車中泊のスポット選びで「道の駅」や「RVパーク」ばかり検索していませんか?実は、昭和レトロな雰囲気漂うドライブインでも車中泊ができるってご存知でしたか?しかし、多くの人が知らないドライブイン車中泊には、ルール・マナー・許可取得の流れがあります。今回は、実際にドライブインで車中泊をした体験談と、2026年の最新情報をもとに、ドライブイン車中泊の全てを解説します。
- ドライブインでの車中泊はオーナーの厚意のもとで成立している穴場スポットの実態を徹底解説
- 道の駅やRVパークとは異なるドライブイン独特の3つの重要ルールを全て網羅
- 映画化されたロケ地「ドライブインオアシス」のリアルな体験と、2026年最新施設情報を完全掲載
- ドライブインって車中泊できるの?その答えは「できる、ただし条件がある」
- ドライブイン車中泊が成立する仕組み。道の駅やRVパークとの決定的な違いとは
- 実体験レポート!映画『ルート29』のロケ地「ドライブインオアシス」での車中泊
- ドライブイン車中泊の3つの絶対ルール。これを破ると施設が消える
- 全国のドライブイン車中泊穴場スポット。山口「ドライブインみちしお」の実体験
- 2026年最新情報!RVパーク500施設を突破。ドライブイン車中泊との選択肢
- 道の駅との違いを理解する。車中泊のルール、宿泊目的vs仮眠の曖昧さ
- ドライブイン車中泊を選んだら知っておくべき安全性とプライバシー対策
- ドライブイン車中泊で初心者が陥る落とし穴5選。実際の事例と対策法を全公開
- ドライブインが「絶滅寸前」の理由。2026年にあなたが訪問すべき理由
- ドライブイン車中泊vs RVパーク vs 道の駅。本当に自分に合った選択をするための判断軸
- ドライブイン女性一人旅の現実。安全性とコミュニケーションのバランス
- ドライブイン車中泊を計画する際の最強チェックリスト
- ドライブインの歴史と昭和レトロ文化。なぜ今、あえてドライブインを選ぶのか
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- よくある質問
- まとめ
ドライブインって車中泊できるの?その答えは「できる、ただし条件がある」

車中泊のイメージ
ドライブインでの車中泊について検索すると、様々な情報が氾濫していますが、結論から言うとできます。ただし、完全に自由ではありません。
道の駅やRVパークとは異なり、ドライブインでの車中泊は「公式に許可された施設」ではなく、個別のドライブインのオーナーが個別に判断して、許可してくれるかどうかというグレーゾーンの存在です。これが、ドライブイン車中泊の最大の特徴であり、魅力でもあります。
実は、全国にはまだまだ多くのドライブインが存在し、その中には「旅人を温かく迎えてくれる」という素晴らしい文化が息づいています。昭和の香りがするドライブインで、オーナーの温かいおもてなしを受けながら夜を過ごすーーこれこそが、ドライブイン車中泊の真の価値なのです。
ドライブイン車中泊が成立する仕組み。道の駅やRVパークとの決定的な違いとは
ドライブイン車中泊を理解するためには、道の駅・RVパーク・ドライブインの3つの違いを認識することが不可欠です。
| 施設タイプ | 車中泊の位置付け | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 道の駅 | 休憩・仮眠が原則 | 無料 | 国交省管理の公共施設。長時間滞在は原則禁止 |
| RVパーク | 車中泊を想定した施設 | 3,000〜5,000円程度 | 日本RV協会認定。全国500施設以上(2025年1月時点)。安心・快適が売り |
| ドライブイン | オーナーの厚意での許可 | 無料または食事代のみ | 個別判断。昭和レトロな雰囲気。人のつながりが生まれる |
ドライブインでの車中泊が成立する理由は、実にシンプルです。そこには「商売」という枠を超えた、人と人とのつながりがあるからです。食事をしてくれたお客さんが「ちょっと寝かせていただけませんか?」と言えば、多くのドライブインのオーナーは温かく迎えてくれます。これは、RVパークや道の駅では決して得られない体験なのです。
実体験レポート!映画『ルート29』のロケ地「ドライブインオアシス」での車中泊
