軽自動車なら車検も安いと思っていたのに、見積もりを見て「えっ、こんなに高いの?」と驚いた経験はありませんか?実は車検費用って、同じ軽自動車でも業者によって3万円以上も差が出ることがあるんです。しかも2025年4月から車検制度が変わって、2ヶ月前から受けられるようになったこと、ご存知でしたか?
この記事では、2026年1月の最新情報をもとに、軽自動車の車検費用の内訳から、誰も教えてくれない節約テクニックまで、プロの視点で徹底的に解説します。知らないと損する情報が満載ですので、ぜひ最後までお読みください。
- 軽自動車の車検費用は法定費用と基本料、整備費用の3つで構成され、総額4.5万円から10万円超までと業者や車の状態で大きく変動すること
- 2025年4月からの制度改正で満了日の2ヶ月前から受検可能になり、混雑回避と計画的な車検受検が実現できること
- 2026年8月からロービーム検査が完全移行するため、約4割の車両でヘッドライト調整や交換が必要になる可能性があること
軽自動車の車検費用って実際いくらかかるの?

車について疑問を持っている人のイメージ
軽自動車の車検費用の総額相場は、約4.5万円から10万円程度となっています。ただしこれはあくまで目安であり、車の状態や年式、依頼する業者によって大きく変動するのが実情です。
新車購入後3年目の初回車検であれば、比較的少ない整備で済むため4.5万円から7万円程度で収まることが多いでしょう。一方で、走行距離が長い車や7年以上経過した車両の場合、部品交換が増えるため10万円を超えるケースも珍しくありません。
普通車と比較すると、軽自動車の車検費用は確実に安く抑えられます。その最大の理由は自動車重量税の差にあります。普通車の場合は車両重量に応じて重量税が8,200円から5万円近くまで変動しますが、軽自動車は車重に関係なく一律6,600円です。
ちなみに「維持費が安い」というイメージから軽自動車を選んだ方も多いはずですが、実は車検費用だけでなく、自動車税も年間1万800円と普通車の約3分の1程度に抑えられているのです。
車検費用の内訳を徹底解説!
車検費用を正しく理解するには、その内訳を知ることが不可欠です。車検費用は大きく分けて法定費用、車検基本料、整備費用の3つで構成されています。
法定費用はどこで受けても同じ金額
法定費用とは、国や保険会社に支払う費用であり、どの業者に依頼しても金額は変わりません。2026年1月時点での軽自動車の法定費用は、合計で約2.6万円から2.8万円程度となっています。
自動車重量税は、新車登録から13年未満の軽自動車であれば一律6,600円です。ただし注意すべきは、13年経過すると8,200円に、18年経過すると8,800円に増税される点です。これは環境負荷の観点から古い車に対して課される重課であり、長年愛車に乗り続けている方は要チェックです。
自賠責保険料は24ヶ月分で17,540円となっています。この保険は強制保険とも呼ばれ、すべての車が加入しなければなりません。特に車検満了日の約2週間前に車検を受ける場合は、25ヶ月分の保険に加入することで、車検証交付までの間に無保険状態になるリスクを避けられます。
検査手数料は印紙代とも呼ばれ、指定工場での車検であれば1,800円です。オンラインで申請するOSS申請を利用すれば1,600円に抑えられます。認定工場の場合は2,200円となるため、指定工場を選ぶことで数百円の節約が可能です。
車検基本料は業者によって大きく異なる
車検基本料は、車検を依頼する業者に支払う費用で、24ヶ月定期点検料や整備技術料、検査代行手数料などが含まれます。この費用は業者が自由に設定できるため、同じ軽自動車でも業者によって3万円以上の差が出ることがあります。
ディーラーでの車検基本料は4万円から9万円程度が相場です。純正部品の使用や手厚いサポート体制、メーカー保証との連携が充実している分、料金は高めに設定されています。新車保証期間中の方や、長く乗り続ける予定の方には安心感があるでしょう。
車検専門店やカー用品店は2万円から5万円程度が相場となっており、価格とスピードに強みがあります。早期予約割引やWeb割引が豊富で、当日から短時間で済ませたい方に適しています。
民間整備工場は2.5万円から6万円程度が相場で、柔軟で実直な対応が特徴です。必要最低限の整備でムダが少なく、地元密着型で継続的なメンテナンスを重視する方におすすめです。
整備費用は車の状態次第で大きく変動
整備費用は、車検に通すために必要な部品交換や修理にかかる費用です。車が何もしなくても車検に通る状態であれば発生しませんが、実際には何かしらの整備が必要になることが多いでしょう。
特に費用がかさみやすいのが、タイヤ交換です。溝の深さが1.6mm未満になると車検に通らないため交換が必要になります。軽自動車のタイヤは比較的小さく、1本あたり4,000円から1万円程度ですが、4本すべて交換するとなると結構な出費になってしまいます。
ブレーキパッドの摩耗やブレーキオイルの劣化も、走行時の安全に直結するため、部品交換を求められることが多い項目です。また7年目以降の車両になると、足回りのパーツ劣化が著しく、交換や修理の費用がかさむ傾向があります。
バッテリーも注意が必要な消耗品の一つです。古くなったバッテリーは突然上がってしまうリスクがあるため、車検のタイミングで交換を勧められることがあります。定期的にメンテナンスの際にチェックしておくと、車検時の突発的な出費を避けられるかもしれません。
2026年に知っておくべき車検制度の変更点
2025年4月から2ヶ月前受検が可能に!
