多くのドライバーが「車高を下げたい」「乗り心地を良くしたい」と思って手を出すのが、車のサスペンション調整。しかし、ネットで情報を拾って自己流でやってしまうと、バランスを崩してタイヤが偏摩耗したり、最悪ハンドルが効かなくなるケースも…。
本記事では、プロもやっている正しい調整の考え方と、あなたのクルマにぴったりの設定を見つけるための実践的ガイドをお届けします。
サスペンション調整とは?基本を正しく理解しよう

車について疑問を持っている人のイメージ
そもそもサスペンションって何?
サスペンションは、タイヤと車体の間にある「ばね」と「ショックアブソーバー」から成る装置で、路面の衝撃を吸収し、車体を安定させる役割を持ちます。
この調整によって変わるのは以下のようなポイントです。
- 乗り心地柔らかくすれば快適、硬くすればダイレクト感が増します。
- ハンドリング車高や減衰力を調整することで、コーナリング性能が変化します。
- 見た目ローダウンすればスポーティな印象に。
調整の種類とその目的
サスペンションには「固定式」と「車高調整式」があり、後者は細かいセッティングが可能です。特に以下の4項目が調整対象になります。
- 車高(車体の高さ)
- 減衰力(ショックの効き具合)
- キャンバー角(タイヤの傾き)
- トー角(前輪の開き角)
それぞれが与える影響を正しく理解し、狙いに合わせて調整することが何より大切です。
サスペンション調整でよくある失敗とその原因
ありがちな3つのミス
サスペンションを調整する際、以下のようなミスが多く見られます。
- 見た目重視の過度なローダウンでアライメントが崩れ、走行安定性を失う。
- 左右の車高がズレているため、ブレーキ時に車が流れる。
- 減衰力を硬くしすぎて跳ねるような乗り心地になる。
これらはすべて、「目的」と「セッティング」が一致していないことが原因です。つまり、自分の運転スタイルとクルマの用途に合った設定を考えることが重要なのです。
あなたに合ったサスペンション調整の見つけ方
自分の運転スタイルを分類しよう
まずは以下のように、自分がどんなドライバーなのかを見極めてください。
タイプ | 特徴 | おすすめ調整 |
---|---|---|
街乗り快適派 | 日常使い中心、段差も気になる | 車高は純正に近く、減衰力はやや柔らかめ |
高速クルージング派 | 高速道路メイン、直進安定性重視 | やや硬めの減衰力、前後の車高バランスに注意 |
スポーツ走行派 | ワインディングやサーキットを走る | 車高を下げ、減衰力は硬め。アライメント調整が必須 |
まずは「車高」から調整するのが鉄則
初心者は減衰力やアライメントに手を出す前に、まず車高の調整から始めるのがおすすめです。これは見た目と走行感の両方に関係するため、変化がわかりやすくモチベーションにもつながります。
車に関する疑問解決DIYでできる?ショップに任せるべき?
調整は自分でできるのか
結論から言えば、簡単な調整ならDIYでも可能です。車高調のねじを回すだけで車高を変えられる製品も多くあります。
ただし、以下のような作業は専門知識と設備が必要なため、プロに任せるのが安全です。
- アライメントの微調整
- ショックの減衰力調整が複雑なモデル
- 取り外しや組み付けが必要な作業
初心者はまず「車高だけを調整して、乗り味を確かめる」くらいのスタンスで始めるのが安全です。
どこに依頼するのがベスト?
調整を依頼するなら、サスペンション専門のチューニングショップが最適です。ディーラーではあまり細かいセッティングまでは対応していない場合もあるので、サーキット走行経験があるプロが在籍する店舗を選ぶと安心です。
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まとめ正しい知識と目的意識が、乗り味を劇的に変える
サスペンション調整は、ただの「見た目カスタム」ではありません。正しい目的と方法を理解すれば、乗り心地も走りも格段にレベルアップします。
重要なのは「何のために調整するのか」を自分の中で明確にすること。街乗りでも高速走行でも、自分に合ったセッティングを見つければ、車はもっと楽しく、もっと安全に乗れるようになります。
最初の一歩は、「車高調をただ下げる」ではなく、「なぜ下げるのか?」を考えるところから始めてください。それが本当に価値あるカスタムへの第一歩です。
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