車を運転中、「キーキー」「ゴーゴー」「カンカン」といった異音が聞こえてきた経験はありませんか?それが一時的なものならまだしも、何度も繰り返す場合、ブレーキに重大な異常が潜んでいる可能性があります。
特に「ブレーキ異音」は、安全運転に直結する重要サイン。しかし、その音の意味を正しく理解していないと「いつの間にかブレーキが利かなくなる」なんて恐ろしい状況にもつながりかねません。
この記事では、ブレーキから聞こえる異音のパターン別原因と対処法を徹底解説。プロの整備士が実際に現場で直面するトラブル事例も交え、読者が正しく対応できるように、実用的な判断基準と対策をわかりやすくお伝えします。
ブレーキ異音が教えてくれる“危険信号”とは

車について疑問を持っている人のイメージ
放置すると危険!異音が発するメッセージ
ブレーキ異音は「ただの音」ではなく、摩耗・劣化・破損の兆候です。違和感を覚えても、「まぁ大丈夫だろう」と放置してしまうと、ブレーキ性能の低下だけでなく、事故の引き金にもなりかねません。
たとえば、以下のような音がする場合は注意が必要です。
- キーキー音ブレーキパッドの摩耗や金属接触によるもの
- ゴー音ハブベアリングやキャリパーに問題がある場合
- カンカン音部品のゆるみや変形による金属干渉
音の種類で分かる!原因の大まかな分類
ブレーキ異音は、音の「種類」や「発生タイミング」である程度の原因特定が可能です。
音の種類 | 想定される原因 | 対応方法 |
---|---|---|
キーキー(高音) | パッドの摩耗・汚れ | パッド交換/清掃 |
ゴーゴー(低音) | ベアリングの劣化 | ベアリング点検・交換 |
カンカン(金属音) | キャリパーや金具の干渉 | 固定部品の点検 |
パターン別異音の原因と正しい対処法
「キーキー」と高い音がする場合
これはもっとも多い症例で、ブレーキパッドの摩耗や硬化が原因のケースがほとんど。実は、パッド残量が少なくなると、意図的に音が鳴る構造になっている純正品もあります。
対処法 すぐにブレーキパッドの残量を点検しましょう。自分でできない場合は整備工場へ。交換費用は1万円前後が相場です。
「ゴー」と低く響く音が続く場合
車が走行中にゴーゴーと低くうなるような音が聞こえるときは、ハブベアリングやキャリパーの錆び付きが疑われます。特に長期間乗らなかった車で発生しやすい傾向です。
対処法 整備工場での点検が必須です。放置すればホイールごと破損のリスクも。
ブレーキを踏んだときに「カンカン」「カラカラ」音
これはブレーキキャリパーの金具やパッド固定部のゆるみが主な原因。長期間点検していない車にありがちです。
対処法 音が続くなら走行を控え、ボルトや金具の締結状態をチェックしてもらいましょう。
車に関する疑問解決異音はいつ整備工場に持ち込むべき?
異音が「いつから」「どんな条件で」「どのタイミングで」発生しているかをメモしておきましょう。それがあれば、整備士が早く・正確に診断できます。
以下のようなケースではすぐに整備工場へ
- 音が急に大きくなった
- 音と同時に制動力が弱まった
- ブレーキを踏んでいないのに音が続いている
異音の背後に潜む“隠れたリスク”
異音を軽視すると、以下のような深刻な事態につながるおそれがあります。
- 制動距離の延長事故リスクの増大
- 他部品への悪影響ブレーキローターやタイヤの寿命を縮める
- 修理費の高騰早期発見なら1万円未満→放置で10万円超も
つまり、「ちょっと音がするけど大丈夫だろう」は、最悪の判断です。
車中泊やクルマ旅は楽しいですぞ!
本記事では、車の知識的なお話しさせていただきました。
実は、私は趣味で日本各地を気ままにクルマ旅しているのですが、実際に現地に行った人しかわからない情報を無料で公開しています。
私が実際に日本各地を車中泊で巡ったときの体験談やその場所のレポートが見たい方は下記のURLに一覧で公開していますので、車中泊や地域の情報などが知りたい方はそちらをご覧いただければと思います!
また、インスタやYOUTUBEなんかもやってますので、そちらも合わせてご覧いただいて、面白いなとかもっと知りたいななんて思ったらフォローやチャンネル登録してもらえると嬉しいです。
まとめブレーキ異音は“車からの命の声”。聞き逃すな!
ブレーキ異音は、車があなたに発しているSOS。放置すれば安全性もコスト面も大きく損なわれます。
異音に気づいたら、すぐに状況を確認し、できるだけ早く点検を受けましょう。特にブレーキに関する異常は、命を守る大切なパーツであることを忘れてはいけません。
最後にもう一度。音に気づいた時が、メンテナンスのベストタイミングです。あなたと家族の安全のために、ブレーキ異音を見逃さない運転者になりましょう。
コメント