2025年4月1日から道路運送車両法施行規則が改正され、車検証の有効期間満了日の2ヶ月前から車検を受けられるようになりました。これまでは1ヶ月前からしか受検できませんでしたが、この変更により大きなメリットが生まれています。
この制度改正の背景には、年度末に車検需要が集中する問題がありました。特に2月から3月は予約が取りづらく、自動車整備士も残業や休日出勤を余儀なくされていたのです。2ヶ月前から受検可能になることで需要が分散し、ユーザーにとっても整備士にとっても、より良い環境が整うことが期待されています。
重要なポイントは、2ヶ月前に受検しても次回の有効期限は変わらないという点です。例えば2026年7月10日が満了日の場合、5月10日に受検しても6月10日に受検しても、次回の有効期限は2028年7月10日のままです。早めに受けても損にはならないので、混雑を避けて計画的に車検を受けられます。
また自賠責保険の更新も同様に2ヶ月前から可能になりました。これにより、保険切れによる無保険走行のリスクを減らし、安心して更新手続きができるようになっています。
2026年8月からロービーム検査が完全移行!
2026年8月から、車検時のヘッドライト検査が全国でロービームのみに完全移行されます。これまではロービームで基準に達していなかった場合、ハイビームで基準をクリアすれば車検合格となっていましたが、この暫定措置が終了するのです。
ロービーム検査の対象となるのは1998年9月1日以降に製造された車両です。整備業界の実績によると、これまでロービームでは基準をクリアできず、ハイビームで検査しクリアしてきた車は約4割ほどとされています。
つまり次回車検を受ける際には、この4割の車は何かしらの対処が必要になるということです。ヘッドライトの光軸調整だけで済む場合もあれば、ヘッドライト本体の交換が必要になるケースもあるでしょう。
この変更により、古い車両はヘッドライト関連の費用が追加で発生する可能性があります。2026年8月以降に車検を控えている方は、事前にヘッドライトの状態を確認しておくことをおすすめします。
車検費用を賢く節約する7つの実践テクニック
複数の業者から見積もりを取る
車検費用を抑える最も効果的な方法は、複数の業者から見積もりを取って比較することです。法定費用はどこで受けても同じですが、基本料と整備費用は業者によって大きく異なるためです。
比較する際のコツは、総額だけでなく内訳をしっかり確認することです。法定費用、基本料、想定される追加整備費用を分けて見て、24ヶ月点検が含まれているか、保証内容はどうか、代車は無料か、支払い方法は何が使えるかなど、総合的に判断しましょう。
最低でも2社から3社の見積もりを取ることで、適正価格を把握できます。特にディーラーと車検専門店、地元の整備工場など、異なるタイプの業者を比較すると、それぞれの強みと弱みが見えてきます。
早期予約割引やWeb割引を活用する
多くの車検業者が早期予約割引やWeb割引を提供しています。車検満了日の1ヶ月前や2ヶ月前に予約すると、数千円から1万円程度の割引を受けられることがあります。
2025年4月からの制度改正により、2ヶ月前から受検しても有効期限が短くならないため、早めの予約がしやすくなりました。特に混雑が予想される2月から3月、8月から9月に満了日を迎える方は、早めに予約することで割引も取りやすくなります。
Web予約限定の割引を設定している業者も増えています。電話予約よりもWeb予約の方が事務処理コストが抑えられるため、その分を顧客に還元しているのです。
不要なオプションを見極める
見積もりに含まれている項目の中には、車検に必須ではない予防整備が含まれていることがあります。例えば過剰なコーティングや高額な添加剤、今すぐ交換しなくても次の車検まで持つ部品などです。
整備士から「今回交換しておいた方が安心ですよ」と勧められることもありますが、本当に必要かどうかを冷静に判断することが大切です。根拠となる数値や写真を見せてもらい、緊急性が低いものは次回に回すという選択もできます。
ただし安全性に関わる項目については、整備士の判断を尊重することも重要です。ブレーキパッドやタイヤ、バッテリーなど、故障すると危険な部品については、適切な時期に交換しましょう。
