福岡で軽自動車を譲り受けたり、中古で購入したけど「名義変更ってどこでするの?」「自分でできるのかな?」と不安に感じていませんか?実は、福岡での軽自動車の名義変更は普通車よりもずっと簡単で、手数料も無料なんです。この記事では、福岡主管事務所での具体的な手続きの流れから、2024年の移転による新住所、知らないと損する税止め手続き、保管場所届出が必要な地域まで、現場目線で徹底解説します。
この記事でわかる内容は以下の通りです。
- 福岡県内4つの軽自動車検査協会の管轄と新所在地の確認方法
- 自分で名義変更をする際の具体的な手続きの流れと必要書類
- ナンバー変更の有無によって異なる手続きと費用の違い
- 福岡県内にある軽自動車検査協会の場所と管轄を確認しよう
- 名義変更に必要な費用はいくら?実際にかかるお金を知っておこう
- 自分で名義変更をする前に準備しておく書類とは?
- ナンバー変更がない場合の手続きの流れを詳しく解説
- ナンバー変更がある場合の手続きは少し複雑になる
- 福岡県内で軽自動車の保管場所届出が必要な地域を確認しよう
- 個人売買で軽自動車を譲り受ける場合に絶対知っておくべきこと
- 実は知らない人が多い!住民票の「写し」と「コピー」の違い
- ローン中の軽自動車や所有権留保付きの車の名義変更はどうする?
- 年式が古い軽自動車の名義変更で気をつけるポイント
- 軽自動車税の支払いタイミングで損しない方法
- 希望ナンバーを取得する場合の注意点と追加手順
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- 軽自動車検査協会福岡に関する疑問解決
- まとめ
福岡県内にある軽自動車検査協会の場所と管轄を確認しよう

車について疑問を持っている人のイメージ
福岡県で軽自動車の名義変更をする場合、まず知っておきたいのがどこで手続きをするかです。手続きをする場所は、新しく車を使う人の住所地を管轄する軽自動車検査協会になります。
福岡県には4つの事務所があり、それぞれナンバーによって管轄が分かれています。福岡ナンバーは福岡主管事務所、北九州ナンバーは北九州支所、久留米ナンバーは久留米支所、筑豊ナンバーは筑豊支所で手続きを行います。
福岡主管事務所は2024年2月に移転している
重要なお知らせです!福岡主管事務所は2024年2月13日に箱崎ふ頭から新しい場所へ移転しました。現在の所在地は福岡市東区みなと香椎4丁目3番37号です。古い情報で箱崎ふ頭に行かないよう注意してください。
新しい施設では検査コースが1コース増えて3コースになり、窓口での待ち時間も短縮されています。公共交通機関でアクセスする場合は、JR千早駅西口から西鉄バスに乗車し、ベジフルスタジアム前で下車後、徒歩約18分です。
構内はC棟、F棟、G棟の3つの建物に分かれており、それぞれの窓口で異なる手続きを行います。初めて訪れる方は建物の配置に戸惑うかもしれませんが、案内表示に従えば迷うことはありません。
各ナンバーの管轄区域を正確に把握しておこう
福岡ナンバーの管轄区域は、福岡市、春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、宗像市、福津市、古賀市、糸島市、那珂川市、糟屋郡です。北九州ナンバーは北九州市、行橋市、豊前市、中間市、遠賀郡、京都郡、築上郡が該当します。
久留米ナンバーは久留米市、大牟田市、柳川市、朝倉市、八女市、筑後市、大川市、小郡市、みやま市、うきは市、朝倉郡、三井郡、三潴郡、八女郡です。筑豊ナンバーは直方市、飯塚市、田川市、嘉麻市、宮若市、鞍手郡、嘉穂郡、田川郡となっています。
お住まいの住所がどの管轄にあたるのか、必ず事前に確認しておきましょう。管轄を間違えると手続きができず、また別の日に出直すことになってしまいます。
名義変更に必要な費用はいくら?実際にかかるお金を知っておこう
軽自動車の名義変更で嬉しいポイントは、手続き自体の手数料が無料ということです。普通車の場合は500円の手数料がかかりますが、軽自動車は0円で名義変更できます。
