皆さん、こんにちは。今日は、車の運転席にある「謎のスイッチ」についてお話しします。このスイッチには「クルマが踊っているようなマーク」が描かれており、多くの方がその用途を知らないかもしれません。
本記事ではわかりやすくこの謎のスイッチの全貌について解説していきたいと思います。
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車が踊る謎のスイッチとは?
このスイッチの正体は、「横滑り防止装置」のON・OFFを切り替える「横滑りマークスイッチ」です。通常、車の安定性を保つためにONの状態で使用されますが、ぬかるみや雪道での脱出時にはOFFにすることが推奨されます。2012年以降の普通自動車と2014年以降の軽自動車には、この機能が義務付けられています。安全運転のために、通常時はこのスイッチをOFFにしないように注意してください。
横滑り防止装置ってなに?
横滑り防止装置は、車の安全性を高める重要な機能です。簡単に言えば、車が滑りそうになったときに自動的に制御して安定させる装置です。
横滑り防止装置の基本
横滑り防止装置は、車のコントロールを失いそうな状況を感知し、ブレーキやエンジン出力を自動制御することで車の安定性を保つシステムです。主に以下の機能があります。
- 悪路での発進をサポート
- タイヤのスリップや空転を抑制
- カーブでの膨らみや巻き込みを防止
- 緊急回避時のスピンを防止
仕組みと効果
横滑り防止装置は、車両の各部に取り付けられたセンサーが車の挙動を常に監視しています。危険な状況を検知すると、瞬時にブレーキやエンジン出力を制御して車体を安定させます。
この装置の効果は絶大で、事故を3割から4割以上減らせるなんて話も聞いたことがあります。
義務化と普及
横滑り防止装置の重要性が認識され、日本では「普通車は2012年10月から」「軽自動車は2014年10月から」のように義務化されています。
OFFスイッチの存在理由
多くの車には横滑り防止装置をOFFにするスイッチがありますが、これには理由があります。雪道やぬかるみなどで車が動けなくなった際、横滑り防止装置がONだとタイヤの空転を抑えてしまい、脱出が困難になることがあるのです。そのような状況では、OFFにすることでエンジン出力を最大限に使って脱出しやすくなります。
ただし、通常走行時は必ずONにしておくことが安全です。
メーカー別の名称
横滑り防止装置は、メーカーによって異なる名称で呼ばれています。
例えば、「トヨタではVSC」「日産・スバルではVDC」「ホンダではVSA」「マツダではDSC」「三菱ではASC」です。
このように、同じ機能でもメーカーによって呼び方が異なるので注意が必要です。
なんかややこしいですねw
まとめ
横滑り防止装置は、普段の運転では作動を感じることは少ないですが、いざという時に事故を防ぐ重要な安全装置です。常にONにしておき、安全運転を心がけましょう。
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