鳥取砂丘を見に行きたい、大山の自然を満喫したい、でもホテル代は節約したい…そんなあなたに朗報です。実は鳥取県は、車中泊と温泉の組み合わせが最高に充実している隠れた車中泊天国なんです。道の駅14カ所、RVパーク6カ所以上、そして各地に点在する日帰り温泉施設。温泉で汗を流してから快適に眠れる環境が、驚くほど手軽に実現できるのが鳥取の魅力なんですよ。
- 鳥取県内の道の駅14カ所とRVパーク6カ所以上の詳細情報と温泉施設との距離
- 皆生温泉併設RVパークなど温泉一体型スポットの実態とコストパフォーマンス
- 2026年最新の営業時間変更や料金改定など見逃せない現地情報
鳥取県が車中泊と温泉の聖地である3つの理由

車中泊のイメージ
車中泊旅行者の間で、鳥取県が密かに注目を集めているのをご存知ですか?実際に全国の車中泊スポットを巡ってきた経験者の多くが「鳥取は想像以上に快適だった」と口を揃えます。その理由は単純明快で、車中泊スポットと温泉施設の距離が絶妙に近いんです。
まず第一に、県内14カ所の道の駅のほとんどが、車で10分圏内に日帰り温泉施設を持っています。これは全国的に見ても珍しい密度の高さ。例えば道の駅西いなば気楽里からは、温泉館ホットピア鹿野まで4.1km、宝喜温泉も近接しています。運転の疲れをその日のうちに癒せるのは、翌日の旅の質を大きく左右します。
第二に、RVパークの充実度が素晴らしい。RV PARK皆生はなんと温泉施設「おーゆ・ランド」に併設されており、車を降りて徒歩2分で温泉に入れます。1泊2,000円でこの利便性は破格です。営業時間は朝10時から夜11時までと長く、朝風呂も楽しめる時間設定になっています。
第三に、料金の安さ。鳥取の日帰り温泉は500円から700円台が中心で、1,000円を超えることはほとんどありません。しかも泉質は本格的。鳥取温泉、吉岡温泉、浜村温泉、鹿野温泉という4つの温泉郷が市内に集中し、それぞれに個性豊かな源泉かけ流しの湯が楽しめます。
車中泊の大敵である「不快感」を温泉が完全に解消してくれる。これが鳥取県の最大の魅力なんです。
道の駅で温泉近くの車中泊おすすめスポット7選
鳥取県内の道の駅は、それぞれが個性的で温泉へのアクセスも良好です。ここでは実際の利用者の声も交えながら、厳選した7カ所をご紹介します。
道の駅きなんせ岩美(東部エリア)
鳥取県東部の岩美町にある道の駅で、駐車場は76台分を確保。浦富海岸や東浜の透明度抜群の海水浴場への拠点として最適です。鮮魚販売コーナー(9:00~19:00)とレストラン海陽亭(10:30~14:30、17:00~20:00)では、日本海の新鮮な海の幸を堪能できます。ローソンが併設されているのも車中泊には嬉しいポイント。24時間いつでも必要なものを購入できる安心感があります。
最寄りの日帰り温泉は岩井温泉のゆかむり温泉。歴史ある温泉地で、湯治文化が今も息づいています。
道の駅神話の里白うさぎ(鳥取市近郊)
因幡の白うさぎ伝説で有名な白兎海岸に位置し、駐車台数は132台と大規模。鳥取市内や鳥取砂丘から近く、観光の拠点として利用価値が高いスポットです。以前は国道9号線沿いでトラックの走行音が気になるという声もありましたが、鳥取道開通後は静かな環境になりました。
周辺には複数の温泉施設があり、鳥取ぽかぽか温泉、吉岡温泉会館一乃湯、宝喜温泉から選べます。それぞれ趣が異なるので、連泊しながら温泉巡りを楽しむのもおすすめです。
道の駅西いなば気楽里(最新施設で足湯も)
鳥取道浜村ICを降りてすぐの好立地で、駐車場は122台分。足湯施設を併設し、トイレが非常に綺麗なことで評判です。まだ新しい道の駅のため、施設全体が清潔で快適に利用できます。
ファミリーマートが隣接していますが、2024年9月より営業時間が5時~23時に変更されたので注意が必要です。夜遅い場合は、反対側の降り口にあるローソンを利用しましょう。最寄りの温泉は温泉館ホットピア鹿野と宝喜温泉で、どちらも車で数分の距離です。
道の駅はわい(東郷池ビュー)
鳥取道沿いの東郷池を一望できる場所に位置。駐車場は56台とやや小規模ですが、休憩には便利な立地です。コンビニポプラが隣接しており、営業時間は6時~23時となっています。
ただし大型トラックの休憩利用が多く、アイドリング音が気になるという声も。静かな環境を求める方は避けた方が無難かもしれません。最寄りの温泉ははわい温泉のハワイゆーたうんで、ユニークな名前の温泉施設です。