ただし、状況によって他の費用が発生する場合があります。具体的にどんな費用がかかるのか見ていきましょう。
ナンバープレート代は変更がある場合のみ必要
管轄が変わる名義変更や県外からの転入の場合、ナンバープレートの変更が必要になります。福岡県での一連ナンバープレート代は2,160円です。
希望ナンバーにする場合は4,000円から7,000円程度、図柄ナンバーや字光式ナンバーにする場合は7,100円から10,000円程度の費用がかかります。同じ管轄内での名義変更であれば、ナンバープレートの変更は不要なので、この費用はかかりません。
例えば福岡市中央区に住んでいる人から福岡市博多区に住んでいる人への名義変更であれば、どちらも福岡ナンバーの管轄なのでナンバープレート代は不要です。
環境性能割は車の価値によって変わる
軽自動車税の環境性能割は、車を取得した時に課税される税金です。税率は燃費性能等によって定められており、「取得価額×税率」で納税額が計算されます。
取得価額が50万円以下の場合は課税されません。そのため、古い中古車を譲り受けた場合や無償で譲渡された場合は、環境性能割がかからないことが多いです。新しい車や高額な中古車の場合は、取得価額に応じて1%から3%の税率で課税されます。
相続による取得や家族間での無償譲渡の場合は非課税となりますが、金銭の授受を伴う譲渡では課税対象になる点に注意が必要です。
税止め手続きの代行費用は500円
県外からの転入の場合、旧所有者の住所地での軽自動車税を止める「税止め」手続きが必要です。税止めをしないと、旧所有者にも納税通知書が届いてしまいトラブルの原因になります。
税止めは自分で旧所有者の住所地を管轄する市区町村役場で手続きすることもできますが、名義変更手続きと同時に全国軽自動車協会連合会福岡事務所に代行してもらうこともできます。代行手数料は福岡県の場合500円です。
自分で行うと手間がかかるため、多くの人が代行を選択しています。同一都道府県内での名義変更であれば、管轄が変わる場合でも税止め手続きは不要です。
自分で名義変更をする前に準備しておく書類とは?
軽自動車の名義変更は自分でも十分できる手続きです。ただし、必要な書類を事前にしっかり準備しておかないと、当日手続きができず無駄足になってしまいます。
必要な書類は旧所有者が準備するものと、新使用者が準備するものに分かれます。それぞれ見ていきましょう。
旧所有者から送ってもらう書類
旧所有者には自動車検査証の原本と申請依頼書を用意してもらいます。自動車検査証はコピーではなく必ず原本が必要です。車のダッシュボードに入っているはずなので、譲渡の際に忘れずに受け取りましょう。
申請依頼書は軽自動車検査協会のホームページからダウンロードできます。旧所有者の認印を押印してもらいます。車屋さんから購入した場合は、車屋さんが旧所有者の書類を準備してくれることがほとんどです。
ナンバープレートが変更になる場合は、ナンバープレート自体も返納する必要があります。自宅で外して持参することも、軽自動車検査協会まで車で行って現地で外すこともできます。
新使用者が準備する書類
新使用者は住民票または印鑑登録証明書を用意します。発行日より3ヶ月以内のものが必要で、コピーでも大丈夫です。住民票はマイナンバーの記載がないものを取得してください。
住民票は新使用者自身の分のみで大丈夫ですが、家族全員が記載されている住民票が2枚以上に分かれている場合は、すべての枚数が必要になります。自分が記載されているページだけでは受け付けてもらえないので注意しましょう。
認印も持参します。軽自動車の場合は実印である必要はなく、シャチハタ以外の認印で問題ありません。
当日窓口で記入する書類もある
軽自動車税申告書と自動車検査証記入申請書(軽第1号様式)は、軽自動車検査協会に備え付けられているので、当日その場で記入します。
