毎年春になると「今年こそ行きたい!」と思いながら、気づけばGWが終わっている……そんな経験はありませんか? 実は羊山公園の芝桜は、ただきれいなだけじゃなく、行き方を間違えると丸一日が渋滞待ちで終わってしまうほどの人気スポットです。だからこそ、行く前に知っておくべき情報がたくさんあります。この記事では2026年の最新情報をもとに、車での訪問者が本当に知りたい駐車場の賢い使い方から、渋滞を避けるコツ、入園料、見頃の時期まで、経験者目線でまるっと解説します。
- 2026年の芝桜まつりは4月3日から5月6日まで開催予定で、見頃は4月中旬から5月上旬。
- 駐車場料金は普通車700円に値上がりし、土日祝は公園内への車両進入規制がかかる。
- 臨時駐車場とシャトルバスの活用が、渋滞ゼロで楽しむための最大のポイント。
羊山公園の芝桜って、どんな場所なの?

車の前で困っている人のイメージ
埼玉県秩父市にある羊山公園(ひつじやまこうえん)は、秩父のシンボルともいわれる武甲山(標高1,304m)の麓に広がる丘陵公園です。その一角にある「芝桜の丘」こそが、毎年100万人近い来場者を引き寄せる関東屈指の花の名所。
広さ約17,600平方メートルの斜面に、ピンク・白・紫・薄青紫など10品種・40万株以上の芝桜が植えられており、丘全体が巨大なパッチワークのように色づく様子は、一度見たら忘れられません。遠くに武甲山の堂々とした稜線を背負いながら広がる花の絨毯は、まさに春の秩父を象徴する絶景です。
芝桜は北アメリカ原産の多年草で、花の形が桜に似ていることから「芝桜」と呼ばれています。芝のように地面を這って広がる性質があり、丘の斜面全体を覆うように成長していきます。近くで見ると花びらがハート型をしているのも、意外と知られていないかわいいポイントです。
斜面のデザインは、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている秩父夜祭の山車に乗った囃子手の着こんだ紅白の襦袢模様をイメージしたもの。観光スポットとして見るだけでなく、地域の文化や歴史と結びついているところが、この場所の深みです。
芝桜の植栽が始まったのは2000年。以来、毎年少しずつ拡張・増植が続けられ、今や「花のパッチワーク」として全国に知られる存在になりました。2026年はその26周年という節目の年でもあります。
2026年の芝桜まつり・開催情報まとめ
2026年の芝桜まつりは、4月3日(金)から5月6日(水・振休)の8:00〜17:00に開催される予定です(見頃に合わせて変動する場合あります)。
入園が有料となる期間は例年4月中旬以降からで、見頃が過ぎると入園料の徴収が終了することもあります。2024年は見頃が早く終わったことで5月2日に入園料の徴収が早めに切り上げられるという実例もありました。つまり「見頃を逃す」と入園料不要になることもあるわけですが、当然ながら花の美しさは保証されません。見頃のうちに訪れることが一番です。
入園料は一般500円(中学生以下無料)となっています。身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方とその介護者1名まで無料、そして秩父市民で75歳以上の方も無料という、新しい制度が2026年から設けられています。
芝桜の見頃は例年4月中旬から5月上旬にかけてです。ただし開花状況はその年の気温や天候に大きく左右されるため、2023年のように4月下旬に既に見頃を迎えてしまう年もあります。お出かけ前には秩父市の公式観光サイトで最新の開花状況を確認するのが鉄則です。
芝桜まつり期間中は「ちちぶマルシェ(秩父路の特産市)」も有料エリア内で開催されます。秩父の名産品や地元グルメが集まるこのマルシェは、芝桜見物と組み合わせて楽しめる大きな魅力のひとつです。
2026年の駐車場情報・料金を徹底解説!
車で訪れる方にとって最も気になるのが駐車場の問題です。ここが羊山公園観光の最大の難関でもあります。状況を正確に把握しておくだけで、当日のストレスがまったく変わります。
公園内の駐車場(P1〜P9)について
羊山公園内にはP1からP9まで複数の駐車場があり、通常時は無料で利用できます。しかし芝桜の有料期間中は8:00〜17:00の間、有料となります。2026年の駐車料金は普通車(軽自動車含む)が700円、バイクが300円、大型バスが3,000円、マイクロバスが2,000円です。
注意してほしいのは、土日祝などの混雑が予想される規制日には、一般車両の公園内への進入自体が制限されることです。規制日には公園外の臨時駐車場へ誘導されます。GWや見頃の土日は基本的に規制日になると思って計画を立てるのが賢明です。
臨時駐車場の活用が渋滞回避の鍵!
