キャンピングカーや車中泊を楽しむ際、車内にトイレを設置するかどうかで悩んでいませんか?車載トイレを設置することで、緊急時に安心感を得られる反面、トイレの処理方法には大きな手間が伴います。車載トイレの設置・処理方法について、この記事ではわかりやすく解説し、あなたが最適な選択をできるようにお手伝いします。
車載トイレの必要性は?設置派と不要派の意見を徹底比較

車について疑問を持っている人のイメージ
キャンピングカーにトイレを設置するかどうかの判断は、使用する目的や生活スタイルによって異なります。車内にトイレがあれば便利ですが、その反面、汚水処理や掃除が必要です。設置派と不要派、それぞれの意見を見てみましょう。
設置派の理由安心感と緊急時の対応
車内にトイレがあると、特に渋滞や長時間運転が続くときに非常に便利です。例えば、高速道路や山道では、途中にトイレがないことがよくあります。そんな時、車内にトイレがあれば、すぐに対応できる安心感があります。
また、高齢者や子供など、トイレを我慢するのが難しい方々にとっても、車内トイレは大きな利点です。キャンプや車中泊の際に、頻繁にトイレに行きたくなる場合にも、車内トイレは重宝します。
不要派の理由汚水処理の手間と公衆トイレの利用
一方で、トイレの設置に反対する意見も多くあります。その主な理由は、汚水の処理が手間であること。キャンピングカーに設置されたトイレは、自分で汚水を処理しなければなりません。さらに、汚物を処理できる場所が少ないことや、清掃が面倒であることが挙げられます。
日本には多くの公衆トイレが点在しており、道の駅やコンビニ、スーパーなどでトイレを借りることができます。そのため、車内にトイレがなくても困らない場合が多いという意見が多いです。
車載トイレの種類と特徴
車載トイレの設置を決めた場合、いくつかのタイプがあります。それぞれの特徴を把握し、自分に合ったものを選ぶことが重要です。
カセット式トイレキャブコン以上のキャンピングカーに最適
カセット式トイレは、大型のキャンピングカーに搭載されることが多い常設タイプのトイレです。汚水タンクが取り外し可能で、家のトイレと同じように使用できるため、快適です。しかし、設置スペースが必要であり、半畳程度のスペースが確保されていることが前提です。汚水タンクは約20リットル前後で、数人で利用すると1〜3日程度の使用が可能です。
ブラックタンク式トイレ大容量で長期間の使用に向いている
ブラックタンク式トイレは、主に輸入キャンピングカーに使用されるトイレで、非常に大きな汚水タンクが特徴です。タンク容量は約100リットルで、長期旅行や複数人のキャンピングカー旅行に適しています。このタイプは汚水の処理が簡単で、長期間の使用に対応できるため、定期的な掃除と管理ができる方に向いています。
ポータブル式トイレ小型車や緊急用に便利
ポータブル式トイレは、軽自動車や小型車をベースにしたキャンピングカーで使用される、持ち運び可能な仮設トイレです。汚水タンクの容量は10リットル程度で、長期間の使用には不向きですが、緊急時や少人数での使用には十分です。収納もコンパクトで、設置スペースがない車に最適です。
車載トイレの汚水処理方法と掃除のコツ
車載トイレを使う際には、汚水処理や掃除が欠かせません。トイレの種類ごとに適切な処理方法を理解し、手間を減らすためのコツを紹介します。
カセット式トイレの汚水処理方法
カセット式トイレの汚水タンクは車外から取り外して処理することができます。汚水はダンプステーションや自宅のトイレで流すことができます。タンク内の掃除には専用クリーナーを使用し、使用後には汚物分解薬剤を入れることで、臭いの発生を抑えることができます。
トイレ本体の掃除は家のトイレと同様で、専用の洗剤とブラシで洗い、便座部分はペーパータオルや雑巾で拭くだけです。
ブラックタンク式トイレの汚水処理方法
ブラックタンク式トイレは、ダンプステーションで汚水を流すため、専用ホースでキャンピングカーと接続し、排水レバーを引くだけで汚水処理ができます。汚水を見ずに処理できるため、扱いやすいです。日本ではダンプステーションの設置が少ないため、事前に利用可能な施設を調べておくことが大切です。
ポータブル式トイレの汚水処理方法
ポータブル式トイレの汚水タンクは、カセット式と同様に取り外し可能で、自宅のトイレやダンプステーションで処理できます。汚水タンク内は専用クリーナーで清掃し、臭いを抑えるために消臭効果のある薬剤を使用します。掃除も簡単で、手軽に扱えます。
車載トイレ処理に関する疑問解決
車載トイレを設置しない方がいい場合は?
車載トイレは便利ですが、汚水処理や清掃が苦手な方や、頻繁に公衆トイレを利用できる地域に住んでいる方には、設置しない方が良いかもしれません。特に、長距離運転や渋滞時に頻繁にトイレを利用することがない場合、無理に設置する必要はありません。
車載トイレの掃除は簡単にできるのか?
カセット式やポータブル式のトイレの掃除は、専用クリーナーを使うことで簡単に行えます。また、ブラックタンク式はダンプステーションで処理できるため、掃除の手間が比較的少ないです。ただし、どのトイレも定期的な掃除が必要です。
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まとめ
車載トイレの設置は、使う目的や旅行スタイルによって大きく異なります。トイレが必要かどうかを判断するためには、自分の利用シーンを想定し、メリットとデメリットをよく考えることが重要です。汚水処理に関しては、各トイレタイプに合った方法で清掃を行い、快適な車内環境を保ちましょう。

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