車を駐車するときに欠かせないのが「駐車ブレーキ」です。しかし、「どうやって引くの?」や「解除できない場合どうすればいいの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。実は、駐車ブレーキには4種類あり、それぞれに特徴と解除方法が異なります。この記事では、駐車ブレーキの引き方から、解除できないときの対処法まで徹底的に解説します。これを読めば、あなたも駐車ブレーキの達人に!安全に駐車するために欠かせない知識を今すぐ手に入れましょう。
駐車ブレーキとは?その基本を押さえておこう

車中泊のイメージ
駐車ブレーキは、車を停止させた後、動かないようにするための重要な装置です。フットブレーキやエンジンブレーキが走行中に車を制御するのに対し、駐車ブレーキは駐車時の「静止」を目的としています。特に、傾斜のある場所に駐車するときは、必ず駐車ブレーキを使用しなければなりません。
駐車ブレーキは、後輪のみに作動し、車を静止させるためのワイヤーの張力を利用しています。この仕組みにより、大きな制動力は必要ないものの、車を止めるために十分な力を発揮します。また、オートマ車を駐車する際には、Pレンジに入れるだけでなく、駐車ブレーキを併用することが重要です。
駐車ブレーキの4種類と特徴
駐車ブレーキには、大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれに特徴があり、使い方や解除方法も異なります。ここでは、それぞれのタイプについて詳しく解説します。
サイドレバー式パーキングブレーキ
このタイプは、運転席の左サイドにあるレバーを引き上げて作動させる形式です。1980年代までの車に多く見られたもので、レバーの先端にあるボタンを押しながら下げることで解除できます。
特徴としては、構造がシンプルであるため、部品点数が少なく、軽量化を実現しています。マニュアル車にとっては、坂道発進時に便利な操作が可能です。ただし、オートマ車には少し不便さを感じることがあるため、近年ではあまり見かけなくなりました。
足踏み式パーキングブレーキ
フットブレーキの左隣にあるペダルを踏み込むことで作動するタイプです。ペダルを一度踏み込むと作動し、もう一度踏むことで解除できます。
マニュアル車に比べ、オートマ車の普及に伴い、足踏み式は特に便利になりました。足で操作するため、手がふさがっていても駐車ができる点が大きな利点です。しかし、マニュアル車には採用できない点がデメリットとして挙げられます。
ステッキ式パーキングブレーキ
このタイプは、ステアリングの近くに位置するT字のレバーを引くことで駐車ブレーキが作動します。回しながら戻すことで解除されます。
特徴として、車内空間を有効に活用できる点があります。特にマニュアル車や、ベンチシートが採用された車では広く使用されていました。現在では、特定の車種にのみ見られることが多いです。
電動式パーキングブレーキ
近年、車の技術が進化する中で登場したのが、電動式パーキングブレーキです。ボタンを押すだけで、駐車ブレーキの作動・解除が可能です。
特に小型車や軽自動車に多く見られ、利便性が高いです。また、シフトレバーを「P」に入れると自動で作動し、ドアが開いていないなど一定の条件を満たした場合に解除される仕組みも搭載されています。自動運転技術や追従運転といった先進システムとも親和性が高い点も魅力です。
駐車ブレーキが解除できない時の対処法
駐車ブレーキが解除できないときは、焦らず冷静に対処しましょう。無理に走行すると、リアブレーキ装置が損傷したり、最悪の場合は火災に繋がる可能性があります。ここでは、解除できない原因とその対処法を紹介します。
ワイヤーの損傷や凍結
特に古い車や寒冷地では、ワイヤーの損傷や凍結が原因で駐車ブレーキが解除できないことがあります。もし、解除ボタンを押しても反応がない場合は、ワイヤーの状態を確認しましょう。
対策としては、車内の温度を上げる、または凍結が進行する前に温暖な場所に車を移動させることが有効です。
電動式パーキングブレーキの故障
電動式の場合、パーキングアクチュエーターやセンサーの不具合が原因で解除できないことがあります。この場合、取扱説明書に記載されている緊急解除方法を試すことが重要です。
それでも解除できない場合は、ディーラーや整備工場にすぐに連絡しましょう。
外的衝撃によるパーキングブレーキの故障
事故や衝突などの外的衝撃が加わった場合、パーキングブレーキの機能が正常に動作しなくなることがあります。この場合は、無理に解除を試みるのではなく、速やかにロードサービスに連絡することが重要です。
車の駐車ブレーキを使う際の注意点
駐車ブレーキを正しく使うことは、安全な駐車に欠かせません。ここでは、駐車ブレーキを使用する際に気をつけるべきポイントを紹介します。
傾斜地では輪止めを使う
傾斜のある場所に駐車する場合、駐車ブレーキだけでは完全に車を止めることが難しいことがあります。そのため、輪止めを使うことをおすすめします。
確実にPレンジに入れる
オートマ車では、駐車時にギアを「P」に入れることが基本です。しかし、Pレンジだけでは完全に車を止められないため、必ず駐車ブレーキを併用しましょう。
よくある質問
駐車ブレーキが壊れた場合、走行に影響はありますか?
駐車ブレーキが壊れても、通常の走行には影響しません。しかし、車を止めることができなくなるため、駐車中に車が動き出す危険性があります。早急に修理が必要です。
電動式パーキングブレーキは故障しやすいですか?
電動式パーキングブレーキは、他のタイプと比べて構造が複雑であるため、故障のリスクがわずかに高いですが、適切なメンテナンスを行えば長期間の使用が可能です。
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まとめ
駐車ブレーキは車を安全に駐車するために必要不可欠な装置ですが、その種類や使い方には多くのバリエーションがあります。この記事で紹介した4種類の駐車ブレーキの特徴と解除方法をしっかり把握し、駐車時に安全に使いこなせるようになりましょう。万が一、駐車ブレーキが解除できない場合は、冷静に対処し、無理に走行することは避けてください。安全第一で、安心したカーライフを楽しんでください!
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