分、計画的に更新手続きを進めることができるでしょう。

また、試験的に一部地域で行われているので、今後は内容変更の可能性があります。

オンライン講習は、私たちの生活様式の変化に対応した新しいシステムです。ただし、その目的は変わらず交通安全の徹底にあります。便利になった分、より一層安全運転に努めることが大切です。

知っておきたい注意点

オンライン運転免許講習の主な注意点を以下にわかりやすくまとめましたのでご参考にされてください。

本人確認と不正防止

必ず本人が受講すること。不正は罰則の対象となる可能性があります。

講習中に3回(一般運転者は4回)顔画像を撮影します。マスクやサングラスは外してください。

必要な機器と準備

マイナンバーカードと対応するスマートフォンまたはパソコン(カメラ付き)が必要です。

マイナポータルAPを事前にインストールしてください。

講習の受講と更新手続き

オンライン講習だけでは更新完了ではありません。

講習後、試験場等で申請書提出や視力検査などの手続きが必要です。

情報入力と確認

運転免許証番号は正確に入力してください。

受講終了後、システムへの反映に10分程度かかります。

トラブル対応

視聴できない場合は京都府自動車運転免許試験場に問い合わせてください。

システム障害時は対面講習を受ける必要があります。

個人情報の取り扱い

収集した個人情報は法令に従って適切に管理されます。

マイナンバーは収集しません。

対象者の確認

優良運転者または一般運転者が対象です。

70歳以上の方や他県へ引っ越す予定の方は対象外です。

これらの注意点を守ることで、スムーズにオンライン講習を受講し、更新手続きを完了することができます。

まとめ

皆さん、運転免許更新の新時代の幕開けです。この変革が、より安全で快適なドライビングライフにつながることを期待しましょう。オンライン講習で時間を節約し、その分を安全運転の意識向上に充てるのはいかがでしょうか。新しい仕組みと共に、私たちの交通安全意識も進化させていきましょう!

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