兵庫県宍粟市の知られざる穴場スポット
2024年11月に公開された映画『ルート29』。綾瀬はるかさん主演のこのロードムービーのロケ地となったのが、兵庫県宍粟市国道29号線沿いにある「ドライブインオアシス」です。
このドライブインは、映画の中で主人公たちが夕食を取りに立ち寄るシーンに登場しました。実は、このシーンからストーリーが大きく展開していく重要な場面なのです。映画公開後、ロケ地を巡る観光客が増え、実際に撮影時に使われたセット(机、椅子、緑のカーテンなど)が今も展示されているため、映画ファンには聖地巡礼のスポットとなっています。
ドライブインオアシスでの車中泊の流れ
ドライブインオアシスの特徴は、何と言っても圧倒的な温かさです。母娘で営まれているこのドライブインは、地元客から観光客まで、誰もが心地よく過ごせる「タマリ場」として機能しています。
車中泊をしたい場合、19時までにお店に入り、必ず夕食をいただきます。名物のコロッケ定食やカツ丼(大沢一菜さんも食べた映画のシーンで使われたメニュー)は、出汁が効いており、ボリュームたっぷりです。ご飯には地元産のコシヒカリが使われており、丁寧な味わいが印象的です。
食事後、オーナーに「少し車中泊させていただいても良いですか?」と尋ね、許可をいただきます。ここが最も大切なステップです。19時を過ぎてから到着した場合は、駐車させてもらい、翌朝モーニングをいただきながら「昨晩はお世話になりました」と挨拶するのがマナーです。
快適性と夜間環境
ドライブインオアシスは国道29号線沿いということで、夜間の騒音が気になるかもしれません。しかし、実際には深夜になると交通量が落ち着き、川沿いという立地のおかげで朝方はひんやりとした気持ちの良い環境となります。
朝は、ドライブインのモーニングセットをいただきます。コーヒー代だけでトーストが付いてくるという、昭和ながらのサービスが嬉しいポイントです。こうした丁寧なおもてなしが、ドライブイン車中泊の価値を高めているのです。
ドライブイン車中泊の3つの絶対ルール。これを破ると施設が消える
ルール1必ずお店の人に一声かける
ドライブイン車中泊で最も大切なことは、「許可を得る」ことです。勝手に駐車して寝てしまう、そんなことは絶対にしてはいけません。必ず19時までにお店に入り、食事をした上で「少し車中泊させていただいても良いですか?」と丁寧に尋ねましょう。
この一言の有無で、ドライブイン車中泊の成否が決まります。オーナーが「いいですよ」と言ってくれれば、安心して車中泊ができます。一方、「申し訳ないですが…」と断られることもあります。その場合は素直に受け入れ、他の施設を探しましょう。
ルール2お店への貢献を忘れずに
ドライブイン車中泊の場所代は、基本的に無料です。しかし、それはあくまでオーナーの厚意の上で成り立っています。場所代を払わないからこそ、別の形での「感謝の気持ち」を表現することが重要です。
- 夕食を必ずいただく(コロッケ定食やカツ丼など、人気メニューを選ぶ)
- 朝のモーニングセットで、再度貢献する
- 地元の野菜やジャーキーなど、販売されている商品を購入する
- 次の旅で、このドライブインのことを誰かに勧める
こうした形での「恩返し」が、ドライブイン車中泊の文化を支えているのです。
ルール324時間利用可能なトイレと衛生面の配慮
ドライブインオアシスの場合、お店の横にある自動販売機コーナーのトイレは24時間開放されています。設備は古いですが、清潔に保たれており、快適に利用できます。
車中泊中に必要な用を足せる環境が整っているかどうかは、施設選びの重要なポイントです。トイレがない、または夜間利用ができないドライブインでの車中泊は避けるべきです。
全国のドライブイン車中泊穴場スポット。山口「ドライブインみちしお」の実体験
貝汁で有名な山口の名物ドライブイン
ドライブインでの車中泊スポットとして、もう一つ注目すべき施設があります。山口県埴生にある「ドライブインみちしお」です。こちらは、単なるドライブインではなく、「RVパークみちしお」として、正式に車中泊施設化しているという興味深いケースです。
