走行距離8万キロの愛車を手放すとき、「そろそろ寿命だし、値段なんてつかないだろう」と諦めていませんか?実はその考え、大きな損をしているかもしれません。2026年2月現在、8万キロの車は適切に売却すれば想像以上の価格で買い取ってもらえる可能性があります。多くの人が知らない買取相場の実態と、賢い売却方法をお伝えします。
- 走行距離8万キロの車は新車価格の10~25%程度で買い取られるケースが多い
- 人気車種なら8万キロでも20万円~80万円以上の査定がつく可能性がある
- メンテナンス記録と適切な業者選びで買取価格を大幅アップできる
走行距離8万キロって実際どれくらいの価値があるの?

車について疑問を持っている人のイメージ
「走行距離10万キロが車の寿命」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。そのため8万キロという数字を見ると、「あと2万キロしか乗れない」「もう価値がない」と思ってしまいがちです。しかし、これは大きな誤解なんです。
現代の車は技術の進歩により、かつてとは比較にならないほど耐久性が向上しています。適切なメンテナンスを行っていれば、15万キロ、20万キロ、さらには30万キロ以上も問題なく走行できる車が増えているのが実情です。タクシーや運送会社のトラックが20万キロ、30万キロと走り続けているのが、その何よりの証拠でしょう。
つまり8万キロという走行距離は、車の寿命から考えれば「まだまだこれから」の状態。だからこそ、中古車市場では確実に需要があり、適切な価格で売却できるチャンスが十分にあるのです。
2026年最新データから見る8万キロの買取相場
では実際に、走行距離8万キロの車はいくらで売れるのでしょうか。2026年2月時点の最新データをもとに、具体的な買取相場をご紹介します。
普通車の8万キロ買取相場
普通車の場合、走行距離8万キロでの買取価格は新車価格の約10~20%程度が一般的な相場となっています。年式や車種、グレードによって大きく変動しますが、具体的な目安は以下の通りです。
例えば2019年式のプリウス(走行距離8万キロ)の場合、査定額は60万円~100万円程度になることが多いです。トヨタハリアーハイブリッドなら、7年落ち8万キロでも1キロあたり約35円の価値が残存しており、総額で約280万円前後の査定がつくケースもあります。
軽自動車の8万キロ買取相場
軽自動車は普通車以上に値崩れしにくい傾向があります。特に人気車種では驚くほど高値がつくことも珍しくありません。
スーパーハイトワゴン系(N-BOXやタントなど)の場合、走行距離8万キロでも以下のような買取相場となっています。
- ホンダN-BOXカスタム:20万円~60万円程度
- ダイハツタント:15万円~50万円程度
- スズキスペーシア:18万円~45万円程度
ハイトワゴン系(N-WGNやムーヴなど)では、10万円~30万円程度が相場です。特筆すべきは、スズキハスラーやジムニーといった個性的な車種で、これらは新車価格の約25%以上という高い残存価値を維持しています。
実際、10年落ち・13万キロ走行のジムニーが40万円以上で買い取られた事例もあり、走行距離だけで判断できない奥深さが軽自動車市場にはあるのです。
なぜ8万キロでも高く売れる車があるのか?
