当サイトの記事にはプロモーションが含まれています。

車のあおり運転とは何をしたらいけないの?一発免停!知らないと後悔する10の禁止行為

車の知識

あなたは普段の運転で、「ちょっと車間距離が近すぎたかな」「急な割り込みをしてしまった」と感じたことはありませんか?実はその行為、あおり運転として厳しく罰せられる可能性があるんです。2026年1月には、なんと兵庫県警の警察官があおり運転で書類送検されるという衝撃的なニュースも報じられました。そして2026年1月20日、9年前の東名高速あおり運転死傷事故の判決が懲役18年で確定。あおり運転は冗談では済まされない、極めて重大な犯罪なのです。

2025年のチューリッヒ保険の調査によると、5年以内にあおり運転をされた経験があるドライバーは34.5%。つまり3人に1人以上が被害に遭っているという恐ろしい現実があります。でも、あおり運転って具体的に何をしたらダメなのか、正確に理解していますか?

ここがポイント!
  • あおり運転は2020年6月から厳罰化され、一発で免許取消となる重大な違反行為に指定された
  • 妨害運転罪として10類型の行為が明確に定められ、知らずにやってしまうと最大5年の拘禁刑または100万円の罰金
  • 被害に遭った際の正しい対処法を知っておくことで、自分と家族の命を守ることができる

あおり運転とは?知らずにやってしまう危険な行為

車について疑問を持っている人のイメージ

車について疑問を持っている人のイメージ

あおり運転とは、正式には妨害運転と呼ばれ、他の車両の通行を妨害する目的で行われる危険な運転行為のことを指します。2017年6月に神奈川県の東名高速道路で発生した夫婦死亡事故が大きな社会問題となり、これをきっかけに2020年6月30日に改正道路交通法が施行されました。

多くのドライバーが勘違いしているのは、「あおり運転は故意に嫌がらせをする悪質な人だけがやるもの」という認識です。しかし実際には、急いでいるときに無意識に車間距離を詰めてしまう、イライラして急な進路変更をしてしまうといった、誰にでも起こりうる運転行為があおり運転に該当する可能性があるのです。

特に注意が必要なのは、あおり運転は「妨害する目的」があったかどうかが重要な判断基準となる点です。つまり、相手を焦らせたり威嚇したりする意図があれば、たとえ一回の行為であっても妨害運転罪として厳しく処罰される可能性があります。

これだけは絶対NG!あおり運転の10類型

2020年の道路交通法改正により、あおり運転(妨害運転)として処罰される行為が10の類型として明確に定められました。これらの行為を他の車両の通行を妨害する目的で行うと、妨害運転罪が成立します。

1. 通行区分違反(対向車線にはみ出す)
対向車線から接近したり、センターラインをまたいで逆走する行為です。正面衝突の危険性が極めて高く、非常に悪質な行為とされています。

2. 急ブレーキ禁止違反
危険回避のためでない不必要な急ブレーキは、後続車に追突される危険があります。嫌がらせ目的で前に割り込んで急ブレーキを踏む行為は、典型的なあおり運転です。

3. 車間距離不保持
前方の車に必要以上に接近する行為で、あおり運転被害の84.3%を占める最も多いパターンです。高速道路では、走行速度と同じメートル数の車間距離を保つことが推奨されています。例えば時速100キロなら100メートルの車間距離が必要です。

4. 進路変更禁止違反
急な割り込みや幅寄せなど、他の車の前で急に進路を変える行為です。何度も車線変更を繰り返す蛇行運転も該当します。

5. 追越し違反
左側から追い越す行為や、追い越し禁止の標識がある場所での追い越しが含まれます。

6. 減光等義務違反(ハイビームやパッシング)
必要のないハイビームの使用や、執拗なパッシングで相手を威嚇する行為です。チューリッヒ保険の調査では、25.2%のドライバーがこの被害に遭っています。

7. 警音器使用制限違反(クラクション)
危険を知らせる以外の目的でクラクションを鳴らす行為は違反です。相手の運転が気に入らないからといってクラクションを鳴らすと、トラブルの原因になります。

8. 安全運転義務違反
他人に危害を及ぼさないように運転する義務に違反する行為全般を指します。

9. 最低速度違反(高速道路)
高速道路で著しく遅い速度で走行し、後続車の通行を妨害する行為です。

10. 高速自動車国道等駐停車違反
高速道路上で正当な理由なく駐停車する行為は、後続車による追突事故を引き起こす極めて危険な行為です。東名高速の死亡事故もこのケースでした。

あおり運転の罰則は想像以上に厳しい!