書き方は記入コーナーに掲示してありますし、窓口で聞けば丁寧に教えてもらえます。間違っている箇所で修正がきく部分は、窓口の方が確認の際に修正してくれるので、それほど神経質になる必要はありません。
希望ナンバーにする場合は、事前に希望番号予約センター窓口またはホームページから申し込み、交付手数料の入金を済ませて希望番号の予約済証を受け取っておく必要があります。
ナンバー変更がない場合の手続きの流れを詳しく解説
同じ管轄内での名義変更は、ナンバープレートの変更がありません。例えば福岡市内での名義変更であれば、福岡ナンバーのままです。この場合の手続きは比較的シンプルです。
福岡主管事務所での具体的な流れを窓口番号と共に説明していきます。
まずはG-13番窓口で軽自動車税申告書をもらう
主管事務所に到着したら、まずはG-13番窓口(県税事務所)に直行し、名義変更したい旨を伝えて軽自動車税申告書をもらいます。税申告書は所定の場所にも置いていますが、初めて手続きする場合は窓口でもらった方が安心です。
軽自動車税申告書をもらったら、記入コーナーで作成します。車検証や住民票からの転記になるので、それらの書類を見ながら記入していきましょう。書き方が分からない場合は、窓口で聞けば優しく教えてくれます。
軽自動車税申告書を記入したら、G-13番窓口(県税事務所)に申告書を提出します。確認が行われ、環境性能割が発生する場合は提示された税金を納付します。
軽第1号様式を記入してF-2番窓口へ提出
名義変更の申請書(軽第1号様式)を作成します。様式は事務所内に備え付けられており、記入コーナーに掲示されている書き方を見れば問題なく記入できます。
申請書の記入が終わったら、F-2番窓口(全国軽自動車協会連合会)に行き、窓口に備え付けられているクリアファイルに記入した申請書と持参した書類などをまとめて入れます。その際、クリアファイルに付いている番号札を取って持っておきます。
クリアファイルを窓口の赤い箱に入れて提出します。持参した書類の確認が行われ、問題なければ書類が返されます。
C-1番窓口で提出して車検証を受け取る
書類をまとめてC-1番窓口(軽自動車検査協会)に備え付けられている「提出箱(名義変更)」に提出します。先ほどの番号札はここでも引き継がれます。
番号が呼ばれたら、番号札を引き換えに新しい車検証を受け取って手続き完了です。ナンバー変更がない場合は、これで終了となります。所要時間は混雑状況にもよりますが、30分から1時間程度です。
新しい車検証は必ず車のダッシュボードに入れて保管しましょう。コピーではなく原本を車に保管することが法律で義務付けられています。
ナンバー変更がある場合の手続きは少し複雑になる
管轄外からの名義変更や希望ナンバーにする場合は、ナンバープレートが変更になります。この場合は、ナンバー変更がない場合の流れに加えて、いくつかの手続きが追加されます。
具体的にどんな流れになるのか見ていきましょう。
まずはナンバープレートを返納する
名義変更する車に乗ってきた場合は、軽自動車検査協会の駐車場でナンバープレートを取り外します。ドライバーを持参しておくとスムーズです。取り外したナンバープレートと書類一式を持って事務所へ入ります。
自宅などでナンバープレートを外して持参している場合は、そのまま事務所へ入ってOKです。軽自動車は普通車のように封印が必要ないため、車を持ち込む必要はありません。別の人に代理で手続きしてもらう場合でも車を移動せずに済みます。
取り外した(持参した)ナンバープレートはG-1番窓口(自動車標板協会)で返納します。ナンバーの返納は機械式で行います。機械式の使い方が分からない場合は、窓口の方に聞くと教えていただけます。
税申告と申請書提出の順番に注意
G-13番窓口で軽自動車税申告書をもらって記入するところまでは、ナンバー変更がない場合と同じです。しかし、ナンバー変更がある場合は、税申告のタイミングが異なります。
