事故や盗難で愛車が全損してしまったとき、保険金がどれくらい支払われるのか、そしてその金額を最大化する方法を知りたくはありませんか?多くの人が「車両保険金額=車両の時価相当額」と思い込んでいますが、実はそれだけでは不十分な場合があります。この記事では、車両全損時の保険金計算の仕組みから、保険金を最大化するための裏技、新車特約や全損諸費用特約の活用法まで、知られざる情報を徹底解説します。
車両全損時の保険金計算の基本

車について疑問を持っている人のイメージ
車両保険金額とは?
車両保険金額とは、事故や盗難で愛車が損害を受けた際に、保険会社が支払う保険金の上限額のことです。一般的に、この金額は車両の時価相当額に基づいて設定されます。しかし、時価相当額だけでは、全損時の補償が不十分な場合があります。
時価相当額の計算方法
車両の時価相当額は、以下の要素を基に算出されます
- 車両本体価格
- 走行距離
- 年式
- 修復歴の有無
- 市場での需要と供給
これらの要素を総合的に評価し、オートガイド社の「レッドブック」などの専門的な資料を参考にして時価相当額が決定されます。
全損の定義
全損には以下の2種類があります
- 物理的全損車両が修理不可能な状態
- 経済的全損修理費用が車両の時価相当額を上回る状態
どちらの場合でも、保険金は車両保険金額までしか支払われません。
保険金を最大化するための裏技
新車特約(車両新価特約)の活用
新車特約を付帯している場合、全損時に車両の新車価格相当額が補償されます。例えば、購入価格が250万円の車が全損した場合、車両保険金額が150万円でも、新車特約により250万円まで補償されます。ただし、以下の条件を満たす必要があります
- 契約時に新車特約を付帯していること
- 車両の初度登録から一定期間内であること(保険会社によって異なります)
- 修理費用が新車価格相当額の50%以上であること
全損諸費用特約の活用
全損諸費用特約は、全損時に車両保険金額の10%(最大20万円)を上限に、廃車手続き費用や新車購入時の諸費用を補償する特約です。新車特約と併用することはできませんが、全損時の自己負担を軽減するために有効です。
免責金額の設定
免責金額とは、事故時に自己負担する金額のことです。免責金額を高く設定すると保険料が安くなりますが、事故時の自己負担額が増えるため、慎重に設定する必要があります。
よくある疑問とその回答
Q1: 中古車でも車両保険に加入すべきか?
中古車でも、ローン返済中や修理費用が捻出しにくい場合などは、車両保険に加入することを検討すべきです。特に、事故や盗難で車両が全損した場合、保険金でローンの残債をカバーすることができます。
Q2: 車両保険金額を高く設定すると保険料が高くなるのか?
はい、車両保険金額を高く設定すると、保険会社が支払う保険金が増えるため、保険料も高くなります。しかし、自己負担額を減らすためには、適切な設定が必要です。
Q3: 車両保険金額を低く設定するとどのようなリスクがあるか?
車両保険金額を低く設定すると、全損時に受け取れる保険金が不足し、自己負担が増える可能性があります。特に、修理費用が高額になる場合や、新車購入費用が不足する場合に注意が必要です。
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まとめ
車両全損時の保険金計算は、車両保険金額だけでなく、新車特約や全損諸費用特約、免責金額の設定など、複数の要素が影響します。自分の車の状態やライフスタイルに合わせて、最適な保険プランを選択することが重要です。保険会社の担当者と相談し、自分にとって最適な補償内容を見つけましょう。
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