「上野は混みすぎるし、目黒川も人でぎゅうぎゅう……静かに桜を楽しみたいけど、どこがいいんだろう?」そんな悩みを抱えるあなたに、ぜひ知ってほしい場所があります。東京・江東区にある清澄庭園は、池泉回遊式の本格的な日本庭園で春には桜が咲き誇り、都内屈指の隠れた名スポットとして地元の人たちにひっそりと愛されています。しかも入園料はたったの大人150円!これほどのコスパで江戸の美意識を丸ごと体験できる場所は、そうそうありません。
- 清澄庭園では2月下旬から4月中旬にかけて3種類の桜が順番に開花し、長期間お花見を楽しめる。
- 2026年の東京のソメイヨシノ開花は3月19〜21日頃と予想されており、満開は3月末から4月上旬が目安。
- 庭園内に駐車場はないが、徒歩3〜5分圏内に複数の民間駐車場があり、車でのアクセスも十分に可能。
- 清澄庭園とはどんな場所?江戸〜明治が薫る本格庭園の歴史
- 2026年の桜開花最新予想!見頃はいつ?
- 清澄庭園の桜の最大の魅力!3種類の桜が時期をずらして咲く
- 清澄庭園の桜・お花見の具体的な楽しみ方と注意点
- 清澄庭園へのアクセスと近隣の穴場駐車場情報
- 清澄庭園周辺のお花見散歩コース!深川エリアをまるごと楽しもう
- 車で清澄庭園に来たなら絶対知っておきたい!周辺駐車場の”使える”実態
- 花見の前に押さえておきたい!清澄白河エリアの注目観光スポット
- 清澄白河に来たなら絶対食べたい!ご当地グルメ「深川めし」完全攻略
- 清澄庭園を軸にした最強の1日花見プラン(車・電車それぞれ対応)
- 花見の当日に現地で起きがちな「あるある問題」と解決法
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- 清澄庭園の桜に関するよくある疑問
- 事前に「akippa」や「特P(とくぴー)」で駐車場の確保をしよう
- まとめ
清澄庭園とはどんな場所?江戸〜明治が薫る本格庭園の歴史

桜のイメージ
清澄庭園を語るには、まずその濃厚な歴史を知っておく必要があります。この地はかつて江戸の大豪商として知られた紀伊國屋文左衛門の屋敷跡と伝えられており、享保年間(1716〜1736年)には下総国関宿藩主・久世大和守の下屋敷として整備が進められました。それだけでも十分ロマンがありますよね。
そこへ1878年(明治11年)、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎が荒廃していた邸地を買い取り、社員の慰安や貴賓をもてなす場として庭園を大規模に造成。1880年に「深川親睦園」として竣工し、その後も工事が続けられました。弥太郎亡き後は隅田川の水を引いた大泉水が完成し、全国から取り寄せた名石を周囲に配した回遊式林泉庭園が明治を代表する傑作として世に名を馳せることになります。
この造園手法は、泉水・築山・枯山水を主体とする江戸時代の大名庭園のスタイルを継承しながらも、清澄庭園によって近代的な完成をみたと言われています。歩いているだけで江戸から明治へと時代をまたぐような感覚が味わえるのが、この庭園の最大の魅力です。
その後、関東大震災(1923年)で大きな被害を受けましたが、この時に庭園が多くの人命を救う避難場所として機能したことから、岩崎家は東側半分を東京市に寄付。整備を経て1932年(昭和7年)に一般公開が始まり、1979年には東京都の名勝に正式に指定されています。
2026年の桜開花最新予想!見頃はいつ?
