「せっかく草津温泉まで来たのに、その先の絶景ルートを知らないまま帰ってしまった…」そんな後悔をしている方、実は多いんです。群馬・長野県境をまたぐ国道292号線、通称志賀草津高原ルートは、標高2172mという日本国道最高地点を誇る、まさに”天空のドライブコース”です。しかし、ただ走るだけでは本当の魅力の半分も味わえません。このルートには1000年以上の歴史が刻まれた古道の痕跡、知る人ぞ知る秘湯、そして2026年現在も続く火山活動という刻々と変わるリアルな状況まで、知っておかないと損する情報が山ほどあります。
この記事では、初心者から何度も訪れるリピーターまで「また来たい!」と思わせる、志賀草津高原ルートの全貌をお届けします。
- 2026年4月22日開通予定!冬季閉鎖と草津白根山の最新規制情報を徹底解説
- 草津温泉スタートから志賀高原まで、見逃せない絶景スポットを順番に紹介
- 1000年以上の歴史を持つ古道の秘密と沿線の名湯情報を完全網羅
- 志賀草津高原ルートとは?まず基本情報をおさらいしよう!
- 【2026年最新情報】開通時期・規制・火山情報を出発前に必ず確認!
- スタート地点は草津温泉!出発前に絶対立ち寄るべき理由がある
- 天空の絶景ポイントを完全制覇!渋峠・日本国道最高地点・横手山の楽しみ方
- 実は1000年以上の歴史がある!知られざる「草津道」の深すぎる過去
- 沿線の名湯も見逃すな!志賀草津高原ルートは「温泉街道」でもある!
- ドライブ前に知っておきたい!失敗しないための実践的な準備ポイント
- 季節ごとの楽しみ方ガイド!初めて行くならどの季節がベスト?
- 絶対に寄るべき近場の注目スポット!ドライブをもっと充実させる穴場をこっそり教えます
- 旅行スタイル別!志賀草津高原ルートのリアルな旅プラン提案
- 旅の楽しみを倍増させるご当地グルメ!行ったなら絶対に食べてほしい名物
- ドライブ中に出くわすかもしれない!ルート沿いの自然現象と動植物たち
- 私の個人的な感想!
- 志賀草津高原ルートドライブに関する疑問解決!
- まとめ一度走ったら忘れられない、日本最高峰の天空ドライブへ出かけよう!
志賀草津高原ルートとは?まず基本情報をおさらいしよう!

車の前で困っている人のイメージ
志賀草津高原ルート(国道292号線)は、群馬県の草津温泉から長野県の湯田中温泉郷を結ぶ全長約46kmの山岳道路です。一般的な観光地図で見るとさほど長い距離に見えませんが、この46kmの中に国内最高峰の国道地点、活火山の荒涼とした風景、白樺林が織りなす高原、そして千年の歴史が詰まった古道の遺構まで、これでもかというほどの絶景と物語が凝縮されています。
ルート全体を大きく分けると、群馬県側と長野県側でまったく別の表情を見せてくれるのが特徴です。群馬県側は草津白根火山の影響を受けた荒涼とした火山性の景観が広がり、まるで異星に降り立ったような非日常感があります。一方、長野県側(志賀高原エリア)に入ると一転して白樺林が続く爽やかな高原風景へと変わり、その対比がこのルートの最大の醍醐味とも言えます。
ルートの最高地点となる渋峠(標高2172m)は、晴れた日には遥か南に富士山さえも望める360度パノラマが広がります。ビーナスラインと並び称される国内トップクラスの人気ドライブロードとして、全国からドライバーやライダー、サイクリストが集まる憧れのルートです。
【2026年最新情報】開通時期・規制・火山情報を出発前に必ず確認!