RVパークみちしおは、ドライブインの駐車場とは別の敷地に位置し、門で仕切られているため、利用者以外の立ち入りが制限されており、安心に過ごせます。女性一人でも安心できる環境が整っています。
充実した設備と温泉サービス
トイレや洗い場の設備が整い、キャンピングカー用のダンプステーションも完備されています。各区画は仕切られており、2台分のスペースが確保されているため、プライベート感もあります。焚火は可能ですが、直火は禁止されており、焚火シートと焚火台の使用が必要となります。
宿泊料金は1泊3,800円(電源代込み)で、温泉(サウナ付き)1回券がついてきます。食事は朝7:00~深夜1:00まで可能で、お酒も楽しめます。これは、ドライブインが正式な車中泊施設へ進化した例として、非常に参考になります。
騒音対策と過ごし方のコツ
RVパークみちしおは、駐車場に大型トラックが夜間もアイドリングしているため、騒音が気になることがあります。特に1~5番の区画は騒音が大きいため、静かに過ごしたい場合は8~12番の区画を選ぶのが賢明です。
週末は混雑するため、のんびり過ごすよりも観光→食事→車中泊の流れで楽しむのがおすすめです。近くには直売所「花と海」があり、野菜や鮮魚、パンなど、新鮮な食材が豊富に揃っています。
2026年最新情報!RVパーク500施設を突破。ドライブイン車中泊との選択肢
2025年1月16日時点で、日本RV協会認定のRVパークは全国501施設に到達しました。2012年の設置開始以来、わずか13年で500施設を超えるという驚異的な成長です。
この背景には、車中泊ブームの急速な拡大、コロナ禍によるアウトドア需要の増加、そして安心・快適な施設への需要の高まりがあります。
RVパークとドライブイン車中泊。どちらを選ぶべき?
RVパークとドライブイン車中泊は、全く異なる価値観で選択されるべき施設です。
- RVパークを選ぶべき場合安心と快適さを最優先したい、施設の充実度が重要、女性一人での車中泊、大型キャンピングカーの利用
- ドライブイン車中泊を選ぶべき場合昭和の香りを感じたい、人とのつながりを大切にしたい、コストを抑えたい、穴場スポットで秘密の場所に泊まりたい、映画ロケ地を巡りたい
道の駅との違いを理解する。車中泊のルール、宿泊目的vs仮眠の曖昧さ
国交省の見解と「グレーゾーン」の実態
実は、道の駅での車中泊については、国土交通省が2021年に見解を示しています。その内容は「宿泊目的での利用はご遠慮いただいています。ただし、仮眠していただくことはかまいません」というものです。
この表現の曖昧さが、全国で議論を呼んでいます。何が「仮眠」で、何が「宿泊」なのか。明確な時間基準がなく、あいまいなままになっているのです。
実際には、深夜に道の駅に到着した旅人が、朝まで眠るという行為は「仮眠」とも「宿泊」とも解釈できます。この定義の不明確さが原因で、道の駅によっては明確に車中泊を禁止する看板を掲げるようになった背景があります。
トラベル系とアウトドア系。2つの車中泊の違い
実は、車中泊には2つの流儀があります。
トラベル系車中泊は、温泉めぐりなどのクルマ旅から派生したもので、キャンプ行為は行いません。昼間は観光地を巡り、夜間は道の駅やドライブインで仮眠する、というスタイルです。
アウトドア系車中泊は、釣り・カヌー・スキーといったアウトドアやフィールドスポーツを楽しむための宿泊手段として親しまれてきたもので、キャンプ行為も行います。テントやサンシェードの設営、焚き火などが伴います。
この区別が明確になれば、「トラベル系車中泊は道路休憩施設(道の駅・ドライブイン)、アウトドア系車中泊はキャンプ場やRVパーク」という棲み分けが可能になります。しかし、国の定義が曖昧なため、現在でも多くの誤解が生まれています。
ドライブイン車中泊を選んだら知っておくべき安全性とプライバシー対策
防犯対策の重要性
ドライブイン車中泊に限らず、すべての車中泊には防犯対策が不可欠です。夜間に駐車した車は、ガラスを割って侵入しようとしたり、特殊なロック解除ツールでドアを開けようとする人がいる可能性もあります。
- 必ずドアロックを確認する
- 貴重品は車内に放置しない
- スマートフォンやノートパソコンなど、盗難対象になりやすい物は持ち込まない
- 窓にはカーテンやサンシェードで目隠しをする
エコノミー症候群の予防
