ドライブレコーダーは、万が一の事故や危険運転を証拠として記録するために重要なアイテムです。しかし、いざ取り付けようと思っても、「どこに設置すればいいのか？」という疑問が生じることも多いでしょう。この記事では、ドライブレコーダーの取り付け位置に関するルールと、設置時に気をつけるべきポイントを徹底的に解説します。
ドライブレコーダー設置位置のルールとは？
車について疑問を持っている人のイメージ
ドライブレコーダーを車に取り付ける際には、道路運送車両の保安基準に従った設置が求められます。特に、フロントガラスに設置する際には注意が必要です。違反になる可能性を避けるためにも、以下のポイントをしっかり抑えましょう。
フロントガラス上部20%以内の範囲に設置
ドライブレコーダーの設置位置に関する最も重要な規則のひとつが、「フロントガラス上部の20%以内に設置すること」です。具体的には、フロントガラスの上部にある20%以内の範囲であれば問題ありません。設置場所がこれを超えると、違反となる恐れがありますので注意が必要です。
視界の確保が最優先
ドライブレコーダーを設置する際に最も重要なのは、「視界の確保」です。ドライバーの視界を遮るような場所に取り付けてしまうと、走行中の安全に問題が生じる可能性があります。設置する位置や角度を慎重に選び、視界を妨げないようにしましょう。
ドライブレコーダーの設置方法と注意点
ドライブレコーダーの設置方法は、主に以下の3つがあります。それぞれの方法における注意点を見ていきましょう。
ルームミラーに取り付けるタイプ
ルームミラーに取り付けるタイプのドライブレコーダーは、ミラーの裏側にカメラを設置する方法です。この設置方法は、前方視界の妨げを最小限に抑えることができるため非常に人気があります。設置後は、ミラーの角度を調整し、記録したい範囲がカメラの画角に入るようにしましょう。
ただし、この方法の注意点は、ミラーの位置を動かすとカメラの角度も動いてしまうことです。取り付け後は、ミラーを動かさないように注意が必要です。
フロントガラスに取り付けるタイプ
フロントガラスに貼り付けるタイプのドライブレコーダーは、強力な両面テープや吸盤で取り付けるモデルが一般的です。このタイプは、設置位置が非常に重要です。先述のように、フロントガラス上部の20%以内に収めることが求められます。また、車検ステッカーやワイパーの可動範囲に重ならないように設置することが必要です。
ダッシュボードに取り付けるタイプ
ダッシュボード上に取り付けるタイプのドライブレコーダーは、比較的簡単に取り付けられるため便利です。しかし、ダッシュボードの形状や素材によっては取り付けが難しい場合があります。また、エアバッグの作動範囲内に設置しないように注意しましょう。エアバッグが作動すると、ドライブレコーダーが飛ばされる危険性があるため、設置位置には細心の注意を払いましょう。
ドライブレコーダー設置時の最終チェックポイント
ドライブレコーダーを設置する際には、以下の最終チェックポイントを必ず確認してください。
視界・視野の妨げにならない位置に設置する
ドライブレコーダーを取り付けた後に視界を確認し、走行中に視界が遮られないことを確認してください。視界が妨げられると、安全運転に支障が出るだけでなく、証拠映像としても役立たない可能性があります。
ワイパーの可動範囲内に設置しない
ワイパーが動く範囲にドライブレコーダーを設置すると、水滴や雪がレンズに付着し、映像が鮮明に記録できません。これを防ぐためにも、ワイパーの可動範囲外に取り付けるようにしましょう。
検査標章と重ならないように設置する
検査標章（車検ステッカー）の上にドライブレコーダーを取り付けてしまうと、車検時に取り外さなければならなくなり、手間がかかります。検査標章に重ならないように設置場所を選びましょう。
ドライブレコーダーの設置方法に自信がない場合
ドライブレコーダーの設置には、配線や角度調整、設置場所など細かい作業が必要です。作業に自信がない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。カーディーラーやカー用品店、自動車整備工場などの専門業者に依頼すると、安心して設置を任せることができます。
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まとめ
ドライブレコーダーの設置位置に関して、法律や規則を守りながら、安全に設置することが大切です。フロントガラスの上部20%以内に設置し、視界を妨げないように心掛けましょう。取り付け位置に不安がある場合は、専門業者に依頼するのも一つの手です。適切な位置にドライブレコーダーを設置することで、万が一の事故時に証拠映像として役立つ確かな記録が得られます。
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