志賀草津高原ルートを訪れる上で絶対に見落としてはいけないのが、道路の冬季閉鎖情報と火山規制情報です。2026年3月15日現在、この2点について重要な最新情報があります。
まず冬季閉鎖について。2025年11月12日午後1時から、志賀草津高原ルートは冬季閉鎖中です。解除予定は2026年4月22日午前10時となっています。冬の間は雪崩の危険性があるため全線が通行止めとなり、前後も降雪や積雪・凍結によって予告なく通行止めになる場合があります。春のドライブを計画している方は、出発前日に必ず最新の道路情報を確認してください。
次に、より重要な火山規制情報です。草津白根山(湯釜付近)の噴火警戒レベルは、2025年8月4日にレベル1からレベル2(火口周辺規制)へ引き上げられました。気象庁の最新発表(令和8年3月1日付)によると、白根山では火山性地震が多い状態が続いており、引き続き湯釜火口から概ね1kmの範囲で大きな噴石に警戒が必要とされています。これにより、国道292号線の「殺生ゲート」から「万座三叉路ゲート」までの約8.5kmが当面の間通行止めとなっています。
冬季閉鎖解除後も、この火山規制による通行止め区間は継続する可能性があります。迂回する場合は有料の万座ハイウェーを利用することで回避が可能です。ただし草津温泉街は火口から直線距離で約5km以上離れており、温泉街の観光・宿泊には影響がありません。
| 項目 | 内容(2026年3月15日現在) |
|---|---|
| 冬季閉鎖期間 | 2025年11月12日13時〜2026年4月22日10時(予定) |
| 火山規制区間 | 殺生ゲート〜万座三叉路ゲート(約8.5km)通行止め |
| 噴火警戒レベル | レベル2(火口周辺規制)継続中 |
| 草津温泉街 | 火山規制の影響なし・通常通り営業 |
| 迂回路 | 万座ハイウェー(有料)で迂回可能 |
スタート地点は草津温泉!出発前に絶対立ち寄るべき理由がある
志賀草津高原ルートのドライブは、多くの場合草津温泉をスタート地点として始まります。ここはただの通過点ではなく、1800年前には既に発見されていたとされる日本屈指の古湯であり、ルートの歴史的な玄関口でもあります。
草津温泉の象徴「湯畑」周辺は温泉街として整備されており、日帰り入浴が楽しめる共同浴場も複数あります。泉質は強酸性で、肌への殺菌・美容効果が高い反面、長時間の入浴は肌荒れを招くことがあるので注意が必要です。温泉でしっかり体を温めてからドライブへ出発するのが、現地の人たちに学んだ賢い楽しみ方です。
草津温泉街を出発してしばらく登ると、みはらし台駐車場が現れます。草津温泉から15kmほどの地点ですが、ここからすでに群馬方面の山々が一望でき、条件が良ければ遥か南に富士山の姿も確認できます。車を停めて外に出ると、標高の高さを実感できる清々しい空気と大パノラマが迎えてくれます。
天空の絶景ポイントを完全制覇!渋峠・日本国道最高地点・横手山の楽しみ方
日本国道最高地点(標高2172m)は外せない記念撮影スポット!
志賀草津高原ルートのハイライトといえば、やはり日本国道最高地点(標高2172m)です。立派な石碑が建てられており、訪れた人のほぼ全員がここで記念撮影をします。晴れた日には遮るものがない大パノラマが広がり、眼下には芳ヶ平湿地群の美しい湿原風景、遠くには草津温泉街や白根火山を望むことができます。澄んだ晴天の日には富士山まで見える、まさに天空の展望台です。
渋峠は群馬と長野の「県境ホテル」が名物!
日本国道最高地点からほど近い渋峠(標高2152m)は、群馬県と長野県の県境に位置するスポットです。峠に建つ渋峠ホテルはその建物自体が群馬県と長野県にまたがって建てられた珍しい存在で、到達記念のポストカードやステッカーを購入することができます。また、草津温泉から渋峠まではトイレ休憩できるスポットが少ないため、出発前にトイレを済ませておくことを強くおすすめします。
横手山山頂(標高2307m)はリフトで気軽に行ける天空の展望台!