公園外に設けられる臨時駐車場は、混雑シーズンの切り札になります。主な臨時駐車場として、「秩父ミューズパーク臨時駐車場(無料)」(埼玉県秩父郡小鹿野町長留2518)と、「横瀬町臨時駐車場(有料・普通車500円)」(埼玉県秩父郡横瀬町4132-1)の2カ所があります。
秩父ミューズパークと熊木町の臨時駐車場からは無料シャトルバスが運行しており、羊山公園入口まで約15分で運んでくれます。一方、横瀬町臨時駐車場からは徒歩でも芝桜の丘へアクセス可能で、国道299号の飯能方面から来る場合は「中郷(なかごう)」の信号で左折すると案内所があります。
土日祝に車で来た場合、臨時駐車場へ誘導されるケースがほとんどです。でも逆に言えば、臨時駐車場に入れてしまえばシャトルバスやのんびり徒歩で向かう里山散策も楽しめるため、「歩かされた」ではなく「散策を楽しんだ」という体験になります。横瀬町臨時駐車場から芝桜の丘までは徒歩3〜10分程度と意外と近く、里山の春景色を味わいながら歩けます。
2026年からバス駐車の予約が不要に!
嬉しいニュースもあります。2026年からはバスの駐車場予約が不要になりました。これまでは団体バスで訪れる場合は事前予約が必須でしたが、今年からはバス駐車場(P1)が確保されているので直接公園へ向かえます。グループや団体旅行の方にはかなりハードルが下がった変更点です。
駐車場の料金まとめ表
| 駐車場の種類 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 園内駐車場(普通車・軽含む) | 700円 | 2026年新料金。規制日は入場不可 |
| 園内駐車場(バイク) | 300円 | 同上 |
| 秩父ミューズパーク臨時駐車場 | 無料 | 無料シャトルバスあり(約15分) |
| 横瀬町臨時駐車場(普通車) | 500円 | 徒歩で芝桜の丘へアクセス可 |
渋滞を避けるための時間帯と曜日の選び方
「芝桜まつり期間中に車で行くな」とまで言われる羊山公園の渋滞は、本当に侮れません。国道299号線や140号線が芝桜まつり期間中に大渋滞となり、週末の昼間は芦ヶ久保駅(羊山公園の約10km手前)あたりから渋滞が始まることもあります。駐車場に入れるまでに2時間かかってしまったという体験談も珍しくありません。
最も確実なのは、平日に行くことです。平日の朝8時から10時頃に到着できれば、駐車場もスムーズに入れることが多く、花の丘もゆっくり歩けます。週末でも開園直後の8時から9時頃までに到着できればかなり違います。
逆に午後3時半以降は帰る人が増えて混雑が緩和してくる傾向があり、夕方訪問も意外と穴場です。閉園は17時なので、15時半頃に着いても十分に鑑賞できます。
国道299号や140号が混雑している場合は、ナビで迂回路を検索することも有効です。ただし秩父の山道は道幅が狭くカーブが多いため、運転に慣れていない方は無理をしないほうがいいでしょう。
もうひとつのおすすめは電車でのアクセスです。西武秩父駅または秩父鉄道の御花畑駅から徒歩約20分で羊山公園に到着できます。芝桜の開花期間中は西武鉄道・秩父鉄道ともに臨時列車が増発されるので、電車旅もかなり快適です。西武秩父線の特急「ラビュー」なら池袋から乗り換えなしで約80分。渋滞知らずの快適な春旅になります。
羊山公園・芝桜の丘の周辺で楽しめるスポット
せっかく秩父まで来たのですから、芝桜だけで帰るのはもったいない! 羊山公園の周辺には、知る人ぞ知る魅力的なスポットが充実しています。
公園内の「ふれあい牧場」では羊を間近に見ることができます。羊山という名前の由来は、戦前にここに県の緬羊種畜場(綿羊の飼育場所)があったことから。芝桜の丘に隣接しているので、芝桜見物のついでに立ち寄れます。子連れには特に喜ばれる場所です。
また、公園内にはわんぱく広場というアスレチック遊具のある広場もあり、子どもが走り回れるスペースがあります。ターザンロープなど体を使った遊具がそろっているので、花に興味のない子どもも飽きません。