道の駅燕趙園(中国庭園が魅力)
東郷池の南側に位置し、日本最大級の本格的な中国庭園が隣接する道の駅。東郷池と中国庭園の風景は撮影スポットとしても人気があります。駐車場は270台と広大で、車中泊スペースは十分確保できます。
最寄りの温泉はゆアシス東郷龍鳳閣。温泉とプールを併設した施設で、お子様連れのファミリーには特におすすめです。プールで遊んでから温泉で温まるという贅沢な時間が過ごせます。
道の駅犬挟(夏の避暑地として最高)
倉吉から蒜山に向かう道中にある避暑地の道の駅。駐車台数は41台と少なめですが、夏でも海沿いより5度ほど気温が低いのが最大の魅力です。夏の車中泊は暑さとの戦いですが、ここなら快適に過ごせます。
エアコンなしでも窓を開けて寝られる環境は、電力消費を抑えられるという意味でも貴重です。最寄りの温泉は関金温泉せきがね湯命館で、こちらも歴史ある名湯です。
道の駅ポート赤崎(海鮮グルメ天国)
9号線沿い、琴浦町にある大規模な道の駅。漁港直売センター、ラーメン屋、コンビニ、遊具、日韓物産館まで揃った複合施設として人気です。お食事処あかさき亭では新鮮な海鮮料理を楽しめます。駐車台数は147台。
道路向かいの魚料理専門店「海」も人気で、観光客で賑わっています。最寄りの温泉は少し離れますが、なかやま温泉ゆーゆー倶楽部があります。
RVパークなら温泉施設併設で快適度が段違い
道の駅での車中泊も良いですが、より快適さを求めるならRVパークがおすすめです。鳥取県内には6カ所以上のRVパークがあり、それぞれに特色があります。
RV PARK皆生おーゆ・ランド(温泉一体型の最高峰)
米子市の皆生温泉内にあり、温泉施設「おーゆ・ランド」に併設された理想的なRVパーク。1泊2,000円で電源付き8区画、電源なし3区画の計11区画を用意。チェックインは15時、チェックアウトは翌朝11時で、朝10時からの朝風呂も楽しめます。
温泉の営業時間は朝10時から夜11時までと長く、入浴料は550円とリーズナブル。電源使用料もわずか500円です。近隣には皆生海浜公園があり、海まで徒歩圏内。夏の海水浴シーズンには絶好の拠点になります。
ただし注意点も。RVパークは駐車場の最奥部に位置し、隣にアパートやマンションが立ち並ぶ住宅街が控えています。車外での過ごし方には配慮が必要です。また、専用トイレがなく、深夜はホテルフロント奥のトイレまで約100メートル歩く必要があります。
コインランドリー横には屋内型の洗い場があり、お湯も使えるので調理器具の洗浄に便利。ホテル内のカフェでは朝食800円で提供され、本格焙煎のコーヒーも楽しめます。さらにキムチの自動販売機、温泉卵を作れるコーナー、大福販売コーナーまであり、もはや温泉施設の枠を超えたアミューズメントパークのような場所です。
RVパークTOTTORI(砂丘観光に最適)
鳥取市賀露町にあり、鳥取砂丘や砂の美術館まで車で約10分、白兎海岸まで約15分と観光に最適な立地。海鮮市場「かろいち」まで車で5分なので、新鮮な海の幸も堪能できます。
全5サイトに電源20A、水道、ダンプステーションを完備。24時間利用可能なシャワールーム(10分300円)もあり、近隣の温泉は砂丘温泉ふれあい会館や鳥取ぽかぽか温泉。Wi-Fi完備で、電子ケトルも自由に使えます。
Starling Cafe RVパーク(ペット連れに最高)
米子市郊外の泉地区にあり、2023年7月にオープン。カフェでオーナー厳選の食材を使ったカレーやパスタ、パンケーキを提供しています。屋根付きテラスを完備したドッグランがあるので、愛犬連れの車中泊に最適です。
RVパークでは珍しく焚き火が可能なので、キャンプ気分を味わいながら車中泊できます。近隣の温泉は車で約10分の「湧くわく天然温泉ラピスパ」。弱アルカリ性単純泉で、神経痛や筋肉痛に効能があります。
鳥取中央砂丘RVパーク(静かな環境重視)
北栄町に位置し、2023年10月オープン。鳥取砂丘まで車で約50分とやや距離がありますが、山陰自動車道ICから5分の好立地。ワイン畑の中でゆったり過ごせる静かな環境が魅力です。
駐車台数は8台で、最寄りの温泉は車で約8分の「ハワイゆーたうん」。東郷湖畔のはわい温泉エリアで、ナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉の良泉です。