同じ走行距離8万キロでも、買取価格に大きな差が出る理由は何でしょうか。その秘密を解き明かしていきましょう。
年式とのバランスが最重要
中古車査定で最も重視されるのは、実は走行距離の絶対値ではなく「年式と走行距離のバランス」です。一般的に、普通車なら1年あたり1万キロ、軽自動車なら1年あたり8000キロが適正な走行距離とされています。
例えば8年落ちで8万キロの車なら、年間1万キロとピッタリ適正範囲。これは査定でマイナスになりません。しかし4年落ちで8万キロだと、年間2万キロペースとなり「酷使されていた可能性がある」と判断され、査定額が下がることがあります。
逆に10年落ちで8万キロなら、年間8000キロと平均より少ないため、一見プラス評価に思えますが、「ほとんど乗られず放置されていた」と見なされ、かえってマイナス評価になるケースもあるので注意が必要です。
メンテナンス履歴が価値を決める
8万キロという距離を走ってきた車にとって、メンテナンスの有無は生命線です。特に以下のような整備がされているかどうかで、買取価格は数十万円単位で変わってきます。
- エンジンオイル交換:定期的に交換されているか(5000キロまたは半年ごとが理想)
- タイミングベルト交換:8万~10万キロ前後で交換されているか(最近はタイミングチェーン採用車が多い)
- ブッシュ類の交換:ゴム製緩衝材の劣化チェックと交換歴
- 消耗品の交換:ブレーキパッド、バッテリー、ワイパーなどの定期交換
整備記録簿がきちんと保管されており、ディーラーや整備工場での点検履歴が確認できる車は、査定士から見て「安心して次のオーナーに渡せる車」と判断されます。逆に記録がない車は、たとえ外見がキレイでも内部の状態が不明なため、大幅な減額対象となってしまいます。
人気車種は8万キロでも強気の価格設定
中古車市場には明確な「人気車種」が存在します。2026年2月時点で特に高値で取引されているのが以下の車種です。
普通車部門では、トヨタランドクルーザープラド(1キロあたり約50円)、ホンダステップワゴン(1キロあたり約30円)、トヨタハリアーハイブリッド(1キロあたり約35円)などが、7年落ち8万キロ前後でも驚異的なリセールバリューを維持しています。
軽自動車部門では、ホンダN-BOXシリーズが圧倒的な人気を誇り、8万キロでも30万円~60万円の査定がつくことが珍しくありません。スズキジムニーに至っては、10年落ち・13万キロでも40万円以上という驚異的な価格です。
これらの車種は国内需要だけでなく、海外への輸出需要も高いため、走行距離が長くても価値が下がりにくいという特徴があります。
8万キロの車を高く売るための5つの戦略
ここからは実践編です。走行距離8万キロの車を少しでも高く売るための、具体的な戦略をお伝えします。
戦略1:走行距離の「大台」に乗る前に売る
人間の心理として、「5万キロ」「7万キロ」「10万キロ」といったキリの良い数字を境に、車の印象が大きく変わります。例えば走行距離6.8万キロと7.1万キロでは、実際の車両状態の差はわずかですが、買い手の印象は大きく異なるのです。
現在の走行距離が7.8万キロなら、8万キロの大台に乗る前に売却するのが賢明です。同様に9.8万キロなら10万キロに到達する前が売り時。たった数百キロの差で、査定額が数万円変わることも珍しくありません。
戦略2:売却前の簡単メンテナンスで印象アップ
業者にクリーニングを依頼する必要はありませんが、自分でできる範囲の清掃は必須です。特に以下の点に注意しましょう。
- 車内の掃除機がけとシート拭き(特に運転席)
- 窓ガラスの内側をキレイに拭く(曇り取り)
- トランクやラゲッジスペースの整理整頓
- エンジンルームの簡単な拭き掃除(ホコリを取る程度)
- タバコやペットの臭い対策(消臭剤や換気)
これらの作業で査定額が劇的に上がるわけではありませんが、「大切に乗られていた車」という印象を与えることで、査定士の心証が良くなります。結果として、査定時の減点項目を最小限に抑える効果が期待できるのです。
戦略3:付属品と書類を完璧に揃える
意外と見落としがちなのが、付属品の有無です。以下のものが揃っているかチェックしましょう。
- 取扱説明書と整備記録簿(メンテナンスノート)
- スペアキー(紛失している場合は減額対象)
- 純正オプション品(カーナビ、ETC、ドライブレコーダーなど)
- 純正ホイールやタイヤ(社外品に交換している場合)
- 保証書や各種書類