気になる2026年のお花見タイミングですが、最新の予想では東京のソメイヨシノの開花は3月19〜21日頃、満開は3月28〜31日頃と見られています。ウェザーニュースや日本気象協会など複数の気象機関が3月中旬時点でほぼ同様の予測を出しており、今年は平年並みかやや早い開花になりそうです。実際、3月17日には名古屋でソメイヨシノの開花が発表され、東京でも開花が目前に迫っています。
清澄庭園の場合、この開花予想に合わせると3月下旬からソメイヨシノが楽しめ、4月上旬から中旬にかけてはサトザクラ(里桜)が続きます。特にサトザクラは他の多くの公園でソメイヨシノが散り終わった後に見頃を迎えるため、「もう桜は終わったかな」という時期にもう一度お花見を楽しめる嬉しいタイミングです。ゴールデンウィーク前後まで桜のある庭園を楽しめるなんて、都内ではかなり稀なことです。
開花は気温の影響を強く受けるため、お花見の直前には最新の情報を確認しておくと安心です。
清澄庭園の桜の最大の魅力!3種類の桜が時期をずらして咲く
清澄庭園の桜が穴場として特別な理由のひとつが、3種類の桜が異なる時期に次々と開花するという構成です。一般的な公園のお花見は「ソメイヨシノが満開の一週間が勝負!」となりがちですが、清澄庭園ではおよそ2ヶ月もの間、桜のある風景を楽しめます。
まず最初に咲き始めるのがカンヒザクラ(寒緋桜)です。鮮やかなピンク・赤紫色の花が下向きに咲くのが特徴で、例年2月下旬頃から庭園の一角を彩ります。まだ春の訪れが遠い肌寒い時期に、この濃い色の桜が咲いている様子はとても印象的です。
続いて3月下旬にはソメイヨシノが開花。大泉水(池)を囲む景石や石灯籠を背景に薄桃色の花が広がる様子は、まさに日本画の世界そのものです。普通の公園のように芝生の上でシートを広げるスタイルとは違い、庭園の回廊を歩きながら角度を変えるたびに違う表情を見せてくれる桜は格別の趣があります。
そして4月上旬から中旬にかけて咲くのが、自由広場のサトザクラ(里桜)です。八重咲きの大ぶりな花びらが豪華に咲き誇り、ソメイヨシノよりも濃いめのピンクが特徴的。遅咲きのため、他の公園がとっくに葉桜になった頃でも清澄庭園では花見が楽しめます。なお、清澄白河エリアには日本に二十数本しかないウコンザクラも近隣に存在しており、周辺を散策しながら珍しい品種を探す楽しみもあります。
清澄庭園の桜・お花見の具体的な楽しみ方と注意点
清澄庭園は東京都の指定名勝であるため、文化財として丁寧に保護されています。そのため、他の公園とは少し違うルールがあります。訪問前に知っておくと当日慌てずに済みますよ。
まず入場料について。大人(一般)は150円、65歳以上は70円です。年間パスポートもあり、清澄庭園のみ利用の場合は一般600円で1年間何度でも入れます。東京都立9庭園共通の年間パスポートは一般4,000円で、浜離宮恩賜庭園や旧芝離宮恩賜庭園なども一緒に楽しめるのでお得です。
開園時間は午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)で、年末年始のみ休園です。残念ながらライトアップや夜桜は実施されていませんので、昼間の散策を楽しむスポットとして計画してください。
庭園内での飲酒と、レジャーシートを広げてのピクニックスタイルのお花見は禁止されています。これは文化財を守るためのルールです。ただし、清澄白河駅周辺にはテイクアウトできるカフェが多く充実しているので、お気に入りのコーヒーや軽食を手に持ちながら回遊式庭園をのんびり歩くスタイルが清澄庭園ならではの楽しみ方です。近年「コーヒーの街」として注目を集める清澄白河エリアでコーヒーをテイクアウトし、庭園でお花見を楽しむスタイルはSNSでも人気を集めています。
なお庭園を一周するのにかかる時間は約40分程度。池の半周はフラットな車椅子ルートになっており、貸出用車椅子も4台用意されているため、体の不自由な方や年配の方も安心して訪れることができます。