日常的なメンテナンスを怠らない
車検費用を抑える最も根本的な方法は、日頃から車を大切にメンテナンスすることです。定期的にエンジンオイルを交換し、タイヤの空気圧をチェックし、異音や異変に気づいたら早めに対処することで、車検時の大きな出費を避けられます。
1年ごとの点検を欠かさず行うことで、トラブルの芽を早めに摘むことができます。早期発見していれば軽度の修理で済んでいたものが、数年放置していたために大きな修理に発展してしまうケースは少なくありません。
特にタイヤの溝やブレーキパッドの残量、バッテリーの状態は、定期的に自分でもチェックする習慣をつけましょう。これらは車検で必ず確認される項目であり、事前に把握しておけば追加費用の見通しが立ちます。
消耗品は別途購入を検討する
タイヤやバッテリーなどの消耗品は、車検業者で交換するよりも、カー用品店やネット通販で購入した方が安い場合があります。事前に価格を調べて、大きな差があれば別途購入して持ち込むという方法も検討しましょう。
ただし持ち込みの場合は、業者によって対応可否が異なります。持ち込み不可の業者もあれば、持ち込み料として別途費用がかかる場合もあります。事前に確認してから判断することが重要です。
また純正部品にこだわらず、優良な社外品を選ぶことで費用を抑えられることもあります。メーカー保証が切れている車であれば、社外品を使用しても問題ありません。
車検専門店や民間整備工場を利用する
ディーラー以外で車検を受けることに不安を感じる方もいるかもしれませんが、車検専門店や民間整備工場は国土交通省から指定された車検工場を持っていたり、年間車検実績が豊富だったりと、信頼性も高いのです。
車検専門店は「車検に合格できる最低限の整備」を基本としているため、無駄な費用がかからず期間も短縮できます。また指定工場であることが一般的なので、点検から整備まで自社の工場で一貫して対応でき、土日でも車検取得が可能です。
民間整備工場は比較的費用が安く抑えられることが多く、柔軟で実直な対応が期待できます。地元密着型の工場であれば、長期的な関係を築きながら継続的にメンテナンスしてもらえるメリットもあります。
代車費用を確認する
車検は数日かかるパターンも多いので、代車を借りる必要があります。車検業者によっては代車が有料ということもあるので、事前にチェックしておくことが大切です。
基本料金や手数料が安くても、代車費用が高い場合はその業者を選ぶ利点が少なくなってしまいます。代車費用や対象エリア、距離上限、ガソリン規定なども含めたトータルで比較して選ぶようにしてください。
繁忙期の2月から3月は代車がフル稼働しており、「すみません、ちょうど全部出払っていまして」と断られるケースが頻発します。2ヶ月前から予約できるようになったので、早めに予約することで代車も確保しやすくなります。
ユーザー車検という選択肢
費用を最大限に抑えたい方には、自分で車検場に車を持ち込むユーザー車検という方法もあります。法定費用のみで済むため、2.6万円程度で車検を通すことも可能です。
ただしユーザー車検は、事前に自分で点検し、書類を準備し、当日の段取りを自分で行う必要があります。車の知識がある程度必要で、平日に時間を確保しなければならないため、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
また車検に通らなかった場合は、整備してから再検査を受ける必要があり、結局は整備工場に依頼することになるリスクもあります。費用を抑えたい人には検討する価値がありますが、時間と知識が必要なことを理解しておきましょう。
車検当日に起こりがちなトラブルと賢い対処法

車について疑問を持っている人のイメージ
「見積もりより高くなった」と言われたときの正しい対応
車検に出したあと、業者から電話がかかってきて「追加で整備が必要です。あと3万円かかります」と言われた経験はありませんか?この瞬間、多くの方が「え、そんなこと聞いてない!」とパニックになるのですが、実はここでの対応次第で数万円の差が生まれるんです。
まず冷静に「具体的に何がどういう状態で、なぜ今すぐ交換が必要なのか」を数値や写真で説明してもらうことが重要です。例えばブレーキパッドの残量が何ミリで、基準値が何ミリなのか。タイヤの溝が何ミリで、車検の基準が何ミリなのか。こういった客観的なデータを聞くことで、本当に必要な整備なのか判断できます。