長時間、同じ姿勢で寝ていると、血栓ができてエコノミー症候群を誘発する可能性があります。特に、軽自動車のような限定スペースでの車中泊の場合、注意が必要です。
定期的に体制を変える、朝は必ず散歩する、ストレッチを心がけるなど、血流を意識した過ごし方を心がけましょう。
最新情報を確認してから、追加コンテンツを作成します。十分な情報が揃いました。追加コンテンツを作成します。
ドライブイン車中泊で初心者が陥る落とし穴5選。実際の事例と対策法を全公開

車中泊のイメージ
落とし穴1営業時間の勘違いで到着時に閉まっていた
初心者が最も陥りやすい落とし穴が、「ドライブイン=24時間営業」という勘違いです。実は、全国のドライブインの営業時間は施設によって大きく異なります。
兵庫県の「ドライブインオアシス」は9:00~19:00という限定営業です。もし深夜に到着すれば、当然のことながら食事をすることができません。こうなると、車中泊の許可を得る前提条件が破綻してしまいます。
一方、山口県の「ドライブインみちしお」は7:00~翌1:00までという長時間営業で、食べログの二本松バイパスドライブインは24時間営業(月曜深夜0時から朝6時の6時間のみ休止)という珍しい営業体制です。
事前に営業時間を確認することは、ドライブイン車中泊の成功を左右する最重要ファクターです。Googleマップで施設を検索し、「営業時間」や「定休日」をしっかり確認してから訪問しましょう。電話番号が表示されていれば、事前に「本日営業していますか?」と確認する親切さが、トラブルを防ぎます。
落とし穴2食堂がやっていても食べたいメニューが売り切れ
ドライブインの飲食店は、昼間のピークを過ぎると、メニューによって品切れが発生することがあります。特に土日や連休は、人気メニューが早期に売り切れることは珍しくありません。
実際に、食べログで「二本松バイパスドライブイン」のレビューを見ると、日曜日の夜間到着時には「メニュー品切だらけ」という報告があります。この場合、選べるメニューが限定されることになり、食事を通じたオーナーへの貢献度が下がってしまいます。
対策としては、事前にドライブインのメニュー構成を調べ、売切れが多い時間帯を避けることです。また、メニュー表に「本日の推奨メニュー」などが記載されていれば、それを注文することで、オーナーも在庫管理がしやすくなります。「この時間帯ならこのメニューが確実にある」という情報を、SNSで共有している車中泊ユーザーもいるので、参考にするのも一つの方法です。
落とし穴3深夜到着時のプロトコル(手順)を知らずに大失敗
ドライブインオアシスの実体験で記載した通り、19時を過ぎて到着した場合の対応方法を理解していない初心者は多いです。
正しい手順は
- 駐車させてもらう(まずは許可を得ることが最優先)
- 翌朝、お店が開く時刻に到着している
- モーニングセットなどで食事をいただく
- その時点で「昨晩はお世話になりました」と丁寧に挨拶
- チェックアウト時に、また来たいという気持ちを伝える
しかし、初心者の中には「営業時間外だから勝手に駐車していい」と勘違いする人もいます。これは完全なマナー違反であり、そのドライブインが二度と車中泊客を受け付けなくなる原因となります。
夜間到着の場合は、まず駐車に許可をもらいに、お店の人を探してください。誰もいなければ、その駐車場での車中泊は避けるべき判断です。
落とし穴4トイレの位置・仕様を確認せず、朝ぞわぞわしながら過ごす
ドライブイン車中泊で快適に眠るためには、トイレの場所を事前に確認することが重要です。ドライブインオアシスの場合、トイレはお店の横の自動販売機コーナーにあり、24時間利用可能です。しかし、すべてのドライブインがこのような環境を整えているとは限りません。
実際に、トイレが建物の裏側にあって暗い、トイレットペーパーが不足している、便座が冷たい(冬場)、という状況は車中泊初心者にとって精神的な負担になります。
事前にSNSで「トイレの場所はどこか」「24時間利用可能か」「女性でも安心か」といった情報を調べておくことで、当日の不安が大きく軽減されます。
落とし穴5朝の出発時刻を逃して、オーナーに迷惑をかけてしまう