芝桜の丘が見える「見晴らしの丘」からは、標高300mの高台から秩父市街と奥秩父の山々が一望できる絶景スポットにもなっています。人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(あの花)」の聖地としても知られており、ファンにとっても外せない場所です。
車で少し移動すれば、道の駅・芦ヶ久保(果樹公園あしがくぼ)にも立ち寄れます。地元の野菜や果物の直売、川沿いでの水遊び、手打ちそば体験など、ファミリーで丸一日楽しめる道の駅です。芝桜まつり期間中は混雑しますが、第2駐車場を使えば入れやすいのは知る人ぞ知る裏技です(道の駅入口を少し過ぎた細い道から入ります)。
横瀬町では芝桜の時期に合わせて横瀬鯉のぼりまつりも開催されます(2026年は詳細要確認)。横瀬川に張られたワイヤーロープに約180匹もの鯉のぼりが春風を受けて泳ぐ様子は、芝桜と並ぶ春の秩父の風物詩です。
芝桜と一緒に巡りたい!秩父の注目スポット厳選ガイド

車の前で困っている人のイメージ
芝桜の鑑賞だけで秩父から帰ってしまうのは、はっきり言ってもったいない。秩父には、知れば知るほど奥が深い観光スポットが点在しており、芝桜まつりのシーズンは春の秩父を丸ごと楽しめる最高のタイミングでもあります。ここでは「来てよかった!」と心から思える、外せないスポットを厳選して紹介します。
関東最強クラスのパワースポット・三峯神社
秩父観光で絶対に外せないのが、三峯神社(みつみねじんじゃ)です。標高約1,100mの山頂近くに鎮座するこの神社は、霧に包まれた参道と樹齢800年を超える御神木が神秘的な雰囲気を醸し出し、「関東屈指のパワースポット」として全国から参拝者が訪れます。
三峯神社の大きな特徴は、狛犬ではなくオオカミが神の使いとして境内に据えられている点です。秩父の山岳信仰と深く結びついており、全国的にも珍しい形式の三ツ鳥居が出迎えてくれます。拝殿天井には秩父の花木が百数十種も描かれており、細部まで見どころが尽きません。
一番の人気は「氣守(きまもり)」と呼ばれるお守りです。色とりどりのデザインがあり、強力な開運・厄除けのご利益があるとされ、参拝者の多くがこのお守りを求めます。また、拝殿前にそびえる御神木には直接触れることができ、山のよい気を全身にチャージできます。
西武秩父駅からバスで約75分かかるため、羊山公園の芝桜を先に観賞してから三峯神社へ向かうか、逆に三峯神社を朝一番に参拝してから芝桜へ戻るルートが定番です。三峯神社の遥拝殿からは秩父の山々が一望でき、天気が良ければ雲海に出会えることもあります。
秩父の歴史と文化の中心・秩父神社
西武秩父駅から徒歩約10分の場所にある秩父神社は、秩父地方の総社・鎮守として2,000年以上の歴史を誇ります。徳川家康が1592年に寄進した社殿には、日光東照宮の彫刻で有名な左甚五郎作とされる「つなぎの龍」「子育ての虎」などの豪華な彫刻が施されており、埼玉県の有形文化財に指定されています。
毎年12月に開催される秩父夜祭はユネスコ無形文化遺産にも登録されており、日本三大曳山祭のひとつとして知られています。芝桜のシーズンに訪れたなら、秩父夜祭会館で迫力の山車と屋台を通年展示で見学するのがおすすめです。水に浸けると文字が浮かぶ「水みくじ」も人気で、秩父土産の定番になっています。
絶景と川遊びが楽しめる長瀞渓谷
秩父から少し足を延ばすと、国指定の名勝・天然記念物に選ばれた長瀞渓谷(ながとろけいこく)があります。荒川上流に広がる「岩畳(いわだたみ)」と呼ばれる起伏した岩の絶景は、秩父帯の地質がむき出しになった自然の造形美で、地球の歴史を感じさせる圧倒的なスケール感があります。
春の長瀞では、長瀞ライン下りが人気です。岩畳の景観を川面から楽しめるこの屋形船ツアーは、老若男女問わず楽しめる秩父の定番アクティビティ。急流あり、穏やかな流れありのメリハリがあり、約3kmのコースを30〜40分かけて下ります。芝桜のシーズンは予約なしだと長蛇の列になることもあるため、事前に予約しておくと安心です。
