エンジンオイルは車の性能に大きな影響を与える重要な要素です。適切なオイル選びをしないと、エンジンの寿命を縮めてしまったり、燃費が悪化したり、最悪の場合、エンジンが故障してしまうことも。そんなリスクを避けるためには、自分の車に最適なエンジンオイルを選ぶことが大切です。しかし、エンジンオイルにはさまざまな種類や規格があり、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
今回は、初心者の方でもわかりやすいように、エンジンオイルの種類、選び方、注意点などを完全に解説します。これを読めば、エンジンオイル選びに迷うことなく、愛車にぴったりのオイルを選ぶことができるようになります!
エンジンオイル選びの基本グレードと粘度

車について疑問を持っている人のイメージ
まずは、エンジンオイルを選ぶ上で最も重要なポイント「グレード」と「粘度」について理解しましょう。これらの指標が車に適したオイル選びの鍵を握っています。
グレードの意味と選び方
エンジンオイルのパッケージに記載されている「グレード」は、オイルの品質や性能を示す指標です。例えば、「SN」や「SP」などがそれにあたります。これらのグレードは、オイルがどれだけ高性能であるかを表し、新しいグレードになるほどエンジンを守る性能が向上しています。
「S」シリーズガソリンエンジン用。後ろに付くアルファベットが大きくなるほど性能が向上します。
「C」シリーズディーゼルエンジン用。これも後ろのアルファベットが大きくなると性能が高くなります。
エンジンの種類に合わせたグレードを選ぶことが、まず第一歩です。車の取扱説明書やディーラーが推奨するグレードに従って選びましょう。
粘度の重要性
次に確認すべきは「粘度」です。例えば、「0W-20」や「5W-30」など、数字とアルファベットの組み合わせで示されます。
0W低温時の始動性を表し、数字が小さいほど寒冷地でもスムーズにエンジンが始動しやすくなります。
20高温時の性能を表し、数字が大きいほど、高温や高負荷の走行に強いという特徴があります。
自分の住んでいる地域の気候や走行状況に合わせて、最適な粘度を選ぶことが重要です。寒冷地では低温時に強いオイルを選ぶ、または高速道路を頻繁に走る場合は高温でも安定したオイルが求められます。
エンジンオイルの規格API、ILSAC、JASOの違い
エンジンオイルにはさまざまな規格がありますが、主に「API規格」「ILSAC規格」「JASO規格」が使われています。これらの規格の違いを理解することで、さらに最適なオイルを選べるようになります。
API規格ガソリンエンジン向け
API規格は、米国石油協会が定めたグレードで、主にガソリンエンジン用のオイルが対象です。例えば、「SN」「SP」などがあり、数字が大きくなるほど性能が向上します。車の取扱説明書に記載されたAPI規格に従って選びましょう。
ILSAC規格省燃費性能重視
ILSAC規格は、日米の自動車工業会が定めた規格で、省燃費性能が評価基準となっています。エコカーやハイブリッドカーには特に重要な規格で、「GF-5」や「GF-6」などがあります。これらの規格は、燃費を良くしたい方におすすめです。
JASO規格ディーゼルエンジン用
JASO規格は、日本国内で使用されるディーゼルエンジン用のエンジンオイルの規格です。特にクリーンディーゼルエンジンに対応したオイルが求められます。ディーゼル車のオーナーは、この規格に準拠したオイルを選びましょう。
エンジンオイルの種類鉱物油、合成油、化学合成油の違い
エンジンオイルにはベースオイルとして「鉱物油」「合成油」「化学合成油」の3種類があります。それぞれに特徴があり、選び方次第で車のエンジン性能が大きく変わります。
鉱物油価格は安いが性能は標準
鉱物油は天然の原油から作られるオイルで、価格が安いのが特徴です。性能的には標準的で、普段使いの車には十分ですが、長距離や高温での使用には不向きです。
合成油性能が高く、耐久性が長い
合成油は化学的に合成されたオイルで、鉱物油よりも性能が高く、長持ちします。特に高温や高負荷の走行に強いため、高性能車や長距離ドライブを頻繁にする車に最適です。
化学合成油最上級の性能
化学合成油は、最も高性能なオイルで、エンジンの保護能力が優れています。価格は高めですが、長期間交換せずに済むため、コストパフォーマンスを考えれば非常に良い選択となります。
エンジンオイル選びのポイント自分の車に合ったものを
どんなに優れたエンジンオイルでも、自分の車に合っていなければ意味がありません。適合するオイルを選ぶためには、車種やエンジンタイプに合った規格やグレード、粘度をしっかり確認しましょう。
自分の車に適合するオイルの確認方法
車に最適なエンジンオイルを選ぶためには、まずは車の取扱説明書や、メーカーが提供するオンラインガイドを参考にしましょう。これにより、どの規格やグレード、粘度が適しているかがわかります。
エンジンオイル交換のタイミングと費用
エンジンオイルは定期的に交換する必要があります。車の走行距離や使用状況に応じて交換時期が異なるため、こまめにチェックしましょう。交換費用は、オイルの種類や交換場所によって異なりますが、平均で3,000円〜10,000円程度です。
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まとめ正しいエンジンオイル選びで愛車を長持ちさせよう
エンジンオイルの選び方は、車の寿命や走行性能に大きな影響を与えます。自分の車に合ったオイルを選び、適切なタイミングで交換を行いましょう。エンジンオイルの規格や粘度、オイルの種類をしっかり理解し、愛車にぴったりのオイルを使うことが、長く快適に車を乗り続けるための秘訣です。
エンジンオイルの選び方をマスターして、愛車の性能を最大限に引き出しましょう!
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