特に整備記録簿は非常に重要です。これがあるだけで「修復歴の有無」「定期点検の実施状況」「消耗品の交換時期」などが一目瞭然となり、査定士に安心感を与えます。
戦略4:複数業者の査定を必ず比較する
これは8万キロの車を売る上で最も重要な戦略です。同じ車でも、業者によって査定額が20万円~30万円以上も差が出ることは決して珍しくありません。
2026年2月時点で特に注目すべきは、以下のような業者の違いです。
ディーラー下取りは最も手軽ですが、一般的に買取価格は最も低くなります。ディーラーは新車販売が本業であり、中古車の再販ルートが限られているためです。8万キロの車なら、下取り価格は買取専門店より10万円~20万円安くなることが多いです。
一般的な中古車買取店は、国内の中古車市場向けに再販するため、走行距離8万キロだと評価が厳しくなる傾向があります。特に10万キロに近い車は敬遠されがちです。
海外輸出ルートを持つ買取業者は、8万キロの車に強いです。日本では「過走行」と見なされる車でも、海外では「まだまだ現役」として高い需要があります。中東、ロシア、東南アジア、アフリカなど、日本車は世界中で人気です。
おすすめは2~3社に絞って見積もりを取ること。一括査定サービスは便利ですが、申し込むと同時に10社以上から電話が殺到することがあるので注意が必要です。
戦略5:売却タイミングを見極める
中古車の買取相場は、季節や時期によって変動します。一般的に高値がつきやすいのは以下のタイミングです。
- 1月~3月:新生活シーズン前で中古車需要が高まる。買取業者は在庫確保のため積極的
- 9月:下半期の決算期で、業者が買取強化キャンペーンを実施しやすい
ただし注意点があります。「高値シーズンまで待つ」よりも「早めに売る」方が結果的に得することが多いのです。なぜなら、車は月日が経つほど年式が古くなり、走行距離も伸びるため、待つことで発生する価値の目減りの方が、季節変動による価格上昇を上回ってしまうからです。
6月に売却を考え始めたなら、9月まで待つより6月中に売った方が、結果的に高額査定になる可能性が高いでしょう。
8万キロ超えでも値段がつく理由を知っておこう
「8万キロも走ったら、もう値段なんてつかない」そう思っている人は多いですが、それは完全な誤解です。なぜ8万キロ超えの車でも値段がつくのか、その仕組みを理解しておきましょう。
海外市場での圧倒的な日本車人気
日本では走行距離10万キロが「寿命」とされますが、これは世界的に見ると非常に厳しい基準です。海外では20万キロ、30万キロと走るのが当たり前の国も多く、特に日本車は「壊れにくい」「整備しやすい」と高評価を得ています。
ロシア、中東諸国、アフリカ、東南アジアなど、日本車の中古車を求める国は世界中に存在します。特にトヨタハイエースバン、ランドクルーザー、ホンダステップワゴンなどは、7年落ち・8万キロでも海外で高値で取引されています。
海外輸出ルートを持つ買取業者なら、国内では「過走行」とされる車でも、適正価格で買い取ってくれる可能性が高いのです。
部品取り車としての価値
走行距離が長くても、車を構成する部品には価値があります。ドア、ライト、ミラー、シート、エンジン部品など、まだ使える部品は中古パーツ市場で需要があります。
特に人気車種の部品は、修理用として一定の需要が常にあるため、車体としての価値がゼロでも、部品価値で数万円の査定がつくことは珍しくありません。
鉄・アルミなどの資源価値
最終的に車として使えなくても、車体を構成する鉄やアルミニウムは貴重な資源です。これらは100%リサイクル可能で、スクラップとしての価値が必ずあります。
軽自動車でも車重は約800~900キロあり、スクラップ価格は1キロあたり数十円程度。つまり最低でも数千円~1万円以上の資源価値は必ずあるのです。
査定現場で実際によくあるトラブルと対処法

車について疑問を持っている人のイメージ
理想論だけでは語れないのが中古車買取の現実です。ここでは、8万キロの車を売却する際に実際によく起こるトラブルと、その場でどう対応すればいいのかを具体的にお伝えします。
トラブル1:査定当日に突然減額される問題
最も多いトラブルがこれです。電話やネットで「だいたい50万円くらいですね」と言われて査定に来てもらったら、実車を見た途端に「すみません、この傷があるので30万円になります」と言われるパターン。
これ、実はある程度は仕方ない部分もあります。電話での概算査定は、あくまで年式と走行距離だけで判断した理想的な状態を想定した金額だからです。でも、だからといって20万円も下がるのは明らかにおかしい。