長瀞には秩父三社のひとつ宝登山神社(ほどさんじんじゃ)もあります。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで埼玉県唯一の一つ星を獲得した神社で、ロープウェイで行ける山頂の奥宮からの眺望は格別です。梅や桜の季節には特に美しく、芝桜の帰りにも立ち寄りやすい場所にあります。
日本初の流通貨幣が生まれた場所・聖神社と和銅遺跡
意外と知られていないが、本当に訪れてほしいスポットが聖神社(ひじりじんじゃ)と和銅遺跡です。708年、この秩父の地で「和銅(わどう)」と呼ばれる自然銅が発掘され、それが日本初の流通貨幣「和同開珎(わどうかいちん)」の鋳造につながりました。聖神社は「銭神様」として金運アップのパワースポットとしても知られ、境内には巨大な和同開珎のモニュメントが建っています。秩父鉄道の和銅黒谷駅から徒歩約15分でアクセスできます。
秩父に来たなら絶対に食べたい!ご当地グルメ4選
観光地にはご当地グルメがつきもの。秩父のグルメは「豚文化」を軸に非常に個性的です。芝桜観賞のあとはお腹もすくはずですから、ここで紹介するグルメはぜひ意識しておいてください。
秩父名物の王様・わらじカツ丼
秩父グルメといえば、まず最初に出てくるのがわらじカツ丼です。草鞋(わらじ)のように大きく叩いて伸ばした豚ロースを揚げ、甘辛い醤油ベースのタレに浸したカツが2枚、どんぶりいっぱいにのった豪快な料理です。発祥は秩父市に隣接する小鹿野町で、大正五年創業の「安田屋」が発祥の店とされています。ライダーたちの口コミで全国区になったという逸話があり、いまやバイク好きの聖地グルメとしても有名です。
カツは薄く叩いて広げてあるため見た目のインパクトに反してサクサクと軽く、意外と食べやすいのが特徴。お店によってタレの味付けが微妙に違い、甘めのタレ・辛めのタレ・さらっとしたタレとバラエティがあります。秩父市内や小鹿野町の飲食店の多くが独自のわらじカツを提供しており、食べ比べも楽しみのひとつです。
炭火香る秩父の豚みそ丼
わらじカツ丼と並んで秩父を代表するのが豚みそ丼です。秩父名産の豚肉を甘めの味噌に漬け込み、炭火でじっくり焼き上げた料理で、味噌が焦げた香ばしい香りとジューシーな豚肉がご飯に合いすぎるほど合います。観光客の中には「わらじカツ丼か豚みそ丼か迷う!」という人も多く、両方を一度に楽しめる「秩父名物W丼」や「秩父ぶた祭り丼」というメニューを提供する店も多いので、初めての方には迷ったらW丼を選ぶのがおすすめです。
B級グルメの定番・みそポテト
ローカルグルメとして根強い人気を誇るのがみそポテトです。ふっくら揚げた串刺しじゃがいもに、甘めの味噌ダレをたっぷりかけた、秩父のソウルフード中のソウルフードです。お祭りの屋台や道の駅、観光施設など、いたるところで100〜300円程度で気軽に買えます。芝桜まつり期間中のちちぶマルシェでも食べられ、散策のお供にぴったり。秩父のマスコットキャラクター「ポテくまくん」の名前の由来にもなっているほど、地元で愛されている食べ物です。
秩父の地酒・クラフトビールとくるみそば
秩父は実は酒どころとしても知られています。ウイスキー・ビール・日本酒・ワインなど7種類の酒が醸造される稀有な地域で、なかでも長瀞蔵の日本酒は創業290年の老舗が守り続ける伝統の味です。西武秩父駅前の「西武秩父駅前温泉 祭の湯」では秩父麦酒との限定コラボビールも飲めるので、ドライバー以外には要チェックです。
また、秩父名物のもう一つとして忘れてはならないのがくるみそばです。濃厚なくるみのたれが麺によく絡み、独特の甘みと香りが癖になる秩父ならではの蕎麦。道の駅ちちぶや市内の蕎麦店で食べられます。わらじカツ丼とのセットを提供する店も多く、「わらじかつ丼とざるそばセット」は最強の秩父グルメコンボとして地元でも人気です。
あなたはどのタイプ?目的別おすすめ旅のプラン
芝桜を見るために秩父を訪れる方は多いですが、旅のスタイルによって最適なプランはまったく違います。せっかく秩父まで来るなら、自分のタイプに合った旅の計画を立てましょう。
【日帰り車旅プラン】渋滞を回避して芝桜と秩父神社を制覇!