あおり運転の罰則は、多くの人が想像する以上に厳しいものです。一発で免許取消となり、その後数年間は免許を取得できなくなります。

通常のあおり運転の場合
他の車両の通行を妨害する目的であおり運転をした場合、以下の罰則が科せられます。

刑事罰は3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金です。行政処分として違反点数25点が付加され、免許取消となります。欠格期間は2年で、前歴や累積点数がある場合は最大5年間免許を取得できません。これは酒気帯び運転と同じ厳しさです。

著しい交通の危険を生じさせた場合
高速道路上で他の車を停車させるなど、著しい交通の危険を生じさせた場合、罰則はさらに重くなります。

刑事罰は5年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金です。違反点数は35点で、免許取消となり、欠格期間は3年です。前歴や累積点数がある場合は最大10年間免許を取得できません。これは酒酔い運転と同じ重さです。

人身事故が発生した場合
あおり運転によって人を死傷させた場合、危険運転致死傷罪が適用される可能性があります。人を負傷させた場合は15年以下の懲役、死亡させた場合は1年以上20年以下の懲役に処されます。

2026年1月20日に確定した東名高速あおり運転死傷事故の判決は懲役18年でした。この事故では、あおり運転で高速道路上に停車させられた車に後続車が追突し、夫婦が死亡、子供2人が負傷しました。被告には危険運転致死傷罪が適用されました。

さらに、暴行罪や傷害罪、脅迫罪、器物損壊罪などの刑法上の罪に問われることもあります。2022年3月には大阪府堺市であおり運転の乗用車に衝突されたバイクの男性が死亡する事故が発生し、運転していた男が危険運転致死罪で起訴されました。

あおり運転被害に遭ったときの正しい対処法

万が一あおり運転の被害に遭ってしまった場合、冷静に正しく対処することが命を守るために極めて重要です。警察庁が推奨する対処法を順を追って説明します。

ステップ1冷静になり、道を譲る
後方から車間距離を詰められたり、危険な運転をされたりした場合、まずは感情的にならず冷静に対処することが大切です。2車線以上ある道路では車線を変更して相手を先に行かせましょう。チューリッヒ保険の調査では、あおり運転被害に遭った際の対処方法として「道を譲った」が51.1%で最も多く、これが最も安全な初期対応です。

ステップ2安全な場所に避難する
道を譲ってもあおり運転が続く場合は、すぐに安全な場所に避難してください。一般道では営業中のコンビニやお店の駐車場など、人目の多い場所を選びます。高速道路ではサービスエリアやパーキングエリアに避難しましょう。

絶対にやってはいけないのは、車線上や路側帯に停車することです。東名高速の死亡事故のように、後続車に追突される危険性が極めて高いからです。

ステップ3ドアをロックし、車外に出ない
安全な場所に停車したら、すべての窓を閉め、ドアをロックします。相手が近づいてきて話しかけられても、絶対に窓やドアを開けてはいけません。相手の挑発に乗らず、車外に出ることなく車内で待機してください。

ステップ4110番通報する
車内から落ち着いて110番に通報します。通報の際には以下の情報を伝えるとスムーズです。

現在の位置情報を正確に伝えます。高速道路の場合はキロポスト(距離標)の番号を、一般道では周辺の目印となる建物や交差点名を伝えましょう。

相手車両の特徴として、ナンバープレートの番号、車種、色などをできるだけ詳しく伝えます。ドライブレコーダーがあれば記録されているはずですが、なければメモを取っておきましょう。

あおり運転の状況を具体的に説明します。どのような危険行為をされたか、いつから続いているかなどを伝えてください。

ステップ5証拠を記録する
可能であれば、相手の行為をドライブレコーダーやスマートフォンで記録しておくことが重要です。ただし、運転しながらの撮影は絶対に禁止です。同乗者がいれば撮影を頼むか、停車してから撮影してください。

ドライブレコーダーがある場合は、相手が現場から逃げても記録した映像が捜査に役立ちます。警察に証拠として提出できるため、必ず保存しておきましょう。

あおり運転を予防するために今日からできること

あおり運転の被害に遭わないために、日頃から予防策を講じることが重要です。完全に防ぐことは難しいですが、被害に遭う確率を大幅に下げることは可能です。

ドライブレコーダーを設置する
あおり運転対策として最も効果的なのがドライブレコーダーの設置です。国土交通省の調査によると、2019年時点でのドライブレコーダー装着率は45.9%で、年々普及率は高まっています。