渋峠を長野側へ少し進むと現れる横手山ドライブイン(横手ドライブイン)は、標高2100mという高所にある定番の休憩スポットです。「のぞき」と呼ばれる展望ポイントからは眼下に善光寺平や北アルプス連峰が広がる大パノラマが楽しめます。ここからスカイレーターとリフトを乗り継いで横手山山頂(標高2307m)へアクセスすることもでき、北アルプス連山と志賀高原を見渡す感動的なパノラマが体験できます。2階のレストランでは信州そばやくま笹ソフトクリームを味わいながら、笠ヶ岳を眺めるという贅沢なひとときも過ごせます。日本一標高の高いパン屋さんとして知られる横手山頂ヒュッテのパン屋も有名で、春から秋にかけては動く歩道やリフトで手軽に訪れることができます。
実は1000年以上の歴史がある!知られざる「草津道」の深すぎる過去
志賀草津高原ルートは現代の観光道路として知られていますが、その前身となる「草津道(くさつみち)」は近世以前から物流の要路として利用されてきた歴史ある街道です。江戸時代、北信濃と江戸を結ぶ街道網の中でも草津道は信州と上州・関東の物流を支える最重要路線のひとつでした。
さらに興味深いのは、万座温泉周辺から弥生時代の遺跡が出土しているという事実です。つまりこのルートは、2000年以上前から人々が往来していた可能性があるのです。
江戸後期には、山田温泉から七味温泉方面を経由する「山田道」と、万座温泉を経由する「万座街道」が小径として開通しました。これらが合流する山田峠一帯は「天空の交差点」として荷役で賑わう物流拠点となり、まさに現在の道の駅のような役割を果たしていました。
現在の山田峠は荒涼とした山岳の風景が広がるだけに見えますが、避難小屋付近の旧街道踏み跡にはひっそりと石仏が安置されています。これは山田道の往来を祈念するために置かれた百番観音像の終点(百番目)で、山田峠を起点として山田街道の要所に計100体もの石仏が安置された壮大な信仰の遺産です。一見何もない峠に見えますが、旅人たちの祈りと足跡が静かに刻まれているのです。
沿線の名湯も見逃すな!志賀草津高原ルートは「温泉街道」でもある!
志賀草津高原ルートとその関連街道沿線には、個性豊かな名湯が点在しています。古くから塩街道でもあり「温泉街道」でもあったこのルートは、ドライブだけでなく湯めぐりの視点で訪れると何倍も楽しくなります。
熊の湯ホテルはエメラルドグリーンの湯色が特徴的な秘境感あふれる温泉で、志賀草津道路沿線に位置しながら意外と知られていない穴場の宿です。投入量が多く湯の鮮度が高いため、温泉好きなら宿泊での利用がおすすめです。
七味温泉紅葉館は旧山田道沿線の秘湯宿で、明治期から親しまれてきた歴史があります。メインの露天風呂は硫黄系の濁り湯で、全量かけ流しの豊富な湯量と秘湯感あふれるロケーションが魅力です。
万座温泉日進館の本館離れにある露天風呂は、絶景の一言に尽きます。豊富な源泉が大量投入されており、万座エリアで一番のおすすめ温泉として地元の湯ファンからも高い評価を得ています。万座道・山田道によって多くの湯治客が訪れてきた歴史ある温泉地でもあります。
山田温泉大湯は百番観音の始点となる地にある共同浴場で、源泉を引いて木栓で温度調整するカランという非常に珍しい設備が残っています。こぢんまりした温泉街ながら情緒たっぷりで、歴史に思いを馳せながら湯に浸かれる貴重な場所です。
ドライブ前に知っておきたい!失敗しないための実践的な準備ポイント
志賀草津高原ルートは整備された走りやすい道ですが、標高2000mを超える環境ゆえに注意すべき点がいくつかあります。これを知っておくだけで、トラブルを防いで快適なドライブが実現します。
まず服装と装備について。真夏でも標高が高いため肌寒く感じることがあります。防寒着は必ず携行してください。天気予報が晴れでも山の天気は変わりやすく、急な霧や雨に備えた雨具も必須です。
燃料については特に重要な注意点があります。ルート上にはガソリンスタンドが一切ありません。草津温泉を出発する前、または信州中野IC方面から入る場合はその手前で必ず満タンにしておきましょう。車中泊や長距離ドライブを計画している方は特に注意が必要です。
路面状況も気をつけたいポイントです。積雪や落石の影響でアスファルトの傷みが目立つ区間があります。初心者ドライバーは速度を落として慎重に走行してください。また、駐車場での停車中に強風が吹くことも多く、ドアの開け閉めには注意が必要です。
アクセスについては、群馬側からのアプローチは関越自動車道・渋川伊香保ICから草津温泉まで約55kmが目安です。長野側からは上信越自動車道・信州中野ICから国道292号線を利用するのが一般的ですが、冬季閉鎖期間中や火山規制が続く場合は別ルートを確認してください。
季節ごとの楽しみ方ガイド!初めて行くならどの季節がベスト?