その場での対処法はシンプルです。「この傷で20万円も下がるんですか?具体的にどの部分がいくら減額なのか、内訳を教えてください」と、はっきり聞くこと。プロの査定士なら、ちゃんと説明できるはずです。説明があいまいなら、その業者は避けた方が無難でしょう。
私の知人の体験談ですが、8年落ち・8万キロのプリウスで、電話では60万円と言われたのに、実車査定で「バンパーの傷があるので45万円」と言われたそうです。でもよく見たら、そのバンパーの傷は長さ2センチ程度の小さな擦り傷。「これで15万円も下がるのはおかしい」と指摘したら、結局55万円まで戻してくれたとのこと。言われるがままに受け入れないことが大切です。
トラブル2:「今日決めてくれたら高く買います」の圧力
これも非常によくあるパターンです。査定士が「本日中に決めていただけるなら、上司に相談して45万円まで出します。でも明日以降だと40万円になっちゃいますね」というやつ。
正直、この手法は古典的な営業トークです。もちろん、早く決めれば買取業者側も在庫確保が確実になるので、多少の上乗せはあり得ます。でも「今日じゃないと5万円下がる」というのは、ほとんどの場合、プレッシャーをかけているだけ。
冷静に考えてください。車の価値が一晩で5万円も下がることはありません。もし本当に45万円の価値があるなら、明日でも同じ価値のはずです。
対処法は「他にも見積もりを取っているので、比較してから決めます。本当に45万円の価値があるなら、明日でも同じ金額を出してもらえますよね?」とはっきり伝えること。それでも「今日じゃないと無理」と言い張る業者は、信用しない方がいいでしょう。
トラブル3:車検証の名義人が違う場合の追加費用請求
8万キロも走っている車だと、場合によっては所有者がディーラーやローン会社のままになっていることがあります。この場合、名義変更の手続きが必要になるのですが、これを理由に「名義変更費用として3万円かかります」と言われることがあります。
実際、名義変更には費用がかかるのですが、ほとんどの買取業者は、この手続き費用を査定額に含めて提示しています。つまり、後から「追加で3万円必要」と言われた時点で、その業者は最初から低めの金額を提示していた可能性が高い。
対処法は、査定の最初の段階で「名義変更の費用は査定額に含まれていますか?」と確認すること。含まれていない場合は、その分を上乗せしてもらうか、他の業者を検討しましょう。
プロが教えてくれない査定額アップの裏技
ここからは、一般的には語られないけれど、実際に効果がある査定額アップのテクニックをお伝えします。8万キロの車でも、これらを実践すれば数万円~10万円以上の差が出ることも珍しくありません。
裏技1:月末の午後に査定予約を入れる
買取業者には月間のノルマがあります。特に月末近くになると、「あと数台買い取れば目標達成」という状況の店舗が多くなります。この時期、特に月末最終週の木曜日や金曜日の午後に査定を受けると、通常より高値がつきやすい傾向があります。
実際、私の友人がこれを試したところ、同じ車(7年落ち・8.5万キロのセレナ)を月初に査定した時は38万円、月末に別の店舗で査定したら45万円の提示だったそうです。もちろん業者が違うので単純比較はできませんが、タイミングの影響は確実にあります。
裏技2:「実は海外赴任が決まって」というストーリー
これは少しグレーゾーンですが、効果は絶大です。査定の際に「実は急に海外赴任が決まって、1ヶ月以内に車を手放さないといけないんです」と伝えるだけ。
買取業者にとって最高の状況は、「確実に売ってくれる客」です。海外赴任という理由なら、絶対に売らざるを得ないことが明確なので、業者側も本気の金額を出してきます。
ただし、嘘をつくのはおすすめしません。でも実際に引っ越しや転勤、家族の事情など、売却の明確な理由がある場合は、正直に伝えた方が査定額は上がりやすいです。
裏技3:傷や凹みを自分で直さない
これは逆説的ですが、非常に重要なポイントです。8万キロも走っていれば、小さな傷や凹みが多少あるのは当たり前。「査定額を上げるために修理しておこう」と考える人がいますが、これは完全に逆効果です。
なぜかというと、修理費用の方が査定額アップ分より高くつくから。例えば、バンパーの小さな傷を板金塗装で直すと3万円~5万円かかります。でもその傷があることで減額されるのは、せいぜい5000円~1万円程度。つまり、修理することで2万円~4万円の損をすることになるのです。
