車のバッテリーが上がってしまった時、慌ててしまうのは当然ですが、落ち着いて適切な手順を踏めば、簡単にエンジンを再始動させることができます。とはいえ、ジャンピングスタートは正しい方法で行わなければ、最悪の場合、車をさらに傷めてしまうことも。あなたがバッテリー上がりのトラブルに直面したとき、すぐに冷静に対応できるように、この記事ではその正しい手順とともに、よくある間違いを防ぐための知識を余すことなくお届けします。これで、次にバッテリーが上がった時に慌てずに済みますよ!
ジャンピングスタートとは?バッテリー上がりを一時的に回避する救世主

車について疑問を持っている人のイメージ
まず、ジャンピングスタートとは、車のバッテリーが上がった状態から、一時的に別の車のバッテリーを使って電力を供給し、エンジンを再始動させる方法です。特に突然車が動かなくなった場合、最も手軽で即効性のある方法ですが、正しい手順を守らないと危険が伴うこともあります。
ジャンピングスタートを行うには、別の車(救援車)のバッテリーと「ブースターケーブル」を使います。この手順をしっかりと理解しておくことで、トラブル発生時に迅速かつ安全に対応できるようになります。
ジャンピングスタートの準備!安全対策と必需品
ジャンピングスタートを行う前に必要な準備があります。これらをしっかり整えておくことで、作業がスムーズに進み、事故や故障を防ぐことができます。
必要な道具を準備する
まず最初に確認すべきは、「ブースターケーブル」です。ケーブルは太さや長さ、耐久性をしっかりと確認しましょう。質の悪いケーブルを使うと、発火やショートのリスクが高まります。
次に、作業中に安全を確保するための「ゴム製保護手袋」や「安全メガネ」を用意しましょう。特に車のバッテリーは高圧をかけているため、感電や火花による事故を防ぐためにも、これらの保護具が必須です。
最後に、忘れてはいけないのが車両の「取扱説明書」です。バッテリー上がりの際に「アースポイント」を確認することができるので、事前に目を通しておくと役立ちます。
車両の準備を整える
ジャンピングスタートを行う前に、まずは車両の周囲を確認し、安全な場所に停車させましょう。これにより、作業中に車が動いてしまう危険を防ぐことができます。
また、両車両のエンジンを切った状態にしておくことも大切です。エンジンがかかったままだと、電力供給が不安定になる場合があります。
ジャンピングスタートの手順!正しい順番と注意点
ジャンピングスタートの最大のポイントは、「ケーブルを正しい順番で接続する」ことです。これを誤ると、車両に深刻なダメージを与える可能性があります。
ケーブルの接続順番
ジャンピングスタートの際に必ず守らなければならない順番を紹介します。次の手順を守ることで、最も安全に作業を進めることができます。
- 救援される車(バッテリーが上がった車)のバッテリーのプラス端子(+)に赤いケーブルのクリップを接続します。
- 次に、救援する車(元気な車)のバッテリーのプラス端子(+)に赤いケーブルのもう一方のクリップを接続します。
- 続いて、救援する車のバッテリーのマイナス端子(-)に黒いケーブルのクリップを接続します。
- 最後に、救援される車のエンジンルーム内の金属部分に、黒いケーブルのもう一方のクリップを接続します。
エンジンをかける
次に、元気な車のエンジンをかけ、アイドリングを5分程度続けます。この間に、故障車のバッテリーに少し充電されます。これで、故障車のエンジンがかかる準備が整います。
その後、バッテリーが上がった車のエンジンをかけてみましょう。万が一、すぐにエンジンがかからない場合は、数分待って再度試みてください。無理にエンジンをかけるのではなく、冷静に時間を置くことが大切です。
ケーブルの取り外し
エンジンが無事にかかったら、ケーブルを外す作業を行います。取り外しは接続時とは逆の順番で行いましょう。
- まず、救援された車のエンジンルーム内の金属部分(アースポイント)から黒いケーブルを外します。
- 次に、救援車のバッテリーのマイナス端子(-)から黒いケーブルを外します。
- その後、救援車のバッテリーのプラス端子(+)から赤いケーブルを外します。
- 最後に、救援された車のバッテリーのプラス端子(+)から赤いケーブルを外します。
車 ジャンピングスタート方法に関する疑問解決
ジャンピングスタートは失敗することがありますか?
ジャンピングスタートは、適切な手順を守れば成功する確率が高いですが、車両やバッテリーの状態によっては、うまくいかないこともあります。その場合、無理に繰り返すのではなく、JAFやロードサービスに連絡してプロの助けを求めるのが安全です。
ジャンピングスタート後、バッテリーの状態をチェックすべきですか?
ジャンピングスタートはあくまで応急処置であり、長期的な解決にはなりません。できるだけ早く、ディーラーや整備工場でバッテリーの点検を受けることをおすすめします。
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まとめ
ジャンピングスタートを行うためには、正しい手順と必要な準備を整えることが何より大切です。これらをしっかり守れば、安全に車を再始動させることができます。もしうまくいかない場合は、無理をせずプロに任せるようにしましょう。車のバッテリー上がりを未然に防ぐためにも、定期的な点検とメンテナンスを心がけてください。
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