前方だけでなく後方も撮影できるタイプがおすすめです。あおり運転は後続車によって引き起こされることがほとんどだからです。2カメラタイプや360度カメラと後方カメラを組み合わせたタイプが理想的です。

さらに、「ドライブレコーダー録画中」のステッカーをリアガラスに貼ることで、相手にドライブレコーダーの存在をアピールできます。これだけでも抑止効果が期待できます。

思いやり・ゆずり合いの運転を心がける
警察庁が強調しているのは、「思いやり・ゆずり合い」の気持ちを持った運転です。具体的には以下の点に注意しましょう。

十分な車間距離を保ちます。前の車が急停止しても追突しないよう、常に安全な距離を確保してください。

不必要な進路変更や追い越しは避けます。走行車線を走行できる場合は、追い越し車線を走り続けないようにしましょう。

後続車が急いでいるようであれば、速やかに道を譲ります。自分の感情を優先せず、トラブルを避けることを最優先にしてください。

危険を知らせる以外にクラクションを鳴らさないようにします。法令では、危険防止のためやむを得ない場合以外のクラクション使用は禁止されています。

疲れているときや焦っているときは特に注意
普段は安全運転を心がけていても、疲れているときや焦っているとき、イライラしているときは、無意識にあおり運転をしてしまう可能性があります。そんなときこそ、一度深呼吸をして心を落ち着けましょう。

運転中に前の車に怒りや苛立ちを覚えたら、それはあなたの感情がコントロールを失いかけているサインです。自分の感情のままに運転すると、あおり運転になってしまう危険性があります。

保険会社のドライブレコーダー特約を検討する
最近では、保険会社が専用ドライブレコーダーを提供する自動車保険が増えています。緊急通報ボタンを押すだけでオペレーターに繋がり、警察に出動を要請してもらえるサービスもあります。

360度全方位を録画できるタイプや、事故発生時に自動で映像を保険会社に送信する機能を持つものもあります。通信費用が気になる場合は、特約として本体と通信費込みでプランを提供している保険会社を選ぶとお得です。

実は知らない!?こんな運転もあおり運転になる可能性が

車について疑問を持っている人のイメージ

車について疑問を持っている人のイメージ

多くのドライバーが「自分はあおり運転なんてしない」と思っていますが、実は無意識のうちにあおり運転に該当する行為をしているケースが少なくありません。ここでは、グレーゾーンの運転行為について実例を交えて解説します。

追い越し車線を走り続ける行為
高速道路で追い越し車線をずっと走り続けていると、後続車から煽られる原因になります。実はこれ、煽られる側にも問題があるんです。追い越しが終わったら速やかに走行車線に戻る義務があり、追い越し車線を走り続けることは通行区分違反となります。ただし、だからといって後続車が車間距離を詰めたりパッシングしたりすれば、それはあおり運転です。お互いが交通ルールを守ることが重要なのです。

黄色信号での急停止
交差点の手前で黄色信号になり、急ブレーキで停止した結果、後続車との距離が危険なほど縮まってしまう。これ自体は違反ではありませんが、後続車のドライバーがイライラしてあおり運転をしてくるきっかけになることがあります。黄色信号では安全に停止できる場合は停止、できない場合は注意して進むという判断が必要です。

右折待ちで後続車がイライラ
対向車が途切れず、なかなか右折できない状況で後続車から煽られるケースです。これは右折待ちをしている側に非はありませんが、後続車がクラクションを鳴らしたり、車間を詰めてきたりすることがあります。焦って無理に右折すると事故につながるため、冷静に対応することが大切です。

あおり運転被害の実例から学ぶ!こんな時どうする?

実際によくある具体的なシチュエーションと、その対処法を体験ベースで詳しく解説します。

ケース1高速道路の合流で煽られた場合
高速道路の合流地点で本線に入ろうとしたところ、後続車が猛スピードで接近してきて車間距離を詰められるケースです。この場合、無理に加速しようとせず、十分な加速ができるまで合流を待つことが重要です。ただし、後続車が明らかに妨害目的で接近してくる場合は、一旦サービスエリアに入って相手をやり過ごしましょう。

ケース2夜間に後ろからハイビームで照らされ続ける
夜間走行中、後続車がハイビームのまま車間距離を詰めてくることがあります。これは典型的なあおり運転です。対処法としては、まず車線を変更できる場合は変更して道を譲ります。それでもついてくる場合は、コンビニなどの明るい駐車場に入って避難してください。絶対にやってはいけないのは、対抗してブレーキランプを何度も踏んで警告することです。これが相手を刺激してさらに危険な状況になることがあります。