そして「今すぐ交換しないと車検に通らないもの」と「推奨されているけど次回でも大丈夫なもの」を明確に分けてもらいましょう。整備士さんは親切心から「ついでに交換した方がいいですよ」と勧めてくれることも多いのですが、予算オーバーなら「車検に必須の項目だけお願いします」とはっきり伝えて構いません。
私の知人の整備士が教えてくれたのですが、「上限金額を事前に伝えておく」のも有効な方法だそうです。例えば「追加整備が発生する場合は、1万円を超える前に必ず連絡してください」と最初に伝えておけば、業者側も慎重に判断してくれます。
また裏技として、「今回は予算の都合で最低限にして、次の6ヶ月点検のときに残りの整備をお願いできますか?」と交渉する方法もあります。安全に関わらない項目であれば、分割して整備することで一度の出費を抑えられるのです。
代車で事故を起こしてしまったらどうなる?
意外と知られていないのですが、代車で事故を起こした場合の責任問題です。実は代車も立派な「借りている車」なので、事故を起こした場合は基本的に借りた人が責任を負うことになります。
ほとんどの業者は代車に保険をかけていますが、その保険でカバーされるのは対人・対物の賠償部分だけで、車両の修理費は自己負担になるケースが多いんです。しかも代車は古い車が多く、ちょっとした傷でも修理代が意外と高くつくことがあります。
対策としては、代車を借りる際に必ず保険の内容を確認することです。「車両保険は付いていますか?」「免責金額はいくらですか?」と聞いておきましょう。もし不安なら、自分の任意保険に「他車運転特約」が付いているか確認してください。この特約があれば、借りた車で事故を起こしても自分の保険でカバーできます。
また代車を受け取るときは、傷やへこみを一緒に確認して写真を撮っておくことを強くおすすめします。返却時に「この傷、借りたときからありましたよね?」というトラブルを避けるためです。スマホで前後左右、ボンネット、ルーフまで撮影しておけば安心です。
車検に通らなかった場合の再検査費用は誰が負担するの?
これも知らない方が多いのですが、車検に一度で通らず再検査になった場合、再検査の費用は状況によって変わるんです。業者の整備ミスであれば無料で再検査してくれますが、そうでない場合は追加費用がかかることもあります。
例えば指定工場で車検を受けた場合、自社内で検査まで完結するため、不合格になっても追加の検査手数料はかからないことが多いです。しかし認証工場の場合、陸運局に車を持ち込むため、再検査のたびに手数料や代行料が発生する可能性があります。
見積もりを取る段階で「再検査になった場合の費用はどうなりますか?」と確認しておくと安心です。良心的な業者なら「当社の責任で不合格になった場合は無料で再検査します」と明記しているはずです。
年式別で見る車検費用の現実的なシミュレーション
新車から3年目の初回車検の場合
新車購入から3年目の初回車検は、最も費用が抑えられる時期です。走行距離も比較的短く、消耗品の劣化も少ないため、法定費用2.6万円+基本料2万円から3万円で計5万円前後に収まることが多いでしょう。
ただし注意したいのは、3年間のうちにどれだけメンテナンスをしてきたかです。一度もエンジンオイルを交換していない、タイヤの空気圧をチェックしたことがないという方は、この段階でも追加整備が必要になる可能性があります。
実際にディーラーで初回車検を受けた方の事例では、エンジンオイルとオイルフィルター、ブレーキフルードの交換で約8,000円、エアコンフィルター交換で3,000円が追加され、総額6.5万円だったそうです。これらは車検に必須ではありませんが、今後の快適なカーライフのために推奨される項目です。
2回目の車検から劣化が進む5年目
5年目の車検から、少しずつ消耗品の交換が増えてきます。特にバッテリーは4年から5年が交換時期と言われており、バッテリー交換だけで1万円から2万円かかることがあります。
また走行距離が5万キロを超えている場合、タイヤの溝が減ってきている可能性が高いです。4本交換となると2万円から4万円の出費になるため、総額で7万円から9万円程度を見込んでおいた方が良いでしょう。