関東近郊から車で訪れる方に向けた、日帰り完全攻略プランです。ポイントは朝8時の開園と同時に羊山公園へ入ること。圏央道の狭山日高ICから国道299号経由で約39km、関越道の花園ICから国道140号経由で約25kmが標準ルートです。
まず開園直後の8時から9時台に芝桜を堪能し、武甲山バックの絶景写真を撮影。10時前後に芝桜を離脱し、秩父神社や秩父まつり会館を見学。昼は市内の人気店でわらじカツ丼か豚みそ丼を食べ、午後は道の駅ちちぶでお土産を購入して帰路に就くというのが、最も無理なく楽しめる日帰りプランです。帰りは午後2時〜3時頃に出発すれば渋滞もかなり落ち着いています。
【1泊2日プラン】秩父を深く知る大人の旅
せっかく秩父まで来たなら1泊して深く楽しむのが断然おすすめです。1日目は羊山公園の芝桜と秩父市内観光を楽しみ、夜は西武秩父駅前温泉 祭の湯や周辺の温泉旅館でゆったり。2日目の朝イチで三峯神社を参拝し(バスで約75分)、帰路に長瀞渓谷へ立ち寄るルートが王道の1泊2日です。
特に三峯神社は早朝参拝が最もおすすめです。霧に包まれた神秘的な参道と静寂な境内を独占できる可能性が高く、昼間の混雑が嘘のように感じられるほど厳かな雰囲気に包まれます。
【子連れファミリープラン】子どもも大人も全力で楽しむ秩父
子どもと一緒に行くなら、羊山公園内のふれあい牧場・わんぱく広場(アスレチック)は必須です。さらに道の駅 芦ヶ久保の川遊びスポット、長瀞の屋形船、秩父でのいちご狩り(5月頃まで)を組み合わせると、子どもが丸一日飽きない最強のファミリー旅になります。長瀞の屋形船は小さな子どもでも乗船でき、川面からの自然体験は都会では絶対に味わえない体験です。
【ソロ・カップル向けプラン】インスタ映えと絶景を求める旅
一人旅やカップルには、朝早めに芝桜を撮影してから、美の山公園(みのやまこうえん)へのドライブがおすすめです。標高581.5mの山頂から関東平野を一望できる絶景は、日本の夜景100選にも選ばれており、芝桜と組み合わせることで秩父の春を空と花の両面から楽しめます。駐車場まで車で行けるのも嬉しいポイントです。夕方は長瀞の岩畳沿いでのんびり散歩し、長瀞蔵の地酒を購入して宿に持ち帰るというルートがおしゃれで秩父らしい旅になります。
車で訪れる方が事前に知っておきたい!秩父ドライブの注意点
車旅ブロガーの目線から、秩父を車で訪れる際に絶対に知っておいてほしいことをまとめます。これを知っているかどうかで、旅の満足度が大きく変わります。
芝桜まつり期間中は、Google マップのリアルタイム渋滞情報を必ず確認することが鉄則です。国道299号・140号は混雑すると全く動かなくなることがあります。朝7時台でも芦ヶ久保駅(羊山公園の手前10km)あたりから渋滞が始まることがあるため、早め早めの行動が命です。
迂回路として知られているのは、正丸峠越えのルート(旧299号)や秩父市内への北側からのアクセスです。ただしカーブや坂道が激しいため、運転に自信のない方は素直に渋滞を待つほうが安全です。
駐車場を賢く使うなら、前述の秩父ミューズパークの無料臨時駐車場とシャトルバスの組み合わせが最も賢い選択です。芝桜まつり期間中は交通規制も実施され、土日祝に羊山公園内へ一般車両で進入できない日が多くあります。規制日には何も考えず臨時駐車場を目指しましょう。案内看板や警備員の誘導に従えば迷うことはありません。
また、帰りのルートとして、関越道の花園IC方面へ向かうときは国道140号の皆野寄居バイパスを使うのが渋滞を最も回避できます。逆に帰りに混雑する場合は、長瀞方面を経由して熊谷・東松山方面に抜ける裏道ルートも有効です。
私の個人的な感想!