土曜・日曜・祝日には午前11時と午後2時(7・8月を除く)に無料の定例庭園ガイドが実施されており、歴史的な背景を聞きながら桜を鑑賞できるのも清澄庭園ならではの贅沢な体験です。
清澄庭園へのアクセスと近隣の穴場駐車場情報
電車でのアクセスは非常に便利です。都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」A3出口から徒歩約3分と、改札を出てすぐに辿り着ける距離感です。住所は東京都江東区清澄3-3-9で、電話番号は03-3641-5892です。
車でお越しの方への注意点として、清澄庭園には専用駐車場がありません。これはお花見シーズンに多くの方が気になるポイントです。しかし安心してください。庭園のすぐ近くに複数の民間駐車場があります。
最も近いのは庭園から徒歩約2〜3分圏内にある「ナビパーク清澄第1」(江東区清澄2丁目、収容15台)で、1日最大料金の設定があります。同じく徒歩3〜4分圏内に「タイムズ清澄2丁目第3」「タイムズ清澄1丁目第3」「タイムズ平野1丁目第3」などのタイムズ系駐車場も点在しています。「PARKS PARK江東区清澄2丁目第2」は24時間最大1,900円とリーズナブルで人気があります。
お花見シーズンの週末は駐車場も混み合う可能性があります。akippaや特Pなどの駐車場事前予約サービスを使えば、当日焦ることなく確実に駐車スペースを確保できるのでおすすめです。特に土日は早めに予約しておくと安心です。なお、電車でのアクセスが最もスムーズなため、お花見当日は公共交通機関の利用も積極的に検討してみてください。
清澄庭園周辺のお花見散歩コース!深川エリアをまるごと楽しもう
清澄庭園の魅力は庭園内だけにとどまりません。清澄白河から門前仲町にかけてのエリアは、小名木川・仙台堀川・大横川といった川に囲まれた水辺の街で、川沿いに桜が植えられた散歩道が随所に広がっています。お花見散歩をしながら街のカフェに立ち寄るというコースは、このエリアの王道です。
仙台堀川公園は全長3.7kmを誇る都内最大級の親水公園で、公園の北側には川沿いに約900mもの桜並木が続きます。ソメイヨシノを中心に約510本が植えられ、例年3月下旬〜4月上旬には「桜まつり」が開催されてぼんぼりに明かりが灯される夜桜も楽しめます。大横川親水公園では約80本のソメイヨシノやシダレザクラ・ヤエザクラが咲き、清洲橋や萬年橋のたもとにも桜の木が点在して川面に花びらが舞う花筏も見どころのひとつです。
清澄白河駅周辺はコーヒーショップが集積するエリアとして近年注目を集めており、天然酵母のベーカリーや和食器の専門店、旧鉄工所をリノベーションしたカフェなど個性的なショップも多く、桜の時期だけでなく一年中街歩きが楽しめます。お花見のあとに好みのカフェでゆっくり過ごす「清澄白河スタイル」は、混雑した観光地とは一線を画した大人のお花見体験です。
車で清澄庭園に来たなら絶対知っておきたい!周辺駐車場の”使える”実態

桜のイメージ
清澄庭園に車で来ようとしている方から、一番多く聞かれる質問が「結局どの駐車場がいいの?」というものです。ここでは地図情報をもとに実際の使い勝手を踏まえた駐車場の選び方を、体験ベースでぶっちゃけてお伝えします。
まず前提として、清澄白河エリアは元々が住宅密集地のため、大型の駐車場は少なく、ほとんどが4〜15台規模の小さなコインパーキングです。つまり満車になりやすく、桜の満開週末は争奪戦になることを覚悟しておいてください。
最も穴場なのが庭園から徒歩約2分の「ナビパーク清澄第1」(江東区清澄2丁目6-9、15台)です。日中は30分400円と少し高めですが、夜間(24時〜8時)は60分100円と格安で、最大料金の設定もあります。次に使いやすいのが庭園から徒歩約3〜4分の「タイムズ清澄2丁目第3」と「タイムズ清澄1丁目第3」の2つ。どちらも小規模ながら最大料金設定あり、24時間利用可能です。さらに「PARKS PARK江東区清澄2丁目第2(11台)」は24時間最大1,900円で使いやすいと評判です。