ある車検専門店のデータによると、5年目の車検で最も多い追加整備は、バッテリー交換が約60%、タイヤ交換が約40%、ブレーキパッド交換が約30%だったそうです。事前に自分で確認できる項目なので、車検前にチェックしておくと予算が立てやすくなります。
7年目以降は覚悟が必要な整備費用
7年目を過ぎると、足回りの部品交換が本格的に必要になってきます。ショックアブソーバーやスタビライザー、ブレーキ周りの部品など、走行安全に直結する部分の劣化が顕著になるんです。
ある整備工場の実例では、7年落ちの軽自動車で、タイヤ4本交換3万円、ブレーキパッド前後交換2.5万円、バッテリー交換1.5万円、エンジンオイル・フィルター交換5,000円で、整備費用だけで7.5万円かかったケースがありました。法定費用と基本料を合わせると、総額11万円を超えてしまったそうです。
この段階で「もう乗り換えた方が良いのでは?」と考える方も多いのですが、実は車検費用が10万円を超えても、新車を買うよりは圧倒的に安いという現実があります。新車を購入すると150万円前後、中古車でも50万円から100万円はかかりますから、あと2年乗るための10万円は決して高くないのです。
13年超えの古い愛車の車検は計画的に
13年を超えると重量税が8,200円に上がり、さらに整備箇所も増えるため、総額で12万円から15万円程度を覚悟しておいた方が良いでしょう。特にゴム類の劣化が進むため、ブレーキホースやラジエーターホースなどの交換が必要になることもあります。
ただし古い車だからといって必ずしも高額になるわけではありません。日頃からこまめにメンテナンスしている車は、13年経っても意外と整備費用が抑えられることがあります。逆に新しくても乱暴な運転をしていたり、メンテナンスを怠っていたりすると、5年目でも10万円を超えることがあるのです。
業者選びで失敗しないための実践的チェックポイント
Googleレビューの正しい読み方
車検業者を選ぶとき、多くの方がGoogleレビューを参考にしますが、実は見るべきポイントを間違えている方が多いんです。単純に星の数だけ見ていませんか?
プロの整備士に聞いたところ、本当に見るべきは「低評価レビューへの業者の返信内容」だそうです。良いレビューは誰でも書けますが、クレームに対してどう対応しているかで、その業者の誠実さがわかります。
具体的には、低評価に対して「申し訳ございません、すぐに対応させていただきます」と具体的な改善策を提示している業者は信頼できます。逆に「お客様の勘違いです」と責任転嫁したり、無視している業者は要注意です。
また「安かった」というレビューよりも「説明が丁寧だった」というレビューが多い業者を選ぶと良いでしょう。安さだけを売りにしている業者は、必要な整備を省いている可能性がありますが、説明が丁寧な業者は顧客の理解を大切にしている証拠です。
電話対応で見抜く業者の質
見積もりを依頼する電話をかけたとき、受付スタッフの対応だけで業者の質がある程度わかります。これは私が実際に10社以上に電話して気づいたことです。
優良な業者は電話の段階で「車検証をお手元にご用意いただけますか?」と聞いてきます。初度登録年月や車種、走行距離などを詳しく聞いて、ある程度正確な見積もりを出そうとしてくれるんです。
逆に「軽自動車なら一律5万円です」とざっくりした金額しか言わない業者は要注意です。車の状態を確認せずに金額を提示するということは、後から「追加整備が必要です」と高額請求される可能性が高いということです。
また「今すぐ予約しないと埋まってしまいますよ」と急かしてくる業者も避けた方が無難です。優良業者は顧客に考える時間を与えてくれますし、複数社で比較することを否定しません。
整備工場の設備を見学させてもらう
可能であれば、事前に工場を見学させてもらうことをおすすめします。見積もりを取りに行くついでに「作業場を見せていただけますか?」と聞いてみてください。
整備が行き届いている工場は、工具がきちんと整理整頓されており、床も比較的きれいです。逆に工具が散らかっていて、油で床がギトギトの工場は、作業の質も疑問です。丁寧な仕事をする整備士は、作業環境も整えているものです。
またリフトや検査機器が新しいかどうかもチェックポイントです。設備投資をしっかりしている業者は、技術向上にも熱心な傾向があります。古い設備でも丁寧にメンテナンスされていれば問題ありませんが、錆びだらけの機器を使っている工場は避けた方が良いでしょう。
車検費用が払えないときの現実的な解決策
分割払いやクレジットカード払いは使えるのか
車検費用が一括で払えない場合、分割払いやクレジットカード払いに対応している業者も増えています。ただし注意点があるんです。
まず法定費用については、現金払いのみという業者が多いです。これは国や保険会社に納める費用なので、クレジットカードが使えないケースがあります。つまり最低でも2.6万円は現金で用意する必要があるということです。
一方、車検基本料や整備費用については、クレジットカードや分割払いに対応している業者が増えています。特に大手の車検専門店やカー用品店は、独自のローンプランを用意していることもあります。
ただしローンを組む場合は、金利手数料がかかることを忘れないでください。例えば7万円を12回払いにすると、金利15%として約5,000円の手数料がかかります。できれば一括で払える予算を事前に貯めておくことをおすすめします。
車検費用のために今からできる貯蓄方法
車検は2年に1度必ず来るものですから、毎月コツコツ貯めておくのが最も賢い方法です。例えば10万円の車検費用を2年(24ヶ月)で割ると、月4,200円程度です。
銀行の自動積立を利用して、給料日の翌日に自動的に5,000円ずつ別口座に移すようにしておけば、2年後には12万円貯まります。これなら多少高額な整備が必要になっても対応できますし、余った分は次の車検に回せます。
また最近では「車検積立サービス」を提供している業者もあります。毎月一定額を積み立てると、車検時に割引が受けられたり、利息が付いたりするサービスです。長く同じ業者を利用する予定なら検討してみる価値があります。
どうしても払えない場合の最終手段
それでもどうしても車検費用が払えない場合、消費者金融のカードローンは最終手段として考えてください。金利が年18%程度と高いため、できるだけ早く返済しないと負担が大きくなります。
むしろ家族や親戚に相談して、一時的に借りる方が現実的です。「次のボーナスで必ず返す」と約束して、借用書を書いておけば、トラブルも避けられます。
また車検が切れる前に車を売却するという選択肢もあります。車検切れの車は価値が下がりますが、切れる前なら買取価格も維持できます。新しい車に乗り換える良い機会と考えることもできるでしょう。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで車検費用の内訳から節約テクニックまで詳しく解説してきましたが、正直なところ、一番大事なのは「信頼できる整備士を一人見つけること」だと私は思っています。
どれだけ安い業者を探しても、どれだけ見積もりを比較しても、結局のところ車の状態を正しく判断して、必要な整備だけを提案してくれる整備士がいなければ、本当の意味での節約にはならないんですよ。
私の周りで車検費用が安く済んでいる人たちを見ていると、共通しているのは「かかりつけの整備工場がある」ということです。彼らは毎回同じ工場に出して、同じ整備士に見てもらっています。そうすることで、その整備士は「この車はこの前オイル交換したばかりだから、今回は必要ないな」とか「そろそろタイヤがやばいから、次の車検までに交換した方がいいですよ」といった、長期的な視点でアドバイスしてくれるんです。
つまり目先の数千円を節約するために毎回違う業者を探すより、多少高くても信頼できる業者と長く付き合う方が、結果的に安くなるということです。人間関係と同じで、車の整備も信頼関係が大切なんですよね。
そしてもう一つ、ぶっちゃけて言うと「日頃のメンテナンスに少しだけ気を配る」これだけで車検費用は劇的に変わります。月に一度、5分でいいのでタイヤの空気圧をチェックして、エンジンルームを開けてみる。異音がしたらすぐに整備士に相談する。たったこれだけで、車検時の突発的な高額整備を防げるんです。
結局のところ、車検費用を本当に抑えたいなら「安い業者探し」よりも「良い整備士探し」と「日頃の小さな気配り」の方が、よっぽど効果的だと思いますよ。
軽自動車の車検費用に関する疑問解決
車検はいつから受けられるの?