ドライブイン車中泊は、本来、短時間の仮眠を想定している場合がほとんどです。朝、いつまでも駐車場に留まっていることは、次のお客さんが来た場合に邪魔になる可能性があります。
理想的な流れは夜間到着→モーニング利用→朝の営業時間に食事を済ませる→お礼を言って出発という、最短で2時間程度のコース設計です。
長時間の滞在が必要な場合は、素直にRVパークを選ぶべきです。ドライブイン車中泊は、あくまで「仮眠」という位置付けを忘れずに。
ドライブインが「絶滅寸前」の理由。2026年にあなたが訪問すべき理由
全国200施設まで減少。高速道路開通の影響
YouTubeでドライブイン文化を発信する越野弘之氏によると、現在、全国で営業しているドライブインの数は約200施設にまで減少しているとのことです。これは、1960~1980年代の全盛期と比べて、劇的な減少です。
その主な原因は、高速道路の開通です。国道を利用していたドライバーが、高速道路を使うようになると、国道沿いのドライブインの利用客は激減します。さらに、高速道路上のサービスエリアやパーキングエリアが整備されると、わざわざドライブインに立ち寄る必要がなくなってしまいます。
これは、交通インフラの発展が、かつての「旅の文化」を奪ってしまった歴史です。
生き残るドライブインの条件。「立地の悪さ」が逆に強み
一見、矛盾していますが、「立地が悪い場所にあるドライブイン」こそが、今も営業を続けている傾向があります。
- 都市と都市の中間地点にある峠道のドライブイン
- 海岸線の観光道路沿いのドライブイン
- 工場や倉庫地帯周辺の産業道路沿いのドライブイン
- 海の家や温泉街への出入り口にあるドライブイン
これらの場所は、一見「商売的なうまみがない」と思われますが、実は「飲食店がなくては困る場所」なのです。大手チェーン店が進出できない立地だからこそ、個人経営のドライブインが存続できているのです。
2026年時点で、あなたが訪れるべきドライブインの多くは、こうした「秘境的な立地」にあります。映画『ルート29』のロケ地「ドライブインオアシス」が兵庫県の山奥にあるのも、このパターンです。
後継者問題。オーナーの高齢化が招く現実
越野氏の言葉の中で、最も深刻なのが「ドライブインは店主の高齢化により、いずれは消失してしまう可能性が高い」という指摘です。
実例として、岐阜県の「仙岩峠の茶屋」は、2016年に店主が病気療養の末に亡くなり、閉店が危ぶまれました。しかし、役員と店員が再集結し、再オープンを果たしたという奇跡的なケースがあります。
一方、長野県の「かに太郎」という店は、メニューがかにめし一種類のみ、ワンコイン500円という驚異的な値段設定で営業を続けていますが、開店から閉店まで店主一人で切り盛りしている状況です。こうした店の存続は、本当に危機一髪の状態にあるのです。
つまり、2026年のドライブイン車中泊は、「消える前に経験すべき文化体験」なのです。
ドライブイン車中泊vs RVパーク vs 道の駅。本当に自分に合った選択をするための判断軸
「人との出会い」を価値と見なすかどうか
ドライブイン車中泊、RVパーク、道の駅の3つを比較する際の最大のポイントは、「人間関係を重視するかどうか」です。
ドライブイン車中泊は、オーナーとの会話があります。朝食時に「どこから来たの?」「次はどこに行くの?」といった雑談が生まれます。これは、旅における最高の思い出になる可能性があります。
一方、RVパークは施設が充実していますが、管理人との直接的な関係性は限定的です。道の駅は、ほぼ人間関係がありません。
もし、あなたが「旅を通じて人とのつながりを重視する」タイプであれば、ドライブイン車中泊は絶対に価値があります。逆に「安心・快適・効率」を最優先するなら、RVパークの選択が正解です。
料金だけでは比較できない「本当のコスト」
一見、ドライブイン車中泊(食事代のみ、駐車場無料)が最も安いように思えます。しかし、本当のコストを計算してみましょう。
ドライブイン車中泊の場合、夕食1,500~2,000円+朝食800円=2,300~2,800円(施設利用料無料)です。
RVパークの場合、施設利用料3,500~5,000円です。
一見、RVパークの方が高く見えます。しかし、RVパークには電源、トイレ、シャワーといった設備が完備されており、その上、24時間の安心・快適性を享受できます。これは、実は非常にコスパが良い選択です。