実際にここで起きやすい問題点が2つあります。ひとつは「カーナビが住宅地の細道に誘導して混乱する」こと。清澄エリアは一方通行が多く、Googleマップで「清澄庭園」を目的地にして進むと庭園前の道が車で入れない一方通行になっていることがあります。対策としては、駐車場の住所を直接目的地に設定して向かうことをおすすめします。
もうひとつの問題は「満車表示でも近くを走ると空いていることがある」点です。コインパーキングの満空情報は必ずしもリアルタイムではないので、表示を信じて離れずに一周してみると空きが見つかることがあります。どうしても見つからない場合は、少し距離は離れますが「タイムズコンフォートホテル東京清澄白河」(江東区白河1-6、14台)が庭園から徒歩約3分で比較的台数があり、週末でも入れることが多いです。
もっとスマートな方法は、akippaや特P、タイムズのBといった駐車場事前予約サービスを使うことです。清澄庭園周辺では予約制の個人駐車場もいくつか登録されており、当日朝に慌てることなく確実にスペースを確保できます。特に桜の満開時期(3月末〜4月上旬)の土曜・日曜・祝日は前日か当日の朝一番に予約を入れておくのが鉄則です。
| 駐車場名 | 徒歩距離 | 台数 | 日中料金目安 | 最大料金 |
|---|---|---|---|---|
| ナビパーク清澄第1 | 約2分 | 15台 | 30分400円 | 夜間500円 |
| タイムズ清澄2丁目第3 | 約3分 | 小規模 | 20分220円 | 24時間2,000円 |
| PARKS PARK清澄2丁目第2 | 約3分 | 11台 | 30分300円 | 24時間1,900円 |
| タイムズコンフォートホテル東京清澄白河 | 約3分 | 14台 | 30分440円 | 24時間2,640円 |
| タイムズ平野1丁目第3 | 約4分 | 4台 | 20分220円 | 24時間2,000円 |
※上記料金は目安です。最新情報は各駐車場の現地表示または公式サイトでご確認ください。
花見の前に押さえておきたい!清澄白河エリアの注目観光スポット
清澄庭園を起点にしたこのエリアは、半日から一日かけてじっくり楽しめる観光地としての密度が実はかなり高い。桜を見るだけで帰ってしまうのは、ちょっともったいないです。知る人ぞ知る見どころを3つ、具体的な楽しみ方と合わせてご紹介します。
深川江戸資料館(清澄白河駅A3出口から徒歩3分)は、清澄庭園と同じ清澄白河駅エリアにあって、江戸時代天保年間の深川佐賀町の町並みをほぼ実物大で再現した国内でも珍しい体験型博物館です。入場料は大人400円で、清澄庭園の入場券を持っていると100円引きの300円になる嬉しい割引サービスがあります。地下1階に降りると、長屋・八百屋・米屋・船宿・火の見櫓が立ち並ぶ江戸の街並みが突如目の前に広がり、思わず「おおっ」と声が出るほどのリアリティです。時間帯によって照明が変わり朝から夜まで一日の移り変わりが演出されているのもユニークで、所要時間は30〜40分程度が目安です。桜の季節に清澄庭園→深川江戸資料館の順でセットで回ると、江戸の庭と江戸の暮らしを一度に体験できる濃密な春の半日になります。
東京都現代美術館(清澄白河駅から徒歩約10〜13分)は、木場公園の緑の中に建つ国内最大規模の現代美術専門館です。約5,700点の収蔵作品と年6〜8本の企画展を抱えており、アートへの関心がない人でも建物の空間そのものや中庭・プロムナードを歩くだけで十分に楽しめます。お花見の後に「なんとなくアートも見てみるか」というノリで立ち寄るには最適なロケーションです。車でお越しの場合は首都高速9号深川線「木場出口」から約5分というアクセスで、美術館専用の駐車場もあります。
富岡八幡宮と深川不動堂(門前仲町駅周辺)は、清澄白河から約1km南下した門前仲町エリアにあります。1627年創建の富岡八幡宮は江戸最大の八幡様として「深川の八幡様」と親しまれ、縁結びや交通安全のご利益で有名です。境内には日本地図を完成させた伊能忠敬が実際にここで北海道測量の旅に出発したことを記念した像もあり、歴史好きには刺さるスポットです。隣の深川不動堂は成田山の東京別院で、外観からは想像できないほど荘厳な内部空間があります。お花見散歩のついでに参拝して縁起を担ぐ、そんな粋な過ごし方も清澄・深川エリアならではです。