志賀草津高原ルートの開通期間はおおむね4月下旬から11月上旬で、季節ごとにまったく異なる顔を見せてくれます。
開通直後の春(4月下旬〜5月)は、道路脇にまだ雪の壁が残ることがあり、残雪と新緑のコントラストが幻想的です。路面に解け水が流れている箇所もあるため、速度と車間距離に注意しましょう。初夏(6月〜7月)は平床大噴泉付近でレンゲツツジが群生し、白樺の白と朱色のコントラストが美しい季節です。気温も過ごしやすく、ドライブには最高のシーズンと言えます。夏(7〜8月)は首都圏の猛暑を逃れた避暑目的の観光客が集中します。日本国道最高地点の駐車場は満車になることも多く、早朝または夕方前の訪問がおすすめです。晴れた夜には満天の星空と、条件次第でスカイツリーまで見えることがあります。秋(9〜10月)は草津白根や志賀高原の紅葉が見頃を迎え、特に10月上旬の紅葉ピーク時は圧巻の景色が広がります。渋滞も予想されるため、時間に余裕を持った計画が必要です。
絶対に寄るべき近場の注目スポット!ドライブをもっと充実させる穴場をこっそり教えます

車の前で困っている人のイメージ
志賀草津高原ルートのドライブだけを目的に来てしまうと、もったいないと感じることになります。このルートから少し足を伸ばすだけで、世界レベルの絶景体験と唯一無二の感動が待っています。知っているだけで旅の満足度が劇的に変わるスポットを厳選してご紹介します。
世界が認めた奇跡の光景!地獄谷野猿公苑「スノーモンキー」
志賀草津高原ルートの長野県側出口にあたる湯田中温泉郷から、車で約10分のところに位置するのが地獄谷野猿公苑です。ここは「スノーモンキー」の愛称で世界中のメディアが取り上げ続けてきた、温泉に入るニホンザルを間近で観察できる地球上で唯一の施設です。タイム誌にも掲載されたことがあり、外国人観光客が日本に来る目的として名指しで挙げることも多いほど知名度は国際的です。
2026年3月15日現在も通常営業中で、冬期(11月頃〜3月頃)の開苑時間は9:00〜16:00となっています。この時期は温泉に入るサルを見られる確率が高く、年間を通じてもっとも人気のシーズンです。ただし、野生動物のため公苑内に来ない日もあります。公苑の公式サイトでは毎週「サルたち出勤予報」が公開されているので、出発前に確認するとがっかりリスクを大幅に減らせます。
駐車場から公苑まで雪道を約1.5km歩く必要があります。冬は路面が凍結していることが多いため、防水性のある靴と滑り止めが必須です。現地でアイゼンのレンタルもあるので心配な方は借りることをおすすめします。なお、サルは野生動物のため、餌やりや接触は固く禁止されています。
雲の上のソラテラス!竜王山「SORA terrace」で雲海を体験しよう
北志賀高原に位置する竜王山(標高1,770m)の山頂には、近年SNSで話題を集め続ける絶景スポット「SORA terrace(ソラテラス)」があります。世界最大級の規模を誇るロープウェイに乗ってアクセスするこのテラスからは、条件が整えば雲の海が足元に広がる神秘的な雲海を体験できます。
日中の大パノラマも素晴らしいですが、夕暮れ時には空と雲が茜色に染まるマジックアワーが楽しめます。テラスにはゆったりとくつろぎながら雲の動きを見渡せるラグジュアリーなカフェも併設されており、標高1,770mの空中にいながらコーヒーを飲むという贅沢なひとときが過ごせます。志賀草津高原ルートの絶景を体験した後のルート上に位置しているため、宿泊付きのプランに組み込むと非常に効率的です。
渋温泉「九湯めぐり」は湯田中到着後に絶対やるべき伝統体験!
志賀草津高原ルートの長野側の終点に程近い渋温泉には、奈良時代に僧侶・行基が開湯したと伝わる歴史ある温泉街があります。ここで有名なのが「九湯めぐり」。温泉街に点在する9つの外湯を全て巡るという伝統的なアクティビティで、全湯制覇で「健康長寿・家内安全」のご利益があるとされています。
各外湯はそれぞれ泉質が微妙に異なり、温度も個性があります。渋温泉の旅館宿泊者はこの外湯めぐりが無料で楽しめます。石畳の路地を歩きながら湯けむりの中で歴史ある湯に浸かるという体験は、ドライブの疲れを取り去るだけでなく、旅の深みをぐっと増してくれます。外湯をすべて回ってスタンプを集めると「結願証(けちがんしょう)」がもらえるのも、巡礼感覚で楽しいポイントです。
旅行スタイル別!志賀草津高原ルートのリアルな旅プラン提案
「行ってみたいけど、どんなプランを組めばいいかわからない」という方のために、旅行スタイル別の具体的なプランをご提案します。実際にこのルートを知り尽くしたうえで、効率よく最大限楽しめるプランを厳選しました。
【日帰りプラン】首都圏・北関東発!欲張り日帰りドライブ
東京や北関東から日帰りで楽しむ場合は、関越自動車道の渋川伊香保ICを朝6時台に出発するのが理想的です。草津温泉まで渋川伊香保ICから約55kmで、道中も道の駅や農産物市場などがあって飽きません。
草津温泉に9時頃到着したら、まず湯畑周辺を散策しながら朝の食べ歩きを楽しみます。温泉まんじゅうや温泉たまごを頬張りながら湯けむりの雰囲気に浸かったら、10時頃に志賀草津高原ルートへ出発。みはらし台、日本国道最高地点、渋峠と順番に立ち寄りながら進み、横手山ドライブインで昼食を取ります。信州そばを食べながら笠ヶ岳を眺めるランチは最高の贅沢です。午後は横手山山頂(スカイレーター+リフト)へ登頂し、北アルプスの大パノラマを満喫。志賀高原山の駅でお土産を購入したら、上信越自動車道・信州中野ICから帰路へ。混雑がなければ18時前後に東京圏へ戻れます。
【1泊2日プラン】草津温泉に泊まって翌朝の奇跡的な絶景を狙う!
志賀草津高原ルートを120%楽しみたいなら、やはり1泊2日が基本プランです。1日目は余裕を持って草津温泉に到着し、温泉街の食べ歩きと「大滝乃湯」などの日帰り入浴施設でのんびり過ごします。夕食後は西の河原露天風呂や湯畑のライトアップを楽しみ、翌日のドライブに備えて早めに就寝を。
2日目は朝7〜8時台に出発するのがベストです。なぜなら、この時間帯は観光客が少なく、日本国道最高地点や横手山の駐車場でゆっくり停められるからです。さらに朝の澄んだ空気の中では遠くの山々が鮮明に見え、富士山が望める確率も上がります。ルートを走りながら各スポットに立ち寄り、渋温泉で昼食と九湯めぐりを楽しんだら、地獄谷野猿公苑へ。サルたちの生態を観察したあと、湯田中温泉郷の旅館で日帰り入浴をして帰路へ。このプランなら移動に追われることなく、このルートの持ち味を最大限に引き出せます。
【2泊3日プラン】歴史も温泉もアクティビティも全部楽しむ完全版
時間に余裕がある方や、志賀草津高原ルート周辺を本気で楽しみたい方には2泊3日のプランをおすすめします。1日目は草津温泉に入り、湯もみショーの観覧や湯畑散策、地酒の飲み比べなど温泉街をゆっくり堪能します。2日目は午前中に志賀草津高原ルートをドライブ、午後は志賀高原でトレッキング(大沼池コースがおすすめ)または竜王山でSORAテラスを体験。渋温泉に2泊目を予約しておけば、九湯めぐりもゆっくりこなせます。3日目は地獄谷野猿公苑でスノーモンキーと対面した後、奥志賀方面や北志賀エリアをドライブして帰路へ。このプランは「ただ景色を見る旅」ではなく、歴史・自然・グルメ・温泉・生き物との出会いすべてが揃った、完全版の旅になります。
旅の楽しみを倍増させるご当地グルメ!行ったなら絶対に食べてほしい名物
旅の記憶は、景色だけでなく食べたものにも深く刻まれます。志賀草津高原ルート沿いには、その土地でしか味わえないご当地グルメが豊富にあります。食いしん坊な旅人なら見逃せない、地元の食を深掘りしてご紹介します。
草津温泉の食べ歩きグルメで旅のテンションを上げよう!