F-2番窓口で書類確認の際に、税止め対象で税止めを代行してもらう場合は、提出前にF-3番窓口で「税止めをお願いします」と伝えて代行手数料として500円支払います。税止めを忘れて提出した場合でも、途中で税止めをするかどうかの確認が行われますので安心してください。
C-1番窓口で書類を提出し、番号が呼ばれたら新しい車検証を受け取ります。ここからがナンバー変更がある場合の特徴的な流れです。
車検証交付後に税申告とナンバー購入
車検証を受け取った後、軽自動車税申告書をG-13番窓口(県税事務所)に提出します。ナンバー変更がない場合は最初に税申告をしますが、ナンバー変更がある場合は車検証が交付された後の申告となり、手続きの順番が異なるので注意が必要です。
確認が行われ、環境性能割が発生する場合は提示された税金を納付します。税申告が完了したら、G-2番窓口(自動車標板協会)で新しいナンバープレートを購入します。このとき取り付けるネジも一緒に渡してもらえます。
名義変更する車に乗ってきている場合は、駐車場で購入したナンバープレートを取り付けて完了です。自宅等に置いている場合は、帰宅後にナンバープレートを取り付けて完了となります。
福岡県内で軽自動車の保管場所届出が必要な地域を確認しよう
軽自動車は普通車の名義変更のように車庫証明の添付は必要ありません。そのためスピーディーに手続きを進めていくことができます。
ただし、福岡県内の一部地域では名義変更後に警察署長へ保管場所の届出を行う必要があります。自分の住所地が該当するかどうか確認しておきましょう。
福岡市・北九州市・久留米市・大牟田市は届出が必要
福岡県で軽自動車の保管場所届出が必要な地域は、福岡市、北九州市、久留米市(旧田主丸町、旧北野町、旧三潴町及び旧城島町を除く地域)、大牟田市です。
これらの地域に保管場所がある場合は、名義変更後に警察署長へ保管場所の届出を行う必要があります。届出は名義変更手続き完了後に行えばよいことになっています。
普通車の車庫証明の場合は名義変更などの前に行う必要がありますが、軽自動車の保管場所届出は後からで大丈夫という点が大きな違いです。
保管場所届出の手続き方法と費用
保管場所届出に必要な書類は、自動車保管場所届出書、保管場所標章交付申請書、保管場所の所在図・配置図、保管場所使用権原疎明書面(自認書)または保管場所使用承諾証明書です。
書類を準備したら、保管場所の位置を管轄する警察署の交通課に提出します。保管場所標章交付手数料として550円の支払いが必要です。手数料は収入印紙で支払い、警察署で購入することができます。
受付時間は平日の日中のみです。即日で発行してくれる警察署と数日を要する警察署があるので、申請時に確認しておきましょう。福岡市内の警察署では翌日発行が基本です。
個人売買で軽自動車を譲り受ける場合に絶対知っておくべきこと

車について疑問を持っている人のイメージ
最近では、メルカリやヤフオクなどのプラットフォームを使って個人間で軽自動車を売買するケースが増えています。しかし、個人売買は名義変更に関するトラブルが最も多い取引形態なんです。
実際に起きているトラブル事例を知っておくことで、あなた自身がトラブルに巻き込まれることを防げます。ここでは現場で実際に起きている問題と、その対処法を詳しく解説していきます。
車を譲ったのに名義変更してくれない悪夢のケース
最も深刻なトラブルが、車を譲渡したのに買主が名義変更をしてくれないというケースです。この場合、売主には次のようなリスクが降りかかります。
毎年4月1日時点で車検証に記載されている所有者に軽自動車税の納付書が届きます。買主が名義変更していなければ、車をもう持っていないのに税金だけ請求され続けることになります。さらに悪質なケースでは、買主が駐車違反や速度違反をした場合、旧所有者のあなたに違反通知が届きます。
最悪の場合、買主が事故を起こすと車の名義人であるあなたが警察から事情聴取を受けたり、民事上の損害賠償請求を受ける可能性すらあります。実際に「譲渡した車が犯罪に使われて警察から連絡が来た」という事例も報告されています。
個人売買でのトラブルを防ぐ具体的な予防策