さらに、ドライブイン車中泊を失敗して別の場所に移動しなければならなくなった場合、余計なガソリン代がかかります。初心者であればあるほど、安心・確実なRVパークの方が、結果的には「安い」選択になる可能性があります。
季節・時期による使い分け戦略
理想的な旅人は、季節や状況に応じて、3つの施設を使い分けます。
ドライブイン車中泊を選ぶべき季節春(桜の季節)、秋(紅葉の季節)。人間関係を重視したい気分の時期。映画ロケ地を巡る旅。
RVパークを選ぶべき季節冬(防寒設備が充実している必要がある)、初夏(虫が多い季節は設備の充実が必須)。女性の一人旅。家族での旅。
道の駅を選ぶべき場面夜遅い到着で、翌朝早期出発する場合。複数の駅を巡る急ぎの旅。
ドライブイン女性一人旅の現実。安全性とコミュニケーションのバランス
女性が陥りやすい「信頼しすぎ」のリスク
ドライブインでの車中泊は、オーナーとの信頼関係が基本です。しかし、女性の一人旅の場合、この信頼が「安全の落とし穴」になる可能性があることを認識すべきです。
最初のアプローチから「この人は信頼できる」と判断しても、深夜の駐車場での安全性は完全には保障されません。特に、駐車場が人気のない場所にある場合、女性の一人旅は注意が必要です。
実際に、山口県の「ドライブインみちしお」のRVパークが「女性一人でも安心」とされている理由は、門で仕切られており、利用者以外の立ち入りが制限されている設計だからです。ドライブイン車中泊を選ぶ際は、駐車場の環境(照明の有無、周囲の状況、人通りの多さ)を事前に確認することが重要です。
オーナーへの丁寧なコミュニケーションが安全を高める
女性の一人旅の場合、到着時と朝の出発時に、オーナーに自分の存在を意識させることが、実は最高の防犯対策になります。
「本当にありがとうございます。朝は7時に出発する予定です」という一言が、オーナーの心の中に「この人のことを守ろう」という意識を生みます。結果として、その夜間、周囲の人たちが無意識に「あそこに女性が泊まっている」という認識を持つようになり、安全性が高まるのです。
ドライブイン車中泊を計画する際の最強チェックリスト
以下のチェックリストを参考に、事前準備を徹底してください。
- 目的地のドライブインの営業時間を確認(できれば電話で事前確認)
- 営業メニューを調べ、その時間帯に希望の料理が提供されているか確認
- トイレの位置・仕様を確認(24時間利用可能か、照明があるか)
- 駐車場のスペースを確認(自分の車が停められるか、段差はないか)
- 駐車場の照明・安全性を確認(SNSの写真や動画で視認)
- 近くに入浴施設があるか確認(朝のシャワーが必要な場合)
- 定休日を確認(月曜定休のドライブインが多い)
- 到着予定時刻を営業時間内に設定
- トイレットペーパーやティッシュ、手指消毒液を車に積んでおく
- オーナーへの挨拶の言葉を事前に準備しておく
ドライブインの歴史と昭和レトロ文化。なぜ今、あえてドライブインを選ぶのか
ドライブインが生まれた時代背景
ドライブインは、1960年代から1970年代にかけて、日本の高度経済成長期に爆発的に増加した施設です。当時は、高速道路が整備される前の時代。国道が主要な移動手段であり、長距離ドライブは「疲労困憊の体験」でした。
その疲労を癒やすために、国道沿いに次々とドライブインが建設されました。それらは、単なる「食事をする場所」ではなく、「第二の家」としての機能を持っていたのです。トイレ、食事、時には入浴、そして仮眠。すべてが一つの建物に詰まっていました。
昭和レトロの価値観が2026年に再評価される理由
2026年の現在、デジタル化が進み、スマートフォンが生活の中心になっています。一方で、若い世代を中心に「アナログな体験」「人間らしい交流」を求める動きが高まっています。
ドライブイン車中泊は、その流れの中で「失われた日本文化を取り戻す経験」として再評価されつつあります。映画『ルート29』が2024年に劇場公開され、映画館に足を運ぶ人が増えたのも、こうした背景があるからです。
つまり、ドライブイン車中泊は、単なる「宿泊手段」ではなく、「日本の旅文化の歴史を体験する学習プログラム」なのです。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまでの内容を踏まえて、本当のことを言うと、初心者がドライブイン車中泊に挑戦するなら、最初の1回はRVパークで「車中泊の基本」を学ぶべきだと思います。
なぜなら、ドライブイン車中泊は確実に素晴らしい体験なのですが、初回から完璧に対応するのは難しいからです。営業時間の計算ミス、トイレの戸惑い、朝の出発時刻の判断……こうした「車中泊の基本的なマナー」は、設備が整ったRVパークで学ぶ方が効率的です。
その上で、2回目以降に「本当のドライブイン体験」に挑戦すれば、確実に成功します。ドライブインのオーナーも「この人は車中泊の文化を理解している」という信頼を感じ、より温かいおもてなしをしてくれるようになります。
さらに、全国で約200施設しか残っていないドライブインは、確実に減少していく運命にあります。だからこそ、本当に訪問したいドライブインは、「そのドライブインが消える前に、必ず訪問する」という覚悟を持つべきです。
ドライブインオアシスやドライブインみちしおのような「映画化される」「メディアで取り上げられる」施設であれば、当面は営業継続の可能性が高いです。一方、無名の小さなドライブインは、いつ閉店してもおかしくない状況にあります。
だからこそ、ドライブイン車中泊は「いつかではなく、今やるべき経験」なのです。SNSで「〇〇ドライブイン、素敵だった」という投稿を見かけたら、そのドライブインは今後もしばらく営業する可能性が高い。そこをターゲットに、2026年のうちに一度は訪れてみてください。
あなたの車中泊人生が、単なる「寝泊まりの効率化」ではなく、「日本の昭和文化との出会いを通じた自己発見の旅」に変わるはずです。
よくある質問
ドライブインでの車中泊は違法ですか?
ドライブインでの車中泊は違法ではありません。ただし、オーナーの許可を得ることが絶対条件です。無断で駐車することは、不法侵入と見なされる可能性があるため、絶対に避けてください。
ドライブインを見つけるにはどうしたらいいですか?
国道沿いにドライブインを探す場合、Googleマップで「ドライブイン」と検索するのが基本です。また、SNSで「ドライブイン車中泊」と検索すれば、実際に利用した人の情報が見つかることもあります。映画『ルート29』のロケ地巡りのように、特定の地域を車中泊で旅する際には、ガイドブックやWEBサイトでロケ地情報を事前に調べるのも効果的です。
RVパークとドライブインの車中泊、費用はどちらが安い?
ドライブインは基本的に場所代が無料で、食事代のみかかります。一方、RVパークは1泊3,000~5,000円程度かかります。費用を最優先するのであれば、ドライブインの方が安いです。ただし、安心・快適さを求めるのであれば、RVパークへの投資は十分な価値があります。
冬場のドライブイン車中泊は快適ですか?
冬場の車中泊は、防寒対策が必須です。車内の温度は外気温とほぼ同じになるため、適切な寝具(厚めの布団、冬用シュラフ)の準備が重要です。エンジンをかけたままでの暖房は、一酸化炭素中毒の危険があるため、絶対に避けるべきです。
まとめ
ドライブイン車中泊は、単なる「寝泊まりの手段」ではありません。それは昭和の香りを感じながら、知らない人との素晴らしい出会いを経験できる、かけがえのない文化なのです。
2026年の今、全国のRVパークが500施設を超え、安心・快適な車中泊の選択肢が増えている一方で、ドライブインというアナログで温かい施設の価値は、むしろ高まっています。
映画『ルート29』のロケ地となった「ドライブインオアシス」や、RVパーク化した「ドライブインみちしお」のように、個性的で温かいドライブインはまだまだ全国に眠っています。感謝の気持ちを忘れず、マナーを守れば、この素晴らしい文化は未来へと繋がっていくのです。
あなたの次の車中泊は、一度ドライブインに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?そこには、ホテルでは決して得られない、心温まる体験が待っているはずです。


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