ケース3初心者マークや高齢者マークで標的にされる
初心者マークや高齢者マークをつけていると、悪質なドライバーに狙われやすくなることがあります。実際のデータでも、これらのマークをつけた車両への嫌がらせは一定数報告されています。対策としては、ドライブレコーダーのステッカーを併用することで抑止効果が期待できます。また、運転に不安がある場合は、混雑する時間帯を避けるのも一つの方法です。

ケース4駐車場から出ようとしたら煽られた
コンビニやショッピングセンターの駐車場から本道に出ようとした際、無理に割り込んだと思われて煽られるケースです。実はこれ、出る側が「十分な間隔があるか」を誤認していることが多いんです。本道を走行している車両が減速や進路変更を必要とするような出方は避けるべきです。ただし、それでも煽られた場合は、すぐに駐車場に戻るか、人目の多い場所に避難してください。

家族や子供を乗せているときの特別な対処法

子供が同乗している場合の注意点
子供を乗せているときにあおり運転被害に遭うと、子供が恐怖を感じてトラウマになる可能性があります。まず子供を安心させる言葉をかけながら、冷静に安全な場所へ避難しましょう。「大丈夫だよ、すぐに安全な場所に止まるからね」と声をかけることで、子供のパニックを防げます。

避難後は、子供にスマートフォンを渡してゲームや動画を見せるなど、気を紛らわせる工夫も有効です。警察を待つ間、車外の状況を子供に見せないようにすることも大切です。

高齢の親を乗せている場合
高齢の親を病院に連れて行く途中などであおり運転被害に遭った場合、親の体調管理も重要になります。持病がある場合は、ストレスで症状が悪化する可能性もあります。できるだけ早く安全な場所に避難し、親の体調を確認してください。必要であれば救急車の要請も検討しましょう。

ドライブレコーダーの賢い選び方と意外な盲点

前後2カメラは必須、でも画角にも注目
ドライブレコーダーを選ぶ際、多くの人が「前後2カメラ」だけに注目しますが、実はリアカメラの画角が狭すぎる製品も多いんです。理想的なのは、フロントカメラが140度以上、リアカメラが100~130度程度です。リアカメラは後続車のナンバープレートを鮮明に捉える必要があるため、画角が広すぎると逆に詳細が分かりにくくなります。

夜間撮影性能が意外と重要
あおり運転は夜間にも発生します。SONY製のSTARVIS(スタービス)センサーを搭載したモデルは、暗所でも鮮明な映像を記録できます。特に後方からのハイビーム攻撃を受けた際、相手の車両を識別できるかどうかは、このセンサーの性能にかかっています。

駐車監視機能の必要性
駐車中のあおり行為(車に傷をつけられる、ドアミラーを壊されるなど)も報告されています。駐車監視機能があれば、エンジンを切った後も録画を継続できます。ただし、バッテリー上がりのリスクがあるため、専用のバッテリーや電圧監視機能がある製品を選びましょう。

SDカードの選び方で失敗しないために
国民生活センターには「必要なときの映像が記録されていなかった」という相談が多数寄せられています。原因の多くはSDカードの耐久性不足です。ドライブレコーダーには高耐久・長寿命のmicroSDカードを使用し、定期的に交換することが重要です。メーカー推奨品を使用し、半年から1年ごとに新しいカードに交換するのが理想的です。

通報後の流れと知っておくべき実務

110番通報から警察が到着するまで
110番通報すると、まず現在地と状況を聞かれます。高速道路の場合、最寄りのインターチェンジやキロポストの番号を伝えましょう。一般道では、近くの目印となる建物や交差点名を伝えます。

警察の到着までの時間は場所によって異なりますが、都市部で10~20分、郊外では30分以上かかることもあります。この間、絶対に車外に出ず、ドアをロックして待機してください。

警察が到着した後の対応
警察が到着したら、ドライブレコーダーの映像を確認してもらいます。その場で被害届を出すかどうかを聞かれますので、必ず被害届を提出してください。「面倒だから」と被害届を出さないと、加害者を処罰できません。

後日、警察署に呼ばれて詳しい事情聴取を受けることがあります。この際、ドライブレコーダーのSDカードを提出するよう求められる場合があるため、事前にデータをバックアップしておきましょう。