個人売買を行う場合、必ず売買契約書を作成してください。契約書には名義変更の期限(例えば引き渡しから2週間以内など)を明記し、それが守られなかった場合の対応も記載しておきます。
さらに効果的なのが、名義変更が完了するまで保証金を預かるという方法です。例えば車両代金の10%程度を保証金として預かり、名義変更完了後に返金するという取り決めをしておけば、買主に名義変更を確実に行う動機付けができます。
買主の身分証明書や免許証のコピーを必ず保管しておくことも重要です。トラブルが発生した際の連絡先として、また場合によっては法的措置を取る際の証拠として活用できます。
譲った後の名義変更確認は必須!確認方法を知っておこう
車を譲渡した後は、必ず名義変更が完了したか確認してください。確認方法は軽自動車検査協会に問い合わせる方法がありますが、最も簡単なのは買主に新しい車検証のコピーを送ってもらうことです。
契約書に「名義変更完了後、速やかに新しい車検証のコピーを送付する」という条項を入れておけば、スムーズに確認できます。期限を過ぎても連絡がない場合は、すぐに買主に連絡を取りましょう。
もし買主と連絡が取れなくなった場合は、内容証明郵便で名義変更を催促します。それでも応じない場合は、警察に相談したり、弁護士に相談して法的措置を検討する必要があります。
実は知らない人が多い!住民票の「写し」と「コピー」の違い
名義変更の必要書類で初心者が最も混乱するのが「住民票の写し」という表現です。「写し」だからコピーでいいんだろうと思って、自宅にあった住民票をコンビニでコピーして持っていく人がいますが、これは間違いです。
住民票の「写し」は原本のこと!紛らわしい表現に注意
行政用語で「写し」とは、役所が発行した原本そのものを指します。つまり、市区町村役場で300円程度払って発行してもらう住民票が「住民票の写し」なんです。これをさらにコピー機で複写したものは認められません。
ただし、戸籍謄本などの一部の書類は「コピー可」とされている場合があります。軽自動車の相続による名義変更では戸籍謄本のコピーでも受け付けてもらえますが、これは例外的な扱いです。
住民票の写し=役所で発行してもらう原本、コピー=複写したもので不可と覚えておけば間違いありません。この誤解で手続きが進まず、せっかく平日に休みを取ったのに無駄足になってしまうケースが後を絶ちません。
マイナンバー記載の住民票は使えない!必ず省略版を取得しよう
住民票を取得する際、もう一つ重要な注意点があります。それはマイナンバーが記載されていない住民票を取得するということです。
マイナンバー記載の住民票を提出すると、個人情報保護の観点から受理してもらえません。市区町村役場で住民票を発行してもらう際に「マイナンバーの記載は不要です」と必ず伝えてください。
コンビニのマルチコピー機で住民票を取得する場合も、画面で「マイナンバーを記載する・しない」を選択する場面があります。必ず「記載しない」を選択しましょう。
ローン中の軽自動車や所有権留保付きの車の名義変更はどうする?
軽自動車をローンで購入した場合、車検証の所有者欄がローン会社やディーラーになっていることがあります。これを所有権留保といい、ローン完済まで車の所有権が金融機関にある状態です。
ローン完済後は必ず所有権解除の手続きをする
ローンを完済しただけでは、自動的に所有者があなたに変わるわけではありません。所有権解除の手続きが別途必要です。ローン会社やディーラーに連絡して、所有権解除に必要な書類を送ってもらいましょう。
所有権解除の際は、通常の名義変更とは異なり、ローン会社やディーラーの印鑑証明書や譲渡証明書が必要になります。これらの書類は一般的に無料で発行してもらえますが、一部の業者では手数料がかかる場合もあります。
所有権解除と名義変更を同時に行うこともできます。例えば親から子へ譲渡する場合、先にローン会社から親への所有権解除を行い、その後すぐに親から子への名義変更手続きを行うという流れです。
ローン会社が倒産したケースはどうなる?