正直に言いますね。芝桜まつりで一番やらかしがちなのは、「みんなが行くGWの週末に、昼頃に車で行こうとする」ことです。これが渋滞・駐車場待ち・入場列という三重苦を生み出す元凶で、せっかく来たのに疲労困憊で帰ることになってしまいます。
ぶっちゃけ、個人的に最もコスパが高いと思う楽しみ方は「平日の朝イチに着いて芝桜を堪能し、1泊して翌日三峯神社と長瀞を楽しんで帰る」という計画です。なぜこれが最強かというと、平日朝の羊山公園は本当に空いていて、武甲山を背景にした花の絨毯をほぼ貸し切りで楽しめるんです。写真を撮り放題、芝桜の近くでランチを食べる場所も選び放題。その余裕が生まれるだけで、旅の体験の質が段違いに変わります。
それともうひとつ。せっかく秩父まで来て、芝桜だけ見てすぐ帰る人がとても多いのですが、これはかなりもったいない。三峯神社は「行った人の9割が感動する」と言っても過言でないほど圧倒的な場所です。霧に包まれた参道を歩いたとき、あの感覚は他では味わえない。芝桜が「目に見える春の喜び」だとしたら、三峯神社は「身体全体で感じる山の荘厳さ」です。この二つをセットで体験してはじめて、秩父旅行の真の満足度が完成する、と個人的には強く思っています。
グルメでいえば、迷ったらとにかくわらじカツ丼と豚みそ丼を両方のせたW丼を頼むべきです。「どっちか一つにしよう」と悩む時間がもったいないし、秩父まで来たのだから両方の「正解」を体験しておいたほうが絶対にいいです。この二つは味の方向性がまったく違うので、W丼にしても胃がくどくなることはありません。むしろ「なんでこんなに合うの?」と驚くはずです。
最後にひとつだけ。羊山公園の芝桜は、どんなに混んでいても、どんなに疲れていても、丘の上に立って武甲山と花の絨毯を見渡したとき、必ず「来てよかった」と思わせてくれる場所です。その一瞬のために朝早く出発する価値は、間違いなくあります。
羊山公園の芝桜に関する疑問を解決!
雨の日でも芝桜は楽しめますか?
はい、楽しめます。芝桜の丘は屋根がないため傘やレインコートは必要ですが、雨の日でも入園できます。雨上がりの朝はかえって花が生き生きとして美しく、人出も少ないため穴場タイミングです。ただ、坂道や階段が濡れて滑りやすくなるので、滑りにくい靴で行くことをおすすめします。
ペットを連れて行けますか?
羊山公園内はペット同伴で入園できます。ただし、必ずリードをつけること、混雑時は抱きかかえるなど他の来場者への配慮が必要です。ふれあい牧場には動物がいるため、ペットの興奮には十分注意しましょう。
芝桜の丘の中に入ることはできますか?
芝桜の丘には見学用の小道が整備されており、花畑の中を歩いて鑑賞できます。ただし、芝桜の花壇の中に立ち入ることは禁止です。小道から眺めるスタイルが基本となります。武甲山を背景に花畑全体を画角に収めるには、丘の東側から見下ろすアングルが定番で、訪れた人のほとんどがそこで写真を撮ります。
ドローンの飛行はできますか?
できません。羊山公園内(芝桜の丘を含む)では、ラジコンやドローン等の使用は禁止されています。多くの来場者がいる場所ですので、ご理解をお願いします。
前売り券はありますか?
入園料の前売り券はありません。当日、券売所での購入となります。混雑時は入園に時間がかかることがあるため、スケジュールに余裕を持って訪れることをおすすめします。
駐車場の予約はできますか?
羊山公園の公式駐車場には事前予約制度はありません。ただし秩父駅周辺には予約制のコインパーキング(タイムズのBなどのサービス)があり、そこに停めてシャトルバスや徒歩で向かうという手段もあります。確実に駐車スペースを確保したい方には、この方法がおすすめです。
まとめ
羊山公園の芝桜は、武甲山を背景に広がる40万株の花のパッチワークという、日本でもなかなか見られない絶景スポットです。2026年は4月3日から5月6日の開催で、見頃は4月中旬から5月上旬。駐車場料金は普通車700円に改定され、一方でバスの事前予約不要という便利な変更もありました。
車で訪れる場合は、平日の朝8〜10時か、土日でも開園直後の到着を目指しましょう。臨時駐車場とシャトルバスをうまく活用すれば、公園内の渋滞に巻き込まれずにスムーズに花の丘へたどり着けます。秩父ミューズパークの無料臨時駐車場は特におすすめです。
芝桜だけでなく、ふれあい牧場・わんぱく広場・秩父夜祭との関連、道の駅芦ヶ久保など周辺スポットも充実しているため、一泊二日で秩父をじっくり楽しむ旅が最もコストパフォーマンスに優れています。春の秩父の空気を胸いっぱいに吸いながら、一面の芝桜を歩いてみてください。きっと、来年もまた来たくなるはずです。


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