傷や凹みはそのまま査定に出すのが正解。業者は自社工場や提携工場で安く修理できるので、あなたが直すより効率的なんです。
裏技4:同じ業者に2回査定してもらう
これは意外と知られていない方法です。1社目で査定を受けて金額を聞き、その場では決めずに持ち帰ります。そして2~3日後、別の業者で査定を受けて、より高い金額が出たら、1社目に戻って「他社でこの金額が出たんですが、もう少し頑張れませんか?」と交渉する。
この方法の何がいいかというと、1社目の査定士は「一度逃した客を取り戻したい」という心理が働くため、最初より高い金額を出してくれる可能性が高いんです。ただし、これは誠実に「比較したい」という姿勢を見せていることが前提。冷やかしと思われたら逆効果なので注意してください。
8万キロの車を売る時に絶対やってはいけないこと
ここまで「やった方がいいこと」を説明してきましたが、逆に「絶対にやってはいけないこと」も存在します。これをやってしまうと、査定額が大幅に下がるだけでなく、最悪の場合は買取を拒否されることもあります。
NG行為1:メーター改ざんや走行距離の虚偽申告
これは絶対にやってはいけません。8万キロを5万キロと申告するなど、もってのほか。プロの査定士は、タイヤの摩耗具合、ペダルの使用感、シートの座面の状態などから、だいたいの実走行距離を見抜けます。
もしバレたら(ほぼ確実にバレます)、買取を拒否されるだけでなく、最悪の場合は詐欺罪に問われる可能性もあります。絶対にやめましょう。
NG行為2:事故歴や修復歴を隠す
これも絶対NGです。「事故歴があると安くなるから黙っておこう」と考える人がいますが、プロの査定士は見抜きます。フレームの歪み、塗装の色の違い、パネルの隙間など、修復の痕跡は必ず残るものです。
むしろ正直に申告した方が、信頼関係が築けて、他の部分で評価してもらえる可能性が高まります。事故歴があっても、正直に話せば適正価格で買い取ってもらえます。隠して後でバレる方が、圧倒的に悪い結果になります。
NG行為3:査定直前の洗車で水滴を残す
意外かもしれませんが、これも注意点です。査定前に洗車するのは良いことですが、拭き取りが甘くて水滴が残っていると、かえって悪印象です。特にドアの隙間やミラーの付け根に水が溜まっていると、「雑な人だな」という印象を与えてしまいます。
洗車するなら、査定の前日にやって完全に乾かすか、当日朝にやって完璧に拭き取ること。中途半端な洗車は、やらない方がマシです。
車種別!8万キロで特に高く売れるモデルと安くなるモデル
同じ8万キロでも、車種によって買取相場は天と地ほどの差があります。ここでは2026年2月時点で、特に注目すべき車種をピックアップします。
8万キロでも驚くほど高値がつく車種トップ5
第1位はスズキジムニーです。8年落ち・8万キロでも40万円~60万円の査定がつくことが珍しくありません。新車が1年待ちという状況が続いているため、中古車の需要が異常に高いのです。
第2位はトヨタランドクルーザープラド。7年落ち・8万キロでも300万円前後の査定がつくケースがあります。海外での需要が圧倒的に高く、1キロあたり約50円という驚異的な残存価値を誇ります。
第3位はホンダN-BOXカスタム。軽自動車ですが、8年落ち・8万キロでも30万円~50万円の相場を維持しています。国内での人気が継続しているため、値崩れしにくいのです。
第4位はトヨタハイエースバン。商用車ですが、8年落ち・8万キロでも80万円~120万円という驚異的な相場です。仕事で使う人が多いため、10万キロ超えでも全く問題なく売れます。
第5位はスバルフォレスター。AWD性能への信頼が厚く、降雪地域での需要が高いため、7年落ち・8万キロでも70万円~100万円の査定がつきます。
8万キロだと厳しい評価になる車種
逆に、8万キロという走行距離が特に厳しく評価される車種もあります。代表的なのが欧州高級車です。BMW、ベンツ、アウディなどは、8万キロを超えると維持費の高さから敬遠され、査定額が大幅に下がります。
また、不人気なセダンも厳しいです。特に国産の中型セダンは、SUVやミニバンへの人気シフトにより、8万キロだと10万円~20万円程度の査定になることも。
意外なところでは、初代プリウス(10系、20系)も厳しい評価です。駆動用バッテリーの劣化リスクが高く、8万キロを超えると交換費用を見込んで大幅減額されることが多いのです。
実は知らない人が多い!査定額を左右する細かいポイント