清澄白河に来たなら絶対食べたい!ご当地グルメ「深川めし」完全攻略
清澄庭園でお花見をしたあと、「せっかくここまで来たんだから地元のものを食べたい!」という方に、このエリアのソウルフード「深川めし」を強烈にプッシュしたいと思います。
深川めしとは、江戸時代にこのエリアが漁師の街だった頃に生まれた郷土料理です。アサリが豊富に獲れたこの土地で、漁師たちが船の上でもさっと作れるまかない飯として、アサリをネギと味噌で煮込んでご飯にぶっかけた「ぶっかけ飯」が発祥とされています。その後、大工など職人のお弁当向けに醤油で炊き込んだスタイルも生まれ、現在では「ぶっかけ飯タイプ」と「炊き込みご飯タイプ」の2種類が定番となっています。
2019年には農林水産省が選んだ「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれており、地域の誇りある食文化として今も大切に継承されています。
エリアには深川めしを提供する店が複数ありますが、特に清澄白河駅周辺で評判が高いのが以下の3店です。
深川宿・本店(清澄白河駅B2出口から徒歩約3分)は、深川めしを郷土料理として復活・普及させたと言われる老舗中の老舗です。ぶっかけタイプと炊き込みタイプの両方が楽しめる「辰巳好み」という食べ比べセットが人気で、深川江戸資料館のすぐ向かいにあるのでセットで回りやすいのも魅力。注意点は現金払いのみという点で、近くのコンビニで事前に現金を用意しておくことをおすすめします。テイクアウトの深川めし弁当もあり、清澄庭園でお花見しながら食べる方法もあります(庭園内での飲食は可、ただし飲酒は不可)。
深川釜匠(清澄白河駅A3出口から徒歩約3分)は、アサリとしめじをだしで炊き込んだ「深川めし」と、半熟卵で閉じた「深川丼ぶり」が看板です。店頭に金のお釜が目印で、全90席と規模が大きめなので行列してもわりと早く入れます。地元民と外国人観光客が混在するにぎやかな雰囲気で、深川めし入門には最適の一軒です。
深川一穂(木場駅から徒歩3分)は少し足を伸ばすことになりますが、釜飯屋時代から継承する秘伝の出汁で炊いたアサリと、ご飯が見えないほどのアサリの量で評判の名店です。深川めしが売り切れたら早じまいするほど本気の仕事ぶりで、より本格的な味を求める方に強くおすすめします。
清澄庭園を軸にした最強の1日花見プラン(車・電車それぞれ対応)
「清澄庭園に花見に行くけど、一日どう過ごせばいいの?」という方のために、実際に回りやすい動線を考えた具体的なプランを提案します。
【車で来る方向けのプラン(所要時間約6〜7時間)】
まず出発前に駐車場を予約しておくのが大前提です。朝9時過ぎに清澄庭園周辺の駐車場に到着し、開園と同時に清澄庭園へ入ります。午前中の早い時間は光の差し込み方が美しく、池に反射する桜と名石のコントラストが最も映えるタイミングです。庭園を40分かけてゆっくり一周したら、いったん車に戻らずそのまま歩いて深川江戸資料館へ移動(徒歩3分)。江戸の町並みを30〜40分で見学します。お昼は深川宿や深川釜匠で深川めしのランチを楽しみ、午後は仙台堀川公園や大横川親水公園を川沿いに散歩しながら追加のお花見。帰路につく前に東京都現代美術館に立ち寄りたい場合は、車で木場方面へ移動して美術館の専用駐車場を利用するのが便利です。
【電車で来る方向けのプラン(デートや友人グループ向け)】
清澄白河駅に着いたらまずコーヒーのテイクアウトを。近隣にはサードウェーブコーヒーの名店が集まっており、お気に入りの一杯を片手に徒歩3分で清澄庭園へ。庭園を散策したら、深川江戸資料館→深川宿(ランチ)→仙台堀川公園(川沿い散歩)→富岡八幡宮(参拝)→門前仲町の飲食店でディナーというコースが王道かつ効率的です。門前仲町は飲食店が充実しており夜の〆まで楽しめるため、電車利用者には特に有利なコースです。