会社の車であおり運転被害に遭った場合
営業車など会社の車で被害に遭った場合、必ず会社に報告してください。会社によっては顧問弁護士がいるため、法的対応をサポートしてもらえます。また、業務中の被害であれば、会社の自動車保険の弁護士特約が使える可能性があります。

実は危険!SNSへの投稿は慎重に

あおり運転被害に遭った際、ドライブレコーダーの映像をSNSにアップして「拡散希望」とする投稿を見かけますが、これは法的リスクがあるので注意が必要です。

相手の顔やナンバープレートが映っている映像を無断で公開すると、プライバシー侵害や名誉毀損で逆に訴えられる可能性があります。また、映像の一部だけを切り取って投稿すると、事実と異なる印象を与えてしまうこともあります。

あおり運転被害に遭ったら、SNSではなく必ず警察に通報してください。警察が適切に対応してくれます。どうしても注意喚起したい場合は、ナンバーや顔をモザイク処理し、場所や時間を特定できないように加工してから投稿しましょう。

自分が煽っていると思われないための運転テクニック

車間距離は「3秒ルール」で確認
適切な車間距離を保つ簡単な方法が「3秒ルール」です。前の車が電柱や標識を通過してから、自分の車が同じ地点を通過するまでに3秒以上あれば安全な車間距離です。時速60キロなら約50メートル、時速100キロなら約85メートルに相当します。

追い越し後はすぐに車線を戻す
高速道路で追い越しをした後、追い越した車との十分な距離(100メートル以上)を確保してから走行車線に戻ります。追い越してすぐに車線を戻すと、追い越された側から「幅寄せ」や「割り込み」と受け取られ、トラブルの原因になります。

ウインカーは早めに、長めに
進路変更や右左折の際、ウインカーは動作の3秒以上前に出すのが基本です。突然の進路変更は、後続車に「危険な運転」と認識され、あおり運転を誘発する可能性があります。

煽られやすい車と煽られにくい車の真実

実は色も関係している?
データによると、赤や黄色などの派手な色の車は、黒や白などの無難な色の車と比べて、あおられる頻度が若干高いという報告があります。これは心理的に「目立つ車=スピードを出している」という印象を与えやすいためです。

車種による違い
高級車やスポーツカーは、「運転が上手いはず」「速く走るべき」という先入観を持たれやすく、ゆっくり走っていると煽られやすい傾向があります。一方、軽自動車や商用車は、逆に「邪魔だ」という理由で煽られることがあります。つまり、どんな車でも煽られる可能性があるというのが現実です。

ステッカーの効果は本当にあるのか
「ドライブレコーダー録画中」のステッカーは、一定の抑止効果があります。実際、このステッカーを貼った車は貼っていない車と比べて、あおり運転被害が減少したというデータもあります。ただし、ステッカーを貼っているだけで実際にドライブレコーダーを設置していないと、いざという時に証拠がないため、必ず実機を設置したうえでステッカーを貼りましょう。

ぶっちゃけこうした方がいい!

ここまでの内容を踏まえて、私が個人的に実践していて「これが一番現実的で効果的だ」と思う対策を正直にお伝えします。

正直言って、完璧な予防策なんて存在しないんですよ。どんなに安全運転を心がけても、相手が勝手にイライラして煽ってくることはあります。だから、ぶっちゃけ一番大事なのは「煽られても気にしない精神」と「証拠を残す準備」の2つです。

まず、ドライブレコーダーは前後2カメラタイプを絶対に買ってください。1万円台の安いやつでも構いません。大事なのは「録画している」という事実です。そして、「録画中」のステッカーは必ず後方に貼る。これだけで8割方の悪質ドライバーは手を出してきません。

次に、煽られたら即座に道を譲る。プライドとか面倒くさいとか、そんなの全部捨てて、さっさと譲っちゃう。「負けた気がする」とか思わないでください。命の方が大事ですから。追い越し車線をずっと走ってる人、これマジでやめた方がいいです。後続車にとっては「煽ってください」と言ってるようなものなので。

そして、万が一本当にヤバい奴に絡まれたら、絶対に対抗しない。窓もドアも開けない。ひたすら110番して警察を待つ。相手が窓を叩いてきても、車を揺すってきても、無視です。スマホで録画するのもいいですが、それより自分の安全確保が最優先。

あと、これは意外と盲点なんですが、夜間の運転を極力避けるのも効果的です。統計的に、あおり運転は夜間に多発します。どうしても夜に運転する必要があるなら、幹線道路や交通量の多い道を選ぶ。暗い裏道は避ける。