2025年4月1日からの制度改正により、車検証の有効期間満了日の2ヶ月前から受検可能になりました。この変更により、次回の車検証の有効期間は短くならずに、より早い時期に車検を受けることが可能になり、計画的に車検を受けやすくなっています。
例えば本来の満了日が4月20日の場合、3ヶ月前の1月に車検を通してしまうと、次回の満了日は2年後の1月に繰り上がってしまい、約3ヶ月分損をしてしまいます。しかし2ヶ月前の2月20日以降に受ければ、次回の満了日は変わらず2年後の4月20日のままとなります。
車検にはどのくらい時間がかかるの?
指定整備工場や車検専門店なら当日から半日が目安です。追加整備がある場合は1日以上かかることがあります。スピード車検をうたっている業者では、最短45分で完了するケースもあります。
ただし部品の在庫状況や整備内容によっては、数日かかる場合もあります。特に特殊な部品が必要になった場合は、部品が届くまで時間がかかることもあるため、余裕を持って予約することが大切です。
車検が切れてしまった場合はどうすればいい?
満了日前なら通常予約で問題ありません。しかし車検が切れてしまうと公道走行不可となるため、仮ナンバー手配やレッカー搬送などの手続きが必要です。
車検切れの状態で公道を走行すると、道路運送車両法違反として違反点数6点が加算され、30日間の免許停止、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります。また自賠責保険も無効になっていることが多く、事故を起こした場合のリスクが非常に大きくなります。
車検切れに気づいたら、すぐに車検業者に相談してください。仮ナンバーの取得手続きや、レッカー搬送の手配をサポートしてくれます。
改造車やカスタムカーは車検に通るの?
受け付ける工場もありますが、車種や改造内容により不可や割増のケースがあります。事前に対応可否を伝えて確認することが重要です。
車高を下げたり、マフラーを交換したり、エアロパーツを取り付けたりしている車は、保安基準に適合しているかどうかが問題になります。特に車高の変更やライトの色変更などは、基準を満たしていないと車検に通りません。
13年以上乗っている車は車検費用が高くなるって本当?
本当です。新車登録から13年を超えると、自動車重量税が6,600円から8,200円に増税され、18年を超えると8,800円になります。これは環境負荷の観点から古い車に対して課される重課です。
また年式が古い車は整備箇所が増えるケースが多く、部品交換も必要となりがちです。足回りのパーツは走行に直接関係している部分であるため、特に劣化しやすく、7年目以降は交換や修理の費用がかさむ傾向があります。
OBD検査って何?
車の電子制御系を診断機でチェックする検査です。2024年10月以降に初度登録された車両から段階的に義務化されており、対象車は対応可否や追加料の有無を予約時に確認しましょう。
OBD検査は、エンジンやブレーキ、エアバッグなどの電子制御システムに異常がないかを診断します。より精密かつ効率的な車両維持管理が可能となる一方で、対応できる設備を持つ工場が限られているため、事前確認が必要です。
まとめ
軽自動車の車検費用は、法定費用に店舗ごとの基本料と車両状態に応じた追加整備費を加えた総額で考えるのがコツです。法定費用はほぼ横並びなので、差が出るのは基本料と整備内容となります。
見積もりでは内訳と根拠を確認し、再検費やOBD検査料、代車や支払い方法まで含めて比較しましょう。早割やWeb割、不要オプションの見直しを活用すれば無駄を抑えられます。
2025年4月からの制度改正で2ヶ月前から受検可能になったこと、2026年8月からロービーム検査が完全移行されることなど、最新情報を把握しておくことが重要です。迷ったときは必要十分でコスパ重視か、保証や純正対応を重視かという軸で選び、最終的には同条件で2社から3社の総額を比べて決めるのが失敗しない近道です。
日頃からのメンテナンスを怠らず、計画的に車検を受けることで、安全で快適なカーライフを長く楽しめるでしょう。


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