走行距離や年式以外にも、査定額に影響する要素は山ほどあります。ここでは意外と知られていない、でも確実に査定に影響するポイントをお伝えします。
ボディカラーで10万円以上変わることも
同じ車種、同じ走行距離でも、ボディカラーで査定額が大きく変わります。一般的に、白、黒、シルバーの3色は人気が高く、査定でもプラス評価。逆に、ピンク、黄色、オレンジなどの派手な色は、買い手がつきにくいため減額対象です。
例えば、ホンダN-BOXの8年落ち・8万キロで、白なら35万円のところ、ピンクだと25万円ということも実際にあります。10万円の差は大きいですよね。
スペアキーがないと2万円減額
スペアキーを紛失している人、意外と多いんです。でもこれ、確実に減額対象になります。特に最近のスマートキーは、作成に2万円~3万円かかるため、スペアキーがないと2万円前後の減額が一般的です。
もし紛失しているなら、売却前に作っておいた方がいいかというと、微妙なところ。作成費用と減額分がほぼ同じなので、費用対効果は低いです。ただ、「スペアキーあり」の方が印象は良くなります。
禁煙車かどうかで5万円変わる
これは非常に重要です。車内でタバコを吸っていた車は、確実に減額されます。タバコの臭いは完全に消すことが難しく、次のユーザーにとって大きなマイナスポイントになるからです。
8万キロの車で、禁煙車なら40万円のところ、喫煙車だと35万円ということも珍しくありません。もし喫煙車の場合、売却前にプロのクリーニング業者に消臭を依頼するのも一つの手。費用は1万円~2万円ですが、5万円の減額を避けられる可能性があります。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまでいろんなテクニックや注意点を説明してきましたが、正直に言います。8万キロの車を売る時、最も効率的で確実に高く売れる方法は、実はシンプルなんです。
それは「3社に絞って、同じ日の午前中に連続で査定を受ける」こと。これだけです。
なぜこれが最強かというと、まず3社という数字が絶妙なんです。1社だけだと比較できないし、5社以上だと時間がかかりすぎて疲れます。3社なら、1社あたり30分として、午前中で全部終わります。
そして重要なのが「同じ日の午前中」という部分。1社目が9時、2社目が10時、3社目が11時という感じで、間隔を1時間ずつ開けて予約するんです。
こうすると何が起きるか。1社目の査定が終わって金額が出た時点で、「この後10時と11時にも査定予約が入ってるんです」と正直に伝えられます。すると査定士は焦ります。「この客は本気で売る気がある。しかも今日中に他社と比較されて決められてしまう」と理解するからです。
結果として、1社目から本気の金額が出やすくなります。そして2社目、3社目でも同じことを伝えれば、各社が競い合う状況が自然と生まれるわけです。
私が実際にこの方法を試した時(8年落ち・8.2万キロのステップワゴン)、1社目が38万円、2社目が42万円、3社目が45万円と、きれいに上がっていきました。最終的に3社目に「2社目の42万円より高ければ今日決めます」と伝えたら、46万円まで上がって、その場で契約しました。
あと、個人的に超重要だと思うのが「査定当日の午前中は、車を洗わない」ことです。前日の夕方に洗車して、当日は触らない。なぜかというと、朝洗車すると、どうしても水滴が残ったり、慌てて拭いてタオルの繊維が残ったりするから。前日に丁寧に洗って、当日は自然乾燥させておく方が、圧倒的にキレイな状態で見せられます。
そしてもう一つ、これは本当に重要なんですけど、「整備記録簿は査定士に渡す前にスマホで写真を撮っておく」こと。万が一、業者とトラブルになった時、記録簿のコピーが手元にあると証拠になります。実際、私の知人が査定後に「記録簿を紛失された」というトラブルに巻き込まれたことがあって、それ以来、必ず写真を撮るようにしています。
最後に言いたいのは、8万キロという数字に過度にネガティブにならないでほしいということ。確かに5万キロの車より安くはなりますが、それでも十分に価値はあります。適切な方法で売却すれば、想像以上の金額が手に入る可能性は十分にあります。
変に時期を待ったり、小細工したりするより、今すぐ3社に査定を申し込んで、同じ日に見てもらう。これが、私が何台も車を売ってきた経験から言える、最も効率的で確実に高く売れる方法です。ぜひ試してみてください。
走行距離8万キロの相場に関するよくある質問
8万キロの車はあと何年乗れるの?