ドライブの出発点である草津温泉は、食べ歩きグルメが充実した温泉街です。最初に押さえておきたいのは温泉まんじゅうです。1945年創業の「松むら饅頭」は、変わらぬ製法で長年愛され続ける草津温泉の名物中の名物で、しっとりした皮とやさしい甘さのあんこが絶品です。食べ比べる場合は複数の老舗を巡ってみると、それぞれの個性の違いに驚かされます。
次に試してほしいのが湯けむりこんにゃくです。群馬県は国内最大のこんにゃく産地で、その上質なこんにゃくを甘辛い味噌だれで仕上げた串こんにゃくは、温泉街の食べ歩きにぴったりのB級グルメです。冷たい空気の中で熱々を頬張ると、体の芯から温まります。
ランチには湯畑周辺の蕎麦処で信州そばをぜひ。温泉水で打った湯畑そばは草津ならではのご当地グルメで、コシのある細麺に地元産の舞茸天ぷらを合わせると絶品です。草津ならではのスイーツとしては、湯畑のエメラルドグリーンをイメージして作られた草津温泉プリンも人気です。見た目の美しさはSNS映え間違いなしで、旅の記念写真にも活躍します。
横手山頂ヒュッテ「日本一標高の高いパン屋さん」は絶対に外せない!
横手山山頂(標高2,307m)にある横手山頂ヒュッテのパン屋は、日本一標高の高い場所にあるパン屋さんとしてテレビでも何度も取り上げられてきた有名店です。ここのパンは天然酵母を使い、薪窯でゆっくり焼き上げる本格的なものです。山頂の澄んだ空気と絶景を眺めながら焼きたてのパンを食べるという体験は、地上のどんなパン屋にも再現できない特別な体験です。春から秋はスカイレーターとリフトで手軽にアクセスできるので、必ず立ち寄ってください。
ルート終着点・湯田中温泉エリアで信州グルメを締めくくる!
長野県側の終点に近い湯田中・渋温泉エリアは、信州の食文化が凝縮した場所でもあります。地元の人たちが愛する野沢菜漬けは、この地方を代表する漬物で、ご飯のお供としても旅のお土産としても最適です。また、信州といえば欠かせないのが信州りんごと信州牛です。湯田中エリアの道の駅や地場産品直売所では、採れたての信州りんごや地元産のそばを買うことができ、自宅に帰ってからも旅の余韻が楽しめます。
渋温泉の旅館では上質な信州ジビエ料理や信州牛を使った料理を提供している宿も多く、温泉と組み合わせた食事プランで旅を締めくくるのも格別です。
ドライブ中に出くわすかもしれない!ルート沿いの自然現象と動植物たち
志賀草津高原ルートの魅力は絶景だけではありません。このルートを走っていると、都市生活では絶対に出会えない自然現象や野生動物と遭遇することがあります。これを知っておくと、ドライブ中の”当たり外れ”の差が大きく変わります。
平床大噴泉(ほたる温泉)は、志賀草津高原ルートを走っているとふいに現れる地面から温泉が大量に吹き出す天然の噴泉です。高さ数メートルに達する湯柱が無人の大地から吹き上がる光景は、まさに自然の力を目の当たりにする瞬間で、初めて見た人は思わず車を止めて見入ってしまいます。6月下旬頃にはこの付近にレンゲツツジが群生し、白樺の白と朱色の花のコントラストが美しい写真スポットになります。
また、ルートを走っているとニホンカモシカが道路脇に出現することがあります。天然記念物に指定されているこの動物は、志賀草津高原周辺に生息しており、運がよければ至近距離で目が合う体験ができます。慌てず、ゆっくりと停車して観察しましょう。ただし、車から出てカモシカに近づくのは野生動物との適切な距離感を保つ観点からおすすめしません。
さらに、志賀高原の大沼池は、かつての志賀湖が干上がって形成された高層湿原で、長野県天然記念物に指定されています。コバルトブルーの水面と周囲の森が織りなす景色は神秘的で、木道を歩きながらヒメシャクナゲやワタスゲなど希少な高山植物を観察できます。ドライブだけでなく少し歩くことができる方には、ぜひ足を延ばしてほしいスポットです。
私の個人的な感想!