花見の当日に現地で起きがちな「あるある問題」と解決法
実際に清澄庭園を訪れた人たちの声から、当日に困ったこととその解決策を体験ベースで整理します。
まず一番多い声が「思ったより入口がわかりにくかった」という点です。清澄庭園の出入口は1ヶ所だけで、清澄通り沿いの庭園の正面入口のみです。駅のA3出口を出て清澄通りを真っ直ぐ北方向(庭園方向)に3分歩いたところにあります。ところがカーナビや地図アプリが庭園の側面や裏手に誘導してしまうことがあり、「庭園の塀をぐるっと歩き回ってしまった」という体験談が少なくありません。入口は清澄通りに面した南側の正門のみと覚えておくと迷いません。
次に多いのが「思ったよりお花見客が静かに鑑賞していて、シートを広げようとしたら困惑した」という話です。これは先述のとおり庭園内にレジャーシートの使用ルールがあるためで、知らずに行くと恥ずかしい思いをします。シートを広げてのんびりピクニックスタイルのお花見は、庭園の出入口からすぐそこにある「清澄公園」(入場無料)を利用しましょう。清澄庭園に隣接する無料の公園で、芝生広場でのシートの使用が自由にできます。清澄庭園で庭園美を楽しんだ後、すぐ隣の清澄公園で食べ物を広げてくつろぐという「2段階花見」が地元民の定番スタイルです。
3つ目の困りごとは「桜シーズンの週末に清澄白河駅周辺のカフェが激混みで全然入れない」という問題です。清澄白河はコーヒーの街として有名になりすぎたため、特にソメイヨシノ満開期の土日は有名店に行列ができます。地元を知る人の間で評判なのが、大通りから一本入った路地のカフェや清澄公園に面した小さな喫茶店を狙う方法。また、テイクアウトができる店を選んで外で飲むというスタイルが清澄白河では自然に受け入れられているので、行列店でも「テイクアウトのみにする」と決めてしまえばぐっと待ち時間が短縮できます。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで読んでくれた方には正直に言います。清澄庭園の花見で一番失敗しやすいのは「ソメイヨシノの満開週末に突撃する」というパターンです。3月末の土日は混雑し、庭園周辺の駐車場は朝から争奪戦、近隣カフェも行列、深川宿も待ちが出る。みんなが同じタイミングで動くから当然そうなります。
個人的に一番楽で効率的だと思うのは、「ソメイヨシノが散った後のサトザクラ(4月上旬〜中旬)の平日に狙う」という作戦です。この時期、他の公園はもう花見シーズン終了ムードなのに、清澄庭園の自由広場では八重のサトザクラがふんわりと咲いています。人が少なく、駐車場もすっと入れて、カフェも並ばずに座れて、深川めしも待たずに食べられる。全部揃います。
しかも4月中旬の気温は花見にちょうどよく、上着がいらない陽気の中で静かな庭園を独り占めする感覚は、満開週末の混雑の中で見るソメイヨシノより余程豊かな時間だと思っています。車で来る方は特に、週末の駐車場渋滞と満車問題から解放されるだけで精神的なゆとりがまるで違います。
それでも「どうしてもソメイヨシノが見たい!」という場合は、平日の午前9時の開園直後か、午後4時以降の夕方狙いが現実的です。特に夕方近くは光が柔らかくなって桜の色がいっそう美しく見えますし、夕方4時30分の入園締め切りに間に合えば比較的人が少ない時間帯に入れます。
清澄庭園は「焦って行く場所」ではなく、「余裕のある日に静かに行く場所」です。そのコンセプトを理解して計画を立てると、間違いなく満足度の高いお花見になります。
清澄庭園の桜に関するよくある疑問
清澄庭園の桜は何本あって、どんな品種が咲きますか?
清澄庭園の桜は庭園内に約20本で、本数としては多くありません。ただし、カンヒザクラ(2月下旬〜)・ソメイヨシノ(3月下旬〜)・サトザクラ(4月上旬〜中旬)の3種類が時期をずらして咲くため、2月下旬から4月中旬頃まで長期間にわたって桜が楽しめます。大泉水(池)や名石と組み合わさった景色は本数以上の迫力と美しさがあり、訪れた人を驚かせます。
清澄庭園のお花見でアルコールは飲めますか?