稀なケースですが、ローン会社が倒産してしまった場合、所有権解除の手続きが複雑になります。この場合は弁護士に相談することをおすすめします。
一般的には破産管財人が選任されているので、管財人に連絡を取って所有権解除の手続きを進めることになります。ただし、書類の準備に時間がかかったり、追加の証明が必要になることがあります。
年式が古い軽自動車の名義変更で気をつけるポイント
10年以上前の古い軽自動車を譲り受ける場合、通常の名義変更に加えて注意すべき点があります。特に自賠責保険の有効期限には要注意です。
自賠責保険が切れていると公道を走れない
名義変更自体は自賠責保険が切れていても可能ですが、公道を走行するためには有効な自賠責保険が必要です。古い車の場合、前の所有者が自賠責保険の更新を忘れていることがあります。
車検証と一緒に自賠責保険証明書も必ず確認してください。有効期限が切れている場合は、名義変更の前に新規で自賠責保険に加入する必要があります。
自賠責保険は強制保険なので、未加入で公道を走行すると1年以下の懲役または50万円以下の罰金、さらに違反点数6点で免許停止処分になります。絶対に確認を怠らないようにしましょう。
車検切れの軽自動車でも名義変更はできる
意外と知られていないのが、車検が切れていても名義変更手続き自体は可能ということです。車検証さえあれば、有効期限が切れていても軽自動車検査協会で名義変更できます。
ただし、車検切れの車は公道を走行できません。名義変更した後に車検を取得する場合は、仮ナンバーを取得するか、積車で運ぶ必要があります。
車検切れの軽自動車を譲り受ける場合は、車検費用も考慮に入れて取引価格を決めることをおすすめします。車検費用は地域や車の状態によりますが、軽自動車で5万円から8万円程度が目安です。
軽自動車税の支払いタイミングで損しない方法
軽自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されます。しかし、名義変更のタイミング次第で誰が税金を負担するかが変わってくるため、個人売買では特に注意が必要です。
年度途中の名義変更では税金の清算が必要
普通車と違い、軽自動車税は月割り制度がありません。そのため、例えば7月に名義変更しても、その年度の軽自動車税10,800円は4月1日時点の旧所有者が全額負担することになります。
個人売買では、残りの期間分(この場合8月から翌年3月までの8ヶ月分)を新所有者が旧所有者に支払うのが一般的です。計算方法は「10,800円÷12ヶ月×残り月数」となります。
この税金の清算について、売買契約書に明記しておかないとトラブルの原因になります。「軽自動車税は旧所有者負担」「残月数分は新所有者が精算」など、どちらが負担するのかを必ず文書で残しておきましょう。
4月に名義変更する場合は要注意!
特に注意が必要なのが3月末から4月初旬の名義変更です。3月31日までに名義変更が完了していれば、4月1日時点の所有者は新所有者になり、新所有者に納税義務が発生します。
しかし、4月2日以降に名義変更した場合、その年度の軽自動車税は旧所有者に課税されます。数日の差で10,800円の負担が変わるため、3月に譲渡する場合は名義変更のスケジュールを慎重に調整する必要があります。
この点も含めて、譲渡のタイミングと税金負担について事前に話し合い、合意内容を契約書に記載しておくことが重要です。
希望ナンバーを取得する場合の注意点と追加手順
せっかく名義変更するなら、思い出の数字や縁起の良い番号の希望ナンバーにしたいと考える人も多いでしょう。希望ナンバーの取得には通常とは異なる手順があります。
希望ナンバーは事前予約が必須!交付まで約1週間かかる
希望ナンバーにする場合、軽自動車検査協会に隣接している希望番号予約センター窓口か、希望番号申込サービスのホームページから事前に申し込みが必要です。
申し込み後、交付手数料を入金すると希望番号の予約済証が発行されます。交付可能日から1ヶ月以内にナンバープレートの交付と併せて名義変更を行う必要があります。この期限を過ぎると、再度申し込みと入金が必要になるので注意してください。
希望ナンバーの費用は、ペイント式で4,000円から7,000円程度、字光式(光るナンバー)で6,500円以上が目安です。人気のある数字(1、7、8、88、777、7777、8888など)は抽選になり、当選するまで時間がかかることがあります。
図柄ナンバーで地域への愛着を表現できる
最近人気なのが、地域の特色を活かしたデザインの図柄ナンバーです。福岡ナンバーであれば福岡の名所や特産品をデザインしたナンバープレートが選べます。
図柄ナンバーの費用は7,100円から10,000円程度で、通常のナンバーよりも少し高額ですが、オリジナリティを出せるため若い世代を中心に人気が高まっています。
図柄ナンバーも希望ナンバーと同様に事前申し込みが必要です。名義変更と同時に図柄ナンバーに変更したい場合は、余裕をもって1週間以上前に申し込みを済ませておきましょう。
ぶっちゃけこうした方がいい!