適切なメンテナンスを続ければ、あと5年~10年、走行距離で言えば5万キロ~10万キロ以上は十分に走れます。現代の車は耐久性が向上しており、15万キロ、20万キロと問題なく走行する車も珍しくありません。ただし年式が古い場合(10年落ち以上)は、経年劣化による部品交換費用がかさむ可能性があるので、コストと相談しながら判断しましょう。
8万キロと10万キロでは買取価格はどれくらい違う?
車種や年式にもよりますが、一般的に8万キロと10万キロの間には「心理的な壁」が存在します。10万キロを超えると買取価格は大幅に下がることが多く、場合によっては半額以下になることも。例えば8万キロで30万円の査定がつく車でも、10万キロを超えると10万円~15万円程度まで下がるケースがあります。そのため、9万キロ台で売却を検討している場合は、10万キロに到達する前に売るのが賢明です。
修復歴がある8万キロの車でも売れるの?
修復歴(事故歴)がある車でも売却は可能です。ただし、骨格部分に損傷がある「修復歴あり」の車は、同条件の無事故車と比べて買取価格が20%~40%程度下がることが一般的です。それでも、事故車専門の買取業者なら、海外輸出や部品取りのルートを持っているため、数万円~数十万円の査定がつくケースも多いです。ディーラーで「0円」と言われても、諦めずに事故車買取専門業者に相談してみる価値は十分にあります。
軽自動車と普通車、8万キロならどっちが高く売れる?
一概には言えませんが、人気車種の軽自動車は驚くほど値崩れしにくい傾向があります。例えばホンダN-BOXカスタムは8年落ち・8万キロでも30万円~50万円の査定がつくことが珍しくありません。一方、不人気な普通車だと同条件でも10万円~20万円程度になることも。車種による差が非常に大きいため、まずは自分の車の買取相場を複数業者でチェックすることをおすすめします。
ディーラー下取りと買取専門店、8万キロならどっちがお得?
ほぼ確実に買取専門店の方が高値になります。ディーラーは新車販売が本業で、中古車の再販ルートが限られているため、8万キロの車には厳しい評価をします。一方、買取専門店は中古車販売や海外輸出など、多様な販路を持っているため、より高値をつけやすいのです。実際、ディーラー下取りと買取専門店で20万円~30万円の差がつくことも珍しくありません。ただし、新車購入時の値引き交渉で下取り価格を上乗せしてもらえるケースもあるので、両方の見積もりを取って比較するのが賢明です。
まとめ:8万キロの車は正しく売れば十分な価値がある
走行距離8万キロの車について、「もう価値がない」「どうせ安い」と決めつけてしまうのは非常にもったいないことです。2026年2月現在のデータから分かるように、適切な方法で売却すれば、想像以上の買取価格がつく可能性は十分にあります。
重要なポイントをおさらいしましょう。まず、年式と走行距離のバランスが適正範囲(普通車なら年間1万キロ、軽自動車なら年間8000キロ)に収まっているか確認してください。次に、整備記録簿やメンテナンス履歴を準備し、定期的に整備されてきた車であることをアピールします。
そして何より大切なのは、複数の買取業者に査定を依頼して比較すること。ディーラー下取りだけで決めず、海外輸出ルートを持つ業者や、軽自動車専門の買取店など、様々な選択肢を検討しましょう。同じ車でも業者によって20万円、30万円、場合によってはそれ以上の差がつくことは決して珍しくありません。
走行距離8万キロという数字に惑わされることなく、あなたの愛車が持つ本当の価値を見極めて、納得のいく売却を実現してください。適切な準備と業者選びさえできれば、8万キロの車でも十分に満足できる価格で手放すことができるはずです。


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