RVパーク大谷海岸(海水浴シーズンに最適)
岩美町の大谷海岸に2020年8月オープン。全面芝生のサイトで、鳥取砂丘まで車で約13分の場所に位置。RVパークでは珍しく焚き火が可能です。
穴場の海水浴場、大谷海岸まで徒歩5分、松島遊覧船乗り場まで徒歩5分と、海のレジャーには絶好の立地。近隣の温泉は車で約10分の「鳥取市福部砂丘温泉ふれあい会館」で、カルシウム-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉です。
緑水湖オートキャンプ場RVパーク(自然満喫派向け)
南部町の鳥取県と島根県の県境に位置。米子市から30分以内でアクセスできるのに、広大な湖を中心とした四季折々の自然が楽しめます。夜には満天の星空が広がり、家族でゆったり滞在したい方におすすめ。
近隣の温泉は車で約10分の「JOCA南部法勝寺温泉」。ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉で、神経痛や筋肉痛に効能があります。
鳥取県内の日帰り温泉施設完全ガイド
車中泊の疲れを癒すには、やはり温泉が一番。鳥取県内の主要な日帰り温泉施設をエリア別にご紹介します。
鳥取市内の温泉(砂丘観光の拠点)
鳥取温泉は、県庁所在地の駅前歓楽街に湧く全国でも珍しい温泉。JR鳥取駅から宿泊施設まで徒歩数分とアクセス良好です。源泉かけ流しの老舗温泉旅館や、天然温泉浴場を備えたホテル、銭湯まで点在しています。
鳥取ぽかぽか温泉は含弱放射能-カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉で、神経痛や筋肉痛、関節痛などに効能があります。吉岡温泉は湖山池の南に湧く温泉で、源泉は約50℃と熱め。2カ所ある足湯は肌がピンク色になるほどですが、慣れると気持ちよく全身が温まります。
鳥取市福部砂丘温泉ふれあい会館は、鳥取砂丘から車で約5分の好立地。ガラス張りの展望風呂からは雄大な日本海を眺められ、砂丘観光後の疲れを癒すのに最適です。
浜村温泉・鹿野温泉(道の駅西いなば気楽里周辺)
浜村温泉エリアには複数の日帰り温泉施設があります。宝喜温泉は水中ウォーキングができるリハビリ用浴室も備えた施設。温泉館ホットピア鹿野は鹿野温泉郷にあり、道の駅西いなば気楽里から約4.1kmとアクセスしやすい立地です。
東郷・はわい温泉(東郷湖畔の名湯)
東郷湖畔に広がる温泉地で、湖上露天風呂などユニークな施設が楽しめます。ゆアシス東郷龍鳳閣は温泉プールも併設しており、お子様連れのファミリーに特におすすめ。ハワイゆーたうんは、その名前からは想像できない本格的な温泉施設です。
皆生温泉(山陰最大の温泉地)
山陰最大級の温泉地で、おーゆ・ランドには皆生の温泉を堪能できる露天風呂やジェット風呂、遠赤外線サウナ、ミストサウナなど5種類のお風呂と2種類のサウナがあります。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、きりきずややけど、慢性皮膚病などに効能があります。
三朝温泉・関金温泉(ラドン温泉の名湯)
三朝温泉は世界屈指のラドン温泉として知られ、自家源泉掛け流しの宿が多数あります。関金温泉せきがね湯命館は道の駅犬挟の近くにあり、避暑地での車中泊の後に立ち寄るのに最適です。
車中泊で知っておくべき鳥取県の注意点
快適な車中泊を実現するためには、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。
道の駅は宿泊施設ではないことを理解する
道の駅は休憩施設であり、キャンプ場ではありません。車外での調理や椅子・テーブルを広げての占有行為は、他の利用者の迷惑になるため避けるべきです。ゴミの持ち帰り、アイドリングストップの徹底など、環境への配慮も求められます。
車中泊ブームの影響で、一部の道の駅では明確に「車中泊禁止」としている場所も増えています。訪れる前に各施設の公式サイトや最新の利用ルールを確認することが重要です。
営業時間の変更に注意
2024年以降、一部施設で営業時間が変更されています。例えば道の駅西いなば気楽里のファミリーマートは、2024年9月より5時~23時の営業に変更されました。深夜早朝の買い物には対応できなくなったので、事前に必要なものを準備しておきましょう。
