車の冷却水(クーラント液)が減る現象に困っていませんか?「どこからも漏れていないのに冷却水が減るなんてどうして?」と悩んでいる方、意外に多いです。この問題を放置しておくと、車のエンジンに深刻な影響を及ぼす可能性もあります。この記事では、冷却水が減る原因を徹底的に解明し、その対処法を分かりやすく紹介します。特に「なぜ冷却水が減るのか?」という疑問に悩んでいる方には、ぜひ読んでほしい内容です。
冷却水が減る原因とは?まず確認したい基本的な点

車について疑問を持っている人のイメージ
冷却水が減る理由には、いくつかの基本的な原因が考えられます。しかし、まず最初に確認すべきポイントは、冷却システム全体に異常がないかということです。冷却水が漏れていないことを前提に、次に以下の原因を確認しましょう。
ラジエターキャップの劣化
冷却水が減る最も多い原因の一つが「ラジエターキャップの劣化」です。ラジエターキャップは、冷却システム内の圧力を適正に保つ重要な部品です。経年劣化や摩耗により、キャップの開弁圧が適切に機能しなくなると、冷却水がリザーバータンクに過剰に流れ込み、最終的に減少します。
* ラジエターキャップの開弁圧は、通常0.9~1.1kgf/cm2に設定されています。
* 経年劣化により圧力調整がうまくいかないと、冷却水が無駄にリザーバータンクに流れ、溢れ出すことになります。
もし冷却水が減り始めたら、まずこのキャップの状態を確認しましょう。交換は簡単で、価格もお手頃(約1,000円)なので、定期的な交換をおすすめします。
エンジンのオーバーヒート
エンジンがオーバーヒートしてしまうと、冷却水が減少することがあります。特にシリンダーヘッドの歪みや冷却システムの圧力異常が原因です。オーバーヒートにより、エンジン内の圧力が異常に高まり、その圧力で冷却水がリザーバータンクに押し出されてしまうのです。
* エンジン冷却システムの異常は、通常はオーバーヒートの兆候として現れます。
* このような場合、冷却水が減るのは避けられないことが多いです。
オーバーヒートが原因の場合は、エンジンの点検や修理が必要になります。
ATオイルクーラーの不具合
オートマチック車の場合、ATオイルクーラーが冷却水を通して冷却するため、これが劣化すると冷却水が漏れ出すことがあります。ATオイルクーラー内で冷却水が漏れると、冷却水が減少していきます。
* ATオイルクーラーの劣化により、冷却水とATフルードが混ざることがあります。
* その結果、冷却水が減り、ATフルードが白濁します。これは簡単に確認できる兆候です。
AT車をお持ちの場合、この不具合も確認しておくと良いでしょう。
エンジン冷却システム内のエア抜き不足
冷却水が減っているとき、エア抜きが不足している可能性もあります。エンジン内にエアが混入したままだと、冷却水が循環せず、正常な冷却が行われません。エア抜きが不十分だと、エンジンの温度が適切に下がらず、冷却水が減少してしまうことがあります。
* エア抜きが不足している場合、冷却システム内に気泡が残り続けることがあります。
* エア抜き作業を行うことで、冷却水の減少を防ぐことができます。
この場合も、自分でできる範囲の作業で改善できることがありますので、試してみる価値があります。
冷却水の自然蒸発
どんな車でも、冷却水が全く減らないということはありません。極微量ですが、冷却水は自然に蒸発していきます。このため、数ヶ月に一度は冷却水の量を確認し、減っている場合は補充することが重要です。
* 自然蒸発による減少はごくわずかで、通常は問題にはなりません。
* 定期的なチェックを行い、冷却水が不足しないように心掛けましょう。
冷却水が減った場合の対応法
冷却水が減る理由を知ったところで、次にどのように対応すべきかについて解説します。
ラジエターキャップを交換する
最も手軽で効果的な対応法は、ラジエターキャップの交換です。約1,000円程度で購入でき、交換も簡単なので、冷却水の減少が気になったらまず試してみましょう。
冷却システムを点検する
エンジンがオーバーヒートしている、ATオイルクーラーが劣化しているなど、他の問題がないかを確認します。特にオーバーヒートが発生した場合は、早急に専門の整備士に点検を依頼することをおすすめします。
エア抜き作業を行う
エア抜きが不足している可能性がある場合、冷却システム内のエア抜きを行うことで、冷却水の減少を防ぐことができます。エア抜きはDIYでできる場合もあるので、試してみましょう。
車の冷却水減少に関する疑問解決
冷却水が減るとどんなリスクがあるの?
冷却水が減ると、エンジンが過熱してオーバーヒートを引き起こすリスクがあります。オーバーヒートが続くと、エンジンやシリンダーヘッドにダメージを与え、最終的に修理が高額になることもあります。早期の対処が重要です。
冷却水の量が減っているとき、補充してもいいの?
冷却水が減っている場合は、まず原因を突き止めることが大切です。原因が解消されていない状態で補充しても、再度減少する可能性があります。まずは冷却システムを点検してから補充することをおすすめします。
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まとめ
冷却水が減る理由はさまざまですが、最も多い原因はラジエターキャップの劣化です。他にもオーバーヒートやATオイルクーラーの不具合などが影響することがあります。冷却水が減るのを防ぐためには、定期的なメンテナンスや早期の点検が重要です。冷却水が減った場合には、まずラジエターキャップの交換から始め、問題が続く場合は専門家に相談することをお勧めします。
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