最後に、保険会社のドライブレコーダー特約、これ本当におすすめです。月々数百円で、緊急時にボタン一つでオペレーターに繋がる安心感は、お金で買えない価値があります。特に女性や高齢者、運転に不安がある人は、絶対に入っておいた方がいい。

結局のところ、あおり運転対策って「避ける・譲る・記録する・通報する」の4つに集約されるんです。カッコつけたり、意地を張ったりする必要はありません。安全に目的地に着く、それだけを考えて運転してください。煽ってくる奴は相手にしない。これが一番楽で、一番効率的で、一番安全な方法です。

よくある質問

車間距離はどのくらい保てばいいですか?

一般道では前の車が急停止しても追突しない距離が基本です。高速道路では、走行速度と同じメートル数の車間距離を保つことが推奨されています。例えば時速80キロなら80メートル、時速100キロなら100メートルです。車間距離不保持は違反点数1点(一般道)または2点(高速道路)が付加され、反則金も科せられます。さらに妨害目的であればあおり運転として免許取消となります。

あおり運転をしてしまった場合、どうすればいいですか?

意図せずあおり運転に該当する行為をしてしまった場合、すぐに弁護士に相談することをおすすめします。妨害運転罪は刑事罰を伴う重大な犯罪であり、一発で免許取消となります。被害者との示談交渉や警察への対応など、専門家のサポートが不可欠です。軽微な違反であっても、相手が通報すれば取り締まりの対象となる可能性があるため、早期の対応が重要です。

ドライブレコーダーがない場合はどうすればいいですか?

ドライブレコーダーがない場合でも、あおり運転被害に遭ったら必ず警察に通報してください。相手の車のナンバープレート、車種、色などの特徴をメモしておきましょう。同乗者がいればスマートフォンで撮影してもらうことも有効です。ただし運転中の撮影は道路交通法違反となるため、必ず停車してから撮影してください。目撃者がいれば証言してもらうことも重要です。

高速道路であおり運転に遭った場合、特に注意すべきことは?

高速道路では絶対に追越車線や走行車線上に停車してはいけません。必ずサービスエリアやパーキングエリアに避難してください。東名高速の死亡事故のように、高速道路上での停車は後続車による追突で重大事故につながる危険性が極めて高いです。避難できる施設が見当たらない場合は、路側帯に寄せて停車し、すぐに車外に出て安全な場所に避難してから110番通報してください。

あおり運転の加害者にならないために、日常で気をつけることは?

最も重要なのは、他のドライバーへの思いやりとゆずり合いの精神です。急いでいるときでも車間距離を十分に保ち、無理な追い越しや進路変更は避けましょう。イライラしたときは深呼吸をして感情をコントロールすることが大切です。クラクションは危険回避のとき以外は使わず、後続車が急いでいるようであれば素直に道を譲りましょう。疲れているときや焦っているときは特に注意が必要です。

まとめ

あおり運転は、2020年6月の道路交通法改正により妨害運転罪として厳格に取り締まられるようになりました。10類型の行為が明確に定められ、違反すると一発で免許取消、最大5年の拘禁刑または100万円の罰金という厳しい罰則が科せられます。

2025年のチューリッヒ保険の調査では、5年以内にあおり運転をされた経験があるドライバーは34.5%に上り、3人に1人以上が被害に遭っています。最も多い被害は後方からの異常接近で、84.3%を占めています。2026年1月には警察官があおり運転で書類送検されるという事例もあり、誰もが加害者にも被害者にもなりうる問題です。

あおり運転の被害に遭った際は、冷静に対処することが命を守る鍵です。まず道を譲り、それでも続く場合は人目の多い安全な場所に避難してください。高速道路ではサービスエリアやパーキングエリアを利用し、絶対に車線上に停車してはいけません。車内からドアをロックして110番通報し、警察が到着するまで車外に出ないでください。

予防策として最も効果的なのはドライブレコーダーの設置です。前後を撮影できるタイプや360度カメラと後方カメラを組み合わせたタイプがおすすめで、「録画中」のステッカーを貼ることで抑止効果も期待できます。日頃から思いやりとゆずり合いの運転を心がけ、十分な車間距離を保ち、不必要なクラクションは使わないようにしましょう。

あおり運転は重大な犯罪であり、一瞬の感情が人生を破壊します。運転中にイライラしたら深呼吸をして冷静になり、常に安全運転を心がけることが何より大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました