自動車の安全性を高め、夜間走行や悪天候時の視認性を向上させるために役立つフォグランプ。しかし、車両に装着する際には、法規制や車検基準をしっかり理解しておくことが大切です。フォグランプの効果を最大限に活かし、安全な走行を確保するために、交換やカスタマイズ時の注意点や法的規制について詳しく解説します。車検に通るための重要な基準や、見落としがちなカスタムのリスクにも触れ、あなたの車両にぴったりなフォグランプを選ぶための知識を深めましょう。
フォグランプの基本的な役割と効果

車について疑問を持っている人のイメージ
フォグランプは、主に霧や大雨、雪などの悪天候時に前方を明るく照らし、ドライバーの視界を確保するために使用されます。ヘッドライトでは照らしきれない低い位置を照らすため、車両の前方が明るく見え、視界が悪い環境でも走行しやすくなります。
夜間走行の視認性向上
特に夜間や暗い環境では、ヘッドライトだけでは見えづらい場所が多くあります。フォグランプを使用することで、道路の凸凹や障害物を素早く確認でき、事故のリスクを減少させます。
悪天候時の安全性向上
フォグランプは、霧や豪雨の中でも強力に道路を照らし、対向車や前方車両の影響を受けにくい位置で光を発します。この特徴により、視界が大きく悪化する天候でも安全に運転できるようになります。
フォグランプ装着時の車検基準と注意点
フォグランプを装着する際には、必ず車検基準をクリアする必要があります。法的に認められていない仕様や色、明るさのフォグランプを取り付けると、車検に通らないだけでなく、違反となる可能性もあります。ここでは、車検に通るフォグランプの基準について詳しく見ていきましょう。
フォグランプの色と明るさ
車検に通るフォグランプの色は、白色または淡黄色のみと定められています。例えば、青や緑、ピンクなど、視覚的に目立つ色に変更した場合、それは車検不適合となり、違反金や罰則の対象となります。また、フォグランプの明るさについても、適切な光軸が求められます。ヘッドライトよりも明るすぎるフォグランプや、上向きに設置されたフォグランプは、他の車両を眩惑する危険があるため、車検に通りません。
フォグランプの設置位置と高さ
フォグランプの位置にも厳格な基準があります。地面からの高さは、下縁が250mm以上、上縁は800mm以下でなければなりません。また、車両の最外部から400mm以内に設置することが求められます。ローダウン車両やカスタム車両では、特にこの基準を守ることが難しい場合がありますので、注意が必要です。
カスタムフォグランプのリスクと注意点
街中で見かけるカスタムされたフォグランプ。カラフルな色やデザイン性の高いものがありますが、これらの変更が車検に通るかどうかを確認することが重要です。以下に、カスタムフォグランプに関するリスクと注意点をまとめます。
色変更のリスク
フォグランプの色を変更することは可能ですが、車検に通るかどうかはその色が法規制に合致しているかどうかにかかっています。たとえば、ライムグリーンやピンクなど、一般的に見かけることのあるカスタムカラーは、車検に通らないことがほとんどです。違法な色に変更すると、「整備不良」とみなされ、反則金や罰則が科せられる場合があります。
バルブ交換によるリスク
カスタムバルブを使用して色を変更できるフォグランプがありますが、左右で異なる色に設定されると、車検に通らない可能性があります。特に、輸入車や一部の車両では、ハンドル操作で左右のフォグランプの色が変わることがあるため、この点を確認することが重要です。
社外品の取り付け時の注意点
「車検対応」と記載されている社外品でも、必ずしも車検に通るわけではありません。メーカーや販売元によっては、実際の基準に合致していない場合もあります。フォグランプを交換する前に、必ず信頼できる専門家に相談し、車検に通るかどうかを確認しましょう。
フォグランプ交換費用と実行可能なアドバイス
フォグランプの交換作業は、車種によって簡単なものから、バンパーを取り外さなければならない場合もあります。ここでは、交換費用の目安と、自分でできる交換方法についてアドバイスをします。
交換費用の目安
フォグランプの交換には、車種によって異なる費用がかかります。簡単な交換であれば、1,000円程度で済むこともありますが、バンパーの取り外しが必要な場合、5,000円以上かかることがあります。特にデザイン性の高いLEDタイプでは、ユニット一体型となっているため、交換が難しいこともあります。
自分でできる交換方法
簡単な車種であれば、工具を使って自分で交換することも可能です。しかし、バンパーを外す必要がある場合は、プロに任せた方が確実です。もし、交換を自分で行いたい場合は、事前に作業手順や注意点をしっかり確認してから実行しましょう。
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まとめ
フォグランプは、安全運転をサポートする重要な部品ですが、法規制に基づく適切な使用が求められます。フォグランプの色や設置位置、明るさなど、車検に通るための基準を満たすことが不可欠です。カスタムする際は、車検に通るかどうかを十分に確認し、安全性を最優先に考えましょう。交換費用や作業方法についても理解を深め、必要に応じてプロに相談することをお勧めします。
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