季節による温度差を考慮
道の駅犬挟のように、海沿いと比べて5度以上気温が低い場所もあります。夏は快適ですが、春秋は予想以上に冷え込むこともあるので、寝袋や毛布など防寒対策をしっかりと。
トラックのアイドリング音
道の駅はわいのように、大型トラックの休憩利用が多い場所ではアイドリング音が気になる場合があります。耳栓を用意するか、静かな環境を求めるなら別の場所を選びましょう。
治安と安全面
有料のRVパークは比較的安全ですが、無料の野営地やサービスエリアでの車中泊はリスクもあります。特に女性1人での車中泊は、設備の整った有料施設を選ぶのが賢明です。
鳥取の観光スポットと車中泊の組み合わせ術
車中泊の最大のメリットは、観光の自由度が高まることです。鳥取県の主要観光スポットと車中泊スポットを効率的に組み合わせる方法をご紹介します。
鳥取砂丘を満喫するルート
朝早く砂丘を訪れたいなら、前夜に道の駅神話の里白うさぎかRVパークTOTTORIで車中泊。早朝の砂丘は観光客も少なく、朝日に照らされた幻想的な風景を独り占めできます。砂丘散策後は、砂丘温泉ふれあい会館で汗を流してから次の目的地へ。
大山エリアを楽しむルート
大山周辺なら道の駅大山恵みの里を拠点に。なかやま温泉ゆーゆー倶楽部NASPALで温泉を楽しみ、大山の登山や自然散策を満喫。冬はスキーも楽しめます。
海鮮グルメを堪能するルート
道の駅きなんせ岩美や道の駅ポート赤崎を拠点に、日本海の新鮮な海の幸を堪能。鳥取の海鮮は質が高く、特に冬のカニは絶品です。海鮮市場「かろいち」も見逃せません。
名探偵コナンとゲゲゲの鬼太郎を巡るルート
北栄町の青山剛昌ふるさと館(コナン)や境港市の水木しげるロード(鬼太郎)を巡るなら、鳥取中央砂丘RVパークやStarling Cafe RVパークが便利。アニメ・漫画ファンにはたまらないスポットです。
車中泊の装備と食事の工夫
快適な車中泊には適切な装備と食事の工夫が欠かせません。実際の車中泊経験者の知恵をご紹介します。
小型炊飯器で自炊革命
ある車中泊旅行者は、小麦アレルギーのため外食がほぼ不可能で、車内で自炊する生活スタイルを確立しています。レコルトのコンパクトライスクッカーは最大消費電力が300wで、ポータブル電源でも炊飯可能。夜寝る前に1.5合の米と水をセットすれば、朝にはふっくら炊きたてのご飯が待っています。
場所ごとに水の硬度やミネラルが異なるため、炊き上がりも微妙に変わります。自宅から持参した安価な古米でも、炊く土地が変わればその味も変わる。これが車中泊の醍醐味の一つです。
炊飯器を外の電源ポールの横に置いておけば、匂いもこもらず一石二鳥。ただし盗難リスクもゼロではないので、有料の設備が整った場所で利用するのが安心です。
ポータブル電源の重要性
車中泊でポータブル電源は必須級です。高価ですが、快適な車中泊ライフを送りたいなら持っておきましょう。容量は用途別に考え、冷蔵庫や電気毛布、炊飯器、電気ポットなど、使用する電化製品の消費電力を計算して選びます。
温泉利用で荷物を減らす
日帰り温泉施設を積極的に利用すれば、車内にシャワー設備を持つ必要がありません。タオルやアメニティが用意されている施設も多く、荷物を大幅に減らせます。温泉入浴料500円~700円程度で、清潔さと快適さを維持できるのは非常にコスパが良いですよ。
初心者が知らないと後悔する車中泊の現実と解決策

車中泊のイメージ
車中泊初心者の多くが「まさかこんなことになるとは思わなかった」と後悔する瞬間があります。ここでは、実際に車中泊経験者が遭遇したトラブルと、その具体的な解決方法を体験ベースでお伝えします。
夜中のトイレ問題、これが現実です
最も多くの初心者が直面するのが、夜中のトイレ問題。道の駅のトイレまで徒歩3分、RVパークのトイレまで100メートル。昼間は「たいした距離じゃない」と思っても、深夜2時に寝ぼけた状態で外に出るのは想像以上に億劫です。特に冬の寒い夜や雨の日は、トイレに行くこと自体が大きなストレスになります。
経験者の対処法として最も効果的なのは、就寝前にトイレの場所を必ず確認し、懐中電灯やヘッドライトを枕元に置いておくこと。そして就寝1時間前には水分摂取を控えめにする。これだけで夜中のトイレ回数は大幅に減らせます。
また、緊急用として携帯トイレを車内に常備しておくと安心です。実際に使うかどうかは別として、「最悪これがある」という心理的な安心感が、質の高い睡眠につながります。女性の場合は特に、夜間の一人歩きに不安を感じる方も多いので、携帯トイレは必需品と考えましょう。
温泉に入るベストタイミング、実は難しい
車中泊と温泉の組み合わせは最高ですが、入浴のタイミング選びに失敗すると翌日が台無しになります。よくある失敗パターンが、到着してすぐに温泉に飛び込んでしまうこと。長時間運転した直後の入浴は、実は体に大きな負担をかけます。
温泉施設の専門家によると、2時間以上の長距離運転後は60分以上の休息が必要とのこと。疲れている時や気分が高まっている時にすぐ入浴すると、温度や水圧の刺激で体調を崩す可能性があるんです。これは温泉旅館で到着後にお茶菓子が用意されている理由でもあります。
おすすめのタイミングは、到着後1時間ほど車内で休憩し、軽食を取ってから入浴すること。そして夕食後すぐではなく、消化が落ち着いた1時間後くらいがベスト。就寝直前の入浴は体温が上がりすぎて眠れなくなることがあるので、就寝の2時間前には済ませましょう。
朝風呂を楽しむなら、起床後30分以上経ってから。寝起き直後は血圧が不安定なので、少し体を慣らしてからの入浴が安全です。
車内の段差と凹凸、マットだけでは解決しない
車中泊初心者が最も驚くのが、フルフラットにしても思った以上に寝心地が悪いという現実。シートを倒してベッドスペースを作っても、座面と背もたれの境目に段差ができたり、硬いプラスチックパーツの凹凸があったりします。
「8~10cmの厚いマットを買えば大丈夫」という情報を見て高価なマットを購入しても、段差の部分だけはどうしても違和感が残ります。ここで重要なのが、段差を埋める工夫です。
実際に効果的な方法は、クッションやタオルを丸めたもの、さらに使わない衣類をビニール袋に詰めたものを段差部分に詰めること。ペットボトルを芯にして着替えやタオルを巻きつけるという裏技も有効です。これで段差を物理的に埋めてから、その上にマットを敷くと驚くほど快適になります。
また、車種によってはシートの隙間が大きく開いてしまう場合があります。この隙間に足や腕が落ちると目が覚めてしまうので、段ボールや発泡スチロールで隙間を埋める必要があります。ホームセンターで売っている安い素材で十分なので、最初の車中泊前に必ず準備しておきましょう。
雨の日の車中泊、雨音より厄介なのは湿気
雨の日の車中泊で困るのは、雨音だけではありません。最も厄介なのは車内の湿度上昇と結露です。雨が降ると一気に気温が下がり、湿度が上がります。その結果、朝起きたら窓ガラスが結露でびっしょり、車内の洗濯物は乾かない、シュラフや毛布が湿気を含んで重くなるという三重苦に見舞われます。
対策として最も効果的なのは、除湿剤を複数個所に配置すること。市販の押し入れ用除湿剤で十分です。また、窓を少しだけ開けて換気することも重要ですが、防犯面を考えると1cm程度の隙間で十分。雨が入らないよう、風上側ではなく風下側の窓を開けましょう。
濡れたタオルや衣類は車外に出すか、ビニール袋に密閉して車内の湿度を上げないようにします。可能であれば、屋根のある駐車スペースを選ぶのがベストですが、そんな場所は限られているので、雨予報の日はRVパークなど設備の整った場所を選ぶのが賢明です。
雨だれの音が気になる方は、耳栓やノイズキャンセリングイヤホンを準備しましょう。意外かもしれませんが、立木の下よりも何もない場所の方が、雨上がり後の不規則な雨だれ音が少なく快適な場合があります。
虫対策を甘く見ると地獄を見る
夏場の車中泊で絶対に避けられないのが虫問題。室内灯をつけたまま窓を開けていたら、車内が虫だらけになったという経験談は数え切れません。特に道の駅や温泉施設の駐車場は街灯があるため、周囲に虫が集まりやすい環境です。
基本原則は、夜間は極力室内灯をつけないこと。どうしても灯りが必要な場合は、赤色LEDライトやランタンを使用し、明るさを最小限に抑えます。虫は白い光に強く反応するので、暖色系の光を選ぶのがポイント。
窓を開けたい場合は、必ず網戸や虫除けネットを装着すること。100円ショップで売っている車用網戸でも効果は十分です。また、車の周囲に虫除けスプレーを撒いておくと、虫が近寄りにくくなります。
すでに虫が入ってしまった場合は、慌てて殺虫スプレーを使うのは禁物。密閉空間で殺虫剤を使うと自分も苦しくなります。窓を開けて虫が出ていくのを待つか、粘着テープで捕獲するのが安全な方法です。
アイドリングストップの現実、夏と冬は本当に辛い
「アイドリングは絶対ダメ」というマナーは理解していても、真夏の暑さや真冬の寒さは想像を絶するレベルです。特に初心者は「ポータブル電源と扇風機があれば大丈夫」と考えがちですが、気温35度を超える真夏の車内では扇風機程度では焼け石に水。
現実的な対策として、真夏は標高の高い避暑地を選ぶこと。鳥取県なら道の駅犬挟のように、海沿いより5度以上気温が低い場所があります。また、温泉施設のRVパークなら、暑い時間帯は温泉施設内の休憩スペースで過ごし、夜涼しくなってから車内で寝るという使い分けも有効です。
冬は寝袋の性能が重要。3シーズン用では氷点下の夜は耐えられません。最低でも冬用の寝袋、できれば-10度対応のものを用意しましょう。湯たんぽやカイロも必須アイテムです。
ただし、どうしても耐えられない場合は無理せず、その日はホテルに泊まる柔軟性も大切。体調を崩してまで車中泊にこだわる必要はありません。
食事の準備、想定以上に時間がかかる
車中泊で自炊をすると節約になりますが、調理から片付けまで想像以上に時間がかかるのが現実です。狭い車内での調理は効率が悪く、洗い物をする場所も限られています。さらに生ゴミの処理も大きな問題になります。
現実的な解決策は、調理と食事のバランスを考えること。毎食自炊するのではなく、朝食は炊飯器でご飯を炊いて簡単なおかず、昼は道の駅のレストランや地元の食堂、夜は温泉施設のレストランを利用するなど、メリハリをつけます。
洗い物を減らすコツは、使い捨ての紙皿や紙コップを活用すること。環境への配慮から躊躇する方もいますが、限られた水で無理に洗うより、ゴミとして適切に処理する方が現実的な場合もあります。ただしゴミは必ず持ち帰りましょう。
食材の買い出しタイミングも重要です。地方では予想以上に早くスーパーが閉まります。夕方5時や6時で閉店する店も珍しくないので、午後3時までには買い物を済ませるのが鉄則です。
意外と盲点、充電問題で翌日詰む
スマホ、カメラ、ポータブル電源、ライト類など、車中泊では多くの電子機器を使います。初心者がよくやる失敗が、充電計画を立てずに出発してしまうこと。特にポータブル電源の充電を忘れると、翌日の電力が足りなくなって困ります。
解決策は、充電のルーティンを作ること。例えば温泉施設のRVパークなら、チェックイン時にポータブル電源を充電開始、入浴中にスマホとカメラのバッテリーを充電、就寝前に全デバイスのバッテリー残量を確認、というように決めておきます。
また、シガーソケットから充電できるアダプターを複数用意しておくと、移動中に効率的に充電できます。太陽光パネルを持っている場合は、駐車中の日中に充電するのも有効ですが、曇りの日はほとんど充電できないので過信は禁物です。
荷物の整理整頓、走行中の雪崩は本当に危険
車中泊では通常より多くの荷物を積むため、カーブを曲がるたびに荷物が崩れ落ちるという事態が発生します。「ガシャーン」という音とともに、重い荷物が運転席に落ちてきたら大事故につながりかねません。
対策は、収納ケースに荷物をまとめ、ベルトやネットでしっかり固定すること。特に重い物は低い位置に、軽い物は上に配置する基本を守りましょう。急ブレーキでも動かないように、複数箇所で固定するのがポイントです。
車内での生活スペースと荷物スペースを明確に分け、就寝時には荷物が絶対に倒れてこないよう確認します。これは安全面だけでなく、快適な睡眠のためにも重要です。
駐車場所選びの失敗、夜中に後悔する
明るいうちに到着した駐車場が、夜になってから予想外の問題を抱えていたというケースは非常に多いです。例えば、大型トラックのアイドリング音、近隣住宅からの生活音、街灯の明るさ、傾斜のある駐車スペースなど。
可能な限り、日が暮れる前に目的地に到着し、周囲の環境を確認しましょう。駐車スペースに実際に車を停めてみて、傾斜がないか、騒音源はないか、トイレまでの距離は許容範囲か、街灯の光が車内に入り込まないかをチェックします。
問題がある場合は、早めに別の場所に移動することをおすすめします。夜遅くなってから「やっぱり場所を変えよう」と思っても、他の場所が満車だったり、真っ暗な中での移動は危険だったりします。
温泉利用の裏技とコスパを最大化する方法
毎日温泉に入れば快適ですが、費用もかさみます。ここでは賢く温泉を利用するコツをお伝えします。
温泉施設の回数券、意外な盲点
多くの日帰り温泉施設では回数券を販売しており、1回あたり50円~100円程度安くなります。連泊する予定なら、初日に回数券を購入するとお得です。また、地域によっては複数の温泉施設で使える共通入浴券もあるので、観光協会や道の駅で確認してみましょう。
鳥取県の場合、温泉施設によっては朝風呂の時間帯が安くなるサービスもあります。例えば通常550円の施設が、朝10時までなら400円といった具合です。早起きして朝風呂を楽しめば、1日を気持ちよくスタートできて節約にもなります。
2日に1回の入浴でも快適に過ごす方法
長期の車中泊旅では、毎日温泉に入ると出費が膨らみます。現実的には2日に1回の入浴でも十分清潔を保てます。ただし、工夫が必要です。
入浴しない日は、ボディシートや濡れタオルで体を拭くだけでもかなりスッキリします。特に夏場以外なら、朝晩の2回、丁寧に体を拭けば不快感はほとんどありません。髪のべたつきが気になる場合は、ドライシャンプーやベビーパウダーを使うと効果的です。
ベビーパウダーを髪全体になじませ、粉っぽさがなくなるまでブラッシングすると、驚くほどサラサラになります。これは非常時にも使えるテクニックなので、覚えておいて損はありません。
温泉施設の休憩スペース活用術
おーゆ・ランドのような大型温泉施設には、休憩スペースや漫画コーナーがあります。入浴料を払えば1日中滞在できる施設も多く、暑い昼間や雨の日は温泉施設で過ごすという使い方が非常に効率的です。
特に平日は空いているので、ゆったりと漫画を読んだり、無料Wi-Fiでネットを楽しんだり、昼寝をしたりできます。これなら車内のポータブル電源も節約でき、夜間の車中泊に備えられます。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで様々な情報をお伝えしてきましたが、実際に鳥取で車中泊と温泉を満喫するなら、正直なところ最初の1泊目は必ずRVパークを選ぶべきです。理由は単純で、失敗のリスクを最小限に抑えられるから。
道の駅での車中泊は確かに無料で魅力的ですが、初心者がいきなりチャレンジすると高確率で「こんなはずじゃなかった」となります。トイレが遠い、騒音が気になる、傾斜がある、周りの目が気になる、といった問題に直面して、せっかくの旅行が台無しになるケースを何度も見てきました。
その点、RV PARK皆生おーゆ・ランドなら1泊2,000円で温泉入り放題、電源付き、ゴミ捨て可能と、初心者が快適に過ごせる環境が完璧に整っています。多少のお金を払ってでも、1泊目で車中泊の基本を体で覚える方が、結果的に旅全体の満足度が上がります。
そして1泊目でコツを掴んだら、2泊目以降は道の駅にチャレンジしてみる。この段階的なアプローチが、車中泊初心者には圧倒的におすすめです。無理して節約して疲れ果てるより、多少お金を使っても快適に楽しむ方が、長期的に見れば車中泊を続けられる秘訣なんですよ。
温泉も同じです。毎日入る必要はありません。疲れた日や観光で汗をかいた日だけしっかり温泉に浸かり、それ以外はボディシートで済ませる。このメリハリが大事。温泉に入らない日に浮いたお金で、地元の美味しいものを食べた方が、旅の思い出は確実に豊かになります。
あと、これは声を大にして言いたいんですが、初心者は絶対に真夏と真冬を避けてください。春や秋の快適な季節に始めて、車中泊の楽しさを実感してから、徐々に難易度の高い季節にチャレンジする。これが挫折しない唯一の方法です。真夏の暑さ、真冬の寒さの中でいきなり始めると、二度と車中泊したくなくなりますから。
鳥取は道の駅も温泉も充実していて、初心者にとって最高のフィールドです。でも準備不足で臨むと、その魅力を十分に味わえません。この記事で紹介した失敗談や対処法を頭に入れて、しっかり準備してから出発してくださいね。そうすれば、鳥取の車中泊と温泉の組み合わせが、人生最高の旅になることを保証します。
よくある質問
鳥取県で車中泊する際、最も便利な拠点はどこですか?
観光目的によって異なりますが、総合的にはRV PARK皆生おーゆ・ランドをおすすめします。温泉施設併設で温泉入り放題、コインランドリーや洗い場も完備、ホテルの朝食も利用可能で、1泊2,000円は破格です。砂丘観光を重視するならRVパークTOTTORI、海鮮グルメなら道の駅きなんせ岩美や道の駅ポート赤崎が便利ですよ。
道の駅での車中泊は本当に無料ですか?何か注意点はありますか?
道の駅の駐車場利用自体は無料ですが、あくまで休憩施設であって宿泊施設ではない点に注意が必要です。車外での調理、テーブルや椅子の設置、長期滞在は避けるべきです。ゴミは必ず持ち帰り、アイドリングストップを徹底しましょう。一部の道の駅では車中泊を禁止している場所もあるので、事前に公式サイトで確認してください。マナーを守らないと、今後車中泊が全面禁止になる可能性もあります。
鳥取県内で車中泊する際、季節はいつがおすすめですか?
目的によって異なりますが、春(4月~5月)と秋(10月~11月)が最も快適です。気温も穏やかで、暑さ寒さのストレスが少なく過ごせます。夏は海水浴やマリンスポーツを楽しむなら最高ですが、車内は暑くなるので道の駅犬挟のような避暑地を選ぶか、標高の高い場所を選びましょう。冬は温泉との組み合わせが最高で、雪景色の中の露天風呂は格別です。ただし寒さ対策をしっかりと。
RVパークと道の駅、どちらで車中泊すべきですか?
予算と求める快適度によります。RVパークは1泊1,500円~2,500円程度の費用がかかりますが、電源、水道、ダンプステーションなどが整備されており、安心して快適な夜を過ごせます。特にRV PARK皆生のように温泉施設併設の場合は、その価値は十分にあります。道の駅は無料ですが、設備は最小限。旅慣れた方や節約重視なら道の駅、快適さと安全性重視ならRVパークがおすすめです。
女性1人でも安全に車中泊できますか?
有料のRVパークなら比較的安全ですが、無料の野営地やサービスエリアでの車中泊はリスクがあります。女性1人での車中泊は、設備の整った有料施設を選び、夜間は車の鍵をしっかりかけ、カーテンで車内を完全に目隠しすることが重要です。携帯電話は常に充電しておき、緊急時にすぐ連絡できるようにしましょう。可能なら人通りの多い場所を選び、深夜の一人歩きは避けてください。
車中泊で温泉を利用する際の持ち物は何が必要ですか?
多くの日帰り温泉施設ではタオルやアメニティが用意されていますが、持参すると安心なのは、バスタオル、フェイスタオル、着替え、ビニール袋(濡れたタオルを入れる)、小銭(ロッカー代や自動販売機用)です。施設によってはタオルセット付きで料金に含まれている場合もあるので、事前に公式サイトで確認しておくと荷物を減らせます。シャンプーやボディソープは基本的に備え付けがありますが、こだわりがある方は持参しましょう。
まとめ鳥取県で温泉と車中泊の贅沢な旅を
鳥取県は車中泊と温泉を組み合わせた旅に最適な環境が整っています。道の駅14カ所、RVパーク6カ所以上、そして各地に点在する日帰り温泉施設。この3つの要素が絶妙に配置されているからこそ、鳥取は車中泊天国と呼べるのです。
特におすすめなのは、RV PARK皆生おーゆ・ランドのような温泉施設併設のスポット。1泊2,000円で温泉入り放題、コインランドリーや洗い場も完備され、快適な車中泊が実現できます。砂丘観光ならRVパークTOTTORI、海鮮グルメなら道の駅きなんせ岩美や道の駅ポート赤崎、避暑地なら道の駅犬挟と、目的に応じて選べる選択肢の豊富さも魅力です。
マナーを守り、環境に配慮しながら、鳥取の自然と温泉、そしてグルメを満喫してください。鳥取砂丘、大山、浦富海岸、皆生温泉、そして日本海の新鮮な海の幸。これらすべてを自由に巡りながら、温泉で一日の疲れを癒す。こんな贅沢な旅が、驚くほど手軽に実現できるのが鳥取県なのです。
さあ、次の週末は鳥取へ。愛車に荷物を積んで、温泉と車中泊の最高の組み合わせを体験しに出かけませんか?きっと素晴らしい思い出が待っていますよ。


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