運転中、「サイドミラーに死角があって怖い」「駐車のたびに白線が見えなくて苦労する」…そんな悩みを抱えるドライバーは意外と多いものです。特に初心者や仮免技能検定を控えた方にとって、サイドミラーの正しい調整方法は合否を左右する要素になりかねません。
実は、ミラー調整のタイミングや角度には“正解”があります。にもかかわらず、あいまいな情報に惑わされて自己流で済ませてしまう方が大半。この記事では、検定合格はもちろん、日常運転でも安心・安全な視界を確保するためのプロ視点の調整テクニックを解説します。
そもそもなぜサイドミラー調整が重要なのか?

車について疑問を持っている人のイメージ
見えているのに“見落とす”危険
サイドミラーの目的は、車体の側面から後方までの安全確認です。ですが、調整が甘いと、死角が生まれ、合流時のバイク見落としや、縦列駐車での接触といった事故につながります。見えているつもりでも“視界の抜け”は起きるのです。
仮免技能検定では評価の対象になる
技能検定では「安全確認の意識」としてミラーの調整がチェック項目に入っています。タイミングを誤ったり、調整を忘れると減点対象になるので注意が必要です。
検定でも実践でも使える!車サイドミラー調整の正しい3ステップ
① シートポジションの固定が最優先
最初にやるべきはシートの位置調整です。背もたれが立ちすぎていたり、ペダルに足が届いていないと、その後のミラー調整がすべてズレてしまいます。具体的には以下をチェック
- ペダルを踏み込める位置で、ヒザが軽く曲がっているか
- 背もたれに寄りかかってハンドルの上半分が楽に握れるか
これが決まれば、ミラーの角度も自然と最適化しやすくなります。
② ドアミラー(サイドミラー)の正しい調整角
ポイントは“自分の車が1/4だけ映る”位置。車体が映りすぎると、後方の状況が見えにくくなります。以下のように調整しましょう
- 左ミラーは後方車線と自車の境目がミラー中央に来るように
- 右ミラーは並走する車がなるべく早く映る位置に
よくあるミスは「車体をミラー内に大きく映しすぎる」こと。見える安心より、見える情報量を重視しましょう。
③ ルームミラーとの視野補完を意識
サイドミラーだけで完結せず、ルームミラーとのつながりを意識してください。ルームミラーは車体中央後方、サイドミラーは左右後方。これが自然につながると死角が大幅に減ります。
検定で焦らない!ミラー調整のタイミングと注意点
エンジンをかける前がゴールデンタイム
仮免技能検定では、車に乗り込んだ直後の準備時間にすべてを済ませるのが基本。エンジンをかけてからミラーをいじると、減点対象になったり、試験官からの印象が悪くなることも。
焦らず、以下の順番で整えるのが正解
- ドアを閉める
- シート位置を調整する
- シートベルトを締める
- ルームミラーを合わせる
- 最後にサイドミラーを調整する
この順番で準備することで、流れるような一連の動作になり、試験官からの評価ポイントも高くなります。
車に関する疑問解決ミラーの“ちょい技”Q&A
Q運転中にサイドミラーがズレたらどうする?
Aすぐには直さず、安全な場所に停車してから調整してください。運転中にミラーを触ると、前方不注意と判断されてしまいます。
Q夜間や雨天時はどう見え方が変わる?
A夜間は後続車のライトが眩しく、グレア(まぶしさ)対策が必要。電動防眩ミラーや、あらかじめ角度を少しだけ下に向ける工夫で見やすくなります。
Q自動調整機能の車でも手動調整は必要?
Aはい、初期設定が自分に合っているとは限りません。とくにレンタカーや教習車では、自分の目線に最適化するのが基本です。
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まとめミラー調整を制する者は運転を制す
車の運転においてサイドミラーの調整は“安全の起点”です。正しいシートポジションと調整角、調整タイミングを押さえることで、仮免技能検定の合格率も、日常運転の安心感も大きく向上します。
今日からは、「とりあえず映ってるからOK」ではなく、「見たいものが自然に見える配置」を目指してください。ほんの数分の準備が、未来の安全を大きく守ります。
エンジンをかける前のルーティンを“自分仕様”に整える。これが、運転の質を劇的に変える最初の一歩なのです。
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