ディーゼル車を所有している方にとって、維持費の増加は避けて通れない現実です。特に、11年目を迎えたディーゼル車には大きな変化があり、その維持費が大幅に上昇することを多くのオーナーが知らないままでいます。この税金増加に驚かないためにも、早めに知っておくべきポイントをしっかりと解説します。
ディーゼル車の維持費の基本自動車税と自動車重量税

車について疑問を持っている人のイメージ
ディーゼル車を所有する上で、毎年必ず支払わなければならないのが「自動車税」と「自動車重量税」です。これらの税金は、車の年式や排気量、使用用途に基づいて決まりますが、11年目を迎えると、その税金額が急激に増加します。特にディーゼル車は、ガソリン車と比較して税金の重課が早く始まるため、知識を持って対策を立てておくことが大切です。
自動車税(種別割)
自動車税は、車を所有しているだけで発生する税金で、毎年4月1日時点での車両所有者に対して請求されます。ディーゼル車の場合、11年目以降に税額が15%上乗せされることが決まっており、これが維持費に大きな影響を与えます。
例えば、2019年9月30日までに新車登録されたマツダのデミオ(排気量1,500cc)の場合、11年目以降の自動車税は、34,500円に15%の上乗せが加わるため、39,675円になります。これは、毎年の維持費として見逃せない金額です。
自動車重量税
自動車重量税は、車の重量に基づいて課税されるもので、道路整備のための資金となります。ディーゼル車の場合、13年目、18年目になると税額が大きく増加します。例えば、13年目には税額が約39%、18年目には約53%上乗せされるため、長期的に維持費が増えていきます。
さらに、2024年1月以降はクリーンディーゼル車がガソリン車と同じ扱いを受けることになり、従来の税制優遇措置が変更されました。この改正により、ディーゼル車の維持費はますます高くなり、より一層の対応が求められるようになりました。
11年目以降にディーゼル車の税金が上がる理由
ディーゼル車の税金が上がる主な理由は、環境保全にあります。日本の自動車税制は、燃費基準を満たす車両に対して優遇措置を取る一方、基準を下回る車には重課税を行っています。ディーゼル車は、その燃費効率が良い一方で、大気汚染物質である「PM」や「NOx」の排出量が多いことが問題視されています。
特に、11年以上経過したディーゼル車は、新車時に比べて燃費性能が劣化し、環境負荷が大きくなるため、税金が重課されるというわけです。このような背景から、ディーゼル車のオーナーは、定期的なメンテナンスや車両のエコ性能を向上させるための対策を講じる必要があります。
ディーゼル車の維持費を軽減するための実践的な対策
ディーゼル車を長く乗り続けるためには、税金の増加だけでなく、車両のメンテナンスも重要です。ここでは、ディーゼル車の維持費を軽減するための実践的な対策をご紹介します。
定期的なメンテナンス
ディーゼル車は、ガソリン車に比べて高い圧縮比でエンジンが動作しており、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。特に、以下の項目に注意を払いましょう
* エンジンオイル交換ディーゼル車は汚れやすいため、定期的なオイル交換が必要です。特に10万kmを超えると、オイル交換の頻度を増やすことが推奨されます。
* DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)交換排気ガスの浄化装置であるDPFは、定期的に洗浄または交換が必要です。交換費用は10万円以上かかることがあるため、予防的に管理することが重要です。
燃料添加剤の使用
ディーゼルエンジンには、軽油の汚れを除去するための燃料添加剤を使用することが効果的です。定期的に添加剤を投入することで、エンジン内部の汚れを取り除き、燃費性能を維持することができます。
車両のリセールバリューの把握
ディーゼル車は、年式が古くなると車の価値が低く見積もられがちです。特に、11年目を迎える前に車を手放すことを検討するのも一つの方法です。車両の価値を知るために、定期的に査定を受けることをお勧めします。
車中泊やクルマ旅は楽しいですぞ!
本記事では、車の知識的なお話しさせていただきました。
実は、私は趣味で日本各地を気ままにクルマ旅しているのですが、実際に現地に行った人しかわからない情報を無料で公開しています。
私が実際に日本各地を車中泊で巡ったときの体験談やその場所のレポートが見たい方は下記のURLに一覧で公開していますので、車中泊や地域の情報などが知りたい方はそちらをご覧いただければと思います!
また、インスタやYOUTUBEなんかもやってますので、そちらも合わせてご覧いただいて、面白いなとかもっと知りたいななんて思ったらフォローやチャンネル登録してもらえると嬉しいです。
まとめディーゼル車維持費の高騰を避けるために知っておくべきポイント
ディーゼル車はその燃費性能の高さから人気がありますが、11年目以降は税金が大きく増加することを理解しておく必要があります。税制改正やエコ性能に関する見直しも進んでいるため、長期間の所有を考えている方は、定期的なメンテナンスや車両の管理をしっかりと行いましょう。また、車の価値を保つために、早めに査定を受けることも重要なポイントです。
ディーゼル車の維持費が上がる時期をしっかり把握し、適切な対策を取ることで、無駄な出費を避け、車を長く快適に維持することができます。
コメント