正直に言いますと、軽自動車の名義変更は書類さえ揃っていれば自分でできるんですが、初めての人は行政書士に代行してもらうことを強くおすすめします。
理由は簡単で、平日に仕事を休んで軽自動車検査協会まで行って、もし書類に不備があったらまた別の日に行かなきゃいけないんですよ。往復の時間、ガソリン代、何より貴重な有給休暇を使って、結局やり直しになったら目も当てられません。
行政書士の代行費用は1万円から3万円程度ですが、これって考えてみてください。あなたの時給が仮に2,000円だとして、往復の移動時間や待ち時間、事前準備を含めると5時間はかかります。つまり実質1万円の時間コストがかかっているわけです。
さらに言えば、個人売買で軽自動車を譲り受ける場合は、絶対に行政書士を挟んだ方がいいです。第三者の専門家が入ることで、名義変更が確実に完了しますし、トラブルになる確率が劇的に下がります。数万円をケチって、後で何十万円もの損害賠償トラブルに巻き込まれるリスクを考えたら、専門家に任せる方が圧倒的にコスパがいいんです。
ただし、2回目以降の名義変更や、書類の準備に自信がある人、車の手続きに慣れている人は自分でやってもいいと思います。一度経験しておけば、次回からはスムーズに手続きできるようになりますからね。
最後に、福岡市・北九州市・久留米市・大牟田市に住んでいる人は、名義変更後の保管場所届出を絶対に忘れないでください。これを怠ると10万円以下の罰金です。軽自動車は車庫証明が不要だからと油断していると痛い目に遭います。名義変更が終わったら、すぐに警察署に届出を出す。これを習慣づけておけば、後々困ることはありません。
軽自動車検査協会福岡に関する疑問解決
平日に休めない場合はどうすればいい?
軽自動車検査協会の手続きができるのは平日のみです。登録受付時間は午前8時45分から11時45分、午後13時から16時となっています。11時45分から13時までの時間帯は休憩時間なので受付できない場合があります。
平日に休めない方は、行政書士に代行を依頼する方法があります。代行費用は依頼する行政書士によって異なりますが、数千円から数万円程度です。家族などに代理で手続きしてもらうことも可能です。代理人が手続きする場合は申請依頼書が必要になります。
車屋さんから購入した場合は、車屋さんが手続きを代行してくれるケースがほとんどです。自分で手続きしたい場合は、購入時に「自分で手続きしたい」旨を申し出る必要があります。
名義変更をしないとどうなる?
道路運送車両法では「車の引き渡しから15日以内」の名義変更が義務付けられています。手続きをしないと50万円以下の罰金を科される可能性があります。
また、名義変更を行わないと様々なデメリットがあります。交通違反や交通事故をした場合、旧所有者宛てに通知が届きます。軽自動車税の納付書が旧所有者宛てに届くため、トラブルの原因になります。車検に時間がかかったり、その場で名義変更の手続きを求められることもあります。
名義変更は新しい所有者が行うものですが、旧所有者にも関わることです。思わぬトラブルや不利益につながらないよう、速やかに手続きを進めましょう。
必要書類を紛失した場合はどうする?
自動車検査証を紛失した場合は、軽自動車検査協会で再交付の手続きをします。再交付手数料は300円です。前の所有者の住所を管轄する軽自動車検査協会で手続きする必要があります。
住民票や印鑑登録証明書は市区町村役場で再発行できます。コンビニのマルチコピー機でも発行できる自治体が増えています。マイナンバーカードがあれば、全国のコンビニで住民票を取得できます。
ナンバープレートを紛失している場合は、車両番号標未処分理由書の提出が必要です。この書類に必要事項を記載して提出すれば、ナンバープレートなしでも名義変更手続きができます。
まとめ
福岡県での軽自動車の名義変更は、必要書類さえ不備なく揃っていれば自分でも十分できる手続きです。手数料が無料という点も大きなメリットです。
福岡主管事務所は2024年2月に福岡市東区みなと香椎へ移転しているので、古い情報で箱崎ふ頭に行かないよう注意してください。ナンバー変更の有無によって手続きの流れが異なるため、自分のケースを事前に確認しておくことが大切です。
分からないことは相談窓口で丁寧に教えてくれますし、案内に従って順番に進めていけばきっとうまくいきます。平日に時間が取れる方は、ぜひ自分でチャレンジしてみてください。平日が難しい方は行政書士への代行依頼も検討してみましょう。
名義変更後は、福岡市・北九州市・久留米市・大牟田市に保管場所がある場合は保管場所の届出も忘れずに行ってください。自動車保険の名義変更も必ず行いましょう。万が一事故を起こした際に保険金の支払いに関する手続きが難航するケースがあります。


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