残念ながら、清澄庭園は東京都の指定名勝である文化財のため、庭園内への飲酒持ち込みは禁止されています。また芝生でのレジャーシートを広げたスタイルのお花見も禁止です。ただし近隣には個性的なカフェやレストランがたくさんあるので、庭園で桜を楽しんだ後に周辺のお店でゆっくりと食事を楽しむというプランがおすすめです。
清澄庭園の夜桜・ライトアップはありますか?
清澄庭園では夜桜のライトアップは実施されていません。開園時間は午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)です。夜桜も楽しみたい場合は、近隣の仙台堀川公園(桜まつり期間中にぼんぼり点灯あり)や隅田公園(墨堤さくらまつり期間中にライトアップあり)と組み合わせてみてください。
混雑しにくいおすすめの時間帯や曜日はありますか?
清澄庭園は上野や目黒川と比べると混雑は少ない穴場スポットですが、ソメイヨシノの満開時期(3月末〜4月上旬)の土日は訪問者が増えます。比較的のんびりと楽しみたいなら平日の午前中か夕方近くがおすすめです。また4月上旬〜中旬のサトザクラの季節は、多くの花見客がすでに帰ってしまうタイミングなので、ゆったりと庭園を独り占めするような感覚で楽しめることもあります。
清澄庭園の近くで子ども連れにおすすめの公園はありますか?
清澄庭園から自転車や車で少し移動すれば、子ども連れのお花見に最適なスポットが複数あります。猿江恩賜公園(住吉駅から徒歩約2分)は約200本の桜が咲き、スカイツリーとのコラボも楽しめます。大島小松川公園には大型アスレチックやバーベキュー場があり家族連れに大人気です。荒川沿いの小松川千本桜では約1,000本の桜のトンネルが現れ、バーベキューも楽しめます。庭園での静かな花見とアクティブな花見を組み合わせてみてはいかがでしょうか。
事前に「akippa」や「特P(とくぴー)」で駐車場の確保をしよう

近場の駐車場が満車だったらどうする?
車で行くときは、駐車場をどこにするか問題が常に付きまといます。
特に観光地や有名な場所ほど目的地に近い駐車場が限られています。なので、大体「満車」になっています。
せっかく来たのに、駐車場探すだけで20分や30分も時間を費やすのは時間がもったいないですよね?
そんなときは事前予約型の駐車サービスで確保しておくと、現地で焦る心配もありませんし、気持ちの余裕が生まれてより楽しい時間を過ごすことができます。
「akippa
」や「安い駐車場を検索して事前に予約!特P(とくぴー)
」など、スマートフォンから簡単に駐車場を予約できるサービスがあります。月極駐車場や個人の駐車スペースを手頃な価格で利用できるほか、コインパーキングの相場よりも安い駐車場が見つかるかもしれません。事前に予約すれば、駐車場の空き状況を心配せず、スムーズに目的地へ向かえるでしょう。
まとめ
東京・江東区の清澄庭園は、「混雑した花見スポットは疲れた」「本物の日本庭園でゆっくり桜を楽しみたい」という方にとって、まさに理想の穴場スポットです。入園料わずか150円で岩崎弥太郎ゆかりの明治の名園に入れ、2月下旬から4月中旬まで3種類の桜が順番に楽しめるという豊かさは、都内有数の桜名所と比べても引けを取りません。
2026年の東京の桜開花は3月19〜21日頃が予想されており、満開は3月末〜4月上旬が目安です。今すぐカレンダーに印をつけて、清澄庭園でのお花見を計画してみてください。コーヒーの街・清澄白河でテイクアウトの一杯を手に取り、名石が点在する池のほとりで桜を眺めるひとときは、きっと忘れられない春の記憶になります。桜の見頃は短い分、予定はなるべく早く立てるのが吉です。ぜひ今年の花見は、清澄庭園で特別な時間を過ごしてみてください。


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