ここまでこの記事を読んでくれた方に、ぶっちゃけた話をします。正直に言うと、「志賀草津高原ルートを走るだけ」の旅は、このルートの楽しみ方として50点に届いていないと私は思っています。
なぜかというと、多くの人が「絶景の道を走る」ことを目的にして、結果的に車の中から風景を眺めるだけで終わっているからです。渋峠で写真を1枚撮って、横手山ドライブインでソフトクリームを食べて、「来た、見た、帰った」という旅をしている方があまりにも多い。それでも十分楽しいのですが、このルートはそれだけじゃもったいなさすぎるんです。
個人的に「これをやったから本当に満足できた」と思う体験のポイントをお伝えします。一つは必ず一泊することです。日帰りでこのルートを走るのと、前日に草津温泉か渋温泉に泊まって翌朝一番の澄んだ空気の中でルートを走るのとでは、体感の充実度がまったく違います。特に渋温泉に泊まって九湯めぐりをしてから翌朝ドライブするルートは、歴史と絶景と温泉が一体化した体験で、日本の旅の醍醐味をすべて詰め込んだような満足感があります。
もう一つは「止まる」を惜しまないことです。みはらし台でも、山田峠の避難小屋裏の百番観音の前でも、平床大噴泉でも、車から降りて外の空気を吸い、その場所が持っている雰囲気をしっかり体で感じてほしいのです。2000m級の山の上の空気、足元の地面から漂う硫黄の臭い、遠くまで続く山稜の静寂、これらはカメラには絶対に写らない体験です。
そして最後に、「なぜここにこの道があるのか」を少しだけ考えながら走ってみてほしいのです。江戸時代の旅人が荷を担いで同じ峠を越えていた事実、弥生人が同じ山を越えて往来していた痕跡、百番観音の石仏が今も静かに旅人を見守っていること。これを知ったうえで走ると、この道はただの観光ドライブルートではなく、数千年分の人間の営みが積み重なった生きた道として見えてきます。そういう視点でこのルートを走ると、一生記憶に残る旅になると、個人的には強く確信しています。
志賀草津高原ルートドライブに関する疑問解決!
志賀草津高原ルートは何時間あれば走れますか?
草津温泉から志賀高原山の駅まで、途中を一切止まらずに走ると約1時間強です。しかし、みはらし台、日本国道最高地点、渋峠、横手山ドライブイン、平床大噴泉などの主要スポットで停車して楽しむと、2〜3時間は必要です。横手山のスカイレーターやリフトを利用して山頂を訪れたり、食事や温泉を組み合わせたりする場合は、半日から1日かけてゆっくり楽しむことをおすすめします。
2026年の開通予定日はいつですか?
2026年4月22日午前10時が冬季閉鎖解除の予定日として公表されています。ただし、2025年の開通時のように、雪崩の影響などで開通が延期になることもあります。また、冬季閉鎖解除後も草津白根山の火山規制による一部区間の通行止めが継続する可能性があります。出発前に必ず長野県・群馬県の道路情報や草津温泉観光協会の最新情報を確認してください。
湯釜(ゆがま)は見学できますか?
2026年3月15日現在、草津白根山の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)となっているため、湯釜火口から概ね1km以内への立ち入りが規制されています。美しいエメラルドグリーンの火山湖として知られる湯釜は現在も見学不可の状態が続いています。レベルが引き下げられた際には再公開される可能性がありますので、最新情報を気象庁や草津町のホームページでご確認ください。
車中泊はできますか?
ルート沿線には車中泊に利用できる道の駅やパーキングはありません。志賀高原山の駅は休憩施設として充実していますが、宿泊には対応していません。沿線で宿泊する場合は、草津温泉、万座温泉、湯田中温泉郷などの温泉宿を事前に予約するのが賢い選択です。特に夏の繁忙期は人気宿が早々に満室になるため、早めの予約をおすすめします。
ガソリンスタンドはどこにありますか?
志賀草津高原ルート上(草津温泉〜湯田中温泉郷区間)にはガソリンスタンドが一切ありません。群馬側から入る場合は草津温泉市街で必ず給油してください。長野側から入る場合は、信州中野IC周辺や湯田中エリアで給油しておくことが不可欠です。
まとめ一度走ったら忘れられない、日本最高峰の天空ドライブへ出かけよう!
志賀草津高原ルートは、標高2172mという日本国道最高地点を擁し、火山の荒涼と高原の爽やかさという対照的な風景を一度に体験できる国内唯一の道路です。単なる絶景ドライブコースにとどまらず、弥生時代から続く物流の要路、旅人たちが積み重ねた信仰の記憶、そして今もなお息吹く活火山というダイナミックな要素が重なり合っています。
2026年の開通は4月22日が予定されていますが、火山規制の状況も踏まえて最新情報の確認が必須です。開通後は防寒着・雨具の準備と燃料の満タン確認を忘れずに。日帰りでもいいですし、沿線の名湯に一泊して夜の満天の星空も楽しむ計画にすれば、さらに記憶に残る旅になることは間違いありません。今年の春は、ぜひこの